群馬県のインフルエンザの状況
群馬県のニュースをお伝えします。
(1)県内のインフルエンザの患者数が、1医療機関あたり35.4人と、前の週より少なくなりました。
県衛生環境研究所によりますと、インフルエンザの患者数は、今月11日から17日までの1週間で、
1医療機関あたりの平均が35.4人と、前の週より11.05人少なくなりました。
県は引き続き、国が定める警報の目安の30人を上回った状態で、県内全域に警報を発令しています。
管内別で多い順に、富岡が48.33人と最も多く、藤岡が46.33人、伊勢崎が43.5人などとなっています。
県は、手洗いや換気に加え、希望する人は早めに予防接種を受けるなど、
感染対策を徹底するとともに、症状がある場合にはマスクを着用するよう呼び掛けています。
(2)通園バスの安全装置の設置状況が76.5%でした。
保育所や幼稚園などの通園バスに義務付けられた安全装置の設置について、
12月末時点の群馬県の設置状況は76.5%にとどまり、全国平均との差が拡大したことが、
19日、子ども家庭庁が公表した調査結果でわかりました。
都道府県別では46位ですが、県は施設の種類によって進捗に差があるとした上で、
来年3月末までは100%になる予定としています。
通園バスをめぐっては、2022年9月に静岡県で園児置き去り死事件が発生したことを受け、
政府は安全対策の強化に乗り出し、バスに設置するブザーの購入費用などを補助する方針を決定しました。
(3)前橋市消防局が職員2人を懲戒処分にしました。
前橋市消防局は19日、窃盗と不動意売説容疑で逮捕された東消防署の柴山副士長30歳を定職6ヶ月、
ホストクラブに勤務して無許可で副業をしていた北消防署の消防士23歳を定職3ヶ月の懲戒処分にしたと発表しました。
前橋市消防局によりますと、柴山副士長は、
4日午後8時ごろ、高崎市内のバス停で面識のない女性の牛丼を盗み、抱きつくなどの猥褻な行為をしたとして、県警に逮捕されました。
また、北消防署の消防士は、7月4日から11月29日までの合わせて34日間、
勤務明けや休日に伊勢崎市内のホストクラブで接客のアルバイトをし、合わせておよそ60万円の報酬を得ており、
12月3日に消防士の知人を名乗る人物から、
北消防署宛に通報があり、発覚したということです。
(4)高崎市の消防団員が、活動費などを横領しました。
高崎市消防団の西部地域にある方面隊分団で経理を担当していた30代の男性が、
活動費と消防団員の積立金、合わせておよそ574万円を横領していたことが分かりました。
関係者によりますと、男性は前橋市内のホストクラブに勤務し、
同じような金を客に渡して、自らの売上として使わせていたとみられます。
現在は、すでに全額を弁済しているなどとして、刑事酷訴しない方針としています。
(5)伊勢崎市の「景観まちづくり賞」が決まりました。
伊勢崎市の今年の「景観まちづくり賞」が決定し、
土木構造物・造園、工作物デザイン部門で「宮古霊園」、
まちづくり活動部門で「あかぼり小菊の里」と、
「太田町奉仕活動遊歩道をきれいにする会」が選ばれました。
宮古霊園はバリアフリー設計で、
整った区画と統一した墓石により、開放感のある外観となっています。
一方、小菊の里は秋の花の見ごろに無料開放し、
伊勢崎市内外の人が訪れる名所となり、
また、広瀬川左岸での奉仕活動は、季節の花を楽しんでもらおうと、
地元住民が草刈りやごみ拾いを地道に続けています。
表彰式は来年1月26日に伊勢崎市役所で行う予定です。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。