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今日のテーマトークは、メタモルフォーゼの縁側です。
はい、では原口さん、解説お願いします。
映画ドットコムで拝借します。
鶴たえに香りの漫画、メタモルフォーゼの縁側を足田真奈と宮本信子の共演で実写映画化し、
ボーイズラブ漫画を通して繋がる女子高生と老婦人の交流を描いた人間ドラマ。
毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生うららと、
夫に先立たれた孤独に暮らす75歳の老婦人ゆき。
ある日、うららがアルバイトする本屋にゆきがやってくる。
美しい表紙に控えてBL漫画を手に取ったゆきは、
初めて覗く世界に驚きつつも、男の子たちが繰り広げる恋物語に魅了される。
BL漫画の話題で意気投合したうららとゆきは、
ゆきの家の縁側で一緒に漫画を読んでは語り合うようになり、
立場も年齢も超えて友情を育んでいく。
8年越しの花嫁、奇跡の実話の岡田よしかつが脚本を手掛け、
青くて痛くて脆いの狩山俊介が監督を務めたとなっております。
はい、ではここからネタバレ込みの話を入っていこうかなと思います。
もし見てから聞きたいという方がいらっしゃったら、
一旦聞くのを止めていただいて、
見てからここから先は聞いていただけたらなと思います。
はい、ではそれぞれサワリの感想を伺っていこうかと思うんですけども、
ラグさん、今作どのようにご覧になられました?
サワリなんですけど一応ね、ちょっとこれ事前にオンラインしたら
ちょっと早めに見ないといけなかったんですけども、
だからちょっとね、先月の段階で見てね、
ほんと愛おしい映画だなぁと思って、
なんかね、この作品を見ると、
2、3日この作品のことしか考えられなくなるぐらい愛おしい作品で、
で特にじっくり語るのは後ほどとして、
とりあえず後半部分のあの描き方が山口くんハマってくれるかなと思ったら、
山口くんのツイートがまさに期待していた内容でちょっと嬉しかったです。
あーなるほど、はいはい。
以上です。
マリオンさんいかがでした?
そうですね、前回の神ハンキーベスト5でもこの作品2位に挙げさせてもらったんですけど、
やっぱりその好きなものを通じて、
世代とか性別とかいろんなものを超えて誰かと繋がったりすること、
そしてそういった繋がりから思いもよらないことになったりっていう、
そういう人生の豊かなところみたいなのを描いてくれてる、
そういう幸せな循環みたいなものにやっぱ僕はやられてしまうというか、
今自分が映画を通じていろんな人と繋がったり喋ったり、
こうやってポッドキャストしたりみたいな、
自分ともこういうのを重ねながらこの映画のことを見て、
なんかすごく自分にとっての大切なことっていうのが、
すごく描かれてる映画だなというふうに思いながら見てました。
はい、僕はですね、ちょっと冷静に見てたところがあったというか、
考えながら見てたんですよね。
で、何を考えてたかっていうと、
この話が男性同士でも成り立つのかどうかってことをむちゃくちゃ考えながら見てたんですね。
で、そこに関して僕は掘り下げて話するかなと思います。
はい、では掘り下げてそれぞれのトピックで話していこうかと思うんですけども、
原田さん、この作品に関してここぞというとこありますか?
なんかちょっと結構語っちゃうんだけども、
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どうぞ。
割とこうやっぱり自分事として見ちゃうというか、
結局自分と好きなものとの関係性というか、
結局はまあ例のごとく私はもうこの主人公の占いにとってのBLにあたるものが、
まあ結局僕にとってはピローズなわけですよ。
なるほどね。
そう、だからね、中学年の時に知ってハマったけども、
結局ね、クラスに聞いてる子なんていないし、
だから本当は自分がもう真相を聞いている。
それだけでいいと。
だから結局この子が漫画を読めてる感覚がまさに近いもので、
でもね、ちょっと一人ぐらい誰かと共感することができたらなと思ったりはするわけですよ。
で、それが結局この作品だとそういうのが年齢とかは関係ないっていうのが、
漫画の時から多分描かれてるのがよくて、
ここぐらいようやくちょっと楽器やってる子がピローズがわかってくれて、
語り合える仲ができたのがあったっていうのが結構非常になんかカスタマイズのところがあって、
見ていていつも惜しいなという感じがあって。
だからそういう感じやから妙に主流に受けてしまうとなんか悔しいというか、
だから劇中でクラスで人気者になればヒエラルキーの上位にいる子たちが、
盛り上がってるのを見ると非常になんか悔しい、むずかゆいという感覚が非常になんかこう、
分かり身があったというか。
あのシーンね、絶妙だと思うんですよ。
ズルいってまさにだと思うんですよね。
ズルいって、そうそう、そうですね。
自分と同じものが好きなのに、なんか自分より輝いていてってね。
あれ切ないなーってなかなかちょっと分かるなーっていうのがあって。
で、あとやっぱ後半が自分で同人誌とはいえ作っていくと。
で、それを次はBL漫画家さんに見て、ちょっとでもなんか心を掴んでもらってたとしたらもう、
これ以上嬉しいことはないよねっていう感覚。
だから言うなれば中学の時からずっと付き合って、
2030周年の時に記念映画があって、その時に細井戸を手織り寄せて、
ピローズの方とインタビューして、で、インタビューした記事を書いて、
まあ読んで見てもらった上で公開しているわけなんで、もう、
それこそこれ以上嬉しいことはないっていう。
っていう感覚がありまして、だからもう細井戸もうたまんねーっていう感じだ。
もう非常に重なるところがあって、もう愛おしく感じたわけですね、そういったところで。
もうこんなに嬉しいことはないってやつですよ。
もうそれだけで生きていけるみたいなやつですね。
好きなものと繋がるっていうことに最終的に焦点が当たる話になるっていうのは、
僕いま聞いて思ったのが、キリシマ部活辞めるって思い出したんですよね。
そうそうそうそう。
キリシマ部活辞めるっていうのはもう、映画を撮る話。
でも、映画を撮る中で別に映画監督になれると思っているわけではなく、
映画が好きで映画と繋がれた気がするみたいな瞬間を求めてるからやってるみたいなことを言ってて、
本作で言うと、自分が好きな作品の作家が自分の作品を買ってくれた、呼んでくれた、
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それを評価してくれたっていうところまで行くっていうのが、
排他的じゃなくって救いがあるキリシマっていう感じがするなと思って。
キリシマはやっぱり排他的な話なんですよね。
