ふてめするほど話したい。この番組は、システム開発25年の株式会社プラムザが、赤坂より開発現場の今と本音をざっくばらんに話していこうという番組になります。進行は辰巳、辰巳だと。
はい、島田さんは今日山登りでお休み中で、私辰巳がおります。
今回は珍しいと言っていいんですかね、ゲスト回になりまして、行政書士の先生さんを呼んで助成金補助金のことを聞いていこうという回になりますが、最近やっぱり案件が増えてますよね、補助金助成金の。
やっぱりリードを取るときに助成金補助金使えますかとか、検討してますっていうことをすごい聞かれることは、前から多かったんですけど、
全然ちゃんと対応してなかったと言いますか、本腰入れてやろうっていうふうに思ったのが結構最近ですよね。
それであれですよね、去年からコンサルとか手続きを一通りお願いしている先生に今日お越しいただくっていう形ですよね。
はい、いろいろ面白そうなお話が聞けそうな気がしておりますので、ちょっとハードル上がっちゃった、ごめんなさい。
そうですね、ちょっと素人目線で質問が多いかもしれないんですが、先生にお許しいただいて、ポッドキャストの収録を進めていきたいと思います。
今回のタイトルなんですが、うちのシステムでも補助金をもらえるような行政書士の先生に聞いてみようというところで、
ゲストの行政書士事務所Forma、行政書士の五味修先生です。よろしくお願いします。
はい、行政書士の五味と申します。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。早速なんですが、五味先生の自己紹介をいただいてもよろしいでしょうか。
はい、行政書士に登録したのは3年前の夏でございまして、それと前後して、私もともと観光庁に所属していたものですから、
そこの時の経験を生かして、いろんな補助金の活用や、あと創業融資なんかの制度の相談に対応させていただいております。
おかげさまで採択実績もそれなりに積み上げさせてもらっておりまして、
行政書士としてその補助金の仕事だとか、あと観光庁に至ってことで観光庁への書類の提出、これは行政書士の本来の仕事なんですけど、
最近はやっぱり相続とか成年後見とか、あと障害者の障害のあるお子さん向けの学習塾なんかも兼業でしていたりしますので、
そちらのほうの関係でいろいろ身近な生活のこととかの相談に乗らせていただいているというような感じで今活動しているものでございます。
なるほど、ありがとうございます。個別の学習塾の話もちょっと個人的に気になるところなんですが、
ちょっと今回は補助金、助成金についてお伺いさせていただければと思います。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
早速なんですが、個人的にもずっと気になっていることがありまして、事前に聞いたらちょっとややこしそうなところもあるんですが、
補助金と助成金ってどう違うんだろうというのをちょっと先生からお伺いしたいなと思っているんですが、よろしいでしょうか。
はい、補助金と助成金、これはとてもややこしい話で、結果的には返さなくていいお金がもらえるという話になるんですけれども、
補助金の方はいろいろ募集の要項といってルールがあるんですけど、そのルールに従っていろいろ計画書とか書類を集めて提出しますと。
提出した後に審査を受けますと、これ本当にお金を渡すべき事業なのかどうなのかという審査を受けて、審査に合格した人たちがお金がもらえるという制度になっているのが補助金というものになります。
助成金というのは書類を整えるというところまでは一緒なんですけど、基本的には原則としては書類が整ってルールに合っていれば無条件にもらえるというのが助成金というものになります。
ただ、それを運用する都道府県とか国とかの事業所というんですかね、セクションによって言葉の使い方がいろいろ工夫されているところもあるので、
本来は補助金的な要素なんだけど助成金と言っているものもあるし、本来は助成金的要素なんだけど補助金と言っているものもあるので、
ちょっとなかなか一概にスパンと、これはこうです、あれはああですって言えないんですけど、一応審査があって不合格となってせっかく準備したのにもらえない可能性があるというのがざっくり補助金というふうな感じ。
あとそれ以外が助成金みたいな形で覚えておいていただくと、だいたい合ってるかなっていう感じですね。
なるほどありがとうございます。特にこの辺がごちゃごちゃになっているってところなんですね。
そうですね。
じゃあちょっと僕からも切り出しというところで、特にコロナの時期っていろんな助成金が多分あったかなというふうに記憶していて、それこそ補助金ではないなというふうに認識していて、
例えば飲食店なんかも営業しなかった助成金、言い方を選ばず言うと結構無作為に申請したらもうじゃんじゃが通っちゃって、
それを不正利用する方も増えてみたいなことがあったなっていうのを記憶にまだ新しいなという印象でしたね。
そうですね。あれはまさに助成金というもので、ルールがあってそれに基づいて書類が整っていればとりあえずお金がもらえると。
ルールに基づいた書類が、要は後でお金返せって言われてるのはルールに基づいて整えた書類が嘘だったっていう話が後でバレたっていうところですね。
いろいろ書類を突き詰めていくと矛盾が必ず発生してくるっていうところでバレちゃったってところでお金返せというような形で、今弁護士とかも各省庁弁護士雇ってそういった仕事をしてますので。
助成金の取り返し的なことですか?
