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こんにちは、フリーランスデザイナーのちふねこです。今日は、選挙公報から学ぶ、読みやすいデザインの共通点というテーマでお話ししていきます。
先日、全国的な選挙があったので、最近この選挙公報目にしたよって方も多いんじゃないかと思うんですけど、
今日はその選挙公報、いわゆるなんか新聞みたいな形式で立候補者が自分の思いとかスローガンとか公約みたいなのをまとめたものですね。
その選挙公報を取り上げつつ、今日は読みやすいデザインってどういう特徴があるんだろうっていうお話をシェアしていきたいなと思います。
で、この選挙公報って、選挙があるたびに毎年というか毎回思うことがあるんですけど、
なんでこんなに読みづらくなっちゃうんだろうってあるんですよね。ただ、もちろん全部が全部じゃないんですけど、
圧倒的に多い読みづらいものが、っていうのもやっぱりこういうマニュフェストというか、自分がやりたいこととかをちゃんと伝えたくさんたくさん伝えようって思えば思うほど、
なんか情報詰め込みすぎちゃって読みづらくなるパターンがめちゃくちゃ、この選挙公報っていうのは特にその傾向が出やすいんだろうなって、
毎回感じていて、今回もそういうどうしても読みづらいな、ここなんでこんなに文字詰め込んだんだろうとかあるんですけど、
逆にこっちの人はめちゃくちゃ見やすいなとかもあったので、その辺を見比べつつ、何が理由で読みにくくなってるのかなっていう特徴を大きく4つ
まとめてみたのでお話ししていきます。 初めに4つ言ってしまうと、1つ目は端的なコピー、2つ目文字のメリハリ、
3つ目適度な余白、4つ目図と字のバランス。 この4つの違いがあるかなと思います。
まず1つ目の端的なコピーっていうのは、要は情報整理の部分に大きく影響するんですけど、
その自分が伝えたい、例えば公約っていろんな分野であったりするじゃないですか。
子育て政策なのか、税金なのか、裏金問題みたいなのとか、
いろんな項目でそれぞれあると思うんですけど、それをしっかりまとめて自分がやりたいことは主にこの3つですとか、
そういう、なんかしっかり情報をまとめておかないと、そのそれぞれの情報にメリハリがつかない。
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なんかただただ文字をたくさん並べて、私はこれもやります、さらにこれもやります、あっちではこれもやります、みたいな感じだと、
本当に文章を目で追ってやっと、あ、こんなにいろいろやるんだってわかるかもしれないんですけど、
そもそもその文字だらけの文章って読むハードルが高くなっちゃうから、まずはしっかり情報を自分の中で整理した上で、
自分が一番伝えたい公約というかポイントは4つだなって思ったら、その4つをまず端的なコピーにまとめて、
その補足でより詳しく、細かい文字で補足するとか、そういうふうにその端的なコピーで情報をすっきりまとめてるっていうのが、
読みやすいデザインの特徴の一つかなと思います。 続いて2つ目は文字のメリハリですね。
これも結構できてないものも多くて、その全部同じ大きさ、同じフォント、同じ太さで本当に文字を並べてる感じのものとか結構あったんですよね。
やっぱり文字の太さ一つでも、なんだろう、その見出しっぽいところは太めにするけど、その補足の本文、ちょっと長めの文章は太さ細めにして、
文字サイズも小さくするとか、そういったメリハリをつけないと情報が単調で、特に太い文字で細かい文章いっぱい書いてると圧迫感とかすごいんですよね。
それでその読む気も失せるっていうようなことに繋がったりするので、この文字でしっかり太さとか大きさにメリハリをつける。
全部太くするんじゃなくて、目立たせたいキャッチコピーだとか、見出しの部分は太くするけど、それ以外の補足とか自分のプロフィールとかもう小さくて細めで全然いいんですよね。
それくらいメリハリつけるとより読みやすいデザインになるかなと思います。
続いて3つ目は適度な余白。これはさっきの文字の太さとかも影響してくるんですけど、文字が太いとそれだけ
そこの密度って上がるじゃないですか。それを文字をただ細くするだけでちょっとゆとりって生まれるんですよね。
そのデザインの画面内で線が細くなるだけで、圧迫感が軽減されてゆとりが生まれるから読みやすくもなりますし、
あとこの適度な余白で言うと行間をしっかりとる。この文章と文章の行間がめちゃくちゃ狭くて読みづらい事例が結構あるんですよね。
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これも本当に多分伝えたいことが多いがゆえに、こういう形になってしまうと思うんですけど、
そんなに行間狭くしてギチギチに入れるぐらいなら文字サイズ落とせばいいのにって思うんですよね。
まだまだ、なんだろう、やっぱり高齢者向けに文字大きめにするみたいなデザインの一般的な法則というか傾向って耳にはするんですけど、
実は高齢者の方って別に新聞とか読むじゃないですか。だからそんなに文字の大きさに関して気にしすぎなくていいというか、そういう説もあるんですよね。
むしろ細かい文字は高齢の方の方が得意というか好きだよみたいなお話も聞いたことがあるので、
本当に余白を犠牲にしてしまうぐらいなら文字は最小限はもちろんあります。何ポイント以上とかありますけど、全然無理して大きくする必要はないかなと思います。
なので文字の太さとか行間でしっかり適度に余白を取りましょうっていうところが3点目ですね。
最後に4つ目は図と字のバランス。図と字っていうのは、いわゆる文字と背景とか画像と背景みたいな、その図と字のことなんですけど、
この選挙広報って白黒印刷なんですよね。新聞みたいな感じで。
で、その白黒でもメリハリを出すには、この図と字のバランスっていうのを意識すると結構メリハリがより出ていて、
なんだろう、その基本的には白い背景に黒い文字で作っている方多いんですけど、
その見出しの部分だけ黒い帯を敷いて白い文字を載せるみたいな、そういう図と字の色を反転させるのを適度に使っていくとすごくメリハリが出るんですよね。
やっぱり全部同じ背景に同じ文字ばっかりだと単調な表現になってしまって、
その頭に入りにくいっていうのがあって、これはよくプレゼンを例に例えるんですけど、
プレゼンというかスピーカーの方、何か人が話している時のその人の口調がずーっと一定の、
淡々と喋っている感じ、抑揚が全くない話し方の人とか、結構眠くなっちゃったりしませんか。
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それとデザインも一緒で、図と字の色を反転させるとかで少し刺激というか変化を出した方が情報がスッと入ってきたりするんですよね。
なのでこの図と字のバランスを意識してメリハリをつけると、より読みやすいデザインになるかなと思います。
ということで今日は選挙候補を取り上げつつ、読みやすいデザインの共通点を4つご紹介しました。
聞くだけフリーランス講座の毎週火曜日はこんな感じでサクッと学べるデザインのお話をお届けしています。
デザインをやっている方もそうじゃない方も、何かスキルアップのヒントとして参考になれば幸いです。
最後まで聞いてくださりありがとうございます。