映画、特にゾンビ映画を分かる俺たち、分からないあいつらっていう話。
このゾンビ映画を分かる俺たちで映画と繋がっていこうぜっていう話だったと思うんですけど、
やっぱり本作で言うと、もっと優しいじゃないですか。全ての口当たりが。
自分がネタんでるヒエラルキー、上の側の生徒もBLを好きだったりするというか、
っていう部分もあるし、粉クソみたいな感じじゃなくって、ただ好きだからやりたいっていう。
それが結果的に好きなもの、自分が好きだと思っているもの、
最も輝いていると思っているものと結果的に繋がっているみたいな、
あんまりガツガツ感がないっていう感じはあるかなって気はしましたかね。
そうですね。キリシマっぽいっていうのにかけると、キリシマで描いてたようなことをさらに今、
反動でちょっと今描いてる青春映画って優しさが結構目立つ映画が多いじゃないですか。
やっぱりノボル・コデラさんとかもだし、
やっぱメタモルフォーゼもその中に1個には入れてもいいんだろうなっていうのは今話聞いてて思いました。
サマーフィルムとかね。
そうですね。サマーフィルムもそうですね。
やっぱ本当確かにメタモルフォーゼの映画の登場人物たちは、
本当みんな優しい人たちばかりで、やっぱなんかそれもいいなというか。
ある種の理想なのかもしれないけれども、
こうありたいなっていう優しさがすごく込められている映画だなっていうふうにはすごく思って。
だからいわゆる悪役的な人物がいないよね。
そうですね。
だから誰かが誰かを応援してるっていうのもあるよね。
あのクラスの子たち、男の子で応援してる子は留学していくっていうのも。
まあというかなんか、やっぱ世代を越えて繋がるっていう話だと思うんですけど、
やっぱり自分とは違う世代の人と喋る時って、やっぱり分かんないこと多いじゃないですか。
そういった中でもやっぱ好きなことを通じて繋がっていくことで、
やっぱりお互いに知らないこととかもあるけど、
まあそれもやっぱ知ろうとするし、好きなもの以外の話もするじゃないですか。
繋がっていく中で。
なんかそういったコミュニケーションを通じ合うことで、やっぱり優しさっていうのを描いてるというか、
人の知っていく上でやっぱ優しくならないと、やっぱりそこ分かり合えないと思うので。
そういった優しさが波及していった結果、ちょっとなんとなく行けすかないなって思ってたクラスの女子に対しても、
最後頑張ってねというか、一言声かけられるようになるっていう風になってるんじゃないかなって思って、
これを今回の優しさっていうのがすごくテーマとしては重要なものなんじゃないかなっていう風には思いますね。
そうですね。思い返すに、そういうヒエラルキー由来の相外観みたいなのを描いた映画減ったなって感覚があって。
ああ。
そういう映画って昔からよくあったとは思うんですよね。
そうですね。
アメリカのコメディ映画でも、イケてないやつ、アメフト部からいじめられてるやつが、みたいな話はいくらでもあるじゃないですか。
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タイトルパッと上がらないですけど、日本映画でもそういうのってあったと思うし、それの集大成がやっぱり霧島やったのかなって気はしてるんですけど、
やっぱり霧島が境目とまでは言わないですけど、なんかこの10年で減った気はしてて、
やっぱりさっきマリオさんが言ったノボルコティラさんとか、サマーヒルムとか、本作もそうですけど、
やっぱ自分と違うレイヤーにいたと思ってた人と分かり合う。
分かり合うとまで言わないにしても、自分が敵対してたほど憎々しい存在ではないみたいなのに気づくって話増えたような気がしてるんですよね。
なんかそれは、広い意味での多様性を認め合う風潮が出てきたからではないかな、ちょっと聞きながら思ったんだけども。
それはそうかなと思います。
まあそうそうと思いますね。
これは別に邦画の青春映画だけに限った話ではちゃんとないと思うんですよね。
やっぱブックスマートもそういう話だと思うし、それに限らずとも意外と青春映画見てると、
いわゆる体育会系、スポーツマン系はちょっと悪いやつでみたいなのってあんまり減ったなっていうか、
結構いろいろキャラクターの描き方っていうのは普通の青春映画というか、
何の気なしに見た青春映画ですらそういうのが今変わってるなっていうのは結構見たりするので、
やっぱこれは世界的にそうなんだろうなっていうのは思いますね。
ちょっとまあ、ひねった部分で言うと、ハッピーデスデイとかもある意味そうかなって気はしたりとかしたんですけど。
確かに。
多面性というか。
ホラー映画で殺されて欲しい奴が主人公みたいな、でその主人公が変わっているみたいな。
そうやな。
だから、そんだけビッチじゃないっていう感じやったからな、あの主人公。
言うほどには。
まあなんか進んでいく中で、掘り下げたらそういう一面的じゃないよねみたいなのもわかっていくし、
まあ成長していくっていうのもあったと思うんですけど。
はい。
まあお前さ、話それましたけど、まあまあそういう映画が増えたような気はしますよね。
だから、ヒエラルキーとかで判断すると上下ってなって、結局まあそれ分断でしかないですよねみたいなのにね、行き着いてしまう。
ねー。
そうなった時に、やっぱ多様性を威厄んだったら、そもそも上下ではないっていうことを言わざるを得ないと思うんですよ。
横だね、そこは。
そう、横並びであったっていうことを再確認するっていう。
まあその意味でそういう作品は増えているような気はしますよね。
あとちょっとそういう思ったのが、実はだから、あの俺、ハケヤメニメの時は中の劇中作品がピンとこっかってんけど、
今回使われているBL漫画は、まこと漫画の原稿を使ってたというか、
今回の劇中作品は内容が伝わってきた感覚が個人的にはあって。
そうですね、確かに覇権アニメはアニメの売上勝負みたいなところに、
そのアニメーション演出が作品そのまま絡んでくるみたいな感じありましたけど、
本作はメイン2人の関係性、近づいていくことそのものが劇中漫画の2人に重なれるところもあるしで、
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入っていきやすいって部分は結構あったかなって気はしますね。
そうですね。
そうか。
私、主人公のウラウラちゃんが描いてた同人漫画も、
ちゃんとユキさんと会った時の出会いっていうのがやっぱり込められた作品にちゃんとなってるっていう。
ちゃんと物語と漫画とかが内容が一致してるというか、
そこがやっぱ上手いなっていうところにすんなりとそこがわかりやすくなってるっていう感覚なんでしょうね。
ちなみにあのBL漫画は実写版としてHuluでドラマ化されてるみたいですね。
え?そうなんすか?
