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2023-08-04 16:58

Take5.『変の扉』Clap your hands!「・タタ・タ・タタ・タ・タ・タタ・タタ・タ・タ♪」

変なリズムを感じることで、新しい世界の扉を開く!?

クセ強めの名曲と、ハマったら抜け出せない独特なリズムの沼へ

〈夏休み企画!?〉家族と遊ぶリズムゲームもご案内♪

デイブ・ブルーベック/パット・メセニー/ジャコ・パストリアスの先生登場/ミッション・イン・ポッシブル/家族でゲーム/名曲ドラクエ4/みんなで挑戦Clap your hands!/

★世界の変拍子名曲セレクション ~Spotify~

https://open.spotify.com/playlist/6ao3c12yF7JYZsE1pAMLwe?si=nbYG89mjRCuwZRS4dzdi3w


Spotify限定:一番最後に簡単なアンケートがあります。今後の番組作りの参考にしますので、回答よろしくお願いします。


番組で紹介した曲は、『ジャズの入り口案内所』プレイリストにまとめていきますので、一度聴いてみてください。

AmazonMusic: ⁠⁠https://music.amazon.co.jp/user-playlists/fe0006b2ee5742f6b7207a3d191efcabjajp?ref=dm_sh_3R5Bn5fwAzWZbGOWXcz8hBn0n⁠⁠

Spotify: ⁠⁠https://open.spotify.com/playlist/2q7JQgxIXlBF5AuqQhtvJG?si=YxhSdUE0TEOaz0HWzpxRBw⁠⁠

隔週金曜日、大人の時間20:00に更新予定です。

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Cover Art : でぐちしお ⁠https://instagram.com/uzushio888?igshid=Y2IzZGU1MTFhOQ==⁠

music : RYU ITO  ⁠⁠⁠https://ryu110.com/⁠ 『surface』『wherever』『Nighit Walking』『Subway』『Favorite Piano』『Trrafic jam』『Good Day』『OK』『Cyan』『Lamp』 



