前橋市長選挙と伊勢崎市の新システム
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)前橋市長選挙、前橋市の小川晶前市長が、出馬の意向を固めました。
前橋市の小川晶前市長が、自身の辞職に伴う市長選挙への出馬の意向を固め、関係者に伝えたことが15日分かりました。
関係者によりますと、小川氏は15日、一部支援者に出馬する意思があることを伝えました。
市長選をめぐっては、新人で弁護士の丸山彬氏が出馬を表明済みで、共産党などでつくる民主姿勢への会が、新人で元市議の店橋世津子氏の擁立を発表しています。
14日の集会は、「小川晶を再選させる会」として支援者が主催し、およそ300人が参加しました。
参加者によりますと、小川氏は「市民のための姿勢を諦めることができない。もう一度前橋をつくっていきたい」などと出馬に意欲を見せ、「正式な意思表明は近日中に改めて公表する」と述べたということです。
(2)伊勢崎市は、軽自動車税の納付情報をオンラインで確認できるシステムを来年から導入すると発表しました。
伊勢崎市は15日、軽自動車税の納付情報をオンラインで確認できるシステムを
来年1月5日から導入すると発表しました。
県内の市町村では初で、納税証明書がなくても車検実施の可否が確認できるようになります。
伊勢崎市の収納課によりますと、軽自動車のナンバーと車体番号の下4桁を入力することで納付情報を確認できます。
未納の場合は車検を実施できないため、昨年度は代行業者などからの納税証明書の発行申請が2490件に上りました。
このシステムの導入により、年間およそ180万円かかっていた口座振替支払いの納税証明書の輸送費用も不要となります。
県は昨年10月から普通自動車で同様のシステムを導入済みで、来年度から口座振替支払いへの納税証明書の送付廃止を決めています。
富岡市の水道問題と詐欺防止活動
(3)妙義山での林野火災をめぐり、「再燃」をうかがわせる情報提供が消防本部にありました。
鎮火に向けた残火処理が進む富岡市の妙義山での林野火災をめぐり、
15日午前3時ごろ、「山のほうがオレンジ色に光っている」と再燃をうかがわせる情報提供が富岡甘楽広域消防本部にありました。
15日の朝に確認したところ、火は見えず白煙が確認されたため、県の防災ヘリが上空から散水しました。
富岡市は風が強かったため、一時的に火が上がった可能性があると見ています。
現場では落ち葉や樹木はほぼ燃え尽き、延焼の恐れはないとして、鎮圧状態に変わりはないとしています。
(4)藤岡市の旧鬼石町の3つの地区で水道水の濁りが1年以上続いています。
藤岡市の旧鬼石町の3つの地区で水道水の濁りが1年以上続いています。
住民が昨年9月、水道水が濁っていると藤岡市に連絡し発覚しました。
清掃などの対応で濁りは改善しましたが、今年7月以降、再び状況が悪化。
地区内全ての住宅の水道水が濁るわけではなく、
管路のサイズや水流の勢いなどによって濁りが異なるなどし、原因が分からない状況が半年以上続きました。
原因を探るため、富岡市は専門家に調査を依頼。
この結果、水にマンガンが多く含まれていることが分かりました。
塩素消毒をする際、化学反応を起こし、水が茶色や黄色になっているということです。
同じ水源を使う2つの地区でも濁り水が確認されており、この水源は1982年から使われており、
藤岡市はこれまでマンガンで問題になったことはなく、なぜ濃度が上がったのか分からないとしています。
(5)年末特別警戒に合わせ、伊勢崎署が特殊詐欺被害を防止する広報活動を行いました。
警察署員や市の職員ら15人が、広報用のチラシやポケットティッシュを買い物客に手渡しました。
チラシには警察官を名乗って現金を要求する詐欺の手口や、
「在宅時も固定電話を留守番電話に設定する」など、
被害に遭わない対策を記しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。