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群馬県のニュースをお伝えします。
(1)2027年7月27日の任期満了に伴う次期知事選について、現職の山本一太氏は、7月31日、3選を目指して出馬すると正式表明しました。
前橋市内で開いた後援会全体戦略会議で明らかにしたものです。
「群馬のためになれるか考えに考え抜いた。もう一度、皆さんのご了解をいただき出ることを決めた」と語りました。
決断理由として3選を望む後援会の総意を確かめられたことを挙げました。
独自の世論調査で山本県政への評価や3選出馬への期待が共に7割を超え、前回調査を上回った点を紹介しました。
「人生の終盤にこれほどやりがいのある仕事に巡り合えたことは幸せだ」とも述べました。
選挙の2年前という早いタイミングで出馬を表明した理由について、
「次は必ず強敵が出てくる」とし、勝ち抜くための準備期間として2年間が必要だと考えたと説明しました。
(2)520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故から今月で40年となるのを前に、
群馬県警察本部の新人警察官が墜落現場となった上野村の「御巣鷹の尾根」に登り、亡くなった人たちを追悼しました。
昭和60年8月12日、日本航空のジャンボ機が上野村の山中に墜落し、
単独の航空機事故としては最も多い520人が犠牲になりました。
群馬県警察本部では、新人の警察官に事故の教訓を学んでもらおうと、毎年慰霊登山を行っていて、
7月31日は今年採用された新人の警察官38人が登りました。
墜落現場にある慰霊碑「昇魂之碑」に到着すると、周辺の落ち葉を拾うなどの清掃活動を行ったあと、
全員で黙とうして亡くなった人たちを追悼しました。
(3)地域で料理店を営む外国人たちが作った各国の料理の販売会が伊勢崎市で開かれ、
市民らが食を通じて地元で暮らす外国人と交流を深めました。
この催しは、伊勢崎市が市民に地元で暮らす外国人と交流を深めてもらおうと去年から始めたもので、
7月31日は市内で料理店を営むアジアや南米の合わせて4か国の人たちが参加し、出身国の料理を販売しました。
伊勢崎市多文化共生課の担当者は、
「こういった場で会話が生まれ、お互いの興味や関心が高まったり、理解が深まったりしてもらえれば」と話していました。
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(4)教員を目指す高校生などを対象にしたセミナーが伊勢崎市で開かれ、生徒や学生らが小学生向けの授業づくりを体験しました。
このセミナーは、教員のなり手不足の解消につなげようと、県教育委員会が開いたもので、
7月31日は教員を目指す県内の高校生や大学生など25人が参加しました。
参加者ははじめに、現役の教員から、授業の課題を明確にすることや、一方的に教えるのではなく、児童や生徒どうしで考えを話し合う場を設けることなど、授業の構成について学びました。
参加した高校3年生の女子生徒は、「初めて授業づくりを体験し、難しさもあったが、人に教えるのは大切な立場だし責任感もあると思った。将来、教員の仕事に就けたら」と話していました。
県教育委員会によりますと、来年度の県内の公立学校の教員採用試験に応募した人は2年連続で減少し、出願倍率は3.0倍と、ここ10年で最も低くなっています。
(5)小学生がサッカーや切り絵、大正琴などの体験をするイベント「エンジョイ!サマースクール!! inひろせ」が7月31日、伊勢崎市の広瀬小学校で開かれました。
広瀬小学校児童と保護者およそ100人が、夏の思い出を作りました。
8種類の体験コーナーが設けられ、伊勢崎市のPRキャラクター「くわまる」の切り絵作りでは、子どもたちがカッターナイフを器用に使って制作に熱中していました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。