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2023-09-26 09:24

発注側がおさえておきたいデザイン知識3選

①デザインとアートの違い ②トンマナ ③印刷とWebの違い

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こんにちは、グラフィックデザイナーの千枫禰子です。今日は、発注側がおさえておきたいデザイン知識ということでお話ししていきます。
この発注っていうのは、そのデザインを作ってくださいって依頼する側のことですね。その依頼する側も最低限デザイン知識を持っておくことで、その依頼する時にちゃんと自分が作りたいものをスムーズに伝えることができたり、
あとは、上がってきたデザインを確認する時にも役立つんじゃないかなと思いますので、今日はその発注側がおさえておきたいデザイン知識ということで、3つご紹介したいと思います。
1つ目、デザインとアートの違い。 2つ目、トンマナについて。3つ目、印刷とウェブの違い。
それぞれ詳しくご紹介していこうと思います。 まず1つ目が、デザインとアートの違いについて。
これはもう、あえてわかりやすく極端な表現をしてしまうと、 デザインは課題解決が目的としてあって、アートは自己表現っていうのが目的って言われたりします。
もちろんアーティストさんにも多分よるし、こんな一言で片付けられるものじゃないと思うんですけど、とにかくそのデザインにおいては、課題解決、何かを、
何かその依頼、自分が作り、デザインを作るってなった時に、そのデザインは何のためにやるのかっていうのを考えた時に、きっと何か課題を解決するっていう目的があるはずなんですよね。
っていうところをここでは理解していただきたくて、例えば何かイベントを告知するポスターを作りたい時に、そのポスターを作る目的って多分集客ですよね。
そのイベントに来てほしい、イベントに人を集めるっていう課題をクリアするためにそのポスターを作るんですけど、
そこが自分の中でしっかり課題として明確になっていない状態だと、例えば発注する時に、とにかくかっこいいポスター作ってくださいっていう風になっちゃったりするんですよね。
まあそういう好みで作るっていうのも、まあなくはないかなと思うんですけど、本当にそのポスターで、ポスターを作る役割をしっかり意識するなら、
そのイベントがどういうターゲットを、どういう年齢層とか男女とか、そういうターゲット層がどうなっているのかっていうのをしっかり把握して、そういう方に集客したいっていう目的がしっかり明確になっていると、
発注する時も、若い男性に刺さるようなポスターを作りたいんですよねっていうだけで、デザイナーとしてはじゃあこういうテイストがいいですねっていう提案がしやすかったりします。
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っていうのがこの1点目ですね。デザインとアートの違い、デザインには目的がしっかりあるっていうところを知っておくだけで、発注する時の意識も変わってくるかなと思います。
で、2点目のトンマナについて。これはトンマナっていう言葉があるんですけど、デザインにおいてトンマナってトーン&マナーの略なんですけど、一言で言ってしまうと一貫した印象づけをするためのデザインルールみたいなもので、
何かブランドだったりサービスの告知とか作るときに、商品ごとにいろんなテイストを使い分けすぎてると、そのブランドとして一貫した印象ってつけづらいんですよね。
なので配色だったり、フォントだったり、全体のイメージだったりをそのトンマナルールとして決めておくことによって、そのブランドの印象づけとかサービスの印象づけが一貫してできるんですよね。
っていうので、これが依頼するときにどう役立つかっていうと、そのトンマナはこういうテイストに合わせてくださいっていう共有をするっていう意識ができたり、あるいはそのデザインを確認するときに
上がってきたデザインがトンマナこれまでと同じ印象になってるかなっていう、そういう基準でデザインチェックができるようになったりっていうところで役立てるかなと思っています。
以上がトンマナについてですね。最後の3点目が印刷とウェブの違い。これは具体的に言うとめちゃくちゃあって、ここでは共有しきれないんですけど、ここで抑えていただきたいのは
印刷とウェブでは表現方法とか、配慮すべき内容が変わってくるっていうことですね。 つまりその発注する際に、これが印刷用なのかウェブ用なのか
あるいは両方で使いたいのかっていうのはしっかり明確にして伝えておかないと、後々トラブルに繋がったりするっていうので結構大事かなと思います。
ちょっと具体的にいくつかご紹介すると、まずカラー、色の作り方がウェブと印刷では全然違います。
全くの別物で、印刷はCMYKっていうインクを使って色を作るんですけど、ウェブだと光のRGBっていう光の組み合わせで色を作っていきます。
多分美術の授業とかでみんな一度は聞いたことあるかなと思うんですけど、印刷とかのインクだったり絵の具とかは、色を重ねていくとどんどん黒に近づいていくんですよね。
つまり濁っていくんですよ、色が。で、一方光の方はRGBの光をどんどん重ねていけば重ねていくほど白に近づいていくんですよ。
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最終的にそのRGB全部重ねると真っ白になるんですけど、そういう印刷だと色を重ねるごとに暗くなって、RGBは明るくなっていくっていう、もう本当真逆の性質があるので、例えばその
RGBでウェブ用に作っためちゃくちゃ明るい発色の良い色を印刷で使おうと思うと、どうしても再現できない色とかが出てくるんですよね。
っていうことでトラブルになったりもあるあるなので、初めにデザイン作る前に作りたいものが印刷用なのかウェブ用なのか、あるいは両方で使いたいのかっていうのは
しっかり共有できていると、後々トラブルにならないかなと思います。 あとは色以外で言うと文字サイズとかもありますね。
これは印刷とウェブっていう括りに限らずなんですけど、例えば印刷でポスター、A1サイズで出力するポスターとして作ったものが、実はA4のチラシになってたり
スマホのバナー、ウェブバナーになってたりっていう使い方をされる時に これで何が起こっちゃうかというと、デザイナーはA1で出力されると想定した
上で実寸で見える文字サイズとかにしてるんですよね。 なのでそれをA4とかに小さくされちゃうと読めない文字とかが出てくる場合があるんですよ。
なのでその依頼する時にこのデザインをどういうサイズで使いたいものなのかっていうのもしっかり共有しておくと
安心かなと思います。ということで今日は 発注側が押さえておきたいデザイン知識として3つご紹介しました。
一つ目はデザインとアートの違いということで、デザインはとにかく課題解決っていう目的がある 目的を明確にした上で作るものですよっていうお話ですね
2つ目はトンマナっていう一貫した印刷付けをするためのルールがあるのでそれを基準に 発注したりデザイン確認するといいですよっていうのが2つ目
3つ目は印刷とウェブの違い それぞれ色の作り方とか文字サイズの配慮とかが変わってくるので
初めにこれはどんな媒体で使いたいのか 印刷したいのかウェブで使いたいのか
印刷するならどういうサイズ展開で使いたいのかっていうのを初めに共有しておくと 後々のいろんなトラブルが避けられますよっていうお話でした
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聞くだけフリーランス講座の毎週火曜日はこんな感じでサクッと学べるデザインのお話をお届けしています
デザインをやっている方もそうじゃない方も何かスキルアップのヒントとして参考になれば幸いです
最後まで聞いてくださってありがとうございます
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