2025-06-07 19:11

#246 現場で詰められた経験を教えてください

あんまりないかも

サマリー

生産技術の現場での厳しい経験について語られ、特に詰められることの辛さや機器の接続ミスによるトラブルが取り上げられています。これにより、現場作業におけるコンプライアンス問題や配線ミスを防ぐためのシステムの進化に触れられています。また、インターネットオブシングスの未来の可能性や、その中でのサーボモーターやベンダーロックインの問題についても語られています。さらに、自動配線技術や生産現場における人間と機械の関係性についても考察が展開されています。

現場での厳しい経験
明日のファクトリーオートメーションへようこそ、メインパーソナリティの高橋です。
ミスです。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ラジオネームはんちょうさんから頂きました。ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。
生産技術で現場に詰められた経験についてお話して頂きたいです。
クリスさん、現場に詰められたことありますか?現場に行って激詰めされたと。
めっちゃあるんです。
詰められたってことはめっちゃあるんですけど、多分前のラジオも何回あったんで話したんですけど、
例えば、昔最初にP8が働き始めた時に、ポインターを間違って修正してて、生産データが全部なくなっちゃったりとか、
そして後ろの半帳とか何帳とかずっと、どうやって直すんだと囲まれた時とかもあったんですね。
詰められたってですね、これは。でも直らなかったので、もう1000倍読んでやってもらったんですね。
ちょっと申し訳なかった。すごい申し訳なかった。
そう、私一人で対応聞けなかった。あんな、半帳とか首帳とか何帳とか全部聞いてて。
そうそうそう。あります?高谷さん現場。あんまり現場、そこまで現場行かないで。
じゃなかったっけ?
まあ、なんていうんですか、僕そんな客先にいろんなものを納める経験はそんなにしてないですけど、
まあなんていうか、まあ詰められる経験はそれなりにはしてますよね。
そうですね、はい。
例えばですけど、現場で調整をした時に、開発機をやってるんで僕は、いわゆる一生調整が終わらないケースがあるんですよ。
僕1ヶ月ぐらいずっとやったりとかあるし。
一生調整終わらない。
その時に、組み付けとか作業、操作をしてくれてる現場の人がいるわけですけど、
一生終わらないから、いつ終わるんだ?いつ終わるか説明しろみたいな。
1ヶ月終わってないものを説明できるわけないんですけど、いつ終わるか説明しろって言われて、
もうこの日までに終わります。過去多分みたいな。
コンプライアンスと配線ミス
しか言えないですよね。難しいな、これ詰めるのがちょっと辛いな。
でもまあ、あれじゃないですか、でもさ、今って結構そのコンプライアンスの問題があるからまだマシだと思うんですよ。
そこまで責めれない?責めてこない?
いわゆる先輩方の話とかやべえ話がいっぱいあるじゃないですか。
ある。終わるまで返さないとか。
返さないとか、スパナで殴られた話とか。
殴られた?
そうそう。工具でバーンって殴られて、ホイールみたいな無いって話とか、そういうレベルの話を聞いたことはありますよ。
ドイツ伝説じゃないですよ。
ドイツ伝説じゃないと、本当に20年30年前なんていうのは多分当たり前にあったんだろうなっていう、いろんな方のお話を聞いてると。
それはね、自社の話もあるし、他社の話もあるし。
でも終わるまでは、工場出れないのはちょっとあったんですね、最初働くときも。
最初工場入るとき、紙書かれたじゃないですか、大体に。
何人校長派です。出るからサインもらってください。
殴るまではサインくれません。
そう、あったあった、それで。
とにかく無理矢理、頑張って、殴って。
夜中の3時とかでちょうど出たじゃないですかね、2、3時ぐらいで。
そう、そう。だな。
でもこれコムライスのおかげで今、ちょっと優しい世界になりましたね、新世界が。
そうですね。
あとトラップはたくさんあるんですけどね、例えば仕様決まってない現地で仕様決めてプログラム作るのも結構あったし。
根性で頑張るしかないかなと思ったんですね、そういうところ。
あとあれかな、2泊で4泊間違って接続した人あるとかね。
そうですね、なんかそういうのもあるし、自責じゃないときも、自分の責任じゃないこともあるじゃないですか。
例えば配線繋ぎ間違ってて、現場行って電源入れただけなのに、生産機器バーンって爆発して、燃えて、めっちゃ怒られるみたいな。
これを入れるだけでいいですよって感じですよね。
なんで確認しなかったんだって確認できるわけないやろ、そんなみたいな、思いません?
