官製談合事件と元副市長の辞退
群馬県のニュースをお伝えします。 (1)藤岡市が発注した工事をめぐる官製談合事件を受け、起訴された元副市長が退職金などの受取を辞退する意向を示していることが分かりました。
これは藤岡市が9日開いた記者会見で明らかにしました。 それによりますと、官製談合事件で起訴された元副市長の塚本英夫被告(57)は、
解職された翌日の今月7日、退職金や公務員のボーナスに当たる期末手当などの受取を辞退する意向を示したということです。
受取を辞退する意向を示しているのは、退職金およそ370万円と期末手当およそ200万円など、
合わせて580万円余りで、藤岡市では刑事事件などを理由として差し止める規定がないことから、今月から来月にかけて支給されることになっています。
このため市は一旦支給した上で、元副市長の意向を受け、返還方法を検討することとしています。
(2)9日の群馬県内、天気は曇りでも気温が上昇し、熱中症の疑いで4人が搬送されました。
県内は9日、雲は広がりましたが温かく湿った空気の影響で気温が上昇。最高気温は桐生で真夏日に迫る29.9度を観測しました。
県によると中学生2人を含む4人が熱中症の疑いで救急搬送されました。
前橋地方気象台によると最高気温は前橋で29.2度、高崎の上里見で29度など、全13観測地点中8地点で7月上旬から中旬並みの気温となりました。
伊勢崎市では午後0時半頃、屋外で体育の授業を受けた女子生徒2人が頭痛などを訴え、軽症の熱中症と診断されています。
(3)伊勢崎市は多文化共生センターを11月にも設置します。
県内最多の1万6000人を超える外国人住民が暮らす伊勢崎市は多文化共生政策推進の拠点として、昭和町の絣の郷市民交流館に多文化共生センターを開設します。
外国人住民が生活に関する幅広い情報を得られる施設と位置付け、11月のオープンを目指すとしています。
県内では太田市が昨年12月に同様の施設を開設しており、県内2例目となっています。
(4)太田市は、ふるさと納税96人分の住民税を過大請求していたと発表しました。
太田市は9日、ふるさと納税ワンストップ特別制度を利用し、昨年行われた市への寄付金96人分について、
控除額が正しく反映されず、住民税合わせて176万2500円を過大に請求していたと発表しました。
いずれも納付前だったため、市は96人の職場など73事業所に訂正した税額決定通知書を発送しました。
市民税化によると、システムにデータを取り込んだ際に出るエラーリストの処理を誤り、課題な額が明記されたままの通知書を5月に発送していたということです。
(5)県内の今年4月の有効求人倍率は1.42倍となり、6ヶ月ぶりに減少に転じました。
群馬労働局によりますと、仕事を求めている人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率について、
県内今年4月は働く場所ごとに集計した就業地別で1.42倍となり、前の月を0.01ポイント下回り、6ヶ月ぶりに減少に転じました。
新規の求人数を産業別に見ますと、前の年の同じ月に比べ運輸業・郵便業がマイナス13.2%、
医療福祉がマイナス6.2%、建設業がマイナス4.3%などと減少しました。
また製造業は0.2%増加したものの、このうち自動車関連企業などの輸送用機械器具はマイナス42%と大きく減少しました。
以上、県内のニュースをお伝えしました。