草津・白根山の警戒レベル引き上げ
群馬県のニュースをお伝えします。 草津・白根山の湯釜付近の警戒レベルが2に引き上げられました。
気象庁は、4日、群馬県と長野県にまたがる草津白根山の白根山の噴火警戒レベルを、
1の「活火山であることに留意」から、2の「火口付近規制」に引き上げました。
湯釜火口から約1キロの範囲は、大きな噴石への警戒が必要とし、立ち入りを規制しています。
気象庁によりますと、昨年6月ごろから地下の浅い部分の膨張を示すと考えられるゆるやかな地殻変動が確認されていることに加え、
湯釜付近を震源とする火山性地震が増えており、4日の午前5時までに40回を観測したため、引き上げ基準を満たすと判断しました。
草津町は4日午前5時55分ごろ災害警戒本部を設置し、7時30分ごろ防災無線や防災メール、ホームページで町民や観光客に周知しました。
また、今年9月から10月に予定していた草津白根山の登山ツアーについては、中止せざるを得ないとの見方を示しています。
湯釜付近が警戒レベル2になるのは、2021年以来4年ぶりです。
(2)沼田市の白沢発電所で工事中にワイヤーが切れ、作業員5人が重軽傷を負いました。
4日の午後3時ごろ、沼田市の県企業局白沢発電所で「生き埋めになった人がいる」と工事関係者の男性から119番通報がありました。
23歳から65歳の男性5人が搬送され、3人が重傷、2人が軽傷を負いました。
企業局によりますと、現場では発電所のリニューアル工事が行われ、事故当時は作業員7人が従事していました。
トンネル内の斜面でコンクリート製の台を作業員が専用機械で取り壊し、破片を乗せた搬出用の台車を引き上げている際、ワイヤーが切れ、作業員が巻き込まれたとみられています。
伊勢崎市の防災ラジオ試験放送
(3)伊勢崎市が地域FMで試験放送を開始しました。
災害情報を広く市民に届けるため、伊勢崎市は4日、コミュニティ放送のいせさきFMを活用した防災ラジオの試験放送を開始しました。
市は避難行動要支援者や障害者らに合わせて1090個のラジオを無償で貸与しています。
いせさきFMを通じて待機状態や他局を選局中でも、Jアラートや気象に関する特別警戒などを扱う緊急割り込み放送を自動的に流す仕組みです。
8月4日の午前11時に行った試験放送では緊急割り込み放送などに不具合があったことから、
18日に再度試験放送を実施し、その後は毎月第1月曜日の午前11時に行います。
(4)玉村町の殺人未遂事件で重体だった36歳の男性が死亡しました。
玉村町上之手の住宅で6月29日に起きた殺人未遂事件で、
県警と伊勢崎署は4日までに母親の内縁の夫である岡本茂容疑者(59)に首を絞められ、
意識不明の重体だった森園雄太さん(36)が搬送先の病院で死亡したと発表しました。
死因は捜査中で、県警が今後司法解剖を行います。
県警は容疑を殺人に切り替えて捜査しています。
(5)前橋市の集積所のゴミの中から現金600万円が見つかりました。
前橋署は4日、前橋市のゴミ集積所でゴミの中から現金約600万円が見つかったと発表しました。
警察によりますと、7月8日午後、市が委託したゴミ収集業者の職員が回収作業中、
ゴミの中に現金があるのを発見しました。
9日に市役所職員と業者職員が警察へ届け出たということです。
所有者を円滑に特定するためとして、発見時の具体的な状況を明らかにしていません。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。