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2024-01-05 20:03

Take14.『2023紅白歌合戦の扉』 林檎とジャズとY2K、ときどき昭和

2023年大晦日に放送された「NHK紅白歌合戦」の模様を振り返ります。

その中で、圧巻のステージを見せてくれた椎名林檎さんのジャズアレンジ。

このステージを支えたバックバンドと、彼女の音楽性についてお話しします。

また、その他にも素晴らしいパフォーマンスをしてくれた方々について、ナッパ的視点で語ります。

◆2023年紅白歌合戦の椎名林檎さん Youtube動画 https://youtu.be/v4bzl_T4rIE?si=I36WnRbwGi-YvDZi


番組で紹介した曲は、『ジャズの入り口案内所』プレイリストにまとめていきますので、一度聴いてみてください。

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隔週金曜日、大人の時間20:00に更新予定です。

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『surface』『wherever』『Nighit Walking』『Subway』『Favorite Piano』『Trrafic jam』『Good Day』『OK』『Station』『Cyan』『Lamp』 

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ジャズの入り口案内所。みなさん、あけましておめでとうございます。案内役のフランク・ナッパです。
この番組は、様々な扉からジャズの入り口をご案内するラジオです。
今回、開ける扉は、
2023紅白歌合戦、です。
昨年末の紅白で、私の心に一番刺さったのが、椎名林檎さんのパフォーマンス。
ということで、そんな椎名林檎さんのパフォーマンスを中心に、
2023年紅白歌合戦を振り返ってみたいと思います。
今回、椎名林檎さんの演目が、「丸さ!さすがに諸行無常編!」となってまして、
これだけ見ると、なんのこっちゃなんですけれども、
中身はと言いますと、歌舞伎町の女王と丸の内サディスティック、
この2曲をメドレー形式でパフォーマンスしていました。
また、この2曲のアレンジがですね、めちゃめちゃかっこよくて、
もうジャズですね。ジャジーな雰囲気というよりも、
もうほぼほぼジャズアレンジという感じで、
椎名林檎さん、いろいろな音楽ジャンルにも精通されているのでね、
いろいろな雰囲気の曲のアレンジがあるんですけれども、
これだけジャズアレンジに特化したようなパフォーマンスっていうのは、
僕自身が初めて聞いたもんですから、
まぁちょっと刺さってしまいまして、どうしてもお話ししたくて、
今日取り上げてみました。
このジャズアレンジを支えていたバックバンドですね。
この人たちが、実はすごい人ばかりでですね、
このバックバンドの名前をマンガフォニクスと言うんですけれども、
この皆さんはですね、昨年行われた椎名林檎さんのツアーにも参加してまして、
また今年のですね、椎名林檎とケヤツラと知る諸行無常ツアー、
こちらにも参加する予定のバンドとなっております。
今の紹介だけでピンとこない方っていうのは結構多いかと思いますけどもね、
この人たち実はすごい人たちで、やばいメンバーなんですけれども、
どんな人なのかっていうのをですね、分かりやすく短く紹介してみたいと思いますけども、
まずピアノの林まさきさんは、2021年の映画、素晴らしき世界の音楽、
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こちら役所工事さんが主演されてた映画なんですけれども、
こちらの音楽を担当されております。
またその他にも、ジャズアーティストとして個人の活動のほか、
様々なアーティストのサポートメンバーを務めている方です。
そしてキーボードとして佐藤芳明さん、
この方、実は日本を代表するアコーディオン奏者、キーボード奏者の方です。
もうどの方も知っている曲、これ一個いくと、あの人ってなる曲がですね、
ハウルの動く城、宮崎アニメのハウルの動く城のメインテーマ、
人生のメリーゴーランド、
こちらのですね、あのアコーディオンを弾いているのがこの佐藤芳明さんです。
