警官の監督措置
群馬県のニュースをお伝えします。（１）市民の財布を一時所在不明にしたり、また交番で出火をしたとして、警官2人を監督措置としたことが分かりました。
交通事故現場にあった関係者の財布を一時、所在不明にしたとして、県警が巡査を本部長訓戒としていたことが13日分分かりました。
また、交番では巡査長の過失で火災になりかねない事案が起きていたことも判明しています。
県警は2月中に2人を監督中の措置と呼ばれる内部処分としました。
県警によると、巡査は出動した現場で事故車両に残されたカバンを発見。
カバンの返却を受けた持ち主から財布がなくなっているとの指摘があり、現場を調べると財布は側溝に落ちており、入っていた現金はそのままだったということです。
巡査は、「蹴ったら側溝に落ちた。」などと曖昧な話をしたということです。
県警は窃盗や器物損壊の疑いを視野に調べましたが、物証もないため、内部処分にしたと説明をしています。
また、交番勤務の巡査長は1月、ペン先に付着した接着剤を溶かそうとライターで熱しましたがうまくいかず、壊れたペンをゴミが入ったゴミ袋に捨て、その場を離れました。
熱を持ったシャープペンの芯から出火したとみられ、同僚が警報音で火が出ていることに気づいたということです。
（２）電子地域通貨「渋ペイ」のポイントを不正に所得したとして、4人を書類送検しました。
渋川市の電子地域通貨「渋ペイ」のポイントを不正に所得したとして、県警サイバーセンターと渋川省は13日、電子計算機使用詐欺の疑いで、東京都の男性会社員ら親族関係の男女4人を前橋地検に書類送検しました。
4人の書類送検容疑は、共謀し昨年9月。渋川市の宿泊施設でスマートフォンを使い、2000円から8000円の渋ペイポイントが利用可能になるよう、12回にわたり不正な処理をし、6万6000ポイントの不法な利益を得た疑いです。
当時は県外から鉄道か高速バスで市を訪れ、宿泊した人に2000円分のポイントを付与するキャンペーン中でした。
（３）太田市は消防団員の活動がなければ不支給にする方針を固めました。
消防団員の積極的な活動参加につなげようと、太田市はこれまで一般団員に階級に応じ定額支給をしてきた年額報酬について、新年度からは活動実績がない団員には支給しない方針を固めました。
3ヶ月ごとに確認し、一度も参加がなければ支給をしないとしています。
こうした条例は県内初で、総務省消防庁は全国の自治体に通知した報酬に関する基準の中で年額報酬について「出動回数によらず」としています。
また、併せて出動1回ごとに支給する出動報酬を新設し、積極的な姿勢が適切に評価されるようにするとしています。
（４）今年の桜の開花、3月25日の予想です。
気象情報会社ウェザーニュースは13日、今年春の桜（ソメイヨシノ）の第6回開花予想を発表しました。
前橋の標本木は25日に開花し、4月1日に満開を迎えると見込んでいます。
ウェザーニュースによると、全国でも平年並みか平年より早く開花するところが多いと見込んでいます。
3月上旬の寒の戻りの影響で成長が足踏みしましたが、今後1週間は気温が平年より高く足早に成長すると見通しています。
（５）13日、公立中学校などで卒業式が行われ、1万6000人が巣立ちました。
県内公立中学校・義務教育学校あわせて151校の卒業式が13日、各学校で開かれました。
新たな世界に旅立つお祝いとして、赤堀中学校の保護者らが13日、特大の卒業証書を贈りました。
赤堀公民館の壁にプロジェクターで縦3メートル、横7メートルの証書を投影し、卒業式を終えた生徒や保護者およそ300人が集まり、
友人や家族らとの記念撮影を楽しみました。
以上、県内のニュースをお伝えしました。