2025-03-12 22:43

#160 EN/IEC61800-5-2のなかの安全サブ機能(STOとか)、どこまで必要でしょうか?

個人的には安全機能を十全に生かせる世界が来れば面白いのになと思っています

サマリー

このエピソードでは、EN-IEC61800-5-2の安全サブ機能(STOなど)の必要性について議論されます。安全機能の導入やコスト、メーカーの対応についての見解が共有され、未来の技術トレンドにも触れられます。また、共同ロボットやサーボモーターのトレンドと将来性についても考察されています。これによって、ユーザーの選択や新技術の必要性についての議論が行われています。

00:00
明日のファクトリーオートメーションにようこそ、メインパーソネティの高橋です。
クリスです。
よろしくお願いします。
安全サブ機能の必要性
ラジオネーム、安全太郎さんからのお便りです。
ありがとうございます。
いつも楽しく聞かせていただいています。
FA機器の会社で働いています。
EN-IEC61800-5-2のなかの安全サブ機能かっこSTOとか、どこまで必要でしょうか。
欧州で商売するためにある程度の対応を迫られますが、シーメンスのように体力がなかなか厳しいものがあります。
要る、要らないは本質的なアプリ次第。
なおかつメーカーさんが決めることだと思いますが、ご意見をお聞きさせていただければと思います。
ということです、クリスさん。
そうですね。まずはテーマを言って調べたんですけど、EN-IEC61800-5-2の何かというと、
カー変速ドライブシステム機能安全に関する企画ですね。
この企画では資料を調べて、ドライブシステムの問題時のリスクを減るための安全な動作を確認するための設計、ガイドラインみたいな企画みたいなものですね。
なので例えばよくある、さっき安泰太郎さんが言っていた通りのSTOとか、セーフティトルクオフ、他にはセーフティストップ1、セーフティSS1、SS2、SOSとSLSとか、いろいろな企画もその中に入っているんじゃないかなと思っていますね。
他には例えば機能安全レベルとか、リスクの説明とか、いろいろ様々なところで定義する企画じゃないかなと思っています。
その中にSTOが話しているんですけど、STOはセーフティトルクオフですね。目的は電流を削断してモーターからの電力を送るのがストップしてトルクをなくすようなアクションができるような目的で、
例えば緊急非常停止とかメニュー練習とか、機械を置かないようにするためによく使われる機能になりますね。
欧州はどこまで必要でしょうかと言われたら、機械があった方が便利ですね。
STOがないとそもそもサーボの電気切る回路が複雑になってしまうということがありまして、コンタクターとかも追加しないといけないとかいろいろ面倒があって、STOがあった方が便利ということですね。
STOがハード誘力もありまして、ソフト通信柄もシャッターダウンする両方の寄り方もありまして、基本はシーメンとかミズビシとかベックオフとか全部両方も対応できるタイプもあるので、あった方が便利ですね。
あったら私も絶対使う。ほぼ使わないといけないですね。という感じですけど、私の理解はあっていますか、高橋さん。
はい、そうですね。これ難しいとこなんですよ、すごい。要は今じゃあこれ出したらめっちゃ売れるんですかっていうと、そうじゃないっていう最大の課題があって、だからやっぱ各社の対応がゴテゴテですよねっていう。
なるほど。
そうですね。
はい、どうぞ。
61800-5-2なんで、ここに限っていう話をするのであれば、まずですね、結構難しいんですよ、この企画。
はい、難しいというのは、私もその企画詳しくないので。
難しいというか、コストゼロでやれないんですよね。
コストゼロではやれない。
やれない。例えばSTOとかSS1ぐらいであれば、今のサーバーアンプのシステムちょっと改造してできるんですけど、そっから先ですね。
SPSとか穴あたりまで行くと、やっぱりなかなか難しいんですよ。
これ何でかっていうと、モーター自体が安全機器になります、ここまで来ると。
モーター自体が安全機器になります。
例えばSTOっていうのはどこまで安全にしてるかっていうと、サーバーアンプまでを安全にしてるんですよ。
電源の供給さえ止めれば。
止めれば、要はマグネットの代わりなので、今まではマグネットスイッチを切ってましたっていうものが、サーバーアンプでサーブモーターに電源が行かなくしますっていうふうに変えるだけなので、そんなに難しくないんですよね。
サーバーアンプの電源遮断回路がしっかりと安全、二重化で安全で、いわゆるC2、C3取れてれば、今までの安全回路と同等に扱っていいですよっていうだけの話なので。