もう聴いたことのない人いないんじゃないかと思いますけど、あの曲ですね。
そしてギターの名越幸男さん、この方は、
他の方がね、わりとジャズマンというか、
ジャズアーティストの色が強いんですけど、
この方はどちらかというとロックバンドというか、
チャーラさんとかですね、チャーラ小林武とともに、
イエンタウンバンドのオリジナルメンバーとして参加をしていたりだとか、
またリリーシュシュが活動再開した時にはそのメンバーとして加わったり、
どちらかというとロックやポップス系の活動が主でして、
椎名林吾さんともね、昔から一緒に仕事をされている、
そんなギタリストの方になります。
ベースの鳥越圭介さんは、エレキベースとコントラバスをですね、
両方とも引きこなしてしまうベーシストで、
自身の活動のほかにですね、もちろん椎名林吾さん、
それから加藤時子さんや小柳幸さんなどのミュージシャンのサポートを多く努めております。
そしてまた出てきますが、好きなベーシストはジャコパスタリアスということでね、
名前を挙げられているような方になります。
そしてドラムの石垣俊さん。
今最も注目されている若手ジャズドラマーの一人として有名ですよね。
そうです。あのブルージャイアントのタマダ。
ドラムスのタマダくんの中の人ですね。
それから桑原愛さんとのユニットではですね、
ニュース番組のオープニングテーマを担当したりだとか、
その他いろいろなアーティストの方と今一緒に仕事をされています。
石垣さんもですね、ジャズドラマーなんですけど、
ジャンルを超えて共演されているっていうのはね、
すごく耳にしますけれども、
とにかく幅広い演奏テクニックが持ち味の注目のドラマーの方になります。
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そんなすごいメンバーの中から、
今日まず1曲ね。
ハウルの動く城、
こちらのテーマで有名な佐藤嘉明さんが、
2018年にリリースしました「涼泉」というアルバムから、
ブラックバード、こちらのナンバーをご紹介します。
このブラックバードというのは、
ビートルズのナンバーのカバーになります。
一度聴いてみると聴いたことがあるんじゃないかなと思いますけれども、
この曲、アコーディオンのシンプルな音を味わえる作品となっております。
この原曲の持つ、何とも言えない優しさ、
こういったものを生かしつつですね、
アコーディオンの音色がしっかりと味わえる、
そんな佐藤さんのアレンジになっています。
私はブラックバードって言うと、
どうしてもジャコパストリアスの
ワード・オブ・マウスというアルバムがあるんですけれども、
そちらのアレンジを、そちらのカバーをね、
頭にパッと思い浮かべてしまうんですけれども、
こちらの佐藤嘉明さんのカバーは本当にシンプルで、
なんというか、ゆったりしたですね、
心が穏やかになるような、そんなアレンジになっていますので、
ぜひ一度聴いてみてください。
さて、椎名林吾さんに話を戻しますけれども、
改めて言う必要はないんでしょうけれどもね、
私の思い出話も入れながら、
ちょっとご紹介してみますけど、
1998年にデビューされています。
私、当時大学生でした。
私の女性の友人がカラオケで歌っているのを聞いて、
初めてこの椎名林吾さんという人を知りました。
この人、ロック色の強いサウンドでありながら、
当時から独自性のあふれるような作風で、
歌詞から格好から歌い方、
全てとてもオリジナリティあふれる方で、
また歌っている友人が林吾ちゃん大好きなんだなというような感じで歌っていて、
その子がものすごく楽しそうに歌うのを聞いて、
僕も好感を覚えて聴くようになったというような思い出があります。
また当時すごいなと思うのは、
この頃、歌が光るとかミーシャとかね、
そういった今を振り返ると、今でいうすごいビッグネームの歌詞が次々にデビューした。
そんなような時だったのかなと思います。
今、Y2Kとか言って、2000年前後の音楽が大変話題になっていて、
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韓国アーティストのニュージーンズとか、僕とても好きですけど、
ああいうアーティストが出てきたりとかしながら、
2000年前後の音楽が再注目されていますけれども、
ちょうど僕が大学生で色々な音楽を聴いていた時期に流行っていた曲調の音楽が、
今また再注目されているというのは、とても嬉しいなと、そんなことを思っています。
