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2025-10-11 09:59

「安く買って高く売る」のは、愚か者

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サマリー

このエピソードでは、「安く買って高く売る」という商売の原則が持続可能なビジネスにおいて問題になることが議論されます。特に、坂井寺川さんのいる山口県坂尾島の事例を通じて、高齢化や人口減少の影響、適正価格での仕入れ、人材の確保について考察されています。

ビジネスの基盤の理解
はい、おはようございます。土曜日の朝は、日本の地方×フリーランス個人授業主。
ということで、私、瀬戸内海の島で領主をしている坂井寺川をお届けしてまいります。
ということで、今日のテーマはですね、「安く買って高く売るは愚か者」というテーマでお話をしていこうかなというのもいます。
商売の大原則、安く買って高く売る、それっていいんじゃないの?と思った人がいるんじゃないかなと思うんですけど、
実はそれだと、ちょっと続かないことがあるよなっていうふうに思った実例であったり、実際坂井寺川が山口県坂尾島っていう瀬戸内海の島で事業をやっているんですけど、
そこではですね、結構世の中の先を行っているような事業をやっている先輩が結構たくさんいてですね、
そういう意味で、そこから学んだことっていうのをこちらでも共有していけたらなぁなんていうことを思っているんですね。
どういうふうに世の中の先を行っているかっていうと、先に一番最初に人口が減ってきたんですよ。
高齢化率が人口1万人規模の自治体の中で一番高いですね、55%なので、要するに高齢化率が一番最初に進んで、人口減収が一番最初に進んできた島なんですね。
一定規模の人口はあると、1万人以上の自治体なんで、
でも小っちゃい、本当に数千人とか数百人の、数百人の自治体は流石じゃないか、数千人の自治体の中ではもちろんね、もっと高齢化率が高いところとかってあったりするんですけど、
人数が少ないとあんまり他との比較ができないので、そういう意味では全国でナンバーワンに先に進んでいるというような自治体なんですよね。
仕入れの重要性
で、そういうところでやっぱりビジネスをしようとしていくと、何が問題になるかっていうとですね、働き手がやっぱり少なかったりするんですね。
需要は一定程度あるんですよ。需要はやっぱりなんでかって言うと、東南にそれこそ1万3千人、そこから移住した当初は1万8千人くらいいて、毎年400人ずつくらい人がなくなって人が減っていくわけなんですけど、
つまり需要は一定数は人口が1万人ちょっといるとあると、それよりも先にやっぱり働く人の数が減っていくっていう感じになるんですね。
そういう世の中においては、じゃあビジネスでどこが問題になっていくかっていうと、これ日本全体の話にもなってきますよ。
仕入れなんですね。
例えば、これね、島のジャム屋さんの講演でよく聞く話なんですけど、島のジャム屋さんは、ジャムってさ、果物を仕入れなきゃいけないじゃないですか。
果物を仕入れなきゃいけないんですけど、要は農家がいなくなると。農家やる人が高齢化によっていなくなっていくと、何が困るかというと、要は仕入れですよね。
果物を、要はジャムがいくら売れたとしても、果物を作る人が島でいなければ、そのジャム屋さんはジャムが作れないわけじゃないですか。
仕入れって結構大変なんですよ。
なんで、そういう意味でジャム屋さんがやってたのは、やっぱりちょっといい価格で買いますよっていうこと。
だから要は農家が持続できるような価格できちんと仕入れるので、がんばって作ってくださいと。
僕らはそれ以上にきちんと価値をつけて売りますんで。
だから適正価格で買って、適正価格で売る。
この観点っていうのが、やっぱり今からすごく大事になっていくんですね。
特に人手が不足する世の中においては、自分一人でビジネスをすることって、そもそもやっぱりできないわけじゃないですか。
誰かと協力してビジネスをするっていう風になっていくと思うんですけど、
その協力関係にある人を安く買い叩くであったり、無料が当たり前、安くて当たり前みたいな観点で仕事をしていると、仕事してもらえなくなっちゃうんですね。
それこそ堺で言えば、おきかものひじきという煮付けにせずサラダで食べてほしい最高級ひじきですね。
ぜひ皆さんもおきかものひじきで検索してみていただいて、食べていただきたいなと思っているんですが、
そういう話を聞いていたからこそ、自分自身がきちんと収益を稼ぎつつ、生産者として収益を稼ぎつつ仕入れですよね。
