オムロンの人工知能AI搭載「駅案内ロボット」を下北沢駅で試験運用より先に考えるべきことは


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皆さん、こんにちは。ネットビジネスアナリスト、横田秀珠です。
今日も人工知能AIについて、3分で考えていきたいと思います。
皆さんもご存知の、オムロンという会社がありますが、
この会社の子会社が、駅における窓口業務の自動化に向けて、
駅案内ロボットを開発したということで、
3月16日から、井の頭線の下北沢駅で試験運用を実施するということが書かれています。
これはちょっと違うのかなと思っています。
駅案内ロボットとか、例えば音声対話の技術があるとか、
さまざまな問い合わせに答えることができるとか、
音声とディスプレイで表示するとか、
利用者の声を聞き分けるとか、
動作を交えて応答するとかって書かれているんだけど、
そんなことをユーザーが求めているかどうかですよね。
つまり、今まで駅員さんに聞いていた仕事を、
駅員さんじゃなくてロボットでいいよって思っているのであれば、
ロボットが出てきたときに、ロボットでみんな映ると思うんだけど、
ロボットがいいって思うかなっていうところなんですよね。
ここがそもそも論点がずれているというか、
間違っているところじゃないかなというふうに思うんですね。
何を言いたいかというと、
例えば駅で駅員さんに道案内をお願いしたいとか、
問い合わせしたいという時っていうのは、
どっちかというと困っていて、
いち早く臨機応変に対応してくれる人を望んでいるわけですよね。
そのレベルにまだAIが達していないのに、
じゃあそっちの方に行くかという話なんですよね。
ここが一番の問題なんですよ。
例えば、駅にある改札の切符を買うとこありますよね。
切符を買うとこっていうのは、
なんで切符を買うかっていうと、
緑の窓口とかに並ぶと時間がかかるからですよ。
列ができていて。
それよりは自分で買った方が早いからですよ。
例えば銀行のATMをなぜ窓口じゃなくて利用するかって言ったら、
窓口よりもATMの方が手数料が安いとかっていうことがあるからですよね。
つまりロボットに頼んだ方がメリットがあるっていう状態にならないと、
使ってもらえないと思うんですよ。
少なくとも現時点では人間よりレベルが低いから。
もっと導入するんだとしたら、
使う場所があるんじゃないかなって僕は思うわけですね。
ネットウェスアナリスト、横田修林でした。
ありがとうございました。
ではまた明日。
03:00

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