1. 呟ききれない話
  2. #012 「犬の日」の終わり
2023-10-10 06:24

#012 「犬の日」の終わり

暑い日もようやく終わりましたね。

言語好きな一般男性ソウイチが、英語やその他の言語に関するモヤモヤを「悪口」として吐き出しながら、言語についてあれこれ考えていくPodcastです。


番組へのご意見・ご感想や、言語に関する疑問・質問はこちら
YouTubeもやってます。
Twitter (X)も来てね。
00:01
この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語についていろいろなことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
はい、こんにちは。エイゴサーチのお時間でございます。
つい先日、友達と東京の郊外のとある山の中に行ってきまして、
キャンプなどをして、ちょっと楽しんできたんですけど、
ちょうど暑さが止んできた頃だったので、本当にいい気持ちでね、週末を過ごせました。
そのキャンプ先で、ちょっと録音をね、自然の音の中でしようと思ってたんですけど、
実際撮ってみたんですけど、ちょっとね、マイクの設定を間違ってしまって、
ずいぶんなんかひどい音質のものができてしまって、
さすがにこれはちょっと外には出せないということで、今急遽撮り直しています。
というわけでね、暑さがやっと落ち着いてきたなというところです。
まあね、理想を言わせてもらうと、今ぐらい、今日はちょっと雨が降ってて寒いんですけど、
今ぐらいの20度にちょっと満たないぐらいの気温がずっと続いてくれればいいなと思ってるんですけど、
まあね、これからまた気温が上がったり下がったりするんでしょうかね。
僕はね、雪深い地方の生まれなので、夏暑いよりは冬寒い方が好きなので、
具合的に東京ではね、雪は降らないので、東京では冬の方がずっと好きなんですけど、
なんで早くね、冬になってほしいななんて思っています。
さて、先日職場の方でも、ようやく涼しくなってきましたねなんて話をしておりました。
僕が今勤めてるところって、外国人も結構多い職場なんですよね。
ある人が、The dog days are over.犬の日は終わったねなんて話してるのを耳にしまして、
あーこんな言い方するんだーって、辞書で引いて知ってたんですけど、
本当に使ってるところを初めて見たので、ちょっと感心してしまいましたね。
今日はそんな犬と暑さにまつわる話をしてみようかと思います。
悪口はちょっと一旦お休みです。
さて、dog days、犬の日っていうのは、実を言うと大犬座のシリウスにちなんだ表現なんですよね。
天体観測とかする方だったら、もしかしたらあれって思うかもしれないんですけど、
大犬座って冬の夜空に出る星座なんですよね。
夏にはあんまり馴染みがないかと思うんですけど。
ところが冬の夜空に出ている星座っていうのは、夏は太陽と一緒に出てくるんですよね。
なので夏の昼間に出てくるのが大犬座とか冬の星座になります。
大犬座が昼間に登っている間っていうのは、夏なので地上が熱波に襲われるっていうね。
03:00
そういうことで、夏の暑さと大犬座の犬を結びつけるようになりました。
大犬座で一番明るい星ってシリウスって言うんですけど、これは地球から見える恒星の中では太陽の次に明るい星なんですね。
つまり実質上、夜空に見える星の中では一番明るい星ということになります。
惑星を除いて。
このシリウス、とっても明るいので、実はね、昼間でも観測できるっていうことが知られています。
現代ではよっぽど条件が整ってないと難しいんだと思うんですけど、
昔はね、今よりもずっと空気も澄んでいたし、
よくよく目を凝らしてシリウスがね、東の空に登ってくるっていうのを本当に肉眼で観測していたんだと思います。
そうやってね、シリウスが太陽と共に登ってくるのを見て、
あーもうすぐ夏が来るんだなと思うんですね。
古代エジプトではシリウスはナイル川の氾濫を知らせる星として非常に重要視されていました。
他にもね、シリウスを合図にいろんな農業の農作物のあれこれを始めるとか、
農業のある一定の時期の目安としてシリウスっていうのがすごい活用されていたんですね。
このシリウスという名前自体も、もともとはギリシャ語で焼き焦がすものという意味なんですね。
これずっとシリウスが明るいから夜空で青く燃えて夜空を焼き焦がすという意味なんだと思ったんですけど、
でももしかしたらこれも熱波によって地上を焼き焦がす、
そういう星みたいな昼間の役割からちなんでつけられているのかもしれないですよね。
さっき話してたドクテイスっていうのは別名でキャニキュールっていう言い方もあるんですね。
こちらはラテン語由来の単語で、キャニっていう部分はラテン語で犬っていう意味のキャニスから来ています。
フランス語だとこのキャニキュールっていう言葉はかなり普通に日常会話で使われて、
今年の大熱波がみたいな夏の猛暑がみたいなそういうノリの時にキャニキュールっていうことはよく使われます。
韓国語だとすごく暑い日のことを犬のように暑い日っていうみたいな話を聞いたことがあるんですけど、
これは大犬だと関係あるのかないのかちょっと分からないんですが、
もしかしたらただのそういう言い回しでシリウスとは全然関係ないのかもしれないんですけど、
そういう言い方もあるって聞いて、なんか謎にへーって感心してしまいましたね。
さて、今日は犬と夏の暑さの関係の話をちょっとしてみました。
引き続き、今度からまた英語の悪口の話をしていこうと思っているので、
ぜひお便りホームの方から何かご意見ご感想などあれば送っていただけるととっても嬉しいです。
06:00
YouTubeでフランス語のことを話しております。
こちらももしよろしかったら見てみてください。
あとTwitterもやっているので、そちらもアホみたいなことずっとつぶやいてるんですけど、
もしよろしかったら見ていただけるととっても嬉しいです。
さて、ではまた。
06:24

コメント

スクロール