音楽性としますと、オルタナティブロックの延長線上というか、
最初は昭和ロマン的な曲調だったりだとか、ジャズだったりだとか、
またブラックミュージック、ヒップホップ、こういった色んなジャンルの音楽性が混ざっているからこその、
シーナリンゴの音楽というものができているということが言えます。
彼女自身、幼い頃からアストルピアソラだとか、マイルス・デイビス、
それからサラボーンやエラフィッツ・ジェラルドなんかの女性ジャズボーカリストの曲なんかもよく聴いていたということは言われていますし、
お兄さんにシーナ・ジュンペイという方がいるんですけど、この人はブラックミュージックなんですよ。
ちょうど僕が大学にいる頃にこのお兄さんの曲が一個ヒットをして、
僕はカラオケでこのシーナ・ジュンペイの曲を好きで歌っていたんですけど、
お兄さんがそんなブラックミュージックだとかね、モータンレコードの曲なんかをよく聴いていた関係で、
リンゴさんもそういった曲に触れ合ったと聞いていたということも言われています。
こんな風にですね、色々な音楽を聴いてきたからこそのその弾き出しの多さ、
それから表現力の豊かさっていうものが現れたですね、今回の紅白。
このシーナ・リンゴという人がやっている音楽のジャンルは何なんだろうっていうことを改めて、
もし言うとすればですね、これはシーナ・リンゴというジャンルなんだと、
よくいろんな人で言われますけど、
リンゴさんもロックだとかポップスだとかなんとかじゃなくて、
シーナ・リンゴっていう一つのジャンルを確立してしまっているなっていうのをね、
音楽を聴けば聴くほど感じるわけです。
そんなシーナ・リンゴさんの中でもジャジーなナンバーを一曲ご紹介します。
2019年に三読詩というアルバムをリリースしているんですけれども、
この中の東京という曲、これがピアノから始まるんですけれども、
その詩の世界観、これがまたリンゴさん独特な世界観がありまして、
例えば歌詞の言葉のチョイス、言い回し、こういった部分、
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それからその歌詞の物語性っていうんでしょうかね、
ただその心情を歌うんじゃなくて、
情景だとか背景だとかね、心情すべてのものがそこの歌詞に詰まっているような歌詞、
まるでオペラか何かを見ているかのような世界観っていうものがあって、
とても世界に引き込まれてしまう楽曲ですね。
この三読詩というアルバム自体がですね、
そのアルバムを通して一つのコンセプトが表現されているものになってますから、
もしお時間のある方は頭から最後まで曲順通りに聴いてみると、
その曲と曲との繋がりだとかね、
かなりリンゴさん、アルバム一枚一枚の作り方でもこだわっていますのでね、
ぜひぜひ一度聴いてみていただきたいなということも思います。
さて、椎名リンゴさんを中心にね、
あまりに素晴らしいジャッジなステージを振り返ってきたんですけれども、
その他の出演者の方もですね、
とても意義広白だったなと個人的にすごく思っているんですけど、
アドさんですね、アド。
素晴らしかったですよね、僕。
本当に歌うまいなって思うし、
顔出すとか出さないとかどっちでもいいなと思っちゃうぐらい、
ステージ素晴らしかったんで、うーわっかんだなっていうふうに見てました。
まだ若いですよね。
これからね、どんな作品をリリースしてくれるのか、
とても楽しみになるような、そんなステージでしたね。
それからちょっとですね、私たち世代の富士山的な視点にはなってきますけれども、
私が物心をついた時から、本当に大好きな寺尾明さんが出てましたね。
渋くていいですよね。
僕、4歳か3歳ぐらい、物心をついた頃からですね、
親戚のお姉ちゃんにお願いをしたらしいんですけど、
寺尾明さんのですね、このルビーの指輪の入ったアルバムがあるんですけど、
これをですね、テープにダビングしてもらって、
テープが伸びきって聴けなくなっちゃうまで、
何度も何度も繰り返して聴いてましたね。
親の車の中だとか、家にあるラジカセとかで、
相変わらず渋い子供だなと思いますけど、
本当に寺尾明さん好きで、いまだに好きですけどね。
俳優さんとしても素晴らしくて、
優しい時間とかね、フジテレビ系でやってた。
好きですね。
ということで、もう文句なく好きなんですけど、
バックのバンドがまたかっこいいですよね。
