群馬県の盗難被害の対策
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)エアコンの室外機や電線などが盗まれて転売される被害が全国で相次いでいることから、国は買取業者に対して取引の際に本人確認を義務付けました。
群馬県警によりますと、県内では太陽光発電用の電線ケーブルが盗まれる被害が昨年、1100件を超えたほか、公園の電線ケーブルや公共施設などのエアコンの室外機が盗まれる被害が相次いでいます。
盗まれた電線や室外機は買取業者に持ち込まれ、価格が高騰している銅などの金属が取り出されているとみられています。
盗難被害が相次いでいることを受け、国は今月から新たにエアコンの室外機や電線、グレーチングと呼ばれる速攻の金属製の蓋などについて取引の総額に関わらず、本人確認を義務付けました。
買取業者は本人確認を行い、取引の記録を帳簿に記載することが義務付けられ、違反した場合は6ヶ月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金が課されることになります。
(2)前橋市の小川晶市長が市職員の既婚男性とラブホテルを使った問題で、小川市長の事務所は、意見や要望を受け付けるコールセンターを開設すると発表しました。
前橋市の小川晶市長が市職員の既婚男性とラブホテルを使った問題で、小川市長の事務所は9日、一連の報道を巡る意見や要望を受け付けるコールセンターを開設すると発表しました。市役所の代表電話には報道を受けた意見・苦情などが8000件近く寄せられており、職員が本来の業務以外の対応に追われています。
こうした状況を受け、市役所職員労働組合は9日までに、小川市長に業務以外の過重労働の是正や職員にかかる精神的負担への配慮を申し入れました。
コールセンターの開設について小川市長の事務所は、「市民の意見を広く伺い、今後の活動に反映させていく」と説明しました。
(3)県議会第3回前期定例会が行われ、補正予算案や31の議案を可決しました。
県議会第3回前期定例会は9日の本会議で、73億1700万円を増額する今年度一般会計9月補正予算や、
追加提出された土地利用審査会委員6人を選任する人事案など合わせて31の議案を可決しました。
補正予算はアメリカの関税や物価高騰、猛暑といった喫緊の課題に迅速に対応するため、必要な金額を盛り込みました。
(4)県内の9月の平均気温が平年を上回りました。
県内13の観測地点の9月の平均気温は平年を2.1度から3.1度上回ったことが気象庁のまとめでわかりました。
前橋地方気象台によりますと県内は9月、上旬と下旬に高気圧に覆われて晴れの日が多くなった一方、中旬は前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日も多かったということです。
9月の最高気温は沼田で2日に37度を観測するなど、北部の4つの地点を含む7地点で9月の最高を更新しました。
平均気温は伊勢崎が26.2度、館林が25.9度、前橋が25.8度などとなり、12の地点で観測史上3番目となりました。
(5)2012年に発生した中央自動車道笹子トンネルの崩落事故をめぐり遺族説明会を開きました。
2012年に9人が死亡した中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故で、中日本高速道路が9日、東京都の研修施設で遺族説明会を開きました。冒頭、社長は遺族に謝罪し、「このような事故を二度と起こしてはならないとの強い決意を持ち、安全性向上に取り組む」と述べました。
説明会は非公開で実施され、亡くなった男女4人の遺族合わせて9人が参加しました。
事故は2012年12月2日に発生。コンクリート製の天井板が落下して、車3台が下敷きとなり、9人の遺族が死亡しました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。