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群馬県のニュースをお伝えします。
(1)本県を代表する特産品である下仁田ネギの記録的な不作を受け、
主産地の下仁田町は4月から対策を本格化させます。
不作の原因とみられ、株全体が腐る軟腐病に対する防除剤の購入費を補助するほか、
薬剤の有効性を検証する実証実験を行います。
軟腐病がまん延した背景には、近年の猛暑や豪雨で病原菌が繁殖しやすい環境になったことがあります。
下仁田町は、今後も高温多雨の傾向が続くとみて、生産者向けの研修会で対策を周知し、
安定的な生産手法の確立を急ぎます。
(2)県教育委員会は、障害により学習面や生活面で困難を抱える生徒が、
通常学級に在籍しながら必要に応じて別室などで授業を受ける「高校通級」について、
新年度から拠点校や担当教員を拡充します。利用する生徒の増加に対応します。
高校通級は、拠点校となる特別支援学校の担当教員が
県内各地の県立高や教育事務所などを巡回する形で実施しています。
新年度は、拠点校に藤岡特別支援学校を加えて計7校体制とします。
担当教員も1人増やし計10人とします。
県教育委員会によりますと、高校通級を利用する生徒は、
国が制度化した2018年度に21人でしたが、本年度は2月1日現在で118人と増えました。
高校通級の認知度が高まったり、発達障害などへの理解が広まったりしたことが背景とみられ、
県教育委員会特別支援教育課は「増加するニーズに応えていきたい」としています。
(3)沼田署は20日、みなかみ町湯桧曽の谷川岳天神尾根の熊穴沢付近で、
性別不明のスノーボーダー1人が雪崩に巻き込まれた恐れがあると発表しました。
沼田署によりますと、20日午前10時半ごろ、
登山客の女性から「雪崩が起きて人が巻き込まれたかもしれない」と110番通報がありました。
熊穴沢の避難小屋付近を登っていた別の登山者6人が、
スノーボーダーが迫り来る雪崩から逃れようとしているのを目撃したということです。
雪崩は厚さ30センチから50センチ、幅およそ100メートル、長さおよそ500メートル程度とみられます。
沼田署が詳しい状況を調べています。
(4)玉村町の魅力を多くの人に知ってもらおうと、町内を周遊するモニターツアーが20日、開かれました。
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参加した34人が、全国唯一の公的な職業能力開発校「全国食肉学校」や
玉村八幡宮などを巡り、玉村町の観光の可能性を探りました。
町を周遊する着地型ツアーの商品化を進める玉村町魅力発信機構が、
「プチ肉のワンダーランド玉村周遊ツアー」と題して初めて開催したものです。
メディアや旅行業界の関係者らを招待したほか、一般からも多数の応募がありました。
全国食肉学校では座学の後、肉の解体工程を間近で見学。
昼食を兼ねた試食会では調理方法の解説を受け、上州牛のローストビーフや、すき焼きなどを堪能しました。
(5)伊勢崎市の遺族の会あずま地区田部井下支部は20日、伊勢崎市の西福寺で戦没者合同追善供養を開きました。
昭和100年と戦後80年の節目を迎え、春の彼岸の供養は今回が最後となりました。
遺族の会あずま地区田部井下支部は戦後65年の2010年から春の法要を続けてきました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。