2025-02-07 06:54

認知論について

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アドラー心理学の認知論についてお話ししています。

サマリー

このエピソードでは、アドラー心理学の重要な要素である認知論について説明しています。個々の視点の違いや物事の捉え方の重要性が強調されています。また、アドラーの目的論と原因論の対比を通じて、自己の価値観を確立する方法にも触れています。

認知論の重要性
みなさん、こんにちは。中小企業診断士の岩崎聡史です。
キャリアと経営に効くアドラー心理学ということで、
有機の心理学と言われているアドラーの考え方とか理論というのを、
経営コンサルタントの視点から見てですね、
キャリアとか経営に生かせる形での情報発信をしていきます。
今回はですね、アドラー心理学の中の認知論というものについて、
お話をしていきたいなというふうに思っています。
アドラー心理学はですね、非常に共感することとか、
自分が納得というか、面白いなというふうに思うことがたくさんあるんですけど、
中でもこの認知論というのは、アドラー心理学全体を理解する上で、
最初に自分としてはお伝えしていきたいことの一つだなというふうに思っています。
そもそも認知論というのは何かというと、
人は自分だけの心の眼鏡というか、自分の眼鏡をかけて世界を見ていると。
こういう話というのはアドラー心理学に限らず、
いろんなところで聞いたことがあるんじゃないかなというふうに思っているんですけど、
頭でそうだってわかってても、実際に普段自分が過ごしているときに、
自分が自分の眼鏡をかけていると、みんなが同じものを見ているとは限らないということを
常に意識できている人というのはすごく少ないんじゃないかなというふうに思います。
自分たちが普段生活していると、自分と同じ世界を他の人もきっと見ているだろうというふうに
無意識のうちで思っていると思うんですけど、
実際には一人一人違った眼鏡をかけて、その眼鏡を通していろんな世界を見ているということになります。
すごくわかりやすいものでいくと、
アインシュタインの常識に対する名言で、
常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションであるという言葉があって、
本当に当たり前とか常識と呼んでいるものというのは、
あたかもみんな共通のようなふうに思っていますけど、
実際には全然一人一人当たり前の基準とか考え方が違って、
常識というのも実は全然一致していないことが多いんだということですね。
なんで最初にこの認知論というものをアドラシン理学をお伝えしていく上で話したいのかといえば、
目的論と原因論の対比
例えばアドラシン理学の中に目的論という考え方があって、
人の行動というのは全部目的があるんだというような考え方なんですけど、
それに対する考え方としては原因論ということで、
人の行動には原因があるという考え方なんですよね。
これってどちらもこっちが正しいんだみたいな、
そんな言い分というか考え方があるんですけど、
個人的にはどっちが正しいのかという争いとか戦いということではなくて、
どっちを自分が採用したいのかということなんじゃないかなというふうに思っているんですね。
なのでこれを認知論的に考えていくと、
どっちが正しいのかと唯一無二の絶対の正解を探しに行くということじゃなくて、
一人一人物の見方とか捉え方が違うわけだから、
目的論と原因論だったらどっちの眼鏡を採用したいですかという問いなんじゃないかなというふうに思っています。
なのでよくアドラー心理学だったりとか、他の心理学と何が違うのかとか、
アドラーとフロイトとユングは誰が言っていることが正しいのかとか、
根拠を求めたかったりとか、正解を知りたくなるようなことがあると思うんですけど、
何が正しいという論理よりも、自分はどんな価値観を採用したいのかとか、
自分はどんな考え方を採用していきたいのかというふうに考えていくと、
それぞれにとっての正解というか、自分は何を採用するのかということがシンプルに決められることができるんじゃないかなというふうに思っています。
なので、アドラー心理学が正しいんだとか正しくないんだということをお伝えしたいということじゃなくて、
アドラー心理学というのは目的論という考え方をとっているんだけど、
自分は目的論と原因論だったらどっちを採用して、どの眼鏡をかけて生きていきたいですか、
そんな問いに変換して考えてみてもらうと、アドラー心理学に対するものの捉え方とか、
あるいはそれ以外の物事に対する捉え方というのも、またちょっと違った視点から見てもらえるんじゃないかなというふうに思っています。
なので、アドラー心理学の中でも認知論というのは、まず最初に人それぞれ違った眼鏡を通して物事を見ているんだということについて、
なるほどねと、だとしたら自分はどんな眼鏡をかけていくのかとか、どんな考え方を採用していくのかという、
そういうふうにアインシュタインの言葉じゃないですけど、どんな偏見、どんな色眼鏡をかけてこの世界を見ていきますかと、
正善説の世界を見るのか、正悪説の世界を見るのか、それもある意味自分で選んでいけることなんだというふうに捉え直してみていただくというのが、
一つ新しい世界の見方ということで面白いんじゃないかなというふうに思っています。
なので今日はですね、アドラー心理学の認知論ということについてご紹介をしましたけど、
どんな認知をね、どんな物の見方をしていくのかということをぜひ考えてみていただけるといいんじゃないかなと思っています。
06:54