そこまで大きな構想像にはならないんですけど、これがこの先の企画まで行くと、モーターが動かないことを保証しますって話になるんですね。
なるほど。
SS2、セーフティストップ2だったら、だいたい止まっても位置を保持する必要あるんですよね、確かに。
そうですね。
OK。
となると、モーターまで安全機器なんですよ、ここまで来ると。
難しくなっちゃうんですね。
ハードウェアも、モーター側もハードウェアも何かちょっと販布を担保しないといけないんで、今までと同じモーター使えなくなるんですよね、これをやろうとすると。
それでコストってかかりますね。
具体的に言うと、エンコーダー信号が二重化されてます。
そうか、位置キープする必要あるんですよね。
位置キープというか、動いてないっていうことを保証しないといけなくなるんで、センサーの位置が正しいですよ、もしくはセンサーが異常ですよっていうときに速攻遮断するっていう手を取らないといけないんで、今までと同じモーター使えなくなります。
日本で言うと三菱オムロンが出してるレベルアドバンスドなセーフティーのサーボモーター見てもらうと分かるんですけど、今までのシリーズが使えなくなります。
なるほど。
モーターの損なわしはめっちゃ値段上がるんですよね、普通に考えたとき。
そこまで事務システム本当に必要なのかという感じですよね。
そうですね。
そんな高いもの、そこまで安全担保、そこまで複雑な安全性がいるかどうか、止めればいいんじゃないという話も出てくるんです。
だから、必要な領域はあるし、これからそういうのが入ってくるっていうのも分かるけど、メインな売り上げのところにその機能が入れるかどうかっていうのが各社の判断なんです、今。
なるほど。
要は8割9割の売り上げ立っているところにその機能は別にいらないんですよね。
なるほど。
要は今のサーボモーターを次の世代にバージョンアップしますというときに、いわゆるその機能が織り込まれてて、それがそんなにコストかからんですよって話だったら織り込めばいいんですけど、今回の安全の話って全然違うんですよね。
めちゃめちゃコストゾーンになる構造に変わっちゃうんです。必要ないのに。
そもそも、ハードウェアとか全部違うんですもんね。
だから、減価にすごい影響するので値段上がっちゃうから競争力が落ちるんですよね。
それを売上げ、そして繋がることも保証も誰もできないし、メーカーも、さっき言ったように体力あるメーカーじゃないとそもそもそういう操作しないかもしれない。
未来の技術トレンド
そうですね。
2つ開発するっていう話もあるだろうし、それでどうするかっていうのが安全太郎さんの悩みなんだと思います。
なるほど。なるほどね。
さっきの質問をもう一回振り返ってみると、ちょっと待ってくださいね。
質問自体はサブ機能のどこまでいるんですかって話なんで。
少なくともSTOまであれば一旦大丈夫だと思います。
今後数年は。
今後数年は。
そうですね。今後数年は。
例えばイサキャットのアンプだったらFSOEが通信できて、それでSTOまでできればよっぽど大丈夫。
で、そこからちょっとアドバンスなことをしたいっていう人にどこまで。
SS1とかSS2がいるかとかですね。
営業するかですよね。
で、結局的な話すると、別にサーボモーターだから、そこだけ別のメーカー使うってことは別に無理じゃないわけですよ。
なるほど。アンプは、なるほど。アンプとサーボモーターは別々スレすることですね。
別にそこだけ、じゃあ僕らはあるイサキャットのサーボモーターメーカーを使ってます。
だとすると、その時だけ入れ替えればいいわけですよね。
基本一緒ですもんね。基本はサウンドスケーリングがパラメーターを正しく設定すれば同じですもんね。
そうですね。
はずですね。はい。
っていう営業戦略を取る手もありますし、でもぶっちゃけたら全部同じメーカーのほうがいいじゃないですか、ユーザーからしたら。
便利ですね。全部同じメーカーのほうが便利ですね。
だから僕が仮にそれを持っているメーカーなんだったら、これ全部打ちにしてくださいって言いますよ。
全部これを採用する、全部同じメーカーのものを揃えて採用する。
そうですね。だってあのメーカーはこの安全機能やってないんでしょっていう。
じゃあ技術的に遅れてるってことじゃないですか。
って言うかな。
きついこと言いまして。
要は今後こんな新しいものが入ってくる中に通常できてないメーカーにするよりも、ちゃんとそういうものに手を出してて、全部まとまってるうちにした方が将来満体ですよっていうことを多分そういうメーカーは言うと思います。
で、それに納得される人もいるでしょうね。
なるほど。なるほど。
だから8割9割のところ実際にいらないんだけど、8割9割のところに営業するのに実はそれがいったりいらなかったりするっていうのはやっぱりちょっと難しいところだと思います。