そう、でもそれ確認しようって言わればどうで確認すればいいんだろう。
できないですよね、だって電源入れて爆発したんですから。
そうそう、指差し学校にしましたよ、よし、よしって。何年も経ってよしって言ったんですけど。
まあ、何て言うんですか、まあまあ、その何か、過制限対策とか、何で起こったかを究明するのはまた大事なんですけど、
そのとき多分防げることはできなかったんだろうなっていうのはやっぱ思いますね。
無理やな、この場合でこれを、なんでこうなったのか説明難しいな。
あとこれを見つかるのも大変、無理やな。
そうだね。
今でもやっぱそのね、いろんなものを燃やすっていうのはやっぱりよくあるんで。
あるんですか?
うん、ありますあります。めっちゃありますよ。
燃やす?燃やすっていうのは?
いや、例えばサーボアンプ燃やしたりとか。
サーボアンプ燃やせる?
燃やせる、燃やす。
それは何で負荷問題?
いや、基本はもう配線間違いですよね。
例えばそのサーボアンプって、中から270Vが出てくるじゃないですか、サーボアンプって。
出てくるんですね、はい。
それを変なとこに繋いじゃったら、270VのDCが変な効きにかかるわけですよね。
そんなことやる人いる?えー。
でもサーボアンプ直結?
なるほど。
そうか。
例えば回生抵抗の差し間違いなんてよくありますよ。
でも効きません。
回生抵抗1列ずらしたから変なとこに280Vかかって、コンデンサバーンってなってめっちゃ燃えるみたいなのがよくある話で。
長谷さんも実際この現場見たことあるんですか?
燃えたものは見たことあります。燃やしたことはないですけど。
燃えた後の?
燃えた後のものは見たことあります、はい。
燃えてる最中は見たことない?
燃えるって、ボーって燃えるわけじゃないから。結局はコンデンサ爆発して黒焦げになったものが後に残るだけなんで、一瞬ですよね。パンって。
なるほど。
なるほど。
なんか焦げ臭いなみたいな。
自分見る?
あ、嫌な予感する。嫌な予感する。
そうですね。あとは、アース戦のところに270V繋いだとかそういう話もありましたし。
もう笑えないね。笑えないで。笑っちゃう。
配線システムの進化
それぐらい配線は間違いやすいですよね。
うん、違いやすいね。
これは何か、これどうやって避けるんですか?配線間違いというのは。
一つは、そもそも刺さらんくするっていうのが一つの選択ですよね。
違う、手圧をそもそも刺せないという仕組み。
いわゆるコネクタ化してフェールプルーフか。いわゆるポカよけですよね。
正しいと位置にしか刺さりませんとかそういう風にするのがまず一つですね。
例えばですけど、Ionic Masterって全部コネクタ違うじゃないですか。
イーサネットケーブルと電源と、あと普通のAポートと。
こうやって刺さらないですよね、そもそも。間違いようがないじゃないですか。
なるほど。
でも今は単主体だから刺せちゃうんですよね。
でも刺せれますよね。
一番いいのはIonic MasterとかそういうIPとかみたいなのは、
俺はこれしか刺されない。
だったら一番いいですよね。
そうですね。
刺すのとは繋げ間違えたらしょうがないですけど、
配線間違いって想像以上多いっていうことですね。
それは人がやってることなんで、
何千何百っていうものをやっていくと、確率的にはやっぱり発生しますよね。
そうですね。8回1回ぐらい間違いとか1000回1回間違いがついてあるんですよね。
そうそう。
例えば、前5回が同じ図面で1個だけ違ってたみたいな図面が。
で、気づかずにみたいな話もそれはあるやろうし。
あれはね、それも誰も知れるくらいこれちょっと違いますよということも知らないし。
そうそう。で、図面に書いてあらやろうなんて言われてもそんなん気づかんときは気づかんじゃないですか。
気づかない。言わないと気づかないな。
だからやっぱね、何回も同じことがあったら次も同じやろって考えちゃうのが人間なんで。
こっちは楽しいね。楽だな。朝朝毎回見ないですね。
で、それを人が配線するにしても配線したときに間違ってますよって言ってあげるシステムだとか、
そもそも刺す前に、じゃあ例えばここですっていうことをちゃんと指示してくれる何かだとか。
