群馬県の地価調査
群馬県のニュースをお伝えします。(1)今年の地価調査の結果が公表され、群馬県内、平均地価の変動率は、前の年と比べ横ばいとなり、33年ぶりに下げ止まりとなりました。
16日公表された地価調査で、群馬県内の地価の平均は、平成5年以降、毎年、前の年に比べマイナスとなっていましたが、今年は前の年に比べ変動率が0.0%と横ばいとなり、33年ぶりに下げ止まりとなりました。
このうち、「工業地」の地価の変動率は、平均でプラス2.3%となりました。
要因として、群馬県は自然災害が比較的少なく、高速道路などの交通インフラも整備されていることから、都市部を中心とした企業からのニーズが高まっていることが背景にあります。
また、「商業地」の変動率は平均でプラス0.6%と、2年連続上昇しました。
このうち、価格が最も高かったのは、高崎市栄町の1平方メートルあたり43万7000円で、前の年より3.3%上昇しました。
一方、「住宅地」の地価の変動率は、平均でマイナス0.4%と前の年を下回りました。
ただ、高崎市や太田市をはじめ、人口が多い地域の住宅地でプラス地点が増え、伊勢崎、吉岡、玉村、大泉の6市町で前の年に比べ、プラスとなっています。
(2)長野原町と嬬恋村で行われる新幹線通学の実証実験が開始となりました。
JR吾妻線を利用し通学をしている嬬恋村と長野原町の生徒や学生の通学時間を短くするため、軽井沢駅を活用した新幹線通学の実証実験が16日始まりました。
初日の朝は11人が新幹線に乗って登校しました。
生徒は両町村をめぐる送迎ワゴン車で軽井沢駅に到着。午前6時44分発と7時15分発の新幹線「あさま」に乗り込み、20分程度で高崎駅に着き、さらに学校の最寄り駅を目指しました。
高校3年の男子生徒は、「送迎車の時間もあり、行きはあまり短縮にならないが、帰りが便利。時間を有効に使いたい」と話しています。
実証実験は12月中旬まで3ヶ月間の予定で行われ、国の補助金などを活用し、参加者の送迎車と新幹線の運賃は無料となっています。
(3)玉村町議会が防災庁の候補地として推薦を提言しました。
玉村町議会は16日、政府が創設を目指す防災庁設置候補地として玉村町を推薦する提言書を石川眞男町長に提出しました。
海がないため津波のリスクが低いこと、幹線道路として国道354号が通ること、関越道高崎・玉村スマートインターチェンジや病院・ヘリポートが近いことなどを理由に、町議会は町が防災庁の候補地として好立地だと推薦しています。
防災庁を巡っては山本一太知事が7月、東京都内で赤沢経済再生担当大臣と面会。災害が少なく交通アクセスが良い立地と医療などの体制が整う群馬県の強みをPRし、地方拠点に最適だと提案しました。
(4)板倉町で路上に駐車していたトラックに乗用車が衝突し、男性が死亡しました。
16日午前6時5分ごろ、板倉町の国道354号上り線の路型に、駐車をしていた大型トラックの男性運転手から停車中のトラックに軽乗用車が衝突したと119番通報がありました。
館林署によると、駐車をしていた大型トラックの後方から軽バンが衝突。軽バンを運転していた男性は病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
現場は直線道路で、死亡した男性の身元確認を急ぐとともに事故原因を捜査しています。
以上、県内のニュースをお伝えしました。