だから要は、おきかものひじきの生産加工販売を続けていくためには、継続的にひじきを取れなければいけないわけじゃないですか。
当たり前ですけど仕入れですよ。仕入れが大事なんですよ。
だからそこの仕入れをやられたって、でも量子が減ってますと。
じゃあ取ってきてもらってそれを加工販売するっていうのがちょっと厳しそうだなと。
であれば、やっぱり量子として自分自身が原材料を取ってこれるようにならないといけないよなっていうのは、やっぱり真っ先に思ったことだったりするんですよね。
やっぱり原材料仕入れのところっていうのをきちんと抑えていくっていうことですね。
そのために、やっぱりきちんと仕入れを継続するためには、今新しい新人スタッフの方も来てたりするんですけど、
今ちょっとですね、妻の実家に来てまして、子供も一緒にいるんですよ。
ちょっと子供の声が変わるかもしれません。すいません。
新人スタッフの人が来てくれてですね。
持続可能な商取引の価値
新人スタッフの人の時給も、量に行くときは時給3000円くらい払うんですよ。
それから他のときは時給1500円くらい払うんですね。
東京の最低時給に合わせるくらいの感じ。
地方でいうと、この間最低時給が上がって1100円くらいになりましたけど、
やっぱり時給もきちんとした価格を払わないと、人がいなくなっちゃうんですよ。
やる人が。やる人が。
だから、そうなんですよね。
安く働いてもらったら確かに利益は一時的に上がるかもしれない。
一時的に上がるかもしれないけど、それって続くの?っていう話で、
続けなければいけない以上、きちんと対価を払う。
対価を受け取ってもらうっていうことが何よりもやっぱり持続していく上では必要だよね。
この観点がやっぱり抜け落ちているとですね、
これから先は厳しくなっていくよなっていうサービスであったり商品の裏側には必ず人がいて、
その人であったり、本来無料のものなんて何もないですよ。
送料無料みたいなものであったり、
それから、そうだな、それこそ最近で言うとボイシーが若干炎上してましたけど、
もともと無料だった1.2倍速機能が有料になりましたみたいな話とかもあったりするじゃないですか。
もともと無料なわけないだろうと。
もともと有料だったものを企業戦略で無料に見せてくれているんだと。
広告ついた時もね、広告つけますって言った時も若干炎上したと思うんですけど、
広告があるから無料で聞けるわけじゃないですか。
何を言ってるんだっていう話で、もともと無料なものなんて何一つないんですね。
やっぱりそういう観点っていうことこそ、これからやっぱり大事になってくる。
なぜなら、働き手が少なくなっていくからです。
先に、需要よりも先に供給が細っていくからこそ、そういう観点を大事にしていかないと、
一緒に働いてくれる人、それから自分が商売に必要なものを維持してくれる人っていうのが、
日本の中では先に減っていくからです。
そういう適正対価を払おう、本来無料のものなんてないんだっていう価値観を持っておかないと、
そんな、なんかじゃあ勝手にしろよ。
俺らは君のためには働かないよっていう風になってしまうんですね。
だからこそ、そうだな。
使っているプラットフォーム、それこそ配送ですね。
それこそだから、そかれ自身もそうよ無料って大っ嫌いなんですね。
無料なんやねえだろと。
熱い日も寒い日も配達してくれて、
だから配送料っていうのは誰が負担しているのかっていうのをきちんと明確にするように、
さかれ自身もしていたりします。
だからそういう商売の大原則っていうのが、
安く買って高く売るという風に思っているっていうことは、
それは長く、それこそ何十年っていう単位で、
商売をこれから続けていけなくなりますよっていう、
そういう未来がもう、未来を先取りしている島では起きていて、
そこでやっぱり長く生き残っている人っていうのは、
やっぱりお互いの取引関係を大事にしたりだとか、
本来無料のものなんてないよね。
やっぱりサービス商品の裏側には人がいて、
そういう人がやっぱり生き残っていくため、
みんなで生き残っていかないと、やっぱり持続できないよねと。
ということは、やっぱり安く買って高く売るではなく、
適正価格あるいは少し高い値段で買って、
それをさらに高く売る。これが付加価値である。
それが商取引であるっていう話を、
やっぱり肝に銘じていかなきゃいけないなというふうに思っている日々でございます。
ということで、今日はこんなところで終わりにします。
それでは皆さん良い一日を。
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