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ジャズの入り口案内所。案内役のフランクナッパです。
この番組は、皆さんの身近にある扉を開いて、私独自の視点から、ジャズの入り口をご案内するラジオです。
さて、今回開ける扉は、アニソンです。
アニソンでジャズといって思い出すものは何かありますか?
皆さんがピンとくるのは、やはりルパン三世のテーマでしょうか?
実はその他にも、意外と知られていない、気づいていないだけで、アニメとジャズの共演ってあるんです。
そんなわけで、早速アニソンの扉を開けてみましょう。
私が子供の頃、いわゆる昭和の時代。
結構、子供向けのアニメでも、ジャズを使われていることってポチポチあったような気がします。
例えば、有名なところで言いますと、妖怪人間ベム。
こちらの主題歌、思いっきりジャズなんですよね。
ベースがリズムを刻んで、非常にかっこいいというか重たいというか、そういった雰囲気で始まる、あのおどろおどろしい主題歌。
よく聞くと、あれジャズなんですね。
きっと当時の小学生、初めてジャズに触れた瞬間は、妖怪人間ベムなんじゃないかなと私は個人的に思っています。
そしてこの曲、いろいろな方が最近でもカバーをしたり、アレンジをして演奏していますけれども、
私もいろいろ聞いたんですけど、私個人としては、結局オリジナルが一番かっこよかったという結論に至りました。
結構調べてみるとね、いろいろなアレンジ出てきます。
スカパラさんなんかもね、カバーしてやってますから、興味がある人はね、一度聞いてみても面白いかなと思いますよ。
また、これは昭和というか今でも現役だと思いますけれども、ご存知、トムとジェリー。
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トムとジェリーは基本的にセリフはありません。
セリフがない代わりに、トムやジェリーの動きだったり、心情だったり、ぶつかった音、殴られた音、こういったものがすべて楽器の演奏で表されていて、
そのバックで流れているのも、とても愉快なジャズが使われています。
特にトムとジェリーのあのはちゃめちゃな動きに合わせるような音楽ですから、クラシックというわけにはなかなかいきません。
やはりそこはとても自由で柔軟性のあるジャズがぴったり。
もしかすると、こちらが人生で最初に触れたジャズだという方もいるかもしれません。
うちの息子もですね、トムとジェリー大好きなんですけれども、一緒に見ているときに違和感を感じたんですね。
何かというと、最近のトムとジェリー、吹き替えが多いんですよ。
心の声をですね、声優さんが喋っちゃうんですね。
なんか違うんじゃないかなーっていうことですごく思うんですけど。
ただこのトムの声をやっているのが、今大人気な声優さん、チョーさんなんですね。
あのワンワンの中の人ですね。
チョーさんは私大好きなんですよ。
なぜかというと、我々子供の頃、探検発見僕の街っていうNHK教育テレビの番組がありまして、
それに出ていたのがですね、この今声優やっているチョーさんなんですね。
とても楽しくですね、その番組見てたもんですから、チョーさん自体はめちゃくちゃ大好きでファンなんですね。
ノッポさんとチョーさんは多分当時の小学生みんな好きだったと思いますね。
ノッポさんとチョーさんとゴンタ君は大好きです。
ただ、トムとジェリーのアテレコは…
と個人的に思っています。
そんなトムとジェリーですが、実は上原ひるみさんが
The Tom and Jerry Showという曲を作っています。
こちら、いわゆるトムとジェリーのテーマではなくて、
まさしくこのトムとジェリーの世界観をですね、
上原ひるみさんがオリジナルの曲として表現した、そんな一曲になっています。
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ですから聴いているとですね、まるでトムとジェリーが暴れ回っている、
あの仲良く喧嘩している様子が目に浮かんでくるんですね。
これは聴いた人の感性にもよると思いますけど、
僕が聴いている感じだとですね、途中になるんですけど、
トムが眠たくて昼寝をしているんですね。
そこへジェリーがやってきて、ちょっかいをかけて、
でまたドタバタが始まる。
このジェリーが来たっていうのが、きっと皆さんもわかると思うんですけど、
ピアノの高音の部分をですね、細かいタッチで上原さんがタカタカタカッと弾くんですね。
それがとても可愛くて、ジェリーにしか聞こえない。
ジェリーが歩いて走ってきているようにしか聞こえないっていう、
そういう場面がちょこちょこ出てきます。
ぜひ目を閉じて、上原ひるみさんのザ・トム&ジェリーショーを聴いてみてください。
あなただけのトムとジェリーが流れてくるはずです。
次のアニメは大人のアニメ。
大人のアニメといっても別にエッチなアニメということではなくて、
大人のハードボイルドなアニメ。
カウボーイビバップ。
こちら1998年放送のSFアニメ。
ご存じない方のためにざっと紹介しますと、
2071年の火星を中心とした太陽系を舞台に、
