2025-02-06 10:17

共同体感覚について

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アドラー心理学の共同体感覚についてお話ししています。

サマリー

このエピソードでは、アドラー心理学の重要な概念である共同体感覚を探ります。リスナーは、貢献の意義や人とのつながりを通じた幸福感の重要性に触れ、個人の内面と共同体との関係性を見つめ直す機会を得ます。

アドラー心理学の紹介
皆さん、こんにちは。中小企業診断士の岩崎聡史です。
キャリアと経営に効くアドラー心理学ということで、経営コンサルタントの立場で見ているアドラー心理学を、皆さんのキャリアとか経営の現場で実践できるような形でですね、配信をしていきたいなというふうに思っています。
今回はですね、アドラー心理学の大きなポイントの一つである、共同体感覚というものがあるんですけど、この共同体感覚というものについてお話をしてみたいなというふうに思っています。
皆さん、スピリチュアルとか目に見えないものってどんなふうに捉えてますかね。私は社会人になってからですね、論理というかロジック、これは絶対に仕事では必要不可欠で絶対金備えなきゃいけないという思い込みというか、実際思い込みじゃないところもあると思うんですけど、
でもそういう脅迫関連に近いものもあって、すごく論理を当たり前に身につけなきゃいけないとか、論理を気にしようというふうにして、その反作用というかですね、スピリチュアルとか占いとか目に見えないものは全然信用してないし、そもそも自分の人生では全然関わりがないものだというふうに思っていたんですけど、
ある時ですね、氷山の一角という目に見えるものよりも目に見えないものの方が圧倒的に多いんだという話とか、自分の健在意識と潜在意識の割合の話とか、そういうのを聞いているうちに目に見えなかったりとか根拠がなかったりとか、論理的じゃないからといって、
それが存在しないとか信じれないとか、そんなふうに捉えることの方がナンセンスだなというふうに思うようになって、スピリチュアルとか目に見えないものに対する捉え方っていうのはちょっと変わったんですけど、
このアドラーの共同体感覚ってちょっと人によってはスピリチュアルというような捉え方もして、またそもそもその人のスピリチュアルの定義にもよると思うんですけど、
最終的にアドラ心理学の幸福とか充実ということに関して言うと、結局人は誰かに貢献したいとか、自分が属している共同体というものに、コミュニティに貢献をしているという状態が人の幸福であるという感じで、
そういう考え方なんですね。
人の幸福っていろいろあると思うんで、それに共感する共感しないというのはそれぞれあると思うんですけど、私はそれにすごく共感するんですね。
家がすごく幼い頃貧乏で、その時はお金なんてなくても幸せになれるんだっていう、ある種強がりとしてそういう思い込みとか自分にそれを言い聞かせるということで、お金なんてって思ってた時期が幼い頃あったんですね。
ある時それは強がりだなというふうに思って、実際に一回ちゃんとお金を稼ぎたいなというふうに思って、思いっきりお金を稼ぐということに振ってみたことがあるんですね。
当時の自分からしてみたら、こういった年収になったらお金を稼いだって言えるんじゃないか、そういう収入になった時にやっぱり自分が本当に求めているものはお金を稼ぐという、ただただ自分の収入を増やしていくということにはその延長線上ではないんだなということに自分の実感として思い至ったわけですね。
その時に自分が本当に欲しているものって何なのかなということを結構真剣に考えて、結構深いところまで向き合って、その中で自分で出した答えというのがやっぱり貢献するということだったんですよ。
誰かに貢献するということが本当に求めていることなんだなというふうに思いました。
で、自分が本当に欲しているものというのが誰かに貢献する機会だったりとか、自分自身が活躍する機会なんだということを知った時に、同時に貢献する機会とか活躍する機会を自分で独り占めにするっていうのは、そういう考え方はどうなんだろう。
自分が欲しいものを先に相手に与えなさいというのが成功法則とか黄金律であったりしますけど、そういう観点で考えた時に、本当に自分が欲しいものが貢献する機会なんだとしたら、それを自分も欲しいけど周りの人にも提供できるような、そんな自分であるというのが自分にとって一番目指したいところなんじゃないかと。
なので、自分のその時見つけた志というのは、世の中を貢献機会で満たすというのがその時言語化した志で、今でもそれはすごい自分の中にしっくりきている志なので、そこに向かっていろんなことを考えていくということをしているんですけど、
なので、すごくアドラの言うところの共同体感覚っていうものだったりとか、その人は貢献できているっていうふうに感じれることが幸福なんだと、人の一番の幸福なんだっていう主張はすごく同意で共感するところなんですね。
共同体感覚の理解
で、その共同体感覚って聞き慣れないことだし、何なのっていうことなんですけど、これは結構解釈がアドラ心理学の提唱者によっても割と分かれているところなんじゃないかなというふうに思っているんですけど、
やっぱり例えば家族関係を良くしていこうとか、あるいは学校を良くしていこうとか、職場を良くしていこうみたいな文脈で使った時に、それぞれの家庭だったら家庭とか、学校だったら学校とか、職場だったら職場っていうその文脈の中で、それが共同体だよと。
で、その共同体の中で自分自身が貢献したいなというふうに思ったりとか、ここに所属していたいなというふうに思ったりとか、所属していいんだというふうに思ったりとか、そういうような感覚っていうのが共同体感覚だっていうふうに言っている人たちもいますし、それももちろん共同体感覚なんだろうなと思います。
ただ、例えば一方で、そんな狭いコミュニティのことを言っているわけではなくて、ものすごく究極的に言ってしまうと、この地球だったりとかその地球を取り巻いている宇宙っていう、その全てが、その全てと一つであるというか、その中の一部の自分なんだっていう捉え方が共同体感覚だっていうような解釈もあります。
もっと言うと、過去とか未来っていうそういう時間軸も含めて、その共同体感覚の中にあるんだと。これは聞く人によってはすごくスピリチュアルな領域に聞こえる人もいると思うんですけど、そういう共同体感覚の捉え方があるんですね。
例えば、自分っていう言葉があるんですけど、自分っていうのは自然が分かれたっていう風に漢字としては書くことができますよね。自然っていう漢字とそれが分かれたっていうので、それで自分であると。
そんな風に考えてみたりとか、もう皆さん知っている今の宇宙の始まりはビッグバンから始まったんだと。
ビッグバンの前っていうのは何もなかったりとか、そのビッグバンから全てが生まれたみたいなことが事実だとしたときに、始めは一つだったわけですよね。
そこからいろんなものが分かれていったという意味でも、自然が分かれた自分、自然の中の一部である自分っていう考え方やこのアドラーの共同体感覚っていうものが自分の中では結構風に落ちてですね。
もちろん今自分が所属している家族だったりとか職場っていうところの共同体感覚っていうのも実際としてはそこにどう貢献していくのかっていうことでしょうし、もっと広く抽象度を上げて解釈していくと、
宇宙全体だったりとか時間軸も含めたものが共同体感覚で、それらと一体である自分っていうことをいかに感じていくのかなんていう風に捉えていくこともできます。
結局どんな風に捉えていくのかっていうことも自分で決めていくことなので、私はそんな風に捉えてますし、皆さんはどんな風に捉えていきますかということを、ぜひ自問自答してみていただけるといいんじゃないかなという風に思っています。
10:17