そうですね。今いらなくても将来は絶対来る可能性もでかいし、今これを用意できないってことは将来もやらないんじゃないということですよね。
そうですね。
そこまで見てるんですね。将来もこれを見てるんですね。今じゃなくてこのメーカー、こういう新しいのを企画とかも開発する気があるから見てるんですね、高橋さんは。
そうですね。だからやっぱり歴史を見ちゃうんですよね、僕らって。
歴史見ちゃうっていうのは。
歴史を見ちゃう。
今までメーカーの開発の歴史、どんなものを採用して。
そう。次は何を出してくれるかっていうことをやっぱり見ちゃいますね。
今何を出してるか、それをちゃんと技術トレーニングを乗ってるか。
そうですね。
なるほど、ただ安いとかじゃなくてそういうことですよね。
なるほど。
ただ安いで選んでる場合もあります、もちろん。
あります。
それはもちろんあります。
ありますけど、場合よってケースバイケースというときもあるんですね。
すごくたくさん採用するような領域はもちろんそういうことはよく考えないといけないと思ってます。
なるほどね。
そうですね。
ということで、ただ直近で言うとSTOぐらいに対応していれば一旦OKじゃない、安全通信のっていう。
ただその先ですよね。
その先ってどこで使うねん、どうやって使うねんって話が議論しないといけないところであると思うんですよ。
なるほど。
そうですね、そういえばSiemensのサーブドライブ新しいですけど、
基本はSTOとSS1でお金払えばSS2とかは使えるようにみたいなんですね、彼らの段差を今。
そうですね。
ライセンスで有効できますよという戦略を取ってるんですね。
これは彼らの考え方でいいのかどうかなんですけど、そういうやり方もあるかなといったんですね。
なんて言うんですかね、共同ロボットが入ってきたのでっていうところですね。
共同ロボットだ、そうだ。
結局だから人の動作空間で物を動かすっていうことが一つのトレンドに上がってきてるので、
今の動力遮断系だとそれがいまいちうまくいかんケースがあるっていうことです。
もしもし。
すみません、ちょっと切れちゃってもう一回やってみるんですか、ごめんなさい。
もう一回やってみるんですか。
なんて言ったかな、忘れちゃった。
安全サブ機能の意義
多分ね、今のSTOだけじゃ人と一緒にサービスするのは絶対足りないじゃないということですよね。
足りないんじゃなくて、そういうトレンドが出てきてるのに対応するかどうかということじゃないかなという。
いわゆる共同ロボットが出てきてるわけですよね。
つまり人の領域で物を動かす需要が今のところあるっていうことになります。
今のところ共同ロボットしか定義ができてないわけなので、じゃあ共同ロボットのハンドはどうなんですかとか。
今までは人が入るときは電源を切ればよかったんです。
前はシンプルだったんですよね。
今は人が入っても。
人間がいるところで動いてるっていうケースがあるわけですね。
今後STOのトレンドになるかもしれないですね。
じゃあそのとき電源切れてたら動けないわけじゃないですか。
共同ロボットのハンドがそのとき人が近くいるから電源切れてますみたいなことをやったら動かせないですよね。
なのでそれ以外はSS2とかそういう現在のポジションキープとかSOS、オプションストップとか別の位置をキープするとか。
あとは低速で、安全の低速でやるとかそういう需要が出てくるんですね。
そうですね、そういう形がもしかしたら必要なのかもしれませんねということで、
ああいう企画が少し盛り上がってきてるんだと思います。
将来のトレンドとユーザーの判断
なるほど、なるほど。面白いですねこの辺り。
今の間では今のところではまだSTOで多分大丈夫だとこの数年後でも。
あと5年後は大丈夫だと思います。
その後はちょっとわからないですよね。
わからないというか、大バズりすることは絶対ないです。
大バズりじゃないですか、すみません。
バズる。
バズる。
とてもバズることは多分ないです。
今の8割9割もしくは5割か5割以上がその機能リマスター絶対にならないです。
そういうことか、そういうことですね。
今の9割の中で5割はもういらないといったんですよね。
ただ全体の1割2割は必要になる可能性はあるってことですね。
なるほど、例えば技術枠を取るかどうか、開発する気があるかですね。
そうですね、あともう1個大事なのが、これやらないんだったら何やるんですかっていうことです。
じゃあこれを諦めたら、諦めたというか、開発しないんだったらその代わりにあなたのサーブ何かあるんですかということですね。
そう、これを開発を諦めたリソースをあなたはどこに当てるんですかっていう話ですね。
うわ、厳しいこと言いましたね。厳しいこと突っ込みましたね。
