児童生徒による暴力の増加
群馬県のニュースをお伝えします。(1) 昨年度の児童生徒の暴力は379件と過去最多となりました。
2024年度、県内公立小中高校で発生した児童生徒による暴力行為は、前の年度に比べ96件増え379件で、過去20年で最多だったことが文部科学省が29日に公表した問題行動不登校調査で分かりました。
暴力行為は殴ったり蹴ったり胸倉を掴むことなどが該当します。 学校種別に見ますと小学校が53件増え203件と最も多く、中学校、高校と続きます。
内容別では、生徒間暴力が42件増え221件と最も多く、次に器物損壊が17件増え75件、対教師暴力が34件増え73件と続いています。
一方、小中学校で30日以上欠席した不登校の児童生徒も31人増え4731人で、現行の調査方法となった2001年度以降の最多を更新しました。
(2)沼田病院在り方協議会が行われ、医療機能の引き継ぎを進めることを決めました。
国立病院機構沼田病院の今後の在り方についての存廃を含めて議論をする協議会の第2回会議が29日、沼田市内で開かれました。
現在病院が担っている医療機能の引き継ぎに関し、同じ利根沼田地域の病院と調整を進めることを決めました。
主催する県によると、協議会が6つの病院を対象に沼田病院が担う「へき地医療」「感染症」の2機能の引き継ぎについてアンケートを実施。
「へき地医療」は3病院が前向きな意向を示し、感染症は条件付きを含め2つの病院が検討中としたため、各病院と個別に調整することとしました。
(3)前橋で自動車販売店に車が突っ込む事故がありました。
29日午後1時ごろ、前橋西片貝町の市道で乗用車が自動車販売店の敷地内に突っ込みました。
この事故で乗用車に乗っていた小島さんと一緒に乗っていた姉が市内の病院へ救急搬送され、小島さんは首の骨を折って渋滞、また姉も重傷を負いました。
前橋東署によると小島さんの車は展示車に次々と衝突し、飛び散った破片で傷ついた車両を含め8台が巻き込まれました。
また市道に押し出された展示車が近くを通っていた看護師の女性の乗用車に接触、女性に怪我はなかったということです。
(4)沼田でクマに襲われ、男性が怪我を負いました。
29日午後5時ごろ、沼田市の住宅で「夫がクマにかじられた」と住民の女性から110番通報がありました。
この家に住む運転手の男性が尻と右肩に怪我を負い、病院へ救急搬送されました。
沼田署や関係者によると、男性が家の外で雨戸を閉めていたところ、背後から音が聞こえ振り向くとクマが突進してきたということです。
敷地内には柿の木があり、クマは木の方から男性に近づき、その後立ち去ったということです。
(5)安中を含む4県で強盗を働いたベトナム国籍の男2人に懲役13年が求刑されました。
群馬県安中市や福島、栃木、長野各県で昨年、病の住宅に侵入し現金を奪ったなどとして強盗致傷などの罪に問われた、
いずれもベトナム国籍で元技能実習生のホワン・フー・ホア被告(27)とマイ・バン・シー被告(24)の裁判員裁判で、福島地裁は29日、それぞれ懲役13年の判決を言い渡しました。
裁判長は判決理由でいずれの事件も夜間に単身高齢者を狙い地域に大きな不安を与えたと指摘、
弁護側が経済的な困窮が背景にあるとして情状酌量を求めたものの、犯行を正当化する理由にはならないと退きました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。