群馬県民会館の視察と廃止検討
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)山本知事は8日、県が廃止を含め検討している前橋にある群馬県民会館を視察し、老朽化の程度を回収する場合に必要となる工事などについて確認をしました。
1971年、開館した前橋にある群馬県民会館は、老朽化が済み、県資産では回収に50億円以上かかるなどして、県が廃止を含め検討しています。
この一環で、山本知事は8日、県民会館が建設された当時の設計などを担当した設計事務所の社長の案内で、建物内を初めて視察しました。
山本知事はこの中で、ホールや会議室、機械室などを見て回り、老朽化の程度などを確認したほか、耐震性や施設の利用状況、それに回収する場合に必要となる工事などについて質問をしていました。
視察を終えた山本知事は、「最終判断はまだしていない。」と述べ、視察内容を判断基準の一つとする考えを示しています。
(2)先月、県道で、酒を飲み無免許で軽乗車を運転し事故を起こし、男女3人に怪我をさせたとして、伊勢崎の22歳男が逮捕されました。
逮捕されたのは伊勢崎市の22歳男です。
警察によいますと、この男は先月29日の午前8時過ぎ、伊勢崎市八坂町の県道で軽乗車を運転し信号機の柱に衝突。
その反動で対向車線を走ってきたワンボックスカーと衝突する事故を起こし、乗っていた63歳女性に足の骨を折る大怪我をさせたほか、
35歳女性と2歳の男の子に軽い怪我をさせたということです。
警察の調べに対し、男は無免許で軽乗車を運転し、呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されましたが、
防犯カメラの映像などから運転していたことなどを特定。8日、無免許危険運転障害の疑いで逮捕しました。
(3)前橋の39歳男性が3489万円の被害に遭いました。
前橋東署は8日、交流サイトを通し、投資話を持ちかけ現金を騙し取る「SNS型投資詐欺」の手口で、
前橋の男性会社員が3489万円を騙し取られたと発表しました。
警察によると、男性は1月5日頃、SNSに掲載されていた株式投資に関する嘘の情報に反応し、SNSのグループに誘導されました。
その後、「AIを使って市場の変動を予測するソフトを開発。長期的な利益を実現できるなどと嘘のメッセージを」受信しました。
14回にわたり、指定されたインターネット口座に現金を振り込み、騙し取られたということです。
(4)群馬県は、全養豚場に消毒命令を出しました。
県内の養豚場で発生が相次ぐ豚熱(CSF)への対応として、県は8日、豚やイノシシを飼育する県内全域のおよそ150農場に対し、
家畜伝染病予防法に基づく緊急消毒命令を出しました。
対象となる期間は9日から来年3月末となります。
県によると、豚熱発生を受けた緊急消毒命令は、桐生市で県内5例目が確認された2021年以来となります。
(5)群馬県は、企業や農業法人の誘致に力を入れようと、遊休農地を衛星で把握するデジタルパンフレットを作成します。
遊休農地の活用に向け、県は本年度、企業や農業法人の誘致を積極化します。
衛星データを活用し、農地の面積や状態をまとめた「農業版企業誘致デジタルパンフレット」を作成し、
農地情報をデジタル化して分かりやすく示すほか、全国の農業法人などを対象とした参入意向調査も行うとしています。
県によると、衛生を使って農地の面積や勾配、荒廃度などの「見える化」に取り組む企業と連携し、
平たん部の遊休農地からデジタル化を進める方針です。
これまで各地の農地情報は市町村が行うパトロールで把握していましたが、公開しておらず、企業から問い合わせがあったら紹介していました。
以上、県内のニュースをお伝えしました。