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2023-08-21 11:15

#007 イギリス英語、アメリカ英語

イギリス英語、アメリカ英語、なんでこんなに違うの?<p>言語好きな一般男性ソウイチが、英語やその他の言語に関するモヤモヤを「悪口」として吐き出しながら、言語についてあれこれ考えていくPodcastです。

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この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語についていろいろなことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
はいどうも、エイゴサーチのお時間でございます。
今日はちょっと英語の愚痴はお休みにして、別の話をしてみようかなと思います。
今日のテーマは、イギリス英語とアメリカ英語の話です。
youtube なんかでもよく、アメリカ英語はこう、イギリス英語ではこういうふうに言います、みたいな違いを紹介するような動画って結構たくさんありますよね。
学校で勉強するのって多分基本的にアメリカの英語だと思うんですけど、
イギリス英語はアメリカ英語に比べてこんな違いがあります、みたいな文脈で紹介しているのが多いんじゃないかなと思います。
やっぱこう、イギリス英語を話せるようになりたい、みたいな需要って結構あるんじゃないかなと思うんですよね。
一般的にイギリス英語の方がこう、なんかノーブルなイメージというかありますよね。
アメリカ英語ってどっちかっていうとカリフォルニアガールに代表されるような、ちょっとカジュアルな感じとか、
そういうイメージがちょっとあるような感じがしますよね。
やっぱイギリス英語ってよりノーブルなイメージと言いますか、貴族っぽいイメージがあるような感じがします。
やっぱり国王陛下が話している言葉っていうのは大きいような気がします。
イギリス英語とアメリカ英語の違いって色々あるんですけど、単語が違うとかね。
超簡単にイギリス英語っぽく話せるようになるやり方が3つあるので、
今日はちょっとね、それを紹介してみようかなと思います。
本当はイギリス人の方がよく使う表現とかそういうのもあるんですけど、
そういうのは一旦置いておいて、発音だけにフォーカスして、
イギリス英語っぽい発音っていうのをちょっと考えてみようかなと思います。
まず一つ目は、母音を暗めに発音することです。
イギリスの英語ってアメリカの英語に比べて全体的に母音が暗く響く傾向にあるんですよね。
例えば、猫という意味のcat。
アメリカではcatって、かなり明るいatっていう母音を使うんですけど、
これがね、イギリスに行くとちょっとだけ、わずかに暗くなるんですね。
cat、aっていう母音になるのでcat、cat、cat。
わかりますかね、この違い。
もっとcatみたいに言う人もいますね。
イギリスではできないっていう意味のcan'tをcan'tっていう有名なやつがありますけど、
これも母音を暗く響かせるっていうところから来ています。
これはもうちょっとありますね。
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例えば、lという意味のgetという動詞の過去形got。
もうアメリカだとgotって言うんですけど、
イギリスではもっとoに近づけてgotっていう風に発音します。
got、got、got、got。
違いわかりますかね。
さらにアメリカでは明るいほうのoって発音されるものが、
イギリスではやっぱり暗くoみたいになることが多いです。
例えば、考えるthinkの過去形のthoughtも、
アメリカだとthoughtなんですけど、
イギリスだとthoughtとかthoughtくらいに暗く発音される傾向にあります。
こんな風に一段ちょっと母音を暗く発音する。
もっと具体的に言うと、
唇を丸めて発音する傾向にあるんですよね。
もう一つはrの扱い方ですね。
基本的にイギリス英語では、
後ろに母音が続かないrは発音されないという傾向にあります。
ちょっと例を挙げてみましょうか。
公園という意味のparkですけど、
これイギリスだとparkですね。
一番最初という意味のfirstもfirstになります。
それから星という意味のstarも、
イギリスではstarになります。
park、first、star、park、first、star
って感じですかね。
これが一番多分聞いてて、
一番顕著に耳に響く違いなんじゃないかなと思いますね。
中学生の時に英会話教室に一時期通ってたんですけど、
その時の先生がイギリス人だったんですよ。
ある時、あーってずっと言ってることがあって、
あーってなんだろうなって思ったら、
アルファベットのrのことだったんですよ。
アメリカではopqrなんですけど、
イギリスだとopqrなんですよね。
このね、あーっていうのが割とそこで、
そういうふうに言うんだと思って、
ちょっと目覚めた感がありました。
最後なんですけど、
語末のtの処理が、
イギリスとアメリカでは顕著に違いますね。