そう、私だけはバレないだろうというのは絶対にないということはよく肝に召した方がいいかなと思います。
聞いてますか?
コロナでいっぱい通ったのは助成金だったということで、書類が整っていれば通りやすかったというところで、それが助成金というところで、審査があるのが補助金というところですかね。
そうですね。応募しようと思ってルールブックを見たら、あれみたいなことになりますね。
なるほど。ありがとうございます。
質問させていただきたいんですけど、そういったいろんな補助金を使い分けてお客様に補助をサポートされてると思うんですけど、
具体的にどういうところが難しかったりだとか、逆に補助金を通すためのポイントみたいなのってあったりするもんですかね。
要項、非常に小さな字で非常に細かくて、私も読むだけで頭が痛くなるようなものなんですけれども、
実はこの中に答えが書いてあるんですね。
採点のポイントとか、計画書にはこういうことを書いてくださいというふうに書いてあるので、それをまず漏れなく書くことですね。
これが最大のポイントかと思います。
結構シンプルだけれども、それを実行するのが難しそうな印象かもしれないですね。
そうですね。そこがやっぱり専門家がいるゆえなのかなというふうになります。
やっぱり説明書きも複雑、難解な言い回しをしていたりだとか。
そうですね。よく横文字って言うと年がバレるんですけど、
割と若い方々、二、三十代の方々多いのは、
経営用語ですね、MBAとかで出てくるような経営用語をバンバン使って、
どうだ俺すげえだろうみたいな感じの文章を書かれる方結構いらっしゃるんですけど、
読む人に、やっぱり言葉って必ず相手に伝えるためのものなので、
相手に伝わらなきゃ何言ったって意味がないっていうところは、
ちょっと一つポイントとして考えておくべきかなと思います。
要はいわゆる共通言語で伝えましょうねっていう感じですね。
そうですね。相手、読み手が誰かっていうことを考えるべきかなと思います。
ましてや相手はお国なわけですから、そこに意識したアプローチが必要ですね。
そうですね。国ですけども、実際にはいろんな…
最近要項にはっきり書いてありますけど、外部有識者っていうふうに書いてあって、
こういったビジネスのことに関しての外部有識者っていうのは、
間違いなく中小企業診断士の方々ですので、
そういった方々がおそらく国から委託を受けて、
国内市は国から委託を受けたこの事務局ですね、補助金の事務局の団体から委託を受けて、
採点業務をするということになります。審査業務をするということになるので、
そういった方々に通ずる言葉というのが一つキーポイントにはなるのかなと思います。
いや、これはとても有益な情報な気がします。無料聞いていいのかちょっと分からないですけど。
まあまあ、専門家の方々なら絶対心得てる話じゃなかろうかと思います。
ありがとうございます。補助金、助成金を獲得するポイント、
要項等をよく確認するということになるかと思うんですが、
何が必要なのかというのも、基本的にはその要項次第というところになるんですかね。
そうですね。
基本的にはここは絶対出てくるなとか、抑えるべきみたいなところってあるんですか。
まず間違いなく、何のためにお金を使いたいのかという事業計画ですね。
これがまず絶対ですね。
あとは応募者が何者なのかということを示す、
例えば会社の登記の書類ですとか、あと決算書、
あと税金の確定申告書ですね。
法人ならば、個人でも一緒ですけど、確定申告書、
税金をきちんと払ってますよっていうことを証明する。
この辺が大体どの補助金も共通するものになりますね。
なるほど。ありがとうございます。
そうするとやっぱり単純に手続き代行お願いしますってなったとしても、
ある程度クライアントさんにも動いてもらわないと、
ちゃんとしたものはなかなかできないから、
いったものは揃えてほしいみたいなところになってくるんですかね。
そうですね。なかなかそこがね、もう任せたから安心だとしても、
はてまて、まだ何もしてないのに補助金もらった気でいらっしゃる方々も結構いらっしゃるもんで、
