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群馬県のニュースをお伝えします。
(1)4日夜、前橋市の路上で、近くの福祉施設に勤める49歳の女性が刃物で刺されて意識不明の重体となり、
市内に住むパート従業員の岸耕一容疑者47歳が、殺人未遂の疑いでその場で逮捕されました。
警察によりますと、女性はその後、意識が戻ったということです。
これまでの警察の調べなどで、容疑者は現場近くにいて、女性が勤務を終えて職場を出た際に近づいていき、
口論になった後、刃物で刺したことが分かっています。
さらにその後、倒れた女性に対して、覆いかぶさるようにして首を絞めていたことが分かりました。
女性の同僚が容疑者を取り押さえ、その後、現場に駆けつけた警察官に引き渡したということです。
調べに対して、女性を殺そうと思って切りつけたと供述しているということで、
警察は女性と面識があり、職場から帰宅するところを待ち伏せして事件に及んだとみて、詳しいいきさつを調べています。
(2)桐生市内の保安林に無許可で土砂が運び込まれた盛り土について、
県は災害につながる恐れがあるとして、造成した会社に代わって土砂の流出を防ぐ対策工事を行う行政代執行を始めました。
桐生市川内町には林道沿いの2カ所に、おととし12月から去年5月にかけて、
茨城県の土木工事会社が合わせておよそ4万2千立方メートルの土砂を無許可で運び込み、盛り土が積み上げられています。
これらの盛り土は土砂を固める作業が適切に行われてなく、一部で崩落が起きていたほか、大きく崩れれば下流にある住宅に被害が及ぶ恐れもありました。
県は土砂を搬入した会社に対して対策工事を求めていましたが、期限までに応じなかったことから、5日、会社に代わって工事を行う行政代執行に着手しました。
(3)車社会の本県に欠かせないガソリンスタンドが減少し続けています。
資源エネルギー庁のまとめによりますと、2023年度末時点の県内のガソリンスタンドは563カ所で、10年前から30.3%減少し、減少率は全国一位でした。
3カ所以下の「給油所過疎地」は9町村に上り、上野・南牧・高山・明和の4町村は1カ所でした。
このうち高山村は、今年2月に唯一のガソリンスタンドが閉店し、ゼロになりました。
群馬経済研究所は、今後も減少が続けば地域住民の生活に支障を来す可能性があると指摘しています。
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(4)県は5日、昨年12月の県民意識調査で、男女の地位を「平等」と感じている人の割合が17.5%で、2019年度の前回調査から0.1ポイントの微増にとどまったことを明らかにしました。
本年度まで5年間の「第5次県男女共同参画基本計画」で、目標値を35.0%としてきましたが、達成できませんでした。
調査は5年ごとに行っています。
インターネットを利用し、県内在住の18歳以上の男女2000人から回答を得ました。
調査結果によりますと、「平等」以外では、「男性が優遇されている」が63.9%に上り、「女性が優遇されている」が5.9%でした。
(5)県警子供・女性安全対策課と渋川署は5日、映像送信要求の疑いで、新潟市南区の自称アルバイト・風間健太容疑者21歳を逮捕しました。
逮捕容疑は1月11日午前1時45分ごろ、県内の10代の女性が13歳未満と知りながら、
SNSのメッセージ機能で性的な部位を露出した姿を撮った動画の送信を要求した疑いです。
渋川署によりますと、容疑を認めています。
2月上旬に被害者の家族から相談があり、SNS上のやり取りなどを調べていました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。