宇宙船ビバップ号に乗って、
主人公の賞金稼ぎのスパイクとその仲間たちの活躍を描く物語。
全体的にハードボイルドタッチのスペースウエスタンといったテイストなんですけれども、
1話完結型で、このテイストもですね、話しごとに変わっていきます。
例えばハードボイルド。
例えばコメディタッチ。
例えば泣ける人情話。
時にはホラー。
といった感じで、いろいろなテイストが味わえる、そんな作品になっています。
またそんなハードボイルドタッチな、
またこの主人公のスパイクの見た目、風貌、
それから仲間たちのユニークなキャラクターから、
ルパン三世に似ている、という人もいますけれども、
監督の渡辺真一郎氏曰く、
松田裕作さん主演のテレビドラマ、
探偵物語に近いテイストだ、ということです。
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実際に見てみると、探偵物語の雰囲気の方がしっくりくる気がしますね。
そしてこちらの作品、ネットフリックスでは、
実写化もされた海外でも人気の作品となっています。
ちなみにこちらの作品、とある回で、
冒頭、トムとジェリーらしきアニメが、
このCowboy Bebopの中のテレビで流れる、そんな場面があります。
もしよかったら見つけてみてください。
さあ、そんなCowboy Bebopですけれども、
大きな特徴が一つあります。
それは、BGMがめちゃめちゃかっこいいということ。
こちらの音楽はすべて、あの菅野陽子さんの作曲。
菅野陽子さんといえば、言わずと知れた名作曲家ですが、
例えば、攻殻機動隊スタンドアローンコンプレックスの音楽、
あの紅の豚の主題歌、時には昔の話を、の編曲、
映画霜妻物語の音楽、などなど、
数えたらキリがないような有名作品をたくさん手がけている方です。
そんな菅野陽子さんが作曲した、
こちらのCowboy Bebopの主題歌、サンク。
こちらですね、とてもかっこいい曲で、
皆さんもきっと聞いたことがあると思うんですね。
アカシアさんまさんがやっているホンマデッカTVで一部使われていますね。
ちなみにこの曲を演奏しているのが、
シートベルツという超凄腕のブラスバンド。
最近ではですね、あのスパイファミリーの主題歌になっています。
アドのクラクラ、これの編曲と演奏を担当しているのが、
この菅野陽子&シートベルツ。
じゃあどんなメンバーがいるかと言いますと、
先日紹介しました、
さらにこちらのアニメのサウンドトラック4作品。
こちらがですね、
ジャズジャイアントの作品を手掛けた、
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これは菅野さんが直接依頼をかけたそうですけれども、
それほどこだわって作ったこのカウボーイビバップのサウンドトラック。
めちゃめちゃかっこいいです。
サウンドトラックがかっこいいわけですから、
当然アニメに流れるBGMも超かっこいいです。
そしてすべてシートベルツの演奏で、曲調もですね、
ジャズだけに限らず、ウエスタン、ブルース、カントリーなどなど、
いろいろな音楽ジャンルの曲が入っておりまして、
それをすべてめちゃめちゃかっこよく演奏する、
このシートベルツの人たちの腕の凄さというかですね、
もうたまらなくかっこいいですね。
ぜひ一度、こちらのカウボーイビバップのサウンドトラック、
聴いてみてください。
ちなみに今日は、主題歌のサンク、
こちらをプレイリストに入れたいと思いますが、
このサンク、テレビ版ではないんですけれども、
サントラに収録されているバージョンでは、
あの本田雅人さんのサックスのソロがバリバリに聴けます。
めちゃめちゃかっこいいので、ぜひぜひ聴いてみてください。
実際にこのシートベルツが演奏している映像が、
公式YouTubeで流れています。
こちらはテレビサイズですから、
残念ながらね、本田さんのサックスのソロが、
確かなかったと思うんですけれども、
またこちらはね、概要欄の方にリンク貼っておきますので、
興味がある人は見てみてください。
その中で座って、金髪のロン毛でトランペットを吹いているのが、
エリック宮城さんです。
最後にもう一作品。
男の子といえばこちらのアニメ。
今でも常に新作が出続けている、
機動戦士ガンダム。
こちらから、劇場版ガンダムオリジン2 悲しみのアルテイシア。
この中に出てくる1曲を紹介しましょう。
このガンダムオリジンというのは、
一番最初のアムロとシャアが戦う、
ファーストガンダムの前の段階を描いた作品。
ですから、シャアがまだ子供だったりですね、
ランバラルが若かったりするわけですけれど、
そのランバラル。
原作ではグフに乗っている青いムチみたいのを使う、
ザクより強い、そのグフに乗っているランバラルの内縁の妻、
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クラウレハモン。
このクラウレハモンが、
昔、実はクラブエデンというバーを切り盛りしていたんですね。
そこのクラブエデンで、
自身が歌い手として、
この店の隅に座るランバラルに向けて、
自分の思いを届けるように歌う場面があります。
