女子生徒への猥褻行為と詐欺事件
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)女子生徒に猥褻な行為をした元教諭に、実刑の可能性がある判決が下されました。
東毛地域の中学校で1月、女子生徒、当時13歳に猥褻な行為をしたとして、不同意猥褻の罪に問われた元教諭の男69歳の判決公判が26日、前橋地裁で開かれました。
裁判官は、「教育現場にあるまじき卑劣な犯行」として、懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
判決によると男は1月、校内で2度にわたり女子生徒の胸を触るなどの猥褻な行為をしました。
裁判官は、被害者の精神的な苦痛は重大で、今後の成長への悪影響も懸念されると非難をしました。
(2)SNS型ロマンス詐欺で沼田の49歳女性が1000万円以上の被害に遭いました。
沼田署は26日、交流サイトを通じて親近感や恋愛感情を委かせ金銭を騙し取るSNS型ロマンス詐欺の手口で、沼田市の看護師の女性が1236万円を騙し取られたと発表しました。
警察によると、女性は2月から3月にかけて出会い系アプリを通じ知り合った大阪府の男性を名乗る人物から、
「僕の言いなりに操作すれば必ず儲かるから言う通りにやってみて。」などと嘘のメッセージを受信。
スマートフォンのアプリを使い、6回にわたって指定された口座に現金を振り込み騙し取られました。
(3)長野県山ノ内町に3人で25日、山菜取りをしていた群馬県の男性2人の行方がわからなくなりました。
警察などが26日朝から捜索を行い、男性2人が川の中で遺体で発見されました。
死亡したのは、いずれも群馬県前橋に住む76歳と80歳男性です。
警察によりますと、2人は25日、77歳男性と3人で、山ノ内町の奥志賀高原の3人で山菜取りをしており、午後4時ごろはぐれたということです。
警察などが26日の朝から捜索をしたところ、山中を流れる川で2人の遺体を発見しました。
1人は川の岸辺で、もう1人が川の中で見つかったということです。
一緒に山菜取りをしていた77歳男性は、「川の対岸に山菜があり、3人で川を渡ろうとしていた。」
「増水していて、腰の高さぐらいまで水があった。」と話しています。
(4)昨年度、群馬交響楽団は5484万円の赤字となりました。
群馬交響楽団の本年度第1回理事会が26日、高崎市の高崎芸術劇場で開かれ、2024年度の事業報告や収支決算を承認しました。
依来、演奏会の減少や国庫補助金の減額、出演料の増額により、5484万円の赤字となりました。
計上収益は前期に比べ7399万円減り、8億2251万円となりました。
(5)外国住民に対し、ごみ拾いの知識と歴史を学ぶイベントが行われました。
伊勢崎市で子どもの居場所作りなどに取り組む大学生、高校生中心のNPO法人アスワートが25日、
伊勢崎市境地区で多文化共生イベント「境町中歴史探索クリーニング作戦」を初めて開きました。
境町モスクに通うパキスタン、バングラデシュ、スリランカの出身者を含む住民らおよそ60人が参加し、地域の歴史を知り、ごみの分別の仕方などを学びました。
イベントは市との共催で、市内には県内最多の1万6000人を超える外国人が暮らしており、日本人と外国住民の交流、外国人住民が理解しにくいごみの分別を学んでもらおうと企画されました。
以上、県内のニュースをお伝えしました。