当時のね、昭和の香りを漂わせながら、
いいですよね。もう大好きです。
それから伊藤蘭さんですね。
キャンディーズの蘭ちゃんですけど、
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この方水谷豊さんの奥さんですよね。
何がすごいって、あの年だけど可愛らしいじゃないですか。
太田がね、とてもキャンディーズだなっていう、
まだキャンディーズがちゃんとできるっていうところと、
感動したのはその親衛隊の皆さんのガチ具合ですよね。
もう楽しそうだなっていうかね、
一緒に蘭ちゃんってやりたくなっちゃうっていうか、
あれはもう年季の入り方が違って、
文化ですね。あれは文化です。
もう本当に素晴らしかったですね。
あと石川さゆりさん。
お着物がめちゃめちゃ高いんじゃないかって、
ネットの中で書いてありましたけど、
いやもう左右にイケメンはべらせてですね、
横向きで出てきて歌って、もうロックですよね。
演歌なんですけど、もうロックを感じちゃって、
もうめちゃめちゃかっこいい演歌歌手ですよね。
あと完全に世代なんですけど、
ブラックビスケッツとポケットビスケッツですか、
無条件に盛り上がっちゃいますよね、
うっちゃんあちゃん。世代です。
あと浜井くんって、
かまいたちの浜井江さんと元乃木坂なのかな、
生田衣梨香さんって、僕あんまり存じ上げないんですけど、
とても耳に残るポップな歌で、
長らく前から耳についてはいたんで、
琥珀もね、ステージに楽しませてもらいましたけど、
改めて聞いたんですけど、生田さんって歌すごい上手ですよね。
驚いたのは、この方ディズニーの歌も歌ってたじゃないですか、
あのWISHの主題歌。
この時と歌い方とか声色とか全然違うんですよね。
でも個人的には浜井くんで歌った時のね、
可愛らしいキャッチーな歌声の方が好みなんですけれども、
本当なんかすごい色々なことができる方なんだなと思ってね、
改めて今後応援していきたいなっていうような印象を受けました。
それからTEN FEETですか、
スラムダンクの映画、去年僕もすごい見て涙を流した一人ですけれども、
これも世代になっちゃうんですかね。
初出場と思えないような圧巻のパワフルなパフォーマンスで、
今年亡くなられたミシェルのボーカルの千葉雄介さんの名前を叫んでましたね。
色々熱い思いが込み上げてくるステージでした。
とにかく紅白、今年もなんだかんだ言って良かったなっていう感想でしたね。
また来年年末まで色々なアーティストが活躍されると思いますけど、
どんな出演者になるのか、
一年間ゆっくり色々音楽楽しみながら、
また来年の年末を迎えられたらなぁと、そんなことを思います。
ということでお送りしてきましたJAZZの入り口案内所は、
18:12
各週金曜日大人の時間午後8時頃に配信の予定です。
番組への感想はSpotifyのコメント欄、
または概要欄のメールフォームから各種SNSは、
ハッシュタグJAZZの入り口を付けて投稿してください。
先ほどシーナリンゴをカラオケで歌っていたっていう友人が、
実はこのラジオ聞いててくれて、
コメントしたいんだけどやり方わかんないよっていうことを言ってたんで、
ちょっとだけ説明しますと、
概要欄ってこのエピソードの説明書きが、
再生のところの下のところに書いてあるんですけれども、
その説明下の方にずっと行くと、
Spotifyの方はコメント書けるところがありますので、
そちらに書いていただければいいですし、
または同じ概要欄の中に、
メールフォームお便りはこちらっていうようなリンクが貼ってありますので、
そちらからメール送っていただいても結構です。
今日紹介した楽曲を含めて、
これまで紹介した楽曲は全てSpotify、
Amazonミュージック内にあります、
ジャズの入り口案内所のプレイリストにまとめてありますので、
よかったらそちらの曲も聴いて、
感想なんかもいただけると嬉しいです。
2024年もいろいろとジャズの話、
音楽の話をしていけたらなと思っております。
なおと案内所では、
ジャズを聴くとき、周りの人に迷惑にならない程度に、
できるだけ大音量で聴くことをお勧めしています。
ここまでお付き合いありがとうございました。
それではまたのお越しをお待ちしております。
案内役はフランク・ナッパでした。
20:03

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