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2023-08-18 15:04

take6.『ドライブの扉』夏は コーラと リッピントンズ❗

暑い夏を前向きに楽しむ為の1枚♪

アメリカの西海岸をドライブする気分を、ぜひ味わってください!

ワンマンバンド?/LAフュージョン/ラス・フリーマン/リッピントンズ/ジェフ・カシワ/ジャズ・キャット/爽やかなサックス/一人○役/コーラを片手に聴いてください


💿「Weekend In Monaco」

https://open.spotify.com/intl-ja/album/6WZVgdul4Nd8QeLx93rp41?si=lVmWHWv1S7exW8bHfEtpVg

《Instagram》

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番組で紹介した曲は、『ジャズの入り口案内所』プレイリストにまとめていきますので、一度聴いてみてください。

AmazonMusic: ⁠⁠⁠https://music.amazon.co.jp/user-playlists/fe0006b2ee5742f6b7207a3d191efcabjajp?ref=dm_sh_3R5Bn5fwAzWZbGOWXcz8hBn0n⁠⁠⁠

Spotify: ⁠⁠⁠https://open.spotify.com/playlist/2q7JQgxIXlBF5AuqQhtvJG?si=YxhSdUE0TEOaz0HWzpxRBw⁠⁠⁠

隔週金曜日、大人の時間20:00に更新予定です。

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Cover Art : でぐちしお

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music : RYU ITO  ⁠⁠⁠⁠

https://ryu110.com/⁠⁠ 

『surface』『wherever』『Nighit Walking』『Subway』『Favorite Piano』『Trrafic jam』『Good Day』『OK』『Cyan』『Lamp』 


