群馬県の不正事件
群馬県のニュースをお伝えします。(1)顧客から260万円余り騙し取っていたとして、銀行員を懲戒解雇処分にしました。
懲戒解雇の処分を受けたのは、群馬銀行のコンサルティング営業本部に勤務していた40代の行員で、
顧客に対し、定期預金の手続きに必要だと虚偽の説明をして、不正にキャッシュカードを預かり、
賃金およそ170万円を引き出していたほか、40万円を自分の口座に送金していたということです。
また、この行員はコンサルティングサービスの手数料として、顧客から48万円も騙し取っていたということです。
預金口座の入出金を監視するシステムで、不審な取引が検出され、調べたところ不正が発覚したということです。
内部調査に対し、この工員は騙し取った金をインターネットのライブ配信者に対する「投げ銭に使っていた」と話し、
事実関係を認めた上で、全額を弁済したということです。
(2)外国人グループによる銅線ケーブル窃盗事件、伊勢崎市の金属買取店を家宅捜索しました。
外国人グループによる銅線ケーブルの窃盗事件に絡み、警視庁と群馬、栃木、山梨各県警の共同捜査本部は7日、
盗品と知りながら買い取ったとして盗品等有償譲り受けの疑いで売却先だった伊勢崎市内の金属買取店を家宅捜索しました。
7日の午前10時ごろからおよそ20人体制で行われ、捜査員が買い取り伝票や売り上げなどが書かれたノート2冊などを押収しました。
また、入管難民法違反の容疑で従業員とみられる男を逮捕しました。
県警によりますと、この店は50代のイラン国籍の男性が経営し、盗品であるかもしれないと分かった上で、
昨年の7月、カンボジア人グループから銅線ケーブルを20万円で買い取った疑いが持たれています。
(3)前橋市議会議員選挙、投開票が行われました。
任期満了に伴う前橋市議選は9日、投開票は行われ、新たな市議38人の顔ぶれが決まりました。
当選者は現職28人、新人が10人で、現職2人が落選しました。
当選者を党派別で見ますと、無所属が28人、公明党と共産党がそれぞれ4人、立憲民主党が2人です。
立憲民主党と国民民主党がそれぞれ1人を推薦した無所属候補はいずれも当選しました。
投票率は39.34%で、2021年の前回を3.58ポイント下回り、6回連続で過去最低を更新しました。
(4)伊勢崎市は7日、2025年度一般会計当初予算案を発表しました。
伊勢崎市の臂泰雄市長は7日、前の年度と比べて3.3%増加の総額919億円となる2025年度一般会計当初予算案を発表しました。
5年連続の増額で過去最大の更新は4年連続です。
自然災害に対する防災力の強化や物価高騰で影響を受ける市民生活や地域経済への支援などに重点配分します。
中学生の学校給食費を無償化するとともに、市外の中学に通う生徒への給食費相当額を助成するため、伊勢崎市が4億1300万円を負担します。
また、多文化共生関連には1億3200万円を当て、絣の里市民交流館を一部改装し、多文化共生センターを開設します。
一方、防災減災事業には16億7400万円を計上し、防災アプリを導入して4カ国語の多言語表示に対応するほか、ウェブ版ハザードマップも6カ国語の切り替え機能を追加します。
(5)「玉村町子ども芸術展」が3日間行われました。
「玉村町子ども芸術展」が7日から3日間、玉村町文化センターで行われました。
園児と小中学生に加え、県立女子大学生が参加し、自由な発想で制作した絵画や工作などおよそ700点が来場者の目を引きました。
中学生は自画像や町のマスコットキャラクター「たまたん」を表現した切り絵などを出品、小学生の作品はクリスマスをテーマに描いた絵などがずらりと並びました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。