1. 聴くだけフリーランス講座
  2. パリ五輪のピクトグラムから考..
2024-07-30 09:45

パリ五輪のピクトグラムから考えるコンセプトの意義

1 Comment

コンセプトで新しい意味づけをすることで、新しい価値が生まれる。 参考文献『コンセプトの教科書 あたらしい価値のつくりかた』 https://www.amazon.co.jp/dp/4478116342 ▼ ちふねこさんのXはコチラ https://x.com/tifune_nft/ ▼ 過去放送をVoicyで探す ⁠https://r.voicy.jp/0pvmbkvZ9eA

00:00
こんにちは、フリーランスデザイナーのちふねこです。 毎週火曜日はデザインに関するお話をお届けしているんですけど、今日はコンセプトの意義について
いろいろお話ししたいなと思います。 内容としてはコンセプトがなんで大事なのかっていう部分とか、あとはコンセプトの役割
コンセプトがあることによって何が変わってくるのかみたいなお話を、今日はそのタイトルにもあるパリオリンピックのピクトグラム
っていう一応自治的なデザイントピックからコンセプトの意義についてお話ししたいなと思います。
このパリオリンピックのピクトグラムって皆さんご覧になってますか? 私は sns の x 上で話題になっているのを見てそのデザインもじっくり確認したんですけど
これまでの東京オリンピックとかで過去に使われてきたようなピクトグラムとはかなりガラッと テイストが違うものになっていて
結構賛否両論あるというかそういった意味で話題になってたんですよ sns でも
まだ見てない方に簡単に紹介すると対照的なデザインになっていて、なんだろ
バッテンで対角線状に線があって その線を対称軸にして何かスポーツのモチーフとなるボールだったりとか
柔道技とかそういったイラストが線対称で配置されてて どれも細めの線で表現してるんですよね
なので本当にもうパッと見の印象でこれまでのピクトグラムって人がちゃんとあったと思うんですよ
ほとんど人がどんなスポーツをしているかをいかにシンプルに表現するかみたいなピクトグラムがほとんどだったと思うんですけど
そうじゃなくて今年のパリオリンピックのピクトグラムは人とか全く使わずに線で
なんかパターンぽい模様みたいなデザインになってるんですよね でこれを見て私の第一印象はこんなのピクトグラムじゃないって思っちゃったんですよ
これはあくまで第一印象です SNSでたまたま見かけてそれが今年のパリオリンピックのピクトグラムですって紹介されてる画像を見て
私はこの細すぎる線とか複雑すぎる表現ってピクトグラムの役割果たせないでしょっていうふうに思ったんですよ
というのも私の中でピクトグラムっていうのはなるべくシンプルな表現でかつ
誰が見ても意味がわかるイラストっていうふうに認識してたので
03:00
そのなるべく最低限の表現でいかにその意味を伝えるかみたいな そういった意味でピクトグラムって結構究極のデザインじゃないですけど
なんかいかに無駄を削ぐとか最低限の情報で端的に伝えたい意味を伝えるみたいな表現として
結構デザインの勉強する時にピクトグラムっていうのを学んできたので
そういった意味でこのパリオリンピックのピクトグラムの細すぎる線とか複雑な構成要素っていうのが
小さくすると視認性も悪いだろうし全然ピクトグラムの役割果たせてないんじゃないかなっていうふうに印象を受けたんですよ
ただこれはあくまで第一印象でちゃんとパリオリンピックの公式サイトでこのピクトグラムについてコンセプトが紹介されてたんですよね
それを読んだらめちゃくちゃ素敵じゃんってなって今ではこのピクトグラムすごく好きなんですけど
でここで私に起きている変化がまさにコンセプトの意義であって
その初めの第一印象で私はそのピクトグラムに対してある種価値を全然感じなかった
いいじゃんっていうふうに思えなかったんですけどコンセプトをしっかり読むことによって
新しい価値を感じれたんですよ