その曲名が、By Your Side。
いつも危ない任務に向かう1人でね、
戦争の中に身を投じていくランバラルに対して、
いつまでも隣に居させてほしい。
そんな女心をですね、
しっとりと歌い上げるわけですよね。
このBy Your Side、作曲したのは、
オリジンの音楽も務める、ハットリー・タカイキさん。
そして、作詞と歌が、サワダ・カオリさん。
このサワダさんっていうのは、
本来ポップシンガーなんですけれども、
実はあの有名なドラマ、
昨日何食べたの?音楽も担当されております。
今回のBy Your Side、全然作風とかね、
雰囲気が違った曲を作ったり、
歌ったりしてるんですけれども、
このガンダムの中では、
本当にジャジーな曲を綺麗に歌い上げてくれています。
このサワダさんが歌う様子は、
実際にカメラで収められて、
安彦監督が絵コンテの参考にしたそうです。
実際にこのクラウレ・ハモンが歌っている姿、
本当に綺麗で素敵なんですよね。
個人的にですけど、
このクラウレ・ハモンが、
ガンダムで一番素敵な女性だなぁと思います。
かっこよくて、綺麗で、
上に厚くて、ユーモアがある。
そして何より仕事ができるっていう、
このクラウレ・ハモンの完璧っぷりですよね。
もう、なんというか素敵なお姉さんというか、
本当に素敵な女性だなぁと思います。
そんな素敵なクラウレ・ハモンの歌声を、
皆さんぜひ聴いていただきたいと思います。
今日はアニソンからジャズということで、
お話をしてきましたけれども、
実はこうやってアニソンを見ていくとですね、
なんとなくジャズの敷居も、
低く感じるんじゃないかなと思います。
世の中、よくジブリジャズとかですね、
ディズニージャズなんて言って、
ジブリやディズニー音楽のジャズアレンジの曲も、
たくさん出ておりますけれども、
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あえてジャズアレンジではなくて、
ガチガチにあえてジャズを用いているアニメ、
こちらの方を見ていただきたいなと思って、
今日は選んでみました。
またいろいろなアニメが、
ジャズアレンジされている曲って結構あってですね、
例えば、ラスマスフェイバープレゼンツ、
プラチナジャズなんていうバンドがあったりしますけれども、
ぜひこれからもアニメを見るときには、
BGMだとか、主題歌、
こちらにもちょっと注目していただけると、
ひょっとすると、
ジャズな一曲に出会えるかもしれません。
また、そんな曲を見つけたときには、
ぜひ私にも教えてほしいなと思います。
先日、有名マンガポッドキャストの、
マンガ760さんの生配信があったんですけれども、
こちらの中で、とあるリスナーさんがですね、
突然、ナンパさんのポッドキャスト面白いですよと、
チャットしていただきまして、
大変びっくりしながら、
とても嬉しかったということがありました。
トレーサーさん、ありがとうございます。
ちょっとですね、いきなり、
全然違うポッドキャストの番組の名前を出すわけですから、
怒られやしないかと思って、
私もドキドキ一瞬したんですけれども、
幸いですね、このMCのお二人がですね、
本当に優しい方で、
温かく万歳までしていただきまして、
本当に佐島さん、ありがとうございました。
ただね、やっぱり、
よその番組で突然、
うちのポッドキャストを宣伝してもらうとですね、
ドキドキもしますので、
できましたら、直接皆さんお便りをくださると、
私、なお嬉しいのでございます。
またね、正式にこのお便りっていうものを
いただいていないもんですから、
いつかいただけるといいなぁと、
そんなことを首を長くして、
夢に見ているので、
皆さん、ぜひね、
感想の方もいただけると、
ありがたいなぁと思います。
ということでお送りしました、
JAZZの入り口案内所は、
各週金曜日、大人の時間、
午後8時頃に配信予定です。
番組への感想は、
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こちらはハッシュタグ、
JAZZの入り口をつけて投稿してください。
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この番組で紹介した楽曲は、
Spotify、Amazonミュージック内にある
JAZZの入り口案内所、
プレイリストにまとめていきます。
紹介した曲の感想なんかも、
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教えてもらえたらとても嬉しいです。
気に入っていただけたら、
プレイリストのフォローもよろしくお願いします。
なお当案内所では、
JAZZを聴くとき、
周りの人の迷惑にならない程度に、
できるだけ大音量で聴くことをお勧めしています。
ちなみに私の一番好きなアニソンは、
森口ひろこさんの
水の星に愛を込めてです。
全然JAZZじゃなくてごめんなさい。
ということで、ここまでお付き合いありがとうございました。
それではまたのお越しをお待ちしています。
案内役は、
フランク・ナッパでした。