そうですよ。
気になるけど、まずとりあえずその漫画が読みたいっていうのがあるんですけど。
絵も結構綺麗だったので気になってたんですけど、出さないかなってちょっと思ってたんですけど。
なんか今回劇場の方は上映会のお客さんが様々やったみたいですね。
だからBL好きの女性らしき人が集まったり、出てる出演者、キャストだってジャニーズの甲杉だったり、
宮本信子さん目当てのご年配の方とか様々やったみたいですね。聞いてたお客さん。
ツイッターのいろんな方の感想を見ると。
そうなんだ、すごい。
いやでも僕見に行った時も、男性がギリギリまで僕しかいないみたいな。
ほぼあと全員女性みたいな感じで、え?なんで?って思ってちょっとびっくりしたんですけど、
ジャニーズの人が出てるっていうのは後で知ったので、それもあるんかなって思ったんですけど。
最終的に男性僕ら含めで3人、あとでも全員女性みたいなぐらいの割合でちょっとびっくりはしました。
ある人のツイッターを見ると、年配の方が見て、見た後の感想が、
これ私たちの世代の映画よねって言ったらしくて、そこまで見れるんだって思って。
いい話ですね。
なるほどね。
同世代の方にも好きなものがあるんですよねって話すよなって結局は。
はい、そんな感じですかね。
はい、ちょっといろいろと語ってしまいましたが。
はい、じゃあマリオンさん何かトピックがあれば。
そうですね。好きなことで世代を越えて繋がるみたいな話。
それでまた原口さんの場合は好きなものを作ってる人との関わりがあるみたいな。
もうあったみたいな話も含めて。
なんかやっぱりこう、何かしらやっぱり自分の好きなものがある人にとってこれは刺さる話ですよねっていうのは。
映画好きって言ってる人だったら何かしら思い当たる節はあるでしょうねみたいなところはこの映画ありますよね。
この間もちょっと前回の配信会でも出た魔女見習いを探してもそういう映画だと思うし。
そこがまあやっぱり原口さんのさっきのお話もなんかすごくいいなって僕も思いながら聞いてましたし。
やっぱり僕も何か映画喋るだけだったものが何かいつしかこんなポッドキャストまで出るようになりなんて僕も思ってみなかったことになってるので。
なんか本当うららさんみたいな何かことを今歩んでるなって自分ではやっぱ思っちゃうので、
やっぱこの映画が好きって感じなんですよね。
この映画ってそのエモーションの置きどころが2つあるなって思ってるんですよ。
一つが相互理解の喜びともう一つが自己表現の喜びだと思うんですね。
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で、その2つって微妙に違うことを言ってるなと思ってて。
だから漫画作りの方は刺さったけど、趣味が合う人と分かり合う部分の話には合わないみたいな意見もあったとか、
多分もしかしたら逆の意見もあったりするかもしれないと思うんですよね。
こういう自分と合う人とは仲良くなるのいいよね、でも私表現したいことがあるとかは心当たりないなみたいな人も多分いたりすると思うんですよ。
ちょっとだけそこに話の途中で要素が増えるかなって思ったところがあって、
ちょっとそこが本作の微妙に難しいとこって言ったあれなんですけど、
盛り上がりどころをどう捉えるかみたいなので、
焦点が一箇所じゃない作品なのかなというのは思ってて。
僕はその好きなものを作るみたいな話というか、ズバリで漫画作りのことなんですけど、
僕、自己紹介の時も言ったんですけど、大学の時漫研だったんですよね。
で、漫画書いたことあるわけですよ。
本当に拙い漫画で、本作の主人公ぐらいかなって、もうちょっと雑なぐらいの感じだったと思います。
劇中でもそうでしたもんね。
そこで自分がそんなちゃんとしたものを作れないとしても、自分が作るものは好きなんですよ。
基本的に。
人間は自分が作るものが好きなんです。
客観的評価がどうであろうと。
そんな感じがあるなと思って。
正直僕、集中力がないというか、途中でやってて飽きちゃう人間なので、
仕上げとか雑になっちゃう人なんですよ、漫画書いてても。
仕上げが。
で、仕上げ雑になるってものづくりとしては一番ダメなやつだとは思うんですけれども、
その雑なやつでも僕は好きだったんですよ、自分が書いた漫画が。
それってすごいこういう話が語るのに大事な部分かなと思って。
才能がなかろうが、努力してなかろうが、そんなに頑張りきれてなかろうが、
その範囲の中で出力された自分の欠片は自分が好きなんですよ。
それがプロになれるとか、何か評価されるとかにはならないとしても、
それは当然好きなんです。
なぜなら自分だから。
その感じ。
それをもしこの世界に自分以外に好きと言ってくれる人がいるのであれば、
それはもう上がりですよ、上がり。
人生上がりですよ。
ゴールです、そこが。
そうですよね。
やっぱり何か自分で作ろうと思って作り出せる人って、
それだけ偉いと思っているので、
僕らどんだけ映画好きですって言っても映画なんて作らないし、
何でも作れる人は偉大だなって思うし、
それで本当に誰か好きって言ってくれる人がいてくれるって、
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本当に確かにそれは幸せなことだろうなって思いますよね。
