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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)感染が広がっている伝染性紅斑(りんご病)について、県は8日、4月28日から5月4日までの第18週の定点医療機関あたりの報告数が、1機関あたり3.72人だったと発表しました。
前の週と比べて0.64人減ったものの、国が定める警報発令の基準値(2人以上)を4週連続で超えました。県によりますと、地域別では、西毛が4.63人で最多です。
ついで、中毛4.57人、東毛3.29人の順で多かったということです。県感染制御センターは「引き続き警報レベル。こまめな手洗いや咳エチケットといった基本的な感染対策を徹底して」と呼びかけています。
同じ期間の百日ぜきの報告は34人で、今年の累計は昨年の34人を大幅に上回る132人となりました。家庭内感染が確認されたほか、百日ぜきを理由とした学級閉鎖も起きているということです。
(2)神流町が供給した水道水を飲んだ神流町相原の男女14人が下痢や腹痛などの症状を訴えた食中毒問題で、神流町がこの地区の住民に対して補償を検討していることが、8日分かりました。
治療費や薬代などを含めた金銭的な補償を視野に、症状のある人の人数やその症状、治療の経過などを改めて聞き取る方針です。
食中毒の発覚後、町は原因究明に着手。その結果、農業用水タンクから排水管に流れ出た水が、下流部の排水管のつまりにより、農業用水タンクより低い位置に設置してある簡易水道タンクに逆流したのが原因だったと結論付けました。
(3)過疎地などに一定期間住んで地域活性化を担う「地域おこし協力隊」について、2024年3月までの5年間に任期を終えた後も本県で暮らしている人の割合(定住率)は65.1%だったことが総務省のまとめでわかりました。全国平均の68.9%は下回りました。
2024年度の県内隊員数は、前の年度に比べて2人減って161人です。人口減少や高齢化が進む地域にとって新たな人材の定着は重要な課題だけに、県は本年度から自治体や隊員向けの研修会を発信するなどして、定住率の向上を目指します。
(4)多文化共生を掲げる伊勢崎市で、8日、住民と地域に暮らす外国人との交流会が開かれました。
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曲輪町1区公民館を会場に、住民と外国人留学生5人がゲームや飲食を楽しみながら交流しました。
参加者は端午の節句にちなんで、童謡「こいのぼり」を共に歌い、かしわ餅を食べてお茶を飲みました。
牛乳パックのブロックを時間内にどれだけ高く積めるかを競うゲームなどに挑戦。会場はにぎやかな笑い声に包まれました。
(5)県内最多の1万6千人超の外国人が暮らす伊勢崎市は、多文化共生社会の実現に向け、
庁内の全部署と市内の全区長らを対象に、現状の課題や取り組みなどについてヒアリングを実施します。
結果をまとめて今後の関連施策に活用します。
庁内の各部署に対しては、庁内LANのアンケートフォームで実施します。
共生に向けた課題や取り組みを把握し、全庁的な課題解決につなげます。
伊勢崎市に170人いる区長に対しては各地区の公民館を会場に対面で行い、現場の声を聞き取ります。
さらに、伊勢崎市が認定している6人の多文化共生キーパーソンにもヒアリングをするということです。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。