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はい、どうも、フリーアジェンダです。 話しましょう。今回のテーマは、
今ちょっと話題かもしれない、スラックがもたらしたものと呼ばれたもの。 今って2020年の3月ですけど、世の中的にリモートワークをしている会社が増えてきていて、
スラックとかズームみたいな、いわゆるリモートワークできるようなツールは、会社としても株価とかが入れたりとか、
あるらしいんですが、スラック使ってますよね、仕事で。 使ってますね。
結構でも、僕一応10xのスラック入ってますけど、そんなに遠くないよね、あそこ。 流量めっちゃ少ないだろうね。めちゃくちゃ少ないと思う。
1日にだって全員の発言を全部余裕で見切れるみたいな、それも10分かかんないぐらい。 見切れるし、会話になってないことが多い。
必要だから、送信のために、ファイル共有のために送ったとか、報告のために送ったみたいな感じがあって、
多分、よほどオフィス内で口頭で会話してるんだなっていうのが、外から見ても伺えるんですけど。
会話量とかドキュメント用の掲載量の方が多くて、スラックはそのURLを共有する場所っていう位置づけをやってる。
あんまもたらしたものじゃないってイメージの頃。 いやむしろいろいろ変遷を経て、もう初めからそういう使い方にしようって決めてスタートした
っていう流れがあるので、スラックにまだ1円も払ってないんですよ。 確かに。
課金せずに20人くらいで使ってる。 すごいな。
1万メッセージで消えますが、払うとよく出るけど、いいよどうぞみたいな。 好きにしてって感じ。
いいね。 でもなんか
僕の会社のエルパリンとかは、スラックなかったらどうやって働くのかわからんっていうレベルで、結構最初からスラックにドハマってる文化。
そうですよね。スラックのコミュニケーションが下手な人は、そもそも仕事ができないっていうレベルですよね。 あーきついと思う。
できないよね。 基本的には。
スラックなりのやり方をしないと難しいんで。 人をスラックに合わせる働き方をしてる組織だなっていうのはめっちゃ思った。
そうかもしれない。 でもなんか僕は結構好きだね。
僕結構きちんと人間関係できるまで直接話すとか怖いタイプだったりするし、誰かに直接話しかけるっていうことはそんなに得意じゃないんで、ふわっと宙に投げてもいいみたいなチャンネルとか結構ちゃんと用意されてるんですよね。
そういうの結構よかったりとかするかなと思いますね。 よく僕のランチの誘いを受けましたね、それで。
あー、確かに。 突然DMしてきたんですよね、ヤムキー。
知らぬやつが。 まあでも全然そういうのは受ける分には良いんだ。
まあそうですね、断る理由もあんまりないですよね。 ヤムキーは明確にこういう要件で話したいというのが書いてあったから、望むところだみたいな感じになったかな。
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でもまあメルカリとかも昔は本当にスラックのチャンネルとかも本当に面白かったから、かなり幅広いチャンネルを見てて、全部の流れを追うっていうふうなジャンキーがすごかったんだよね。
俺もそうなんだけど、みんなすごい会社のこと何でも知ってるっていう。 今はもう逆に多すぎて諦めてるからわからんことが多くて、なんかそのギャップみたいにはちょっと悲しいんだけど。
そういう魔力ありますよね、スラックっていうチャットツールには。 ある。だからその飲み込む人が多いような時は結構会社にとっては結構有力な武器になるなって感じがする。
そうですね。でも僕はあれなんですよ、なんか結構ファストアンドスローみたいな。 システム1とシステム2の思考で言うと、
システム1の思考ばかりを使ってしまうツールだと思うんですよ、スラックとかチャットツールって。 要は思ったことを簡単に言えるから言っちゃうとか、
深い洞察がないままで生贄の意見を出しちゃうとか、そういうことをしやすいし、人って流されるんでみんながそうするとどんどんしやすくなってくる。
で、それが良くないと思ったんですよ。 本当に価値のある仕事って、もっと深く考えたりとか、実際に手を動かしたりとか、
試行錯誤を通じて長い時間をかけてやったものが良い仕事だっていう価値観を持ってるので、 だからそのスラックでコミュニケーションするのをやめようっていうのが
ベースに置きたかったっていうのは、初めからそう設計しちゃった。 確かにそこらへん結構上手く使わないとかなりあれですよね。
だから特にそんなアイディアがない、深く考えること苦手な人が、何か面白いんだけどどうすかみたいなとか、 誰かこれ形にしてくれませんかみたいなのを、結構バコッと入れたりして、
結局オフラインで、こいつどうするよみたいになっていることはよくある気がする。 分かる。無駄じゃね?って思うんだよね。
同時に僕はその結構ゆるさに対して依存しているところがあって、 やってる仕事の中でデータ分析とかって、結構自分の考えだけだとはかどらないフェーズってあるんですよ。
要は今日いきなり売り上げが下がったけど、これって何なんだっけとかっていうときに、 自分の頭で考えるよりも100人の頭で考えた方がすぐに仮説とかが出ることが結構多いんですよね。
結構僕、特に誰も見て欲しくなくても、データ分析こういうのやってみたら面白いみたいなのと、どんどんスタッフに投げるんですよね。