00:03
ジャズの入り口案内所、こんばんは。案内役の、Frank Nappaです。
この番組は、皆さんの身近にある扉を開いて、私独自の視点から、ジャズの入り口をご案内するラジオです。
さてさて、Take5。今日開ける扉は、
変です。
ジャズ自体、変わった音楽だと思っているかもしれませんが、
では、そのジャズにおける変とは一体何なのか。
早速、変の扉を開けてみましょう。
変化の変、変身の変、これらの変の意味は、
ある状態から違う状態へと変わるという意味ですが、
もう一つ、この変には重要な意味があります。
それは、他と違っている、通常とは異なるという意味です。
音楽において、とても重要な要素の一つに、拍子というものがあります。
多くの楽曲で用いられているのが、4分の3拍子、4分の4拍子、
4分の3なら、ワルツとか、
皆さんがよく知っている曲で言うと、ジブリアニメ、
千と千尋の神隠しのテーマソング、
いつも何度でもとか、4分の4拍子はほとんどの楽曲がそうですよね。
例えば、メリーさんの羊もチューリップも。
これは、人が聴いていて、とてもしっくりくる、
馴染みのある自然な拍子です。
ジャズも、通常は4分の3拍子、または4分の4拍子で構成されることが一般的です。
ところが、聴いていて違和感を感じたり、
引っかかりを感じたりする拍子があります。
ここまで話して、ピーンときた方。
さては、ジャズが好きな方ですね。
03:01
そうです。
今日扱う変とは、変拍子のことです。
例えば、8分の5拍子、8分の7拍子、とかとか。
そんな変拍子の代表的な曲といえば、こちら。
デイブ・ブルーベック・カルテッド、1959年の名曲、Take Five。
このTake Fiveというタイトルには、2つの意味が込められていて、
1つは、Let's take a 5 minutes breakの略で、
5分間休憩しよう、という意味。
もう1つの意味が、1小節に5つカウントを取れ、
5つ数えろ、という意味。
こちらは、メタファー的な側面が強いですが、
こちらの意味の方が有名になっている節があります。
この曲、実はデイブ・ブルーベックの妻、アイオーラによって歌詞が付けられています。
その歌詞の内容が、
5分だけ立ち止まって私と話さない?
ちょうど5分だけ、という女性が忙しくて自分に見向きもしない男性に言い寄る。
そんな感じ。
これをとても艶やかな表現で巧みに誘っているところが、何ともいいですね。
カーメン・マクレーが歌っているものが有名ですが、
日本のジュジュさんが歌うTake 5も独特の色気があって、私とっても好きです。
興味のある方、ぜひ歌詞の意味も調べてからご鑑賞ください。
今日は、デイブ・ブルーベックのオリジナルをプレイリストでご案内します。
この曲を使って、我が家では子供たちとちょっとしたゲームをやって盛り上がりましたのでご紹介。
まずは、Take 5を聴きながら、5拍子の拍の取り方を覚えます。
5拍子は、1・2・3・4・5と数えると実はわかりにくいので、
1・2・3・1・2とカウントします。
1・2・3・1・2とカウントしつつ、膝を叩いたりするとより拍を感じることができます。
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1・2・3・1・2、1・2・3・1・2、こんな感じ。
次に、お使いの音楽配信サービスで、ミッション・インポッシブル、スパイデイ作戦のテーマを検索します。
こちらの曲、本当は1・5・1・5・1・2、タータータッタッというリズムなんですけれども、
あえて今回ゲームとしては、1・2・3・1・2で数えていきます。
検索すると、同名の曲が何曲も出てきます。
試しに聞いてみてください。
実は、曲のアレンジによって、4拍子や5拍子の曲があるんです。
この曲は4拍子でしょうか、5拍子でしょうか、と言ってランダムに流すと、
子供たちも自分も1・2・3・1・2とカウントして、何拍子の曲なのか考えて当てっこする、といったゲームです。
この問題に出しているミッション・インポッシブルのテーマが、
BGMとして謎を解く緊張感を演出しますし、
慣れてくると結構わかってくるので、小学生ぐらいのお子さんでしたら十分楽しめるのではないでしょうか。
さて、5拍子以外にも変拍子の名曲はたくさんあります。
ここからだんだん常人には理解が難しくなってきます。
次の曲は、パッドメセニーグループの代表曲、ファーストサークルです。
パッドメセニーはアメリカ出身のギタリスト。
13歳からギターを始めて、18歳の時、
ゲイリーバートンの推薦でジャズのトッププレイヤーを数多く排出している超名門大学バークリー音楽院の講師を務めます。
10代にしてその知識・技術を極めており、
1975年、ブライトサイズライフというアルバムでソロデビュー。
その輝かしいキャリアをスタートさせます。
このデビューアルバムを聴いてみてください。
どこかで聴いた音が聞こえてきます。
そう、ベースであのジャコパストリアスが参加しています。
09:06
それもそのはず。
ジャコパストリアスはパッドメセニーがバークリー音楽院の講師をしていた時の教え子なのです。
どことなく、2人の奏でる柔らかく幻想的な音色に似たものを感じるのは私だけでしょうか。
そのため、パッドメセニーのギターとジャコのベースは当然相性抜群。
まるでコーヒーとタバコ。
苺と練乳のように、お互いの旨味を引き出して何倍にも高めています。
しかし今日は、一旦このアルバムは横に置いておきまして、話を戻しまして、
パッドメセニーのギターはとてもしっとり、ウェッティーな音。
乾いた音でジャカジャカ鳴らすというよりは、より迷路に、時に軽快にそのメロディーを奏でます。
夏に聴くと、なんだか涼しげな空気が流れてくるような、そんな音だと私は感じます。
そんなパッドメセニーのファーストサークル、曲の出だしが低拍子で始まります。
その独特なリズムは、スッと真似しようとしてもなかなかできないリズム。
この手拍子のところで拍をとってみましょう。
6号の拍で構成されているので、一度チャレンジしてみてください。
とっても奇妙に感じるリズムも、一曲を通して聴くと、何とも不思議な浮遊感を感じさせてくれます。
歌った歌った歌った歌った歌った歌った歌った歌った歌った歌った歌った歌った歌った歌った
他にもまだまだ変拍子の曲はたくさんあります。
例えば上原ひるみさんのアライブ。
こちら27拍子。
もうここまで来ると拍子を数えることはもう無理ですね。
ジャズ以外で言うと30代40代のゲーマーなら一度はプレイしたことがあるでしょう。
ドラゴンクエスト4。
12:03
こちらの先頭の音楽が4分の4拍子から後半8分の9拍子4分の2拍子8分の7拍子という繰り返し。
また複雑な変速的変拍子になっています。
しかしこれがまたかっこいい。
先頭の緊張感や高揚感を煽り、ドキドキしながらモンスターとバトルした思い出が今でもはっきり残っています。
このように曲の一部分だけ突然変拍子が用いられることはジャズに限らずロックやポップスでもよくあります。
いずれのジャンルにしても共通して言えるのは
変拍子の曲には緊張感や高揚感、浮遊感など通常では表しにくい印象を曲にまとわせる。
いろんな効果があるということ。
また人の耳に残りやすいということも言えるのではないでしょうか。
さて今日は変の扉から変拍子の名曲と表し当てゲームについてご案内しましたがいかがだったでしょうか。
普通の音楽では刺激が弱い、面白みが足りないと感じる方にはぜひぜひ聴いていただきたいと思いますね。
しかしどの曲が変拍子の曲かタイトルを見てもわかりませんよね。
これは困った。
そんなあなたに耳寄りなお知らせ。
Spotifyにはそんな方向けに変拍子の曲ばかり集めたプレイリストが存在します。
私も聴かせていただきましたがとても面白かったです。
作っていただいたEnjoy Your Soundさんに感謝です。
こちらのリンクを概要欄に貼っておきますのでよかったらそちらも聴いてみてください。
そしてあなたの好きな変拍子の曲を見つけたらぜひぜひお便りで教えてくださると嬉しいです。
ちなみに私が一番好きな変拍子の曲は
スティングのセブンデイズです。
15:04
ということでお送りしました。
ジャズの入り口案内所は
各週金曜日大人の時間午後8時頃に配信予定です。
番組への感想お便りリクエストは概要欄のメールフォームから
またはハッシュタグ
ジャズの入り口
ジャズはカタカナをつけてエクシーズしてください。
面白いと思っていただいたらフォローお気に入り登録
高評価通知のオンもよろしくお願いします。
この番組で紹介した楽曲は
Spotify Amazon Music内にある
ジャズの入り口案内所プレイリストにまとめていきますので
そちらも合わせて聴いていただけると嬉しいです。
あとSpotifyでお聞きの方は
配信から2週間ほどエピソードの紹介文の下に
ちょっとしたアンケートをつけてあります。
今後の番組作りの参考にさせていただきますので
ぜひポチッとご協力お願いいたします。
なお当案内所ではジャズを聴くとき
周りの人に迷惑にならない程度に
できるだけ大音量で聴くことをお勧めしています。
ここまでお付き合いありがとうございました。
それではまたのお越しをお待ちしています。
案内役はフランク・ナッパでした。
16:58

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