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ジャズの入り口案内所。
本番は、案内役のフランクナッパです。
この番組は、皆さんの身近にある扉を開いて、
私独自の視点から、ジャズの入り口をご案内するラジオです。
さてさて、take6。
今日開ける扉は、
ドライブです。
夏の暑い日が続いていますね。
暑くて暑くて、外出するのも嫌になっている。
そんなあなたに、さわやかな夏をお届けしようと思います。
さあ、夏のさわやかなドライブの扉を一緒に開けてみましょう。
ジャズのイメージを聞くと、
夜、薄暗い大人のバー、
ちょっと落ち着いたレストラン、
といったものが浮かんでくると思いますが、
ポップでさわやかなアメリカ西海岸の風を感じてみませんか?
この番組のtake2で取り上げた、
ドラゴンボールでおなじみの、
フュージョン、覚えていますか?
ジャズにロックやファンクのテイストが混じって発生した音楽でしたね。
そのフュージョンがよりポップに、
さわやかにアレンジされたものに、
LAフュージョンという音楽ジャンルがあります。
LAフュージョンのポップでキャッチーなメロディは、
小難しく聞こえるジャズに親しみがない人、
ちょっと苦手だなぁと思っている人にも聞きやすくて、
初めてジャズを聞くきっかけにぴったりです。
私自身、中学から高校時代、
ジャズを聞き始めたときは、
こちらのバンドを何度も繰り返し聞いていました。
ということで、今日ご案内するのはこちらのバンド。
リッピントンズ・フューチャリング・ラス・フリーマンです。
このバンド、1985年にギタリストのラス・フリーマンが中心になって結成されたバンドで、
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ギター、キーボード、サックス、ベース、ドラム、パーカッションなどで構成されます。
また、電子楽器も積極的に取り入れた音楽作りを行っています。
メンバーは流動的で、2000年代に入ってから固定化されますが、
それまではアルバム収録のたびに出入りの激しいバンド。
その理由の一つが、ラス・フリーマンが天才すぎるのではないかと私は思っています。
なんとこの人、キーボード、ベースに加え、すべての曲の作曲、アレンジ、プロデュースを担当しています。
もう好きなことやりたい放題のラス・フリーマン祭り、そんなバンドです。
ですので、ラス・フリーマンのワンマンバンドという言われ方もしますが、
私の感想は、実は少し違います。
リッピントンズの素晴らしさに触れていただくために、
今日は思わずドライブに出かけたくなる、ドライブに行った気持ちになる、こちらのアルバムを取り上げていきます。
GRPレコードから1992年にリリースされた、Weekend in Monacoです。
このアルバム全体を通して、朝出発する時から夕暮れになって帰り道、キロに着くまでの1日のストーリーが見えてくる、そんな構成になっていて、
このモナコというタイトルにある地名に限らず、世界各地の音楽が聞こえてきます。
まず最初に、1曲目に収録されているタイトルチューン、Weekend in Monaco。
朝焼けをイメージさせるようなサウンドと共に、ピアノの旋律が入り、ラス・フリーマンの乾いたギターの音が鳴り響きます。
とにかくポップで、ノリの良い爽やかな楽曲。
私が特に聞いていただきたいのは、もう大好きなサックスプレーヤー、ジェフ・カシワ。
なんだかJリーグのチームが2つくっついたみたいな、そんな名前ですが、この人のサックスが、90年代のリッピトンズの特徴の1つです。
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乾いて軽い音のサックスで、どちらかというと、夜のイメージ、ムーディーなイメージのあるサックスの音色とは、真逆の演奏を弾かせてくれます。
彼は97年に一度脱退します。
脱退後のリッピントンズは、まるでネギの入っていないすき焼きのように、私にとっては一味足らない、そんな感じがしました。
彼の吹く勢いの良いサックスが、時々かすれてノイジーになるところ。たまらなくセクシーです。
ドライブの出発には、ぜひこの曲を流してみてください。
次の曲は、6曲目に収録されている、カーニバルです。
こちらは、その名の通り、冒頭からブラジルを思わせるサウンド、気持ちよく海岸線を走らせている、そんな気持ちにさせてくれます。
特に印象的なのは、ラス・フリーマンによるギターのメロディー、その疾走感と、それに並列するように合わさってくる、ラス・フリーマンのキーボード。
スタジオ収録のため可能な、このスーパー一人二役は、当然相性完璧で、車の両輪のように気持ちを前へ前へと押し進めてくれます。
これをさらに自分でミキシングしてまとめていくわけですから、まさに好きなことやりたい放題のラス・フリーマンですね。
もう一つ、この曲には、とても印象的なパーカッションのパートがあります。
南国の雰囲気を漂わせたこれは、スティーブ・リードによる演奏。
アフリカ音楽、ラテン音楽のエッセンスを積極的に取り入れている、リッピントンズ・サウンドの特徴ともいえる部分。
暑くてうだるようなこの夏も、ポジティブに感じさせてくれるスティーブ・リードのパーカッション。
こちらにもぜひ、耳と心を傾けてみてください。
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さて、日が沈み始めましたね。
楽しかったドライブも終わろうとしています。
海が夕日の色に染められて、気持ちの良い浜風が吹いてきました。
最後の曲は、アルバムのラストのナンバー。
Where the Lord Will Lead Us
マーク・ポートマンのアコースティック・ピュアノの音色で始まるこの曲は、
とても静かで優しく、さっきまであんなにイケイケで吹いていたジェフ・カシワのサックスのブルージーなこと。
本当にこの人は幅の広い演奏で弾く人を魅了してくれます。
そして、スティーブ・リードの小気味良いパーカッションにラス・フリーマンのギター。
楽しいドライブの締めくくりにぴったりな一曲になっています。
さて、今日はドライブの入り口から、ザ・ビッピントンズのアルバム
Weekend in Monacoをご案内しましたが、いかがだったでしょうか。
ラス・フリーマンのワンマンバンドという評価。
それは確かに一つの見方ではあります。
しかし、その時々に集まったメンバーが、それぞれが独自の色を出して初めて完成されるこのビッピントンズの音楽。
見方を少し変えると、アルバムごとに違うメンバーの音が楽しめるということ。
このアルバムでは一体誰が演奏しているのだろうと調べながら聞くと、意外な大物ミュージシャンが参加しています。
例えば、ラス・フリーマンの友人のピアニスト、デビット・ベノア。
ソプラヌ・サックスのスペシャリスト、ケニージー。
映画音楽でも有名なGRPレコードの創設者の一人、デイブ・クルシン。
暑い夏を爽やかに楽しむためのLAサウンド。
しかし、ビッピントンズ、実はこのアルバム以外は、秋口に聞くとピッタリなサウンドになっています。
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また、アルバムごとにバンド名がザ・ビッピントンズ、ビッピントンズ・フューチャリング・ラス・フリーマン。
色々な表記に変わっているのもちょっと面白いところです。
そして、猫好きのあなた。
ビッピントンズのアルバムジャケットには、常にジャズ・キャットという猫が描かれています。
とっても可愛くない猫ですけれども、一つ目印に猫を探してみてください。
夏は麦茶とジャック・ジョンソンというのは、ケン・マスイさんの名言ですけれども、
夏はコーラとビッピントンズ。
ぜひ一度お試しあれ。
ということでお送りしてきましたジャズの入口案内所は、
各週金曜日、大人の時間午後8時頃に配信予定です。
番組への感想・お便りは、概要欄のメールフォームから、
または各種SNSでハッシュタグ、
ジャズの入口、ジャズはカタカナをつけてつぶやいてください。
最近インスタグラムの方も始めておりますので、よかったらチェックしてみてください。
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さらに通知のオンもよろしくお願いします。
この番組で紹介した楽曲は、
Spotify、Amazon Music内にあるジャズの入口案内所プレイリストにまとめていますので、
そちらも併せて聴いていただけると嬉しいです。
また取り上げてほしいテーマ、アーティストなどのリクエストもどしどし募集しておりますので、
お気軽にお便りやDMをしてください。
なお、当案内所では、ジャズを聴くとき、
周りの人に迷惑にならない程度に、できるだけ大音量で聴くことをおすすめしています。
ここまでお付き合いありがとうございました。
それではまたのお越しをお待ちしています。
案内役はフランク・ナッパでした。
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