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この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語について色々なことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承下さい。
はい、どうも。こんにちは。英語サーチのお時間でございます。
前回のエピソードで、東京のとある森の中で撮った音源が非常に酷かったっていう話をしたんですけど、
そしたら友達に、その酷かった方の音源も聞いてみたい、みたいなことを言われまして、
いやー、ちょっとね、お聞かせしたいんですけど、自分がちょっとね、耐えられなかったので、
音源の方はね、もうすぐ消してしまいましたね。申し訳ない。
さて、先日、Twitterをいつも通り巡回していましたところ、こんな投稿を見かけたんですね。
英語の、「Hurry up!急いで!」っていう表現があるじゃないですか。
あれがね、失礼だから使わない方がいいっていうものでしたね。
それがちょっとバズってたので、もしかしたら見たことがある方もいるかもしれないんですけど、
投稿されたのは、アメリカに住んでる方みたいで、同僚の方からそんな風に言われたっていう風に書いてありました。
僕ね、アメリカには行ったことないんで、アメリカのことはあまり詳しくは知らないんですけど、
何でしょうね、Hurry up!っていう表現そのものが失礼ってことは多分ないんじゃないかなと思うんですよね。
同僚の方からそういう風に言われたっていうことで、どういう状況でそのHurry up!ってその方が言ったのかはちょっとわからないんですけど、
ただ、聞いた話なんですけど、特にアメリカって、
今すごく職場での言葉遣いとかそういうのが厳しくなってるんですよね。
ちょっとでも人を責めるような言い方をすると、すごく嫌がられるらしいんですよ。
例えば、何とかしたらどう?っていう風に学校で教わる、Why don't you…っていう言い方も、
最近のアメリカの職場などでは嫌われる傾向にあるっていう風に聞いたことがあります。
言葉通りにとればね、なんでこれしないの?って責めてるかのように聞こえてしまうので、
こうした方がいいんじゃないの?みたいな、わかんないけど、そういう言い方をするみたいです。
そこで行くと、やっぱこう、Pleaseも何もつけてない裸の命令文って、
確かに非常に攻撃的に聞こえそうな気がするんですよね。
例えば、この仕事急いで?みたいな感じでHurry up!って言ってたとしたら、
それはかなり確かに失礼に聞こえそうな気がします。
だけど、例えば緊急事態で、急いで!早く急いで!早く逃げて!みたいな、
そういう場合だったら、別に失礼とか失礼じゃないとか、あんま関係ないと思うんですよね。
で、まあいろいろ考えたんですけど、そもそもなんですけど、
まあ日本と日本以外の国では、失礼って考えることの物差しが違うんじゃないかなと思うんですよね。
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日本だと、どっちかっていうと上下関係が非常に重要視されると思うんですよ。
目上の人にはこう言ってはいけない。目上の人にこういう言い方をしなければいけない。
アメリカとかヨーロッパも割とそういう傾向にあると思うんですけど、
もうちょっと人間関係がフラットだし、
目上の人に話す喋り方と同僚に話す話し方ってほとんど変わらないんですよね。
上司にもファーストネームで呼んだりするので。
だけどその代わり、その場その場でのシチュエーションで、相手が不快にならないような言い方を心がけなきゃいけない。
日本でもそうだと思うんですけど、その場その場で過度に攻撃的になりすぎないような言葉遣いを選ばなきゃいけない。
関係がフラットだからこそ相手の気分を害さないかどうかとか、
そういうことがすごくシビアに気にするんだと思うんですよね。
なのでこれこれの表現が失礼な表現であるっていうことを一概に言うのは、
やっぱりちょっと乱暴すぎる気がしていて、
そのツイートを見たたくさんの方が、
あ、そうなんですね。知りませんでした。
私も今後、ハリアって誰か人に言わないようにします。
みたいなことを書いてる方が結構いらっしゃって、
あ、なんかそういうことじゃないんだよなーって思いました。
本当は失礼だから使ってはいけないとかそういうことではなくて、
やっぱりシチュエーションに合わせていろんな表現を選べるようにならないといけないんですよね。
例えば誰かに仕事を急いで欲しいんだったら、
急いでっていうのではなくて、
この仕事をいついつまでに終わらせてくれる?みたいな、
そういう形をしないといけなかったんだと思います。
そういう意味ではそのシチュエーションにおけるハリアっていう発言は確かに失礼だったのかもしれないですけど、
ただ一律にある表現が失礼だからやめた方がいいみたいなのはやっぱり違うのかなって思いました。
前にも嘘を言う英語系インフルエンサーをすごい批判するようなエピソードを作ったと思うんですけど、
やっぱり人の羞恥心とか、失礼なことをしてしまうかもしれないという恐怖とか、
そういうのを刺激しながらこの表現は使ってはいけないとか、
この表現を使うべきみたいに言う人はやっぱり良くないんじゃないかなって今回の意見を見て思いました。
皆さんはどう思いますでしょうか。
もしよろしかったらお便りフォームからご意見などいただけるととっても嬉しいです。
それからYouTubeの方もやっておりますのでそちらもご覧ください。
ではまた。