あと、うららちゃんが同時に漫画を作りますけど、
そこからじゃあプロを目指しましょうみたいな話にならないのも
結構いいなと思っているというか。
結構憧れの作者さんに見てもらいました、読んでもらいましたって、
ある種のフィクション的な嘘みたいな。
こうあったらいいよねみたいなぐらいの奇跡というか、
風な映画方かなって僕は思っていたんですけど。
別にそれがフィクション的だから悪いのかって言ってるわけじゃなくて、
それに僕も喜びに全乗っかりしてしまうんですけど、
そこがめちゃくちゃ大きなきっかけとなって、
将来それに行きますみたいなのではないところがちょうどいいというか。
劇中の時系列結構早くサクサク進むので、
受験のシーズンとかも重なってくるじゃないですか。
そこでやっぱりこれをきっかけにこれを目指しますみたいなのは、
まだちょっと違うというか。
あくまでそういったものに足を踏みだとか手を出してみて、
そこからまた色々好きの幅が広がっていくみたいなところに落ち着いているというか。
またやっぱりそこの読んでもらったんですよみたいなのとかの話で
また盛り上がってみたいなところにフォーカスが当たっているというのが
いいなというふうに思っていますね。
その部分で言うと、また霧島比較に出しちゃうんですけど、
霧島も別に映画を作ることで映画監督になるとかではないって話ではあるとは言ってるんですけど、
やっぱり霧島はそこを言及するじゃないですか。
別にこれを撮ってても映画監督になるわけじゃないけど撮ってますって言うんですよね。
そこにあるのは本当は映画監督になりたいっていう覚えじゃないですか。
何者かでない自分が本当は何者かになりたいとは思ってるけれども
っていうことを言及するんですよね霧島は。
でもメタム・ロフォーゼの方はそこは言わない、触れない。
なぜならそこを問う必要などそもそもないからっていうことですよね。
もうすでに自分は何もかであるということをすでに分かっているから
その必要はないっていうことだと思うんですよね。
自分はBL漫画が好きだし少なくとも今の自分にできる範囲で
BL漫画を描きたいとも思っている。
そこですでに私は私であるということを掴んでいるっていうことかなとは思うんですよ。
そこで何者かにはなれないけれどもなどと
付け足す必要などないっていうことだと思うんですよね。
そこもやっぱり今風の優しさというか柔らかさかなと思うんですよね。
好きであるという時点で十分に足りているっていう
それは誰かが言わないといけないかなというか
やっぱりそのものづくりの話って何者かになるっていうのと
ひもつきがちなんですよね。
そこってやっぱり負担になるというか
ほとんどの人はものを作っても別に何者かになるわけではないので
そういう競争のためのクリエイティブティみたいな話ばかりが
この世のものづくりではないですっていうのは
やっぱり物語として必要っていう。
だからこそやっぱりメタマルホーゼの縁側っていう作品が
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人気を博したっていうのがあるとは思うんですよね。
何者かになれなくても私は好きなものがあって
それを語りたいしそれを作りたい。
そこで私は自分として既に成立しています。
ただそこからもちろん人生の先はあるけれども
それでまだ自分は足りてないとかっていうのを
言うつもりはないですみたいなバランスなのかなと思って
それがすごく今風の優しさ柔らかさの語り口なのかなって気はしますかね。
あとこの幸せな循環みたいなのが
イメージとして縁側っていうのがいいなというか
縁側という場所の安らぎというか
のと重ねられてるっていうのがすごくいいなというか
ああいう仕事とか職場とかとは違う場所で
何かしら心がホッとできるような場所
みたいなのがあるってすごくいいなと思えるというか
職場とも違うし、友人とも違うし、家族とも違うし
けど好きなもので繋がった人みたいな距離感で
あそこで安らげるって
あの距離感だからこそ自分の抱えてる悩みとかを
ちょっと言えたりとかもできたりもするし
ハッと逆に気づかされたりっていうのもするし
ああいう縁側っていう場所がいろんな自分の
おもにから開放されてく場所みたいな感じで
描かれてるのかなっていう風に思って
そういう開放があるってすごくいいなというか
いろいろ抱えてたこととかもだし
どう思われてるからっていうのも
あの場では全く関係なく好きなものだけをそこで
喋って楽しくいられるっていう
そういう場所がやっぱあるかないかっていうのは
結構大事だよなっていう風には見てて思いましたね
縁側のイメージでそれこそ縁側で
お菓子食べたりお茶をすすったりしながら
漫画を読んで寝転がるみたいな
童心に変えるというか初心に変える場所なんかな
って聞きながら思ったところではあるんですけど
童心にも変えれるしなんか開放感がある
活動しのいい場所なので
どこかしらなんかちょっと開放的にもなるというか
恋は光でも縁側のシーンが出てきますけど
確かに
やっぱりああいう場所で何かを語り合うっていうのは