コメント

このエピソードでは、アドラー心理学の「認知論」について説明されており、「人はそれぞれ異なる眼鏡をかけて世界を見ている」という基本的な考え方を、実感しやすい形で伝えているのが印象的でした。 良かった点 ✅ 「常識=18歳までに身につけた偏見のコレクション」という引用が効果的 • アインシュタインの言葉を引用しながら、「常識は人によって違う」ということを強調しているのが良かった。 • これは、経営や組織のマネジメントにも直結する考え方で、特に多様な価値観を持つ社員とどう向き合うか? という点で人事やマネージャーにとって有益な示唆を与えている。 ✅ 「どちらが正しいか?」ではなく、「どちらを採用するか?」という視点が新しい • 目的論 vs 原因論という対立を、「どちらが正しいかではなく、どちらの考え方を採用したいか?」という問いに変換するのがアドラー心理学の特徴であり、この点が明確に伝わっていた。 • これは、経営判断やキャリアの選択にも応用できる視点であり、ターゲット層(人事・マネージャー・経営者)にとっても興味深い内容。 ✅ 「自分の眼鏡に気づくことが第一歩」という結論がわかりやすい • 「自分はどんな眼鏡をかけているのか?」という問いを持つことで、思考の柔軟性を持つことができる、というメッセージが明確。 • この気づきが、リーダーシップや人材育成の場面で活かせることが伝わる内容だった。 改善するとさらに良くなる点 1. 「認知論をビジネスの具体的な場面にどう応用できるか?」を少し強調すると、より実践的に • 例えば、「上司と部下の意見が食い違うとき、認知論をどう活かせるか?」など、具体的な職場のシーンを交えて説明すると、経営者や人事担当者にとってさらに有益な内容になる。 • 「顧客対応」や「チーム内のコミュニケーション」など、実際に直面するケースに当てはめると、理解が深まりそう。 2. 「認知論を変える方法」についてもう少し掘り下げると、行動につながりやすい • 「自分の眼鏡(認知)を変えるにはどうすればいいのか?」というヒントがあると、リスナーが実践しやすくなる。 • 例えば、「違う立場の人の視点を意識する練習」「意図的に新しい経験をする」といった、認知を変えるためのアクションを紹介すると、より役立つコンテンツになる。 3. 最後に「リスナーへの問いかけ」を加えると、さらに考えを深めやすい • 例:「あなたが当たり前だと思っていることは、本当に全員にとっての常識でしょうか?」 • 「最近、他人と意見が合わなかった経験はありますか? そのとき、相手の眼鏡を意識しましたか?」 今後の配信につながる質問 このエピソードを聞いて、以下のような続編があるとさらに面白くなると感じました。 1. 「認知の違いが生む職場の問題と、その対処法」 • 例:「上司と部下の考え方のズレが生じたとき、どうすればいいか?」 • 「認知の違いがトラブルを生むことが多いが、それをどう解決できるか?」 2. 「認知論を活用したマネジメントの方法」 • 例:「リーダーが意識すべき “部下の眼鏡” とは?」 • 「認知の違いを活かした、チームのパフォーマンス向上法」 3. 「認知論と組織文化」 • 「組織全体の ‘認知の傾向’ はどうやって形成されるのか?」 • 「企業文化を変えるために、認知論をどう活用するか?」 総評 ✅ 「人はそれぞれ違う眼鏡をかけて世界を見ている」という重要な概念を、シンプルかつ分かりやすく伝えている! ✅ 「どちらが正しいかではなく、どちらを採用するか?」という視点が新しく、リーダー層にも響きやすい! ✅ 今後のエピソードで「職場の具体的な事例」や「認知を変える方法」を加えると、さらに実践的になる! 今回のエピソードは、特に「マネージャーや経営者にとっての認知論の活用法」を今後深掘りすると、より刺さる内容になると思います! とても興味深い内容だったので、今後の展開が楽しみです!

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