それで結構意見がついたりとかして、これ実は昨日こういうキャンペーンやったんで、この数字はあれですねとか、これについてはこうなんじゃないですかとか、
自分の昔の全職の経験で考えると、給料日付近はこういうふうにとかって、結構いろんな意見が集まってきて、そういうファストなPDCAっていうのを回すときに、
多くの仮説とか、人間の脳のバラエティみたいなのが必要だったっていうのは、スラックをすごく活用できるなっていうふうには思っている。
それを統合して、最終的に形に起こって、ヤモって言うと考えられたアウトプットを作るっていうプロセスにおいては、スラックは多分オフにしてる方がいい。
そうだね、間違いない。でもなんかその、僕もその複数の人の頭をすぐ借りたいみたいなのって、すごい機械としてはめちゃくちゃあると思うんですよ。
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なんか仕様を考えるとかもそうだし、契約書のレビューするときに、この観点とこの観点とこの観点とか、なんかそういう機械自体はたくさんあるんだけど、
それにおいてもスラックは使わない方がいいなって思って、共通の認識を持ってもらうためのドキュメントとかを用意して、
見てもらう場所としてはすごい優秀。だから共有まではするんだけど、意見を拾うとかって、結局感情とか漏れやすいんだよ。
どの教授の人が喋ってんのかとか、なんかそういう観点が漏れやすいなっていう危機感があって、
なんかそういうものも含めては、なんか意見を本当は収集すべきなのに、テキストが結構薄っぺらい状態になっちゃうのが嫌だから、だから口頭でやろうっていう。
分かる。確かにだから共有してみんなに見てもらう場としてはいいけど、それに対しての意見とかは、フェイストフェイスでやればいいじゃんって考えるよね。
そうですね。
それはなんか会社の規模にもよるかなっていう。
よると思います。
だからメルカリとかは、全然俺が会ったことない人とかも、その分析に対してはコンテンツとして意見をくれるんで、
そうやってフェイストフェイスだったら絶対に起こりやすいと思ってるんだよね、基本的には。
ですね。
あともう一個のテキストのいいところって、後から見返せるっていうのが明確に優れてるかなと思っていて、
なんかそこのやり取り、あと全員に共有できるっていうのも結構いいかなと思ってるっていう部分。
この分析に対してどういう洞察を誰がして、こういう仮説を出してっていうプロセスっていうのが周りの人から見えるようになってはいるので、
それとフェイストフェイスだと、それもやっぱり実現しづらいかなと思ってるんで、ロギング機能としては優れてると思うんだよね。
ただそれはヤモンティが考える、全ての人に対して開かれてるかっていうと、後から入ってきた人とかはそれ読まないんで。
読まないですね。
うん。
ですね。なんか残し方とか工夫が必要だし、この強度の強弱も、例えば僕らも大きくなった時にスラックへ議論が起きてもいいんだけど、
その議論の内容って本当じゃないというか、本当はここの会議帯でやるけど、広い意見を誰でも言える場所としてスラックがあるよみたいな立て付けをちゃんと変えることが重要なのかなっていうのは今聞いてて思いました。
でもすごい明確な哲学を持ってやってるから、それはいいと思う。なんかそれが聞いてて別にそれが絶対の正解だとは思わないけど、多分そういうカルチャーに馴染む人を入れればいいと思うし、
馴染む人にとってはすごい違和感のない意見なんじゃないかなと思うから、それは素晴らしいことだなとは思いますね。
うちのコアは開発とかプロダクトマネージ、ソフトウェアマネジメントするっていうことと、あとは産業に対する深い洞察を持つみたいな2個でできてるから、この2個ってバチャバチャした感じじゃないかなみたいな。
まあそうかもしれない。 フィットがいいかなと思います。
だからスラックが何をもたらして何を奪ったかみたいなので言うと、その敷居の低さをもたらしたかなと思う。でも奪ったのは結構ありがちなのは、そのスラックを入れることで余裕イコールスラックがなくなってるみたいなのは結構いろんな会社とかでもあるんじゃないかなっていうのは、むしろ自分の失敗体験であるからありますね。
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確かにそうかも。
まあスラック、ハードの低さっていうのは確かに一番そうかもしれないな。知らない人とも気軽に絡めるし、生贄の意見でも一応入れていいことになってるし、なんかそういうスピード感があるとか、そういう誰でもいいからっていうことを言い訳にいろいろとガバガバになってるっていうのは、まあいいことでもあるとは僕は思うけど、
奪ったものは明確にあれかな。 時間というか、長い時間だな。物事を細切れにするし、スクレスを求めるような癖がついてくるから。
そうですね。
いつからスラック使い始めました?
メルカリ社入ってからですね。
2015年とか?
2016年かな。
2014年の夏ぐらいから使ってるんですよ。なんでスラックがもうアメリカにちょっと来てるかもぐらいのタイミングで、その1回目のスタートアップの時にスラック使い始めて、それでスラックが理由で組織崩壊したりとかもしてるんで、使い方マジでむずいんだなっていうのを結構長いこと見て。
スラックが理由で組織崩壊っていうのはどういう?