ないんだったら、じゃあないな、君、サーブをこれからもって感じですよね。
そうですね、だからユーザー側としても別に何かやらなあかんわけです、次。
今日より明日が良くしていくんですよね、僕らって。
そうですね。
じゃあ何したらええの、僕らってなるんですね。
それしかないよねっていう。
現状はサーボモーターのトレンドとしては、次は安全系をやりますっていうのが一つのトレンドだから、
じゃあユーザー側回して、じゃあ安全系うまく使ったら何ができるか考えましょうかっていうのが今のユーザー側の話なんですよね。
それで、この安全側は全然意味ないんですよ、こんなのいりませんよっていうのであれば、じゃあ次何がいいのっていうことになるんです。
そういうことか。
君はこれ以外のビジョンを見せてというわけですよね。
そうですね。
だから流行らんかったから流行らんと思ってるし、いらんと思うからやらないっていうのはそれは自由なんですけど、
じゃあ何が流行ると思ってるんですかって聞かれます。
しかない。これ答えなかったらもうないな、君にって感じですよね。
そうですね。
それが答えられなかったら単純に新しい技術に否定的なメーカーっていうふうに見ちゃいますね。
イメージとしてね。
いっそから外れる。
いや、僕の意味ですから外れるわけじゃなくて、単純にそうまず見えてしまう。ファーストインプレッションが。
なるほどね。まだ考えてないね、新しいものの数まだ。
あのさ、目標考えてないねという分かっちゃうんですよね。
いや、まあまあ、そんなことは思ってないですけど、ポジショントークでそう言ってるんじゃないかって思っちゃいますね、向こう側が。
なるほど。
さっき言うとすごい大事なんで足を弁護しましたよ。
たぶん今後自分も聞かれるので、他の人に、これを返せないと代わりに何か進化するものあるんですか?という。
他の人にとっても、ちょっと弁護しました、足も。
それはまあこれはサーボモーターに限らずだと思いますけどね。
そうですね、他の技術も同じですね。じゃあこれやらないんだったら何やってるんですか?と。
そうそう。だから結局、今までは性能論争だったわけですね、サーボモーターって。
どれだけ速くなるとか、どれだけ速くなるとか、どれだけ性能が高くなるとかだけ話ですよね。
具体的に言うともうサーボモーターのエンコードのビット数ですよね、20ビットが24ビットになって、27ビットになってっていうそういう戦争をしてたわけですけど、それが一旦落ち着いたわけです。
もうちょっとこれ以上はちょっと厳しいねって入ってきたわけですよ。
そうですね、イーサーキャットが出てきたからだいぶなんかみんな近づいたとちょっと思ったんですけどね、イーサーキャットのおかげで。
で、次どうしますかって話で、当然だからそのPLC側のアプリケーションと連携しないかします、IT側でなんかします、IoTなんかします、いろんな方法あるんですけど、そこで何をしていくか。
なるほど、自分もちょっとこれから物を売るときも考えます、これを。
ちょっとどういうことであるか、たぶん皆さんも絶対聞かれるもので。
はい。
一応大事、メモしてください、これ。
いやー、ビッタワー。
例えば。
いろいろ聞かれたらちょっとこれなんかビビるわ。
今後の方向性
まあサーボモーターって言ったら各社の主張がシンプルですね。
例えばヤスカーとか三菱に関してはサーボモーターに丸通り性能ですっていうのが彼らの主張ですし、主なのはちょっと違うところに行こうとしますよね。
いや、これはPLCの速度とPLCとのアプリケーションが大事なんですって主なのは言い始めてるわけですから、こういういろんな各社の主張がそろそろ出始めてる。
なるほど、分かりました。
と思ってます。
はい。
はい、というわけで高橋さんの意見ではSTOがあったほうがいいかと。
で、そのあとはこの数年間おそらくSTOだけでも90%のユーザーはSTOだけでも満足するかと。
でも将来とかいろいろトレンド的には共同ボットとか人と一緒に仕事をすることも前提としているので、サーボモーターそういうトレンドも出てくるんじゃないかなという話と、
もし将来を化したいんだったらメーカー、サーボメーカー何があるのっていうことを聞いたほうがいいということですよね。
多分合ってます?
それくらいまとめたんですけど。
なので、我々もこれからサブ機能ですよね。
これはどうやって使っていくかっていうのを結構真剣に考えていくフェーズに入っていると思います。
そうですね。
はい。
すごい面白い質問でした、前田さん。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
はい。
22:43

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