ちょっとやっぱ開放されるのではないかなっていうのが
日本連続ぐらいで最近縁側の映画を見たので
ちょっとそれは思ったって感じですね
開放心を裸にできるって感じもあるかな
そうそうそうそうそんな感じだったなと思って
そうですね
僕は縁側というかお家全般を
学校の外の世界っていう風に見てて
学校の中では隠さないといけないと思っていた
BL趣味みたいなのを出せる場所みたいなのが
外にあったっていうところで
主人公割と学校での立ち位置とか
学校での見られ方みたいなのを
ずっと意識してたりしてるんですけど
24:02
でも外の世界があるっていうのが
実は学校の中の誰よりも成長してるかもしれない
みたいな可能性を示してるように見えた感じがして
あと季節があるんですよね縁側には
学校は服装の違いでしか変わらないんですけど
あそこには季節に応じた植物とかが植えてあって
太陽の光の当たり方も季節によって変わるし
あそこは時間の流れっていうものが
もっと長いスパンで捉えられてる場所だと思うんですよね
だから今気にしてたことが
実はそこまで気にすることじゃないかもしれない
みたいなのに気づく機会みたいなところ
そういうものなのかなっていう風には僕は見てました
お家のシーンはお家そのもの
今聞きながら思ってんけど
今風の言葉で言うと
サートプレースになるのかなと思ってんけど
家と職場、学校以外の場所があそこになるのかな
今風に言うと
僕は今風に言うとリトリートかなと思いました
リトリートとはごめん
普段の生活からの避難先っていう感じ
そういうのあった方がいいなと思いますよ
確かにサートプレースとしての役割をしてましたよね
学校で話せないことあと家で話せないこと
母親もいい母親だけど
BLのことは話せないよなみたいな距離感
どう思われるだろうって思うからね
それを出せるサートプレースとしての
あの家がある、あの縁が上がるっていう感じの
言い方にはなってましたよね
あとちょっと気になってたのは
やっぱり僕BL漫画を全然知らないので
そういうBL界隈の何というか
作法というか常識とかがあんまり分かってないのは
ちょっと寂しいなというか
知りたいなと思ったっていう感じですかね
やっぱり人前でBL漫画の話をするのは
やっぱりはばかられるのかとか
そういう暗黙のルールみたいなとか
分かりきってることみたいなのが
本当にあるのかなとかいうのが
あんまりあの映画を見てただけからでは
僕はあんまり分からなかったので
単純にやっぱりBLイコール
何か自分にとって大切な好きなものの
象徴として単純に見てたって感じなので僕は
BL漫画を普段から読まれてる方とかが見たら
これどう思うかなっていうシーンとかは
あるのかなとかいうのはちょっと気になってはいました
あの私この公開の機会に出てる
原作漫画のボックスセットがあって
それを買いに行ったら
どうもそれを買えてるところが
BL漫画のコーナーをやって
その近くでなんか友達同士で
BL漫画を探してくれる
コーラの会話が聞こえてきたんだけど
もっとエロい漫画どれとかって
言ってるのを聞こえてきて
そういう世界なんだえ?っていうのは思った
まあまあまあまあ
まあね求めるところは人それぞれ
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なんかなと思うんだけども
僕もあんまり詳しい界隈じゃないですけど
二次創作かそうじゃないかで
また違うんでしょうね
オリジナルか二次創作かで
まあそうですね
おそらくですけど
二次創作は本編中にない解釈を
加える形になるので
解釈違いの圧力みたいなのが
生じる可能性があるのかなと思って
結構なんか聞きますよね
聞きますよね
あんまりやっぱりあの映画を見て
BLって何っていうのが
あんまりそんな分かるかっていうと
そこに重き置いてないからだと思うんですけど
そこじゃないからっていう
そうですね
なんかちょっと気になるのは気になっちゃうんですけど
BLじゃなくても成り立つ話にはなってたと思います
好きなもので繋がるということの話なので
BLじゃなくてもいいかなっていう
ただそこを専門性を上げていくと
分かる人にしか刺さらないようになるっていう
まあまあねそうだと思うんですけど
だからあの劇中で扱われている作品は
比較的ライトなもんなんかなと
まだ入り込みやすい作品なんかなって思う
それはそうですよね
あらここで急にこういう関係になったんだ
消しちゃったんだみたいな自然な流れを書いてるのかな
あの劇中劇は
そうですね
BLにやっぱめっちゃ興味が出てくるというか
どんな世界なのかやっぱ気になるというか
僕なんか積んでる本の中になんですけど
俺たちのBL論っていう本があって
サンキュー達夫さんと笠川大地さんの本なんですけど
はいはいはいはい
そうそう確かにBLってどんな世界かを
よく聞くけどわからんなって思って
これを読めばわかるかなって思って
買ってたんですけど
まだ積んでるっていう
ちょっとこの映画を見た時に思い出して
あそういえば買ってたなって思うかな
ちょっと思ったって感じでしたね
なるほど
あと役者さんの話がしたいなというか
やっぱり足玉奈ってすげえなっていう
いやもうこんな若いのに
こんなに表現力豊かな人なんですかっていうぐらい