そういうのが今あれですね、配線だとか設計でどうやっていくかっていう一つのグローバルスタンダードな進化の流れの一つだとは思います。
同じの標準で設計して、同じのもの、だから例外がないから間違いも少なくなるんじゃないかという話ですよね。
そうですね。で、例えばどういうシステムがありますかっていう話をすると、
去年のSPSかな。SPSで僕はMUL-Electronicsの会社案内を受けたんですけど、現地で。
そのときにCADシステムと配線システムと、それと現場のリモーター用とかを接続して、
刺す場所をちゃんと指示しましょうと。
刺す場所をちゃんと指示する。
次、PLCとIoLinkマスターとセンサーをつないでくださいっていうときに、まずCADでここですっていうのが出ます。
で、IoLinkマスターも刺すポートがフリッカーします。
それはEthernetと電源がつながっていれば、IoLink、いわゆるメッセージ通信を投げれば光らせることができるじゃないですか、そこ。
そういう、全部ネットワークと電源につながってるよって前提を持てば、そういうシステムができるよねっていうデモをしてましたね。
これ面白いですね。面白いな。こういうやり方あるんだ。
電源につながる線ですけど、これやり方あるんですね。
これを刺して、これ光って、これを刺して、何かボタンを押して、OK、次は刺して。
なるほど。
で、IoLinkマスターって、IoLinkのいいところってつないだら型式分かるんですよね、センサーの。
分かりますよね。
で、その型式をすって、ちゃんと合ってるかどうかっていうのも調べることができるわけです。
ベナーチェックとかデバイスのチェックとか全部あって、そうか、そこまでチェックで。
例えばIoLinkセンサー刺しても次は型式チェックして、OKだったら次はパラメータも全部ダウンロードして。
そうですね。
全部いかず全部終わるんですね。
インターネットオブシングスとサーボモーター
っていうのが、いわゆる全てがネットワークにつながってる、インターネットオブシングスっていうものの先にあることでしょっていうことを言ってるんだと思います。
そういうところで活用できるんですね。活用というかそういう未来が見える、あるんですね。
そうですね。で、そういうデモ展示ですね。
今日面白かったんですね、これ。
そうですね。日本でもそういう構想はあるにはあるんで。
あるんですね。
あるあるある。
面白い。
ただやっぱそのね、やっぱスタンダードな企画が全部揃ってるとそういうことができるってことですね。
これがやっぱりアプリケーションの力なわけですね。
バラバラの、ちょっとバラバラマイ仕様とかじゃなくて。
そうですね。
同じ仕様をするから、例えば今回アウリングマスター描いても同じことできるんですね。
同じことできるし、みんなが乗りやすいですね。みんなできるからね。
乗りやすいですね。
これをその一社に揃えたらできますよなんて言われたときにやっぱりもう苦しくなってきてますね。
苦しくなったら、他社と同じものでも同じようにできるんだったら一番大事。いいよね。
で、どういうところが今そういう感じになっているかというとサーボモーターですね。
サーボモーター。
サーボモーター。
例えば三菱のPLCと三菱のサーボモーターだったらめっちゃ設定しやすいんですよ。
当たり前ですよね。
当たり前ですね。オムロンのサーボモーターとオムロンのSysmacツールだったら設定しやすいんですよ。
楽、すぐ楽。
でもEtherCATってそういうネットワークじゃなくない?っていうのがやっぱりあるわけですよね。
どのCATを使っても繋げますよっていうのはそれは当然そうだし、
それに要はそういうベンダーロックインをすることが正しいのかどうかっていうのは議論があるじゃないですか。
こういうときは標準インターフェイスとか。
で、それを今回大きく宣伝したのがやっぱKeyenceのKVXってやつですよね。
こんなオーラで。
Universal Libraryっていうものがあって、そこにはいろんな会社のライブラリーがあって、
繋いで全部KeyenceのKVスタジオで設定できるよ、現地調査もできるよって言ってるわけです。
なるほど、それがいいですね。ある意味そうだね。
ベンダーロックして、
そうだね、わざわざこのツールをマグナミックなツールとかしてじゃなくて、なるほど。