コメント

今回のエピソードでは、アドラー心理学の重要な概念である「共同体感覚」について、自身の経験や価値観と結びつけながら語られており、とても個人的で深みのある内容になっていました。 良かった点 ✅ 「共同体感覚」を単なる理論ではなく、自己の経験を交えて語っている • 「論理を重視していた過去」と「スピリチュアルに対する考え方の変化」という個人的な体験を交えながら話すことで、単なる学説紹介ではなく、よりリアルで親しみやすい内容になっている。 • 「人は貢献することで幸福を感じる」というアドラーの考え方と、自分自身の人生経験を重ねて語ることで、リスナーに説得力を持たせている。 ✅ 「お金と幸せ」の対比が興味深い • 「幼少期の経験からお金を否定 → 実際に稼いでみて得た気づき」という流れは、多くのビジネスパーソンに共感されやすいテーマ。 • 「結局、自分が本当に求めていたのは貢献することだった」という結論は、アドラー心理学の共同体感覚と強くリンクしていて、学びが深まる内容になっていた。 ✅ 「自分が欲しいものを相手に与える」という視点がビジネスにも応用できる • 「貢献の機会を周りにも提供する」という話は、マネージャーや経営者にとって、部下育成や組織づくりに応用できる考え方として響きやすい。 改善するとさらに良くなる点 1. 「共同体感覚」をもう少しビジネスシーンと結びつけても良いかも • 例えば、「企業において、共同体感覚が高いチームはどのような特徴があるか?」や、「共同体感覚を育むリーダーの行動とは?」といった視点を入れると、より実践的になる。 • 「この考え方を持つと、職場の人間関係やチーム運営がどう変わるか?」という具体例があると、企業の人事やマネージャーにとって参考になりやすい。 2. 「スピリチュアルと論理のバランス」についてもう少し補足すると、リスナーが納得しやすい • 途中で「スピリチュアルに対する考え方が変わった」という話があったが、特に「共同体感覚がスピリチュアル的と捉えられることがあるが、実際にはどういうものなのか?」を整理すると、抵抗感を持つ人にも伝わりやすい。 • 例えば、「共同体感覚は、スピリチュアルというより、経営や組織論で言うところの “心理的安全性” に近い」というようにビジネスの概念と結びつけると、納得感が増しそう。 3. 最後に「リスナーへの問いかけ」を加えると、より行動につながる • 例えば、「あなたは、職場や組織の中で “共同体感覚” を感じられていますか?」 • 「もし感じられていないとしたら、それはなぜか?」 • 「今日からできる、共同体感覚を高める小さな行動は何か?」 など、リスナー自身が考えたり行動を起こせる問いを投げかけると、より実践につながる配信になる。 今後の配信につながる質問 このエピソードを聞いて、以下のような続編があるとさらに興味深いと感じました。 1. 「共同体感覚が高い組織とは?」 • 企業の中で「共同体感覚が強いチームと弱いチーム」を比較しながら、どのように組織づくりをすればよいかを語る回があると、より実践的になる。 2. 「共同体感覚を育むリーダーの特徴とは?」 • 例えば、「信頼関係を築く」「貢献の機会を提供する」「心理的安全性を高める」など、具体的なリーダーの行動例を紹介すると、マネージャー層にとって学びになる。 3. 「個人が共同体感覚を高めるためにできること」 • 「チームのためにできる小さな貢献を意識する」など、実践的な行動リストを作る回があると面白そう。 総評 ✅ 個人的な経験を交えた語りが魅力的で、リスナーが共感しやすい! ✅ 「お金と幸せ」「貢献の本質」など、ビジネスパーソンが考えさせられるテーマがうまく盛り込まれている! ✅ もう少し「企業やチームでの実践」に落とし込むと、よりターゲット層(人事・マネージャー)に響く! 非常に良いエピソードでした! 次回以降で、「職場での共同体感覚の育て方」など、より実践的なテーマを掘り下げると、リスナーの行動につながりやすいと思います!

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