このピクトグラムめっちゃいいじゃんっていう価値がコンセプトによって生まれてるんですよね
で話をちょっと戻してピクトグラムそのパリオリンピックのピクトグラムがどんなコンセプトだったのかっていうと
これまでの単なる視覚的なイメージ
ピクトグラムは単なる視覚的なイメージだったところから
スポーツファンにとって印象的となる紋章として発展させましたって書いてあって
あえて紋章っぽくしてるっていうことなんですよね
ここまでだとなるほどそういう制作意図なのねってあえて紋章っていうのをイメージ
意識したモチーフなんだっていうふうに思うんですけど
ここからがすごく大事で
ピクトグラムは各競技会場を飾り競技が行われている会場の至るところに示されて
観客を案内しファンを盛り上げる一助となるって書いてあるんですよ
このファンを盛り上げる一助っていうのが私たちのピクトグラムっていうものに対して
新しい意味付けをしてくれてるんですよね
その私をはじめ多くの人にとってピクトグラムっていうのは
いろんな案内標識で使ったり
その競技っていうものを端的にシンプルに伝える記号みたいなイメージがめちゃくちゃ強いと思うんですけど
06:08
ただこの今回パリのピクトグラムが提案しているのは
そのファンを盛り上げるものとしてこのピクトグラムを使う
そういった装飾的なものとしてこのピクトグラムを制作してるんですよ
だからこそその記号としてよりシンプルな視認性の高い線の太さとかは全くもう考えずに
いかにその書く競技のモチーフを使って文章っぽく表現するかとか
空間をいかに演出できるかみたいなそっちに振り切ったピクトグラムなんですよね
っていうのを踏まえるとめちゃくちゃ素敵に思えませんか
実際に私はその初めてパリオリンピックのピクトグラムを見たのが sns 上だったので
それがどういった場面で使われているかとかまで知らずにこのピクトグラムを見たので
これはピクトグラムの役割果たせてないみたいな過激な印象を持っちゃったんですけど
実際に会場でコートの地面にこの文章っぽいピクトグラムが使われてたり
なんか私は家にテレビがなくてあんまり実際の映像とか現場は全く見れてないんですけど
sns で検索した感じだとその実際に会場でなんか模様っぽいものあるなって思ったらピクトグラムだったとか
そういうなんか会場の装飾としてめちゃめちゃかっこいいなみたいなそういった書き込みとか見つけたんですよね
なのでそのパリオリンピック側の制作意図である会場を盛り上げるとかファンを盛り上げる一助にする
みたいな狙いって果たせてるんですよね
こんな感じでしっかりコンセプトがあるとその既存のピクトグラムっていうものに対しても新たな意味付けっていうのができたり
その意味付けをすることによってそれを見た人とかユーザーは新たな価値を感じる
という感じで何か新しい価値を生もうとする時にこのコンセプトによって新しい意味付けをするとか
あるいはそのコンセプトっていうものをしっかり明言していることによって一貫性が生まれたり何か判断基準
価値を作る設計図的な役割をコンセプトが果たしたりする
っていうところでコンセプトすごい大事だよねっていうのが今日のお話になります
今日はコンセプトとはみたいな部分の話なんで大事かみたいな話しかできなかったんですけど
一応参考文献があってコンセプトの教科書っていう本があるんですけどその中で
09:06
その中でコンセプトの重要性とか役割みたいな部分の話と
もっとじゃあ具体的にどうやったら どうやってこのコンセプトを考えるのかみたいな
ハウトゥーの部分まで本では紹介されているので気になる方はぜひ参考に読んでみてください
聞くだけフリーランス講座の毎週火曜日はこんな感じでサクッと学べるデザインのお話をお届けしています
デザインをやっている方もそうじゃない方も何かスキルアップのヒントとして参考になれば幸いです
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございます
09:45

コメント

紋章なんですね🧐

スクロール