もうあいつに頼んだらもうもらったぜみたいな感じの方も結構いらっしゃるんでね、
そこはいかに一緒に進んでいくんですよというところを盛り立てていくかというのが、
いつも私悩ましいなと思っているところではあるんですけど。
めっちゃよくわかります。クライアントワークに通ずるものは同じなのかっていう。
これは特に他にも出すものいっぱいあると思うんですけど、
事業計画のことに関しても五味先生からアドバイスとかあるんですか。
ここはこれ入れといた方が良いと思いますみたいなところとか。
先ほどのポイントというところで公募要領をよく読みましょうという話を差し上げましたけど、
まさにそれですね。事業計画に何を書かなきゃいけないのかっていうのが公募要領に書いてあるので、
なるほど。
少なくともそれは抜け漏れなく書き込むというところが必要になるのかなと思います。
なるほど。ありがとうございます。
五味先生の中で今この補助金面白いとか助成金に着目しているみたいなものがあったらちょっとお伺いしてみたいですね。
そうですね。システム絡みで言ったら間違いなくIT補助金かなと思います。
ある程度やっぱりシステム作るのも以前は国の補助制度の事務局というんですかね。
国の方もよくわからないからとりあえずすごそうな計画書が出てきたら何でもお金を出しちゃえというようなところはあったんですけど、
最近はやっぱりみんなシステムとは何ぞやというのがわかりやすい解説本も出てきましたし、
プラムザさんたちのようにポッドキャストやブログで解説されているところもあって、
みんな少なからずアウトラインは勉強されているので公害の金額の計画書とか出てきたらまず間違いなく跳ねられるというところですね。
昔それこそ20年ぐらい前30年ぐらい前は一つシステム作ると億かかるみたいな、億単位でかかるとか、
ビジネスの上流から下流まで全部完結させる業務システムだったら億かかるみたいな話がありましたけど、
今は全然そんなことないし、全部にシステム突っ込む必要はないっていう考え方もあるわけで、
そうなると数百万でもものすごく業務効率の上がるシステムの導入ってできるよねとなってくると。
そこら辺でIT導入補助金ってうまくできてる補助金でして、
どこの機能に着目してシステムを導入するかによって金額が変わってくるというんですかね、上限額が変わると。
きちんとそこら辺のうちにとってこうやって効率化させて収益性を高めるんだって説明できればほぼもらえるというような形の補助金になっているので、
IT導入補助金っていうのはシステム導入にあたっては活用のしがいがある補助金なのかなというふうに思っています。
ありがとうございます。確かにこのIT導入補助金はカスタマイズっていうんですかね、特定の機能のところ部分のみっていうところで、
自由計画が多分、計画書がある程度クオリティが必然的に高くなりそうな気がしますよね。
ここの部分でこんな風に改善できるのでっていうところで、確かに通れば確実にもらえるってところもなかなか面白そうな補助金だなと思いましたね。
ありがとうございます。
辰巳さんどうです?気になるところとかあります?
あとなんかチラッと以前五味先生の方からお話があって、これが今日同じ内容なのかちょっと分かってないんですけど、
結構補助金厚いよとは言われていつつも、審査のハードルが厳しくなっちゃったようだとか、予算が割り振られるなんでしょうね、総量が減っちゃうようとか、そういう業界動向的なのってどうでしたかね。
そうですね、やっぱりコロナ、何といつの時代と比較するかっていうのが一つポイントになるんですけれども、やっぱりコロナで補助金というか財政支出という言い方をするんですけれども、国からたくさん投資をするという、民業に対して投資をするというのがコロナ期はすごく増えたので、その頃と比べるとやっぱりガクンと減っているというのが一つありますので、
補助金の募集回数も減っちゃってますし、総額も減っているというところにはなります。ただこれはコロナ禍前とほぼ同じ水準に戻ってますので、そういう意味では通常期というか、そういった形で進んでるかなと思います。
ある意味適正化されたというか。