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この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語について色々なことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
はいどうも、エイゴサーチのお時間でございます。
前回、前々回のエピソードで、外で録音してたと思うんですけど、
あれが結構気持ちよかったので、今日もまた別の場所にわざわざ来て録音をしています。
今日は土曜日で、昨日までずっと寒かったんですけど、
今日になって急に25℃くらいまで気温が上がってですね、
もう花も今日から咲き出すんじゃないかみたいな感じで、
花見客も大変多くて、一回さっき新宿御苑の方まで行ってきたんですけど、
みんな新宿御苑行こうと思ったみたいで、すごい行列になってて諦めちゃいました。
今日僕が今いるこの公園も、お花見の人というか、ピクニック的な感じで、いつもよりもちょっと人が多いようなんですけど、
そんな中ね、片隅でこっそり録音しております。
僕実は柔道の粋配でして、ポッドキャストのネタって最近大体Twitterから拾ってきてるんですよね。
そのわけで、この間Twitterである投稿を見たんですけど、
詳細はおかすんですけど、英語のある表現が、
これは文法的に間違ってるんですよ、間違った使い方しちゃってる人結構いるんで気をつけてくださいねっていう内容のツイートをしてたんですね、ある人が。
それに対して、そんなことネイティブは気にしてないしっていうコメントがついたんですよ。
どっちでもいいんじゃないの?みたいな。間違ってるって言われてた方の表現でも通じるんだからいいじゃないかっていうね。
その表現においてどっちがいいのかっていう話はとりあえず置いとくとして、
文法的に間違ってますよって指摘する人、指摘する人のことも、あるいは通じるんだから細かいことはいいじゃないかって言っちゃう人の気持ちも、
どっちもわかるというか、そういうことあるよね、どっちもそういうことあるよねって思うんですよ。
我々みたいに外国人として外国語を学ぶっていうのは、いつか必ずそういう壁にぶつかると思うんですよね。
通じればいい、通じればいいじゃんっていうところと、でも外国語とはいえ正しく話したいみたいな。
我々は常に文法的に正しいっていうことと、だから伝わるんだからいいじゃないかっていうさ、
その二極間の間で常に揺れ動いてるような感じがするんですよね。
どっちをどれくらい取るか、その伝わればいいやに振り切るのか、もっと正しく話したいみたいなところに振り切るのか、
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どっちをどれくらい取るかっていうのはその人の学習状況とか周りの環境とか現状の習熟度だとか、
いろんなファクターによって多分それぞれ違うと思うんですけど、
間違い絶対許さないぞみたいな感じになってくるとちょっと苦しいじゃないですか。
だけど通じればいいじゃんに前振りしちゃうのもそれはそれでもったいないというか、
勉強する態度としてあんまり良くないような気がするんですよね。
例えば現状外国に住んでて、とにもかくにその国でその国の言語で生活していかなきゃならないってなってくると、
どっちかっていうと伝わりゃいいやに偏ると思うんですよね。
よくあるサバイバル外国語ですよ。
生き抜くことが第一ってやつですね。
なんかでもそうすると結構意外とちゃんとした言葉遣いができなかったりとか、
会話の内容が自分の周りだけに偏っちゃうので、
ちょっと改まった場面でも友達に話すような話し方しちゃったりとか、
なんかそういう風になっちゃったりするんですよ。
逆に受験とか試験とかで英語使おうっていう時に結構細かい文法知識が求められたりするじゃないですか。
頑張れって思いますよね。
あとは論文書いたりとか、ビジネスで英語のメールをよく書く人とか、
意外と綺麗な文章、洗練された文章とまた違うんですけど、
ちゃんとクリアな良い文章を書けないとダメだよみたいなこと言われたりしますね。
僕の職場の上司フランス人なんですけど、
英語にせよフランス語にせよプレゼンの資料とかメールとかで変なスペルミスすると、
バカみたいに見えるからやめろって言われますね。
だからすごい気をつけなさいっていつも言ってきます。
そんなこと言われても変な間違いしちゃうんですけどね。
みんなは外国語を勉強する時とか外国語を喋る時とかに、
どれくらい文法のことを気にしてますかね。
僕は実はどっちかっていうとかなり文法がんばるマンに寄ってるんですよ。
基本的に受験で英語を勉強してるので、かなり文法のことを考えながら喋ってるんですよ。
今はもう前ほど頭が働くなっちゃってあれなんですけど、
それこそ大学受験の直後とか、もうちょっと今より英語ができてた頃、英語がよく喋れてた頃は、
このtoの後は現在分詞、この名詞は単数だけど複数扱い、
ここの従属説は時制の一致があって過去完了になるみたいな感じで、
頭の中の文法証拠を超高速でめくりながら喋るみたいなことをしながらやってました。
なのでめちゃめちゃ疲れるんですよね、英語を喋ると。
今はそこまで早く喋れなくなっちゃったので、
ちょっとどもりがある人みたいになっちゃってますね。
別にそこまでである必要は全然ないと思うんですけど、
話す時に文法がぐっちゃぐちゃでよくわからない、
何言ってるか結局わかんないみたいなよりは、
ある程度英語として形を整えた方が色々得かなとは思うんですよ。
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よく英語の文法なんか全然できなくたって英会話できるよ、
出川イングリッシュだって問題ないじゃない、みたいなこと言う人いるんですけど、
いわゆる出川イングリッシュ、タネットの出川哲郎さんが喋ってるような、
よくわかんないしちゃかめちゃかな英語でも一応コミュニケーションは通じてるんですけど、
あれは英語じゃなくて英語を越えた何か別のものだとか思っていて、
あれはあれであそこまで到達するのは別の努力が必要だと思うんですよね。
コミュ力に100%依存した英会話って感じがします。
あそこまでのことができるんだったらそれは問題ないかもしれないけど、
でも本人は相当苦労してますもんね。
今日何が言いたいかっていうと、
よくネットの書き込みとかでさっきみたいに通じればいいじゃないみたいな、
文法なんか関係ないよ、そんな細かいこと気にしてたら何も喋れなくなっちゃうよ、
みたいなこと言う人がいるんですけど、
いや気にしてほしい。文法のことはちゃんと気にしてほしい。
間違うのはしょうがないけど、知らないよりは知ってって間違えるのと、
知らなくて全然違うこと言っちゃうことでは全然違うと思うんですよね。
例えばフランス語だと、普通の日常会話では全然使わない活用、
動詞の活用形ってのがあるんですよ。
直接法単純過去とか、接続法半過去とかそういうのなんですけど、
そういうのって日常生活では全然使わないから別に覚えなくてもいいよって書かれがちなんですけど、
でもそういうちょっと難しい活用を知ってる人にしか見えない世界があると僕は思ってるんですよね。
英語の細かい文法の規則とか、
この時は前置詞は2だけどこっちの時は4だとかさ、
そういう細かいことを知ってる人にしか分からない世界があると思うんですよね。
別に間違ってても誰も知らないし、多分通じるのはそうなんですけど、
でもやっぱりね、そういう細かいところまで丹念に勉強していったほうが
結果としていい結果になるんじゃないかなと思っています。
というわけで今日はね、やたらと文法を軽視しがちな人たちのことをね、
ちょっと思うところがあって話してみました。
みんなはどう思いますでしょうか。
もしよかったら感想とかね、反論とか、
なんか思うところがあったらメッセージを送ってくれるととっても嬉しいです。
ではまた。