それが要は理論上できるってことですね、オープンネットワークを使っていると。
別に暗号化された何かを使っているわけじゃないんで。
要は取説を見ればできるわけです、それが。
Keyenceの人が全部のサーバーアンプの取説を見て、それのライブラリを用意すれば、そういうことは一応理論上できるわけです。
取説を見て頑張って実装すればって感じですよね。
それが隠されてないっていうのがオープンネットワークなわけじゃないですか。
これが独自通信だったら、そこのプロトコル内容ってのは公開されないんでわからないわけです。
通信部分が公開されてるから、取説から全部見れるからオープンネットワークって感じですよね。
そうですね。
通信仕様が公開されるっていうのはそういうことですね。
それを愚直にちゃんとやったのが今回のKVXだと思います。
なるほど。
それよって回線、回線というか。
そうだね、なるほど。
自動配線技術と生産現場の未来
このネットワークが統一されてるから大事ですね。
全部ネットワークがつないでると宣伝が大事ですね。
そうですね。
なるほど。
あと、このスペース、ブルーの他にも言ってるようなことがあるんですけど、自動配線とかも全部。
昔行ったとこかな、レンギンとかで見て、自動配線は全部CADで、
どのポートがどの端子がどこに行くのが全部わかってるので、
全部自動配線するとかシステムとかもあったんですよね。
このSPSとかもやっぱり見えてるんですか?
出してはいますけど、まだまだ現実的じゃないですよね。
人間が安すぎるんで、そういうところって。
機械あったらいつだったら元取れると思うっていう感じですよね。
そうですね。
例えば、ああいうロボットシステムがどういうところに行けるかっていうと、
24時間動けるとかそういうところになるんですよね。
そうですね。描いてた人でもやる。
結局、人間の前段取りがすごくあるものに関してはそれができないわけです。
人間の前段取りが無理です。
今、人間ゼロだったら別に24時間回すだけじゃないですか。
でも結局、人間が配線作ってストックしとかなあかんとか、
機械がセットする制御機器をいろんな順番に並べとかなあかんだとか、
そういういろんな前段取りがあるわけですよね、ああいうシステムって。
他なら人間やったほうが良くないという感じですよ。
それがあったら結局、人間が日中の10時間ぐらいの間で、
夜のその分まで用意できないといけないんで、
結局そこにボトルネックが生じるというか。
なるほど。
そうなったら、要は人間が動いてる間に機械も動けますよ。
だから人間の生産性の60%ぐらいあれば全然ペイできるんじゃないですか、
みたいな異論があんまり成り立たない。
なるほど、なるほど。
加工機とかそういう夜間加工みたいなのが成立してるのは、
1個の加工時間が長いからなんですね。
段取りでも1回しかやってない。
人間の段取りが30分で4回やったら、
実は16時間ぐらい機械が回りますよ。
だったら日中にできるじゃないですか、夜の分まで。
そういうこと?
でもこれが1時間に1回段階がありますとか、
30分に1回段階がありますみたいな、そういうレベルになると、
もう用意しきれんわけですよね、スペースもいっぱいいるし。
人間がどこかで手がかかるか。
物によるよねっていう。
そういう視点ですね、確かに確かに。
人間が入ったらもう我々やった方がいいんじゃないという話ですよね。
っていうやっぱペイがなかなか難しいって話はあると思います。
うんうん、分かりました。
何の話だったか僕は忘れましたけど、
生産現場の詰めた回線が間違いから、
将来どういうシステムがあって代用できるかという話しましたね。
そうですね。
高田さんがこのルールのところで、
アイオリングマスターが遠くのセンサーが光って、
差すわけがないのかピカピカって光るし、
ネタバコツラン宣伝だったらできるんじゃないかという話ですね。
最後ちょっとクリスさんを詰める話をして終わりましたという話でございます。
ありがとうございます。
それでは安長さんありがとうございました。
またよろしくお願いします。
はい、お願いします。
19:11

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