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群馬県のニュースをお伝えします。
(1)優秀な人材を確保するため、伊勢崎市は新年度の職員採用試験で、
民間企業が取り入れる適正検査「SPI3」を使った採用方式を拡充します。
既にSPIを導入している事務職の試験に加えて、土木職でも1次試験をSPIで受験できる新たな区分を設け、
試験も2ヶ月前倒して実施します。
採用が売り手市場化する中、公務員試験対策をしていない優秀な人材の採用を促す狙いがあります。
土木職の採用試験は、SPIを使わない従来型の方式でもおよそ1ヶ月前倒して実施します。
(2)日銀が1月に政策金利を0.5%程度引き上げる追加利上げを決定するなど、
昨年3月のマイナス金利解除から金利正常化の動きが続く中、
この1年間で借入金利が「すでに上昇している」と答えた県内企業が51.6%に上ることが
13日までに、東京商工リサーチ前橋支店がまとめたアンケートで分かりました。
「今年中に上昇」と見通す企業を合わせると85.7%に達し、資金調達への影響が出始めている状況が浮き彫りとなりました。
(3)前橋市中心市街地の複合施設で、市が解体方針を示している「前橋テルサ」をめぐり、
市は13日、跡地活用アイデアの民間公募に向けた説明会を開きました。
県内外の企業など13グループが施設概要を聞き、館内を見学しました。
説明会は、4月に実施する「サウンディング型利活用調査」へ参加する意欲がある事業者や企業同士でつくるグループを対象に開催。
前橋市産業政策課はこの施設の経過を説明し「実現性のある提案を聞かせてほしい」と期待を寄せました。
可能性調査の観点から建物を解体しない提案も受け付けるとしており、参加者からは固定資産税の推計額や、
市が改修に必要とするおよそ20億円の内訳などについて質問が寄せられました。
(4)13日午後0時50分頃、前橋市古市町のJR上越線新前橋駅のホームに入ろうとしていた高崎発小山行き下り普通電車が
緊急停車を知らせる信号を受け、ホームに入るおよそ60メートル前で停車しました。乗客およそ180人にけがはありませんでした。
JR東日本高崎支社によりますと、落し物があり、列車停止のボタンが押されたということです。
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この電車は30分後に運転を再開しました。この影響で上越線と両毛線、吾妻線の下り計4本に最大30分の遅れが生じ、乗客およそ400人に影響が出ました。
(5)山本知事と県警の倉木本部長は13日、強盗や特殊詐欺などの闇バイトの撲滅に取り組むことを共同で宣言しました。
県や県警のホームページやSNSから知事のメッセージ動画を配信するなど、若い世代が犯罪に加担しないよう啓発します。
闇バイト募集の可能性が高いとして、「即日即金」 「簡単高収入」などの表現で検索しないことや、秘匿性の高い通信アプリへ誘導された場合に応募しないように周知します。
県警によりますと昨年、特殊詐欺に関わった疑いで摘発した33人のうち、15人(45%)がSNSをきっかけに加担したとみられます。
山本知事は「闇バイトは紛れもない犯罪。探さない、応募しない、実行しない、の3原則を貫いてほしい」と強調しました。
(6)県内の公立中学校と義務教育学校計151校の卒業式が13日、各学校で開かれ、およそ1万5000人の生徒が学び舎を巣立ちました。
統合のため本年度で閉校する川場中学校では最後の卒業生22人が卒業証書を受け取りました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。