群馬県の新しいパスポート
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)県有施設の利用促進につなげようと、県は本年度、県内11の施設に利用開始日から1年間、何回でも入場できる共通パスポートについて、スマートフォンを活用したデジタル版の販売を始めました。
これまでの紙版に加え、幅広い世代に手軽に使ってもらおうと用意しました。
価格は紙版と同じ4,300円です。
無料通信アプリLINEの県公式アカウント「県デジタル窓口」で、クレジットカードかスマートフォン決済アプリ「PayPay」で購入できます。
対象11施設は、近代美術館、館林美術館、歴史博物館、自然史博物館、土屋文明記念文学館、ぐんまこどもの国児童館、日本絹の里、生涯学習センター、キーテクノロジーぐんま天文台、ぐんま昆虫の森、昭和庁舎(特別展示室)です。
紙版は2001年度に販売を始め、各施設の窓口で現金のみで購入できます。
中学生以下は各施設とも入場無料のため、紙版もデジタル版も購入の必要はありません。
(2)1日午後0時50分ごろ、片品村戸倉の尾瀬国立公園内で、一人で登山をしていた高崎市浜尻町の無職、北沢義明さん90歳が、雪の斜面からおよそ20メートル滑落しました。
北沢さんは県防災ヘリに救助され、前橋市内の病院に運ばれましたが、頭と首の骨を折り死亡しました。
沼田署によりますと、現場は入山口の鳩待峠から北におよそ600メートルの雪上です。
北沢さんは登山者が歩くコースから外れたため、コースに戻ろうと、現場西側の斜面を登っていました。
近くにいた男性が110番通報しました。沼田署が詳しい事故原因などを調べています。
(3)榛東村のドラッグストアで万引きをしたとして、窃盗の罪に問われた陸上自衛隊相馬原駐屯地第12旅団司令部の3等陸佐、
平野暢彦被告44歳の判決公判が1日、前橋地裁でありました。
裁判官は「セルフレジを未精算のまま通過し、2度万引きをしたのは悪質」として求刑通り罰金50万円を言い渡しました。
判決理由で裁判官は、支払いを忘れただけで故意ではないとする弁護側の主張に対し、
昨年1月に商品を持ち出そうとして店から注意を受けていたが、その後も持ち出したなどとして「故意が極めて強く推認される」と指摘しました。
(4)東京商工リサーチ前橋支店は1日、県内の企業倒産整理状況を発表しました。
4月の負債額1000万円以上の倒産件数は前年同期比3件減の11件で、負債額は12億8200万円でした。
産業別はサービス業他が3件、小売業、不動産業がそれぞれ2件。農業、林業、漁業、鉱業、建設業、製造業、運輸業がそれぞれ1件となりました。
倒産原因は「販売不審」が10件、「既往のしわ寄せ」が1件です。
形態は法的倒産が全11件で、いずれも破産でした。
(5)花で彩られた庭園を一般公開する「オープンガーデンたまむら」が、町内の個人宅や事業所などおよそ20ヵ所で開かれています。
それぞれの個性やこだわりを感じる景観が楽しめます。
4日から6日に公開する下新田の斎藤由美子さん方は、ピンク・水色・紫の花を基調とした庭が特徴で、パンジーやリアリナなどで彩られています。
特に15年ほど栽培しているというバラは「優しくふんわりとした花の形と香りが魅力」ということです。
見学可能な庭園のマップを玉村町役場などで配っているほか、町のホームページからもダウンロードできます。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。