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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)昨年度の群馬県内農林業、鳥獣被害は9%増え5.4億円となりました。
2023年度、県内で確認された野生鳥獣による農林業被害額は、前の年度に比べ9%増え5億4550万円で、2年ぶりに増加したことが28日、県のまとめで分かりました。
加害鳥獣5種のうち、被害額が最も大きいニホンジカによる食害が増えたことが主な要因としています。
全国的に出没が相次いだツキノワグマの被害額も17%増えています。
捕獲総数は過去2番目に多く2520頭となっています。
自治体の許可を得て行う有害捕獲が過去最多となり、市町村が危機感を持って積極的に捕獲に乗り出している実態が明らかになりました。
(2)群馬県内の児童生徒ら、過去最少の22万8000人となりました。
県内の幼稚園から高校生までの各種学校に在籍する児童生徒らは、5月1日時点で22万8962人となり、記録が残る1951年以降最少を更新したことが、県が公表した学校基本調査で分かりました。
少子化の影響により、7年連続で前の年度を下回りました。
(3)米の品薄が群馬県内でも続き、欠品や一部制限などが行われています。
米の品薄状態が全国に広がる中、群馬県内の店舗でも商品の欠品や購入制限をかける動きが広がっています。
昨年夏の猛暑による生産量減少や、放日客による外食事業の増加に加え、南海トラフ地震臨時情報が発令され、一部で買い溜めがあったことなどが原因とみられています。
新米の流通で品薄状態は9月中旬までに解消される見通しで、関係者は「焦らず戻るのを待ってほしい」と冷静な対応を呼びかけています。
(4)今年5月、群馬県伊勢崎市で飲酒運転の疑いがあるトラックが乗用車に衝突し、幼い子どもを含む3人が死亡した事故を受け、警察は28日、幹線道路でトラックを対象とした飲酒運転取り締まりを行いました。
今年5月、伊勢崎市の国道でトラックが乗用車に衝突し、乗用車に乗っていた2歳男の子と男の子の父親や祖父の併せて3人が死亡し、トラックを運転していた鈴木五郎容疑者69歳が、酒を飲んだ状態で事故を起こしたとして、今月20日、危険運転致死傷の疑いで逮捕されました。
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この事故を受けて、警察は28日、県内の3カ所の幹線道路でトラックを対象とした飲酒運転取り締まりを行いました。
このうち太田市内を走る国道17号では、警察官たちが1台ずつ近くの道の駅に誘導した後、アルコール監視器を使ってドライバーの呼気を調べました。
(5)同じ店で盗みを繰り返していた元英語指導助手に有罪が言い渡されました。
コンビニでウイスキーなどを盗んだとして、窃盗の罪に問われた高崎市内の中学校元英語指導助手で、アメリカ国籍の42歳男の判決公判が28日、前罰罪でありました。
裁判官は、「常習性が認められる。刑事責任は重い」として、懲役1年、執行猶予3年を言い渡しました。
判決理由で裁判官は、被告が同じ店で4件の盗みをした点について、「大胆で手慣れている。自分の自由になる金が少ないため、犯行に及んだ」という身勝手な動機に酌量の余地はないと指摘をしました。
被告は、1月から5月にかけ、4回にわたり、同じコンビニでウイスキーなど合わせて6586円分を盗んだとして、罪に問われました。
以上、県内のニュースをお伝えしました。