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どうも、田代ゆうとです。今回17本目ですね。 今回も聞いていただいてありがとうございます。
今回はですね、私は理学療法士とアスレティックトレーナーという資格を持っているんですが、
今は人だけでなくて、動物に関わる仕事もさせてもらっているんですね。 主には今、馬に関わらせてもらっているんですけれども、
やっぱり直接同業者の人に会ったりとか、全然異業種の方でも、
馬に関わる仕事とかできるんですか?というか、動物に関わる仕事ってどういう感じなんですか?みたいなことをやっぱり聞かれることが多くてですね。
自分の今までの経験とかやってきたことと、動物に関わる仕事というか、医療の世界というか、そういうところについてちょっとお話をしようかなと思っております。
私の場合はですね、もともとスポーツ選手に関わるような仕事をさせてもらってたんですけれども、
よく関わるスポーツで腰痛が多かったんですよね。腰の痛みなんですけど、それをどうにかいい治療法がないかというので、大学院で研究をしていたんですね。
そこで研究で用いていた治療機器というか、簡単に言うと電気を流して体を温めるような機械なんですけど、
その機械はアスリートとか一般の方でも使われていたんですが、大学院で研究している途中でですね、ちょうど動物用のものが普及し始めたんですよね。
それが特に馬に対してなんですけど。
自分の場合は大学院の間にですね、競馬のジョッキーの滝豊さんプロデュースのジムというのが京都にありまして、
そこの初期メンバーというかオープニングの段階から関わってお仕事をさせてもらっていて、そちらではアスリートとか一般の方のコンディショニングを基本的にはさせてもらっていたんですけど、
その機械の研究をしているというのと、やっぱり周りのところですね、競馬関係とか競争馬とか馬に関わる関係の方がおられて、
一人の馬主さんがその機械を買われたんですよね。馬に対してコンディショニングするためのいい機械というのが出たよというところで。
そこで誰かできませんかねというか、そういう話があって、自分が手を挙げたという感じなんですけど。
何でそのことかというと、結構偶然のきっかけなんですよね。
もともと自分の専門職である理学療法士とかアスレティックトレーナーというのは、基本的に人のスポーツとか障害のある方とかの対応するような勉強をしてきているので、
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動物というのは完全な専門内ではないんですよね。でも、物理療法という治療の機械の知識はあったので、何かできるかなというのでやり始めた形なんですけど、
やっぱり関わっていくと、馬というのは特に脊椎動物という国でまた哺乳類なので、人間とすごく近くてですね。骨の構造であったりとか、筋肉とか人体の付き方とか、人間でいうと雑食だったり、馬でいうと草食動物だったり、食べているものは違ったりするんですけど、
やっぱり内臓の構造とかですね、その辺もすごい見ていてですね。また、馬で競争馬というと走る、スピードを競っているような競技になるので、人間でいうと陸上選手みたいな形で、その運動に伴って起きる怪我とか故障みたいなものもよく調べていくとすごく近くてですね。
これはしっかり勉強していけば、自分の専門性が活かした仕事ができるようになりそうだなというのを関わり始めて思ってきたんですね。
今ではもう4、5年くらいの関わりになるので、現場の牧場だったり、獣医さんとか、少しずつ繋がりが出てきてですね、お話しする機会もあったりして、ちょっとずつ認知され始めたかなという感じなんですけど、
その馬の、馬というか動物の医療の世界ですね。この辺をちょっとお話ししようかなと思うんですけども、基本的に動物の医療というと獣医師さんが一番メインですよね。
人間の医療と動物の医療での違いというのは、人間はお医者さん、医師の方がいて、看護師とか自分のような理学療法士とか、他にもいろいろ医療の専門職があるんですけど、厚生労働省の認可で国家資格というのがたくさんあるんですよね。
ただ、動物の医療を見たときに、獣医師さんというのは農林水産省の認可だったと思うんですよね。農林水産省の認可の国家資格としては基本的に獣医師だけなんですよね。
人間のような看護師とかリハビリに関わるところは国家資格化されていないわけなんですよ。動物看護師みたいな形で民間の協会で養成している機関とかはあるんですけど、そちらも国家資格化はされていないという形なんですよね。
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また競争場の世界で言うと、医療で言えばトップは獣医師さんもちろん、そこから牧場というカテゴリーとかトレーニングセンターというカテゴリーがあって、そのトレーニングセンターというところで主に聴教師さんとか聴教助手さん、救務員という方がレースで勝てるように競争場を聴教するというかですね、トレーニングをしたりしているわけなんですが、
人間で言えば、スポーツの世界で言うとお医者さんが治療するトップとしていて、スポーツの選手がいて、スポーツのチームでは監督とかコーチとかがいるんですけど、
その間には栄養に関わる専門だったり、トレーニングに関わる専門だったり、リハブリに関わる専門だったり、間の専門職の人が結構たくさんいるわけなんですよね。
ただ、自分が関わらせてもらっている中で、その間の競争場という世界だと、その間の専門職というのはちょっと抜けているなというか、あまりいないなという感じで、
日本ではそういう資格がないんですけど、海外でいくとフランスとかオーストラリアとかでは結構動物のリハビリとかの専門職がちゃんと資格化されていたりして、海外ではあるけど日本ではまだないという状況だったりするんですよね。
そこで自分としてはその辺りの専門性を高めていって、将来的にはある程度大きい組織になっていくと、動物にとってもいいのかなというのは思うわけですよね。
自分の理学療法士というと、一応動物理学療法みたいな部門があったりとか、獣医師さんの中でも動物の理学療法というのを意識されて活動されている方もいると思うんですけど、
今後はそういうところがうまく連携していって、ちゃんと教育できるような仕組みを作っていけるといいんじゃないかなというのを個人的に思うところですね。
なので、自分の関わる理学療法士とかアスリティックトレーナーという方は、自分の人に対する専門性と合わせて獣医学みたいなところを動物の体に関するところですよね。
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そこを勉強していけば関わる可能性はあるんじゃないかなと個人的には思っています。
ただ、なかなかそこに関わり始めるチャネルというか、きっかけがなかなか難しいところがあるので、今後はそういう資格制度だったり、仕事として認知していけるような活動が必要じゃないかなというのは思うところですね。
自分の関わりとしてはメインが馬だったりはするんですけど、最近は犬とか猫とか小動物に少しずつ流れも出てきたりとか、あと牛とかですね、そちらも関わりは少しずつできてきているんですけど、
やっぱり人の専門性、その医療に関する専門性があると、まず脊椎動物という背骨があって腕足がついていて、肋骨があって内臓が覆われているみたいな構造と人体筋肉が周りについていて、その大きい小さいですよね。
結局犬とか猫、また馬とか牛とかっていうのは、そういう基本的な構造が似ているので、生活していく上で起こり得る怪我とか故障とか病気っていうのは結構近いところがあるので応用することも結構できるなという感じがしていますので、
まずちょっと興味を持って勉強していただいて、今後は自分も含めてですけれども、動物にすでに関わっている人からアンテナを広げていくような活動もできたらいいなと個人的には思っております。
今回は動物に関わる仕事に関するお話をさせてもらったんですけれども、まだまだ自分も勉強途中ですし、でもやっぱり現場のニーズというか、医療としてのところとその中間部分ですね。
健康増進とか健康長寿、長生きするためにとか怪我の予防とかリハビリとかっていうのは必要性はあるんじゃないかなと思っているので、今後も自分の活動も含めて広がりができそうだったらまたお話ししようかなと思っております。
はい、今回は以上です。ありがとうございました。