全国体力テストの結果
群馬県のニュースをお伝えします。(1)スポーツ庁が全国体力テストの結果を発表しました。
スポーツ庁は22日、小学5年と中学2年の全員を対象とした2025年度全国体力テストの結果を発表しました。
握力など実技8つの種目の合計点で、群馬県内の公立校は、小中男女いずれも全国平均を上回りました。
一方、体格に関する調査で肥満傾向とされた児童生徒の割合は、今年度も小中男女すべてで全国平均を上回りました。
県教育委員会は課題と位置づけてモデル校で生活習慣などを調査する方針を示しました。
身長と体重から肥満傾向と算出された子どもの割合は、小学校5年の男子が14.9%、女子が11.4%、中学2年の男子が11.8%、女子が8.7%のいずれも前年並みで全国平均を上回りました。
(2)藤岡市の公立藤岡総合病院で不適切な言動があったとして、勤務する医療従事者の職員合わせて9人を停職3ヶ月の処分としました。
病院を運営する医療事務組合によりますと、40代と50代の職員4人は、それぞれ複数年にわたって同僚の職員などにセクハラやパオハラにあたる言動を行ったとして、いずれも停職3ヶ月の処分を受けました。
今年9月、職員からの申し立てを受けて組合が調査したところ、4人がハラスメントに該当する行為を行っていたことが確認されたということです。
また、管理・監督ができていなかったとして、この4人の上司3人が言及の懲戒処分を受けました。
さらに、30代と50代の技師2人は、複数年にわたって患者や同僚の職員に対して不適切な言動を行い、繰り返し指導を受けても改善されなかったとして、3ヶ月、言及10分の1の処分を受けました。
藤岡総合病院では、今年5月にも看護師がパワハラで停職処分となっています。
(3)前橋市長選挙、新たに新人の高橋氏が出馬する意向を固めました。
小川晶前市長の辞職に伴う前橋市長選挙をめぐり、新人で農業を営む高橋氏66歳が無所属で出馬する意向を固めたことが22日分かりました。
近く、正式表明する予定です。
取材に対し高橋氏は、以前に前橋市内の百貨店に勤務したことがあるとして、
「前市長の騒動で低下した県都のイメージを回復させたい」と出馬理由を説明。
低所得者への食費や家賃の補助、小中学生の基礎学力向上、市長報酬の3割削減に取り組むとしました。
市長選をめぐっては他に、弁護士の丸山彬氏39歳と元市議の店橋世津子氏64歳と小川氏が立候補を表明しています。
(4)警察官を装う電話で太田市の45歳の男性が300万円の詐欺被害に遭いました。
太田市は22日、太田市の45歳の男性会社員が警察官を装う男らから嘘の電話を受け300万円を騙し取られたと発表しました。
警察によりますと、男性は11月28日午後0時頃から警察官や検察官を名乗る男2人から携帯電話やLINEを通じて
「特殊詐欺グループの一員として容疑がかかっており逮捕状が出ている」などと嘘を言われました。
その日の午後、指定の口座にインターネットバンキングで現金を振り込み騙し取られたということです。
男性は男が示した偽の逮捕状などを不審に思い、警察に相談しました。
(5)多文化共生を進める伊勢崎市は外国人を含む市民の交通安全を目的とした3者協定を締結しました。
多文化共生を進める伊勢崎市は19日、三井住友海上火災保険と伊勢崎市内で保健代理業を営むアイザワコーポレーションと
外国人を含む市民の交通安全を目的とした3者協定を締結しました。
外国人住民に対し、自動車保険や交通ルールなどに関する情報を発信していきます。
伊勢崎市内には県内最多の1万7000人以上の外国人住民が生活し、交通ルールの周知や啓発が課題となっています。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。