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この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語について色々なことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
どうもこんにちは、エイゴサーチのお時間でございます。
今日はね、お友達の結婚式に出てきまして、さっき帰ってきたところで。
8月にも別のお友達の結婚式に出てきたんですけど、今回は余興に参加させていただきましてね、
僕自身も大変楽しませていただきました。
人前で歌ったんですけども、練習もあったりしてちょっと大変だったんですけど、
やっと本番が終わったみたいな感じで、だいぶほっとしました。
話は全く変わるんですけれども、少し前にこんな記事が出ていました。
糖尿病の呼び方をダイアベティスというカタカナの名前に変えようというのを、
日本糖尿病学会、それから日本糖尿病協会が共同で発表しました。
っていうニュースが出てたんですね。
なんで名前を変えるかっていうと、糖尿病で尿っていう漢字が入っていることによって、
ちょっとマイナスなイメージがあるっていうこと。
それから糖尿病っていうのが尿に糖が出てしまう病気っていうふうに
勘違いされてしまうことがあるっていうことなんですよ。
糖尿病っていうのは確かに尿に糖が混ざってしまうっていう症状もあるにはあるらしいんですけど、
そこは糖尿病の症状として、病気の症状として本質的なところではないんですよね。
血糖値が下げることができない、血糖マネジメントがうまくいかないっていうところの病気だと思うので、
その辺が現実に即してないんじゃないかっていう提案ですね。
いくつかの記事で、記者の人がもしかしたらそういうふうに書いてるだけなのかもしれないんですけど、
ダイアベティスっていう呼び方が英語の名前に即しているみたいな書き方をしている人がちょいちょいいて、
それは違うんじゃないかなって思うんですよね。
糖尿病って英語だとダイアベティスって言うんですね。
これはもともとラテン語の由来の単語でして、
ラテン語では糖尿病のことをもともとディアベティスメリティスって言うんですね。
ディアベティスっていうのは、液体が普段を通り過ぎることを表すんですね。
サイフォンの原理って聞いたことあると思うんですけど、
あのサイフォンと同じ言葉です。
ラテン語訳の単語がディアベティスなんですね。
それとメリティスっていうのは蜜のように甘いという意味で、
糖尿病って実はすごく歴史の古い病気で、
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もともとは飲んだ水が永遠に尿として出てきてしまう。
体が管になったかのように飲んだ水が尿として出てきてしまうっていう病気として最初紹介されたものなんですね。
なぜかその尿が非常に甘いという、そういう病気として最初紹介されたんですね。
なのでそれを訳しての糖尿病っていう感じの名前は悪くないんじゃないかなと思うんですけど、
ただこれもともとラテン語の言葉を英語に入れたときに発音が変わって、
ダイヤビーティスってなってるのを、
そこからさらに日本語に取り入れてダイヤベティスって呼ぶのは、
なんかちょっと違う気がするんですよね。
だったらラテン語から取り入れてディアベティスって言ってほしいなっていう気がします。
がどっちかっていうと、そういうダイヤベティスにしろディアベティスにしろ、
そういうカタカナの名前よりはやっぱり糖尿病みたいな感じの名前がいいような気がするんですよね。
新しい病名としてカタカナを提案っていうのがね、ちょっとどうなのかなって思ってしまいます。
あとそもそもなんですけど、これあのその名前を変える理由の一つに、
やっぱその糖尿病っていう病気に対する偏見とか誤解を払拭したいっていう狙いがあるらしいんですね。
不節制だからなっちゃうんでしょうとか、そういうふうに、
それも一つはそうなんですけど、でも遺伝性の糖尿病っていうのもあったりするので、
そういうのを誤解なく理解してもらうために新しい名前を提案しようということなんだと思うんですけど、
でもだとしたら、やっぱそこでカタカナの名前をつけることによって、
分かることよりも分からないことの方が増えるような気がするんですよね。
カタカナの名前って、僕の経験上なんですけど、
何かを隠したいときにカタカナの名前をつけてるようなイメージがあるんですよね。
糖尿病をダイアベティスって呼ぶことによって何を隠したいのか僕には分からないけれども、
だけど誤解や偏見を払拭するために名前を変えるっていうのは、
名前を変えるっていうことそのものは、誤解や偏見を払拭することの役にはあんまり立たないような気がするんですよね。
それこそ糖尿病学会の人たちとか、いろんな医者だとか知識のある人が、
糖尿病ってこういう病気なんですよっていうことをもっと広く人々に知らせるような努力をもとするべきであって、
名前のせいだけではないんじゃないかなって個人的には思ってしまいますね。
どうなるんでしょう。ダイアベティス。これからこの先定着するんですかね。
ちなみにツイッターも未だにツイッターって呼んでますし、ツイッターのいいねの機能も未だにファボって呼んでるし、
新しい名称っていうのは極度に受け入れがたい時があって、
なので多分糖尿病が実際にダイアベティスっていう名前に変わったとしても、多分何十年か先、
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自分が糖尿病になるまでは糖尿病って言い続けるかもしれないですね。
そんなところで今日はここまでにしようと思います。
皆さんはこのダイアベティスという名称についてどんなことを思いますでしょうか。
何かご意見ご感想などありましたらお便りフォームの方からぜひ送っていただけるととっても嬉しいです。
それからYouTubeとツイッターもやっておりますので、もしよろしかったらそちらも見に来ていただけるととっても喜びます。
ではまた。