放火と警察の問題
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)自室に放火をしたとして、37歳男が逮捕されました。
自身が住む市営住宅の部屋を燃やそうとしたとして、前橋東署は11日、現住建造物等放火未遂の疑いで、前橋市の37歳男を逮捕しました。
逮捕容疑は9日午後11時ごろ、自室の台所ガスコンロで紙などに火をつけ、部屋に火をつけようとした疑いです。
橋本容疑者から話を聞いた近隣住民が119番通報しました。 (2)拳銃を不適切な保管をしていたとして、巡査部長を内部処分していたことが分かりました。
拳銃を保管庫にしまい忘れたとして、県内の警察署に所属する巡査部長を本部長注意の内部処分としていたことが11日分かりました。
監察課によると、4月上旬、保管庫に収納する必要がある拳銃1丁を個人ロッカー内に忘れたということです。
翌日、保管庫の点検で発覚したもので、業務の後、他の装備品と一緒におよそ24時間、施錠されたロッカー内に入っていたということです。
(3)県民防犯運動に合わせ、伊勢崎警察署で出発式が行われました。
伊勢崎署は11日、県民防犯運動に合わせ、官内の企業や自治体と合同で防犯パトロールを行いました。
警察署では出発式が開かれ、署員や伊勢崎市、玉村町、県の職員らおよそ43人が参加をしました。
新井署長は出発式で、2024年に館内で特殊先被害がおよそ20件発生し、被害総額はおよそ3億円に上ることを説明し、
「犯罪防止のために皆さんのご協力をお願いしたい」と述べました。
(4)生活保護費が2013年から段階的に引き下げられたのは不当だとして、受給者が国などを訴えた裁判で、
前橋地裁は引き下げを違法という判断を示し、減額した決定を取り消す判決を言い渡しました。
生活保護のうち、食費や高熱費などの生活補助の基準額について、国は当時の出触れによる物価下落などを反映する形で、
2013年から2年間最大で10%引き下げました。
これについて、県内受給者10人が「最低限度の生活に満たない暮らしを強いられた」とし、減額の決定取消しと、国に対して1人当たり1万円の賠償を求める訴えを起こしました。
11日の判決で、前橋地裁の裁判長は、「客観的な数値などとの合理的関連性や専門的知見との整合性を欠くものと言わざるを得ない。」と指摘をし、
今回の引き下げは違法という判断を示し、減額決定を取り消しました。
一方、国に賠償を求める訴えは退け、憲法違反かどうかは判断しませんでした。
同様の裁判は全国でおよそ30件起こされ、最高裁判所が今月、引き下げが違法かどうか統一的な判断を示す見通しとなっています。
(5)SNS時代の付き合い方を議論するいじめ防止フォーラムが行われました。
小中高生らがいじめをなくす方法を考えるいじめ防止フォーラムが11日、伊勢崎市の人材派遣・ワイズコーポレーション・境総合文化センターで開かれました。
伊勢崎市と玉村町の34校・児童生徒およそ50人が交流サイトが普及した現代の人付き合いなどについて話し合いを行いました。
SNSの投稿を機に友人グループから仲間発言にされた人を事例にし、参加者は6班に分かれて防止策を考えました。
生徒からは「人から聞いた話を鵜呑みにせず本人に真偽を確認する」、また「周囲の人も傍観せず当事者に声をかける」などの意見が出ました。
以上、県内のニュースをお伝えしました。