ちょっとすごかったですね
ちゃんとクラスの中心にはいない人みたいな
雰囲気を出せる人だし
喜びを発散する時とかのシーンとかもめちゃくちゃいいし
走ってるシーンとかもめっちゃいいし
けどすごく家に抱えて葛藤してるシーンの表情とかも
すごく良いし
いや足玉奈ってすげえなっていうのを改めて
星の子ですげえなって思ったんですけど
改めて素晴らしいなというふうには思いましたね
すごい上手な役者さんだし
芸能人全とした振る舞いとか
見た目もしてるとは思うんですけど
役に入ってる時に
感情移入の器みたいな感じに見えるなと思って
この役者の話だなみたいな
壁があまりないって言ったらいいんですかね
結構あんまりスター性がないっていうのとも
30:00
違うと思うんですけど
足玉奈なのに自分の話として見れるみたいな
伝わるかなこれ
スターって基本的に入り込めないものとして
存在してると思うんですけど
入り込める器になっちゃう感じがするな
と思ったんですよね
なんかそこがすごいなというか
超味付けが濃いとかでもないし
すごいバランスのいい演技をするっていう
演技論とか詳しいわけでもないので
適当言ってるんですけどね今
ただ印象として足玉奈なのに
自分かもしれないって思えるみたいな
確かにすごい親近感はめっちゃ湧きますよね
はい
そこは経由だなって思って
彼女にしか出せないものなんだろうな
っていうふうにはちょっと思いますよね
スターですとかアイドルですって感じでもないし
個性派俳優ですって感じでもないと思うんですよね
白紙のキャンパスというか
どんな絵柄でも描けますよみたいな感じを
覚えるところがあるなと思って
それってめちゃくちゃ役者さんとしてめっちゃ強いですよね
何にも溶け込みますってすごいなと思いますけど
かつ存在感がないわけでもないですしね
やっぱ上手いなと思える分もあるしで
上手いなって思いましたもん本当に
僕はそんな感じですかね
僕はですね何個か話したいトピックがあるんですけど
まず本作がユリかどうかっていうのを検証してみたんですよ
そっちで来たか
女性同士
かつ2人の関係性はBLに重ねられてるわけですよね
ということはBLということはユリってことですよ
暴言ですけど
僕はそれで大丈夫だと思ってますけど
ちょっとごめんなさいこれは僕の中での語彙では
ユリとBLはニアリイコールの感情によって
僕の中では定義されてるので
いったんニアリイコールとさせてもらいたいんですけど
ただ僕は本作をあまりユリ的なものとしては見なかったんですね
本作と近しい方向性を持っている
魔女見習いを探してっていうアニメ映画
あれは僕社会人ユリだなと思って見てたんですよ
なぜメタマルフォーゼの縁側はユリではないのかっていうのを
自分の感情の話でしかないですよこれは
自分がそう感じましたっていうのに
後から定義付きしてるだけの話なんですけど
この二人の関係性ってそんなに対等じゃないなと思ったんですね
年齢差がまず大きいっていう部分で
趣味思考は同じものを好きっていう部分で
仲良くはなってるんですけども
33:01
立っているレイヤーは結構違うなと思って
ユキの方はやっぱり人生経験もあるし
基本的にウララのことを全面的に好きなんですよね
ウララを許容する側だなと思って
逆にウララはユキからやっぱり教わる側だなと思って
それは生き方をです
ウララはユキにビールとは何かっていうことを教えるんですけれども
逆にユキからは人生を学ぶんですよね
僕本作は完全な対等な友情ではなくて
やっぱりメンターものかなって思って
人生を教わるというメンターもの
やっぱりそこに教える、教わるっていう関係性になると
やっぱりそれってあんまりいるんじゃないなと思ったんですよ僕は
僕の言い方でしかないです
細かい部分は抜きにしちゃって
大丈夫ですよ
ただ例えばメンターものといえば
男性もののメンターものといえば
例えばベストキットとかあるじゃないですか
宮城老人とダニエルみたいな
あと例えばオビワンとルークみたいな
指定、男の指定っていうのがあると思うんですけど
やっぱり教える側と教わる側っていうのがすごい明確
メンターとアプレンティスみたいな関係性が
すごい明確かなと思うんですけど
やっぱりこれは女性同士ならではなのかなと思うんですけど
教える教わるの関係性が
友情の中で成立するっていう感じがあるなと思ったんですよ
でもそこに裏の側が
ユキに人生を教わっていく
例えば季節の味わい方であるとか
あるいは周知も習いますけれども
単に技能とか方法論以上のこと
精神性を教わっていくとは思って
その義務の矢印の方向が明確なのは
あんまり有利的ではないなという風に
僕は解釈しておりました
なるほど
この話のメインがやっぱり
うららちゃんの成長みたいなところに
フォーカスいってるので
そうですよね
あんまりユキさんのほうが
何が変わったかみたいなのって
あんまりは出てないので
確かにメンター者というか
風に見えるっていうのは
すごい納得するんですけど
僕は有利は感じましたよ
ちなみにこの2人にも有利だなと思いましたよ
相変わらず有利の解釈
ずれますよね我々
解釈違いですね
ちょっと相入れないですね
解釈違いは戦争ですからね
戦争か?
戦争ですよ戦争ですよ
いやもう
県警対組織暴力は有利だろうが
っていう戦争感を持ってますね
地形だろうとか言ってくれて
戦争
すいません
有利かどうかみたいなのは
36:01
これは余興です
余談ですって
さっき言った
こういう教える教わるが
女性同士だと友情の中で成立する
っていう部分から
繋がる部分なんですけど
僕はこの話が
男同士で成立するのかどうかっていうのを
すごい意識しながら見てたんですよ
なぜならそうしないと
完全な感情移入ができないと思ったからなんですね
やっぱりそこは
ちょっと僕は壁を感じたとこはあって
やっぱり男性同士で
対等にはなり得ないと僕は思ったんですね
絶対に先輩と後輩っていう何かが生じる
仮であろうとも対等にはなり得ない気がして
やっぱり
年上の僕が教えるねとか
年下の僕が教わりますねみたいなのを
出ちゃうと思うんですよね
やっぱりユキとウララみたいに
私たち友達ですよねっていう前提の中で
教わる教えるみたいなのが生じていく
結果的に教える教わりになってるけれども
関係性とした友情みたいなことが
成り立たないんじゃないかなと思って
男同士だとね
かなって思って
それはやっぱり男性同士での関係性って
そういうものっていうのがあるからかな
っていうふうに思ったんですよ
どうしても上下関係が消せない
消えないっていうところがあるかなと思うし
女性同士の関係性に
そういう圧力がないとかっていうわけではなく
方法論として友情っていう形から入るのか
上下関係って形から入るのかっていう
方が違うなって思ったんですよね
確かに自分どうやったかなって考えた時に
映画好きな人と喋る時に
やっぱ上の人もいるわけですけど
やっぱなんか自分の心持ちとしては最初って
やっぱなんか色々知りたいなみたいなところが
やっぱ自分確かに強いなというか
教わりたいなっていう感じで
やっぱ近いんだろうなって思って
そこからやっぱ打ち解けていって
あんまりそこでもやっぱ上下関係みたいなのは
意識まではしてないのかもしれないけど
やっぱでも自然と出ちゃってるのかもしれないな
っていうのはちょっと考えちゃいましたね
そうなんですよね
だからやっぱ
県警対組織暴力の話した時みたいなのに
ちょっと重なるところがあるなと思って
やっぱり男って
上下関係築く生き物なのかなっていう
それはジェンダーとしてね
そういうとこがあるのかなっていう風なのは思ったのと
あと友情のきっかけとなる
BLっていう趣味の部分ですね
これが男性同士の話に置き換えるとしたら
BLが何に変わるのかなっていうのを
考えながら見てたんですよ
男性同士の話にするんだったら
BLのままではないとは思うんですね
例えばちょっと人前で出すには
はばかられる趣味
例えばなんだろう
成人してになるような
いわゆるエロになるようなものとかなのかな
とか思ってみたんですけど
でも意外とそうじゃなくて
エロって男同士の中では
あるものとして
コンセンサス取れてるじゃないですか
39:00
隠し通すものというよりは
男同士でエロで盛り上がるっていう
カルチャーがあるっていうのは
もう社会の中に存在してるじゃないですか
男同士でエロ盛り上がりますみたいな
だからああいうBL隠さないといけないみたいな
そういう部分ってあんまないなと思ったんですよね
だってもう男ってエロいですよねって
社会全体が共有しちゃってるから
なんか性癖がどぎつくって
ちょっとさすがにそれは知られるのは
みたいなのはあるかもしれないですけど
そういう成人向けの本
集めてますみたいなので
なんかそれ男同士で隠さないような気がして
あ、やっぱ君も好きだよねっていうのを
普通にパッとある前提で話しちゃうみたいな
とこがあるかなと思って
ここはやっぱりジェンダーとしての
精査があるかなと思ったんですね
BLははばかられるもの
女性がそういう男性同士の恋愛とか
性を楽しむのって
ちょっといけないことですよねみたいなのがあって
やっぱりそれを分かり合うからこそ
このメタモノフォーゼの縁があっていう話が
尊い話になり得てる
これがなんか男同士で
俺たちこのエロが好きなんだよね
分かり合えたよねみたいなので
あんまり生涯の友達につけた感ないような気がして
だって男ってエロいの
みんなわかってるじゃないですかみたいなのが
見てる側としても
そんなの知ってましたけど
みたいなのになりそうな気がしたんですよ
そこにはね
差があるような気がしたんですよね
だからこの話って
女性じゃないと成立しないような気がして
教える教わるを
友情の中でするっていうことであるとか
BLのような
同性の間でも隠したいなと思うような
趣味っていうのが
あんまり男性の中で見つけられなかったんですよね僕は
っていうのがあって
あと女性って
女性同士で弱さとか痛みを
需要し合う話って多いなって思うんですよね
本作もそうですし
例えばなんだろう
ブックスマートとかもそうかもしれないですし
あの子は貴族とかもですよね
そうですよね
ユリってジャンルの一つの
指針かなって気はするんですよね
女性同士で
痛みとか弱さを需要し合うみたいなのって
そういう部分あるかなと思うんですけど
女性ってあんまり
男同士で弱さを受け入れ合うって
しないなって思ったんですよ
そうですね
僕がイメージしたのは
ジョーズでねサメ狩りしに行く3人が
傷にせやって武勇伝自慢し合うシーン
ってお分かりになりますかね
はいはいはいはい
あれ思い出して
男って痩せ我慢の生き物なのですよ
俺たちこんだけ
痩せ我慢してきたよな
俺たちってマッチョだぜ
ある種痛みを麻痺させることで
痛みを受け入れ合うみたいな
いわゆるそれが
ホモソーシャルだと思うんですけど
痛みそのものを
あるものとして互いに分かち合う
みたいなのってあんましないなって思うんですよ
男性って
そうですね
42:01
弱さを見せるのってなんかやっぱり
ためらっちゃいますね
じゃあそれの
判例となるような具体的な作品名
僕めっちゃ探したんですけど
見つけられなくて
男ってじゃあ何に弱さとか
痛みを受け入れたがるかっていうと
女性なんですよね
女性とか子供とか
あるいはマイノリティとかね
そうなんですよね
だから自分と対等なものに
弱みとか痛みは
見せられないっていうのがあるなって思ったんですよ
やっぱり男って
ちょっと今別の映画のことを思い出してしまった
はい
泳げませんってあるじゃないですか
僕はその映画のことをめちゃくちゃ
イメージしながら喋ってました
ですよね
やっぱりそうですよね
あれもやっぱり傷を抱えた男が
ずっと弱さを見せられなかったり
受けることができないっていうのを
それを解消していくのが綾瀬遥香っていう
構図がちょっとっていう
いいんですよ男性が
弱さをなんか弱さがあって
それを克服していくじゃないですけど
受けるまでの話っていうのは全然好きなんですけど
ドライブマイカーとかも含め
けどなんかその受ける過程で
手伝ってくれる人のキャラクター性が
なんかちょっと都合が良いのでは
みたいな風に見えちゃうと
途端にこれはどうなんだろうみたいになってしまう
っていうのを
はい泳げませんってすごく感じたんですけど
そこともなんか繋がりますよね
どうしてもね
やっぱり男って
戦友が欲しいなって思うんですよね
一緒に
俺たちこんだけの痛み我慢してきたよな
っていう
戦友みたいなものが欲しいのかな
っていう風に思って
痛みそのものを共有するみたいな
関係性ってまだ
社会的な通念としては
持ち得ていないのかな
とかねちょっと思ってて
で
そういう男性同士で
痛みを授与し合う
弱さを受け入れ合うみたいな話が
そろそろ出てきたら
いいのかなって気はしたんですよね
それがBL漫画
なのではないかという仮説をちょっと
立てたんですよね
そういう男性の弱さ
男性の痛み
みたいなものをもう一人の男性が
それに共感することで
二人が一緒にいたりするって
これがBL漫画なのではないか
と思って
実はBLに
救いを求めなければならないのでは
という結論に至った
わけですよこの辺りを考えながら
男同士で
傷の舐め合いしたっていいじゃん
っていう
そこに答えは
あったんですね
この映画の中にそもそも
答えはあったのではないかという
今すっごい
なんか視界が広げましたよ
なんかね
そんな気が
45:01
しました
これはあくまで僕の考えた中で
作った話なので
全くその通りだとは
思わないんですけれども
そういう風に捉えられるかなって
気はして
僕全然BL触れたことないんですね
全然
僕やっぱロッキーとアポロとかね
ジョーとリキーシとかね
そういう
男同士の関係性が好きな
わけですが
そういう家人のように
繊細な男同士の関係性
っていうのを楽しむよ
っていうのも身につけて
いっていいのではないかというのが
この映画を見ていろいろ考えて
考えて考えた末に至った
結論ですね
いやーなんかすごいいい話
っていう
でもなんだろう
僕の友達とか
それこそ今映画で知り合った友達って
あんまりそのマッチョさを感じない
人たちばかりで
すごく居心地がいいんですよね
もしかしたらそういった
弱さを見せられないみたいなのから
離れたというか
理想系みたいなところに今
自分が入れたらいいなっていう
いるのかもしれないし入れたらいいな
っていうのは常々思ってますね
いやーちょっと俺たちのBL論
ちょっと読もうかな
答えが載っているかもしれないですよね
もしかしたら
既に内包しているかもしれないですよ
BL性は自分たちの中に
かもしれないですね
俺たちがBLだみたいになるかもしれない
これだ
これだったのかって
もう気づきがありますよ
既に答えは自分たちの中にあったんだ
みたいな
よくあるやつですけどね映画とかで
もうピクサーとかそんなんですよね
なんかしょっちゅうね
すぐジェンダーの話
持っていきますよね僕ほんとに
いやいやいや
大事ですよ
僕ね自分が救われたいだけなんです
結局
だけなんです
自分が救われたいから考えてるだけなんです
ほんとに
ネタ文法人の映画は
なぜこの作品が今受けたかって
すっげーよく分かるんですよ
今まで
記載されてきたもの
BLを都市の離れた人
だから分かり合える前提
じゃない人とも分かり合えるかもしれない
っていう開けた感じを
語っていくのに
すごい語り口がマッチした
作品だったんだろうなと思って
だからそうやっぱり
みんな評価しているし
見てこれだけ考えられることがある
っていうのは時代に
マッチしてるからかなっていう風には思うん
ですよね
いろんな意味で見てよかったな
っていう映画でした
前田さんの意見も聞きたかったんですよね
この映画
そうですね
例えばちみどろホラー好きとかを
どういう風に
人に対して出してきたのかみたいな
48:01
部分の話
聞けたら面白かったかなと思ったんですけどね
ホラーもね
全面的に人にお出しするには
はばかれる側面のある趣味かなと思うので
そうですね
ホラーも好きな女性
多いですし
確かに今は全然
多いなと思いますけどね
知り合いでホラー好きな人って
パッと思いつくの女性の方が多いんですよね
確かに結構思いつくんですよね
僕も
南海岸で特撮上映イベント
行くと
特撮フィギュアをどっさり買ってる女性とか
見かけたりはするので
やっぱり
この趣味は男性とか
この趣味は女性みたいなのって
あんまり言うのは本当に良くないというか
いっぱいいますよ
そこにはっていう
見てないだけでっていうのはね
そうなんですよね
何かを喋る時に文房の設定
すげえ丁寧にしないといけないなって
毎回思うんですよね
その文房で喋ったら
含まれない人たちめっちゃいますけどみたいなのはね
しまったってなることがよくあります
傾向っていうのはやっぱり
あるので
傾向があるっていうこともやっぱり
語らないといけないじゃないですか
だから100%ではないけれども
その方向性
8割がそうなってるとかっていうのを
踏まえてちょっと丁寧に
喋らないと
2割の人を何がしろにする
喋り方になったりとか
あるいはその8割の人を傷つけてる
喋り方になったりとかっていうのをしてしまう可能性は
あるなと思って
自分ができてるとは思わないですけど
喋るたび
いい言葉選びできたかなとか
じゃあ次同じようなこと
喋るときはこの言葉選びにしよう
みたいなのは思うことはありますよね
喋れる
切り口の多い映画だったかなって
気がしました
好きの話をしてもいいし
ものづくりの話をしてもいいし
ジェンダーの話もできるし
人生の話もできるし
いい映画だったかな
嫌だったかなと思って
そんな感じですかね
ではメタモロホーゼの縁側の話を
終わりたいと思います
次回どうしましょう
激アツ集ですよ本当に
激アツ集ですけど
どうしましょう
そこでエルヴィス発されるの
結構悔しいんだけど本音言うと
前田さんがちょっと
エルヴィス以外というリクエストを
すでに出されているので
その中やと
自分としては
国費ね国費ね
気になるのは
私は最悪がめっちゃ気になってますけど
どんな映画かなっていうのは
気になってますね
私は最悪にリコリスピザでしょ
リコリスピザも
気になってますし
バズライトイヤーもありますけど
バズライトイヤー
見たら結構
いろいろ喋りがありそうな
気はしてるっちゃしてるんですよね
まあなんか言うならば普通