スラック上で議論してたんですよ。そしたら途中で人格攻撃を始めるある人がいて、社長の人格を攻撃する。
リチャンディの味ですか?
そうそう。まあまあみたいなやるんだけど。
ああなるほどね。
そのまあまあやってる人にも攻撃されるとか。
でもそれは文字でコミュニケーションするのは相当無理がある。
そうそう無理なんですよ。無理だなっていうのはそこで気づいた。そういう人もいるっていう前提の世界の中で戦い方を考えなきゃいけないとすると、スラックにすべてを寄せるリスクが高いんだなっていうのはその検討から学んだみたいな。
面白い。
確かに。結構おっとり見てるんですよねスラックに。多分いろいろ起きてると思うんですよ実際は。あんまり気にしてないというか。
いやでもそのぐらいが丁度いいんだと思う。
うん。なんだろうな。まあ口頭でもうまくいかないことはうまくいかないし。
そうですね。
万能ではないってことですよね。すべてにおいて。
全てをスラックにするって相当厳しいかなとは思う。
はいはい。
だからテレワークとかでもやっぱりスラックだけで全てを話そうとするとすごい時間もかかるし。スラックと口頭の中間がほんと欲しいんですよね。
ああ。
その人のとこに行かなくてもパッと話せるみたいな。
僕電話結構使いますね。
電話結構いいと思う。
うん。だからアポが終わって、車内で早急に詰めなきゃいけないことがあるときに、
石川さんに電話して、こういうアジェンダがあってみたいな。でパパッとその瞬間に決まって、帰ったら詳細なものは見せるけど方針はこれで一回返すねみたいな。
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でこう一時レビューを相手に返すとか、そういうことに電話をすごいよく使えるように。
うん。まあ電話な。結局電話な。
そうですね。
スラックにもスラックコールとかついてるはずなのに、あんま使われないよね。
わかる。
不思議。昔Evernoteとかにもコール機能とかあった気がするけど、なんかそういう風にならないよね。不思議だよね。
メッセンジャーの電話は結構使えますからね。
ああメッセンジャー電話はね。
LINE電話もちょいちょい使うかな。
うまいことそういう細切れな直接電話ができるみたいな文化と機能があれば。
たぶん人類がチャットのテキストベースで仕事を始めたって、ほんとこの5年とか10年の話なんだよ。
まだまだ新しい働き方でリスクもリターンも認知されてないっていう前提のもとを使わなきゃダメだっていう個人的な意識がある。
ワークシフトっていう、2012、3年くらいに書かれたりんななんとか。
彼女が書いた本にもそれはすごいメカメカに書いてあって、
私が手紙で1週間後に届くから答えが。
その間はしっかり熟行する時間があったけど。
だけど今はEメールで細切れに時間を取られて、その都度返信しなきゃいけないから、
そういう時間は取れなくなって、即レスの当たり前の時代になった。
こういう時代に私たちの働き方ってどうなのかってまだ誰も読めてないみたいな話が書いてあるのを新卒の時にちょうど読んだんですよ。
それを読んで確かにこういう働き方の変化ってまさにリスクの参加にあるんだなっていうのを
ちゃんと認知して使い分けるか、そうでなくて乗っかっちゃうかって結構大きい違いを読むなって。
確かに。
すげえ関係ないけど、文豪の悪口っていう本が。
いいタイトル。
後で探すんですけど、みたいな本があって。
それは有名な文豪、だいだらしがなおやとかだいだらおさむとかが文豪同士で当時手紙をやり取りしてたやつが残ってて、
悪口というか、君の文章はクソだとか、あなたがこの前この雑誌にこういう私の記事を批判する内容を出したが、それにわっついて私はこう思うとか、
2人の文豪が1人の女性を取り合って、そこでクソもめたやつっていうのを手紙1週間とか2週間のスパンで、
10億、20億してるやつとかが永遠に載ってるってやつがあるんですけど、それはすっごい感触深い。
それは即レスではなくて、聞かれてば考えた上で出られたものを返すっていうやり取りを、時間はかかるけど何回もやってて、それすごい面白い。
面白いですよね。ラッパーにもビーフっていうのがあって。
誰かをディスった曲の回収を1週間か2週間かけて書いて、それに対してアンサーをするっていう。
それとかもものすごい意味の通った長い委員とかが散りばめられてたりしてて、すごいアートになってるんですよ。
いいものだってされていて。
スラックはフリースタイルダンジョンというか、その場で返すみたいな。
うすい悪口言うみたいな。
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おもろいのビーフ。そんな感じかな。
そうですね。使い分けようかな。
今話しただけでも、僕とヤモンティの相当考え方の違いってあったと思うんで、
多分性格とか文化によって正解はないとは思うけど、
確かにスラックのリスクについては理解が深まった会議でした。
ありがとうございます。
聞いた方はチャンネル登録お願いします。
お願いします。バイバイ。