tで終わる単語の後に、
母音で始まる単語が来る時に、
tがね、弱くなるんですよね。
具体的に言うと、
分かりましたっていう時に、
I got itって言うんですけど、
このtがtとしては発音されなくて、
ちょっと日本語のラ行に近いような、
舌を蹴るような音になるんですよね。
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Got it, got it, got itっていう感じです。
もうtも、そのitのtも、
アメリカ人は言わないこともあるかもしれない。
I got it, I got it。
これがイギリス人になると、
もっとtをはっきりと発音させて、
I got it, I got itみたいに言うんですよ。
これが一番顕著な違いかなって思います。
I got it, I got it。
これだけでもだいぶ、
ブリテンな雰囲気が出てくるんじゃないでしょうか。
そもそも英語という一つの言語なのに、
イギリスとアメリカとでどうしてこんなに違いが
生じてしまったのかなっていうのを
ちょっと調べてみたんですけど、
言語ってね、よく言われますけど、
言語って生き物なので、
場所が変わると違う進化をしてしまうんですよね。
英語の話で言うと、
アメリカという国は、
イギリスから人が入植してきて
作った国ですよね。
歴史的なことを言うと、
1607年に初めてジェームスタウンっていう
入植者の町が作られて、
有名なメイフラワー号っていうのが1620年。
1776年に独立宣言が出てるんですけど、
なのでこの17世紀から18世紀頃に、
イギリスからアメリカに大量に人が渡っていた
って感じですよね。
その頃のイギリス人は、
今のアメリカ人に近い話し方をしていたと
考えられています。
要するに、Rをはっきりと
パーク、ファースト、スター
っていう話し方をしてたようです。
こういう話し方をロティックスピーチっていうらしいんですけど、
Rが特徴的な話し方は、
その頃のイギリスの話し方だったんですよね。
17世紀18世紀頃に、
イギリスから人がアメリカに渡ってから、
イギリスではどういう変化が起こったかというと、
当時の上流階級の人たちが、
このRをはっきりと発音させる言い方をやめて、
もっと洗練された発音にしよう、
みたいな感じになったんですよね。
当時の上流階級の人たちから、
ファースト、パーク、スター
っていう言い方が広まっていった。
今ではそういう話し方の方が
イギリスの正当な発音というか、
容認発音、RP、Received Pronunciation
っていうんですけど、
そういうイギリスの標準語とされる話し方になりました。
あとスペリングがイギリスとアメリカで違うところもあると思うんですけど、
そういうのは大体は、
アメリカ人の方が、
私たちはイギリスから独立したんだ、
だから違う英語を使いたいんだ、
みたいな気分が高まりまして、
もっと発音しているように書こうじゃないか、
っていう運動が起こったんですよね。
例えば、
OrganizeとかSocializeとかの
なんとかナイズっていう語尾ね、
はイギリスだと
ISEなんですけど、
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アメリカだと
IZEなんですよね。
そういう風に違いが出てきました。
だからイギリス本土の方はですね、
また逆に、
フランス語の影響を結構受けていますね。
英語ってそもそも言語的にかなりフランス語の影響を強く受けているんですけど、
11世紀頃にノルマンコンクエストっていうのがあって、
当時のイギリスの王様が
フランス語しかしゃべれないフランス出身の王様になっちゃったので、
それで宮廷の習慣とか言語が全部フランス式に取って変わられて、
そこからフランス語の語彙がかなり英語に入ってきたっていう事件があったんですけど、
それは11世紀、12世紀頃の話ですね。
このアメリカに入職が始まった17世紀頃っていうのは、
またやっぱりフランス語式の綴りとか単語っていうのはすごく流行ったんですよね。
そこで本土のイギリス英語の方も若干変化していったっていう感じですかね。
イギリス英語とアメリカ英語の違いって細かく言っていけば本当に色々たくさんあるんですけど、
僕個人としては確かイギリスのダイヤナヒのお葬式が小学校の頃にあったんですけど、
その時に当時のトニー・ブレア首相がそのお葬式の中で聖書を読み上げてたんですね。
その発音がとっても美しいと思って、
そこでちょっとイギリスの英語を勉強してみようかなと思って発音とか研究してた時期がありました。
さて、今日はイギリス英語とアメリカ英語の話をしてみました。
たまにこういう感じで英語の愚痴とか英語の嫌なところを話すだけじゃなくて、
そもそも英語ってどんな言語なんみたいな話をちょっと挟めていけたらなっていうのを思いまして、
今日はこういう内容にしております。
最後まで聞いていただいてどうもありがとうございました。
お便り本も用意しておりますので、ぜひそちらの方に感想などを送っていただけたらとっても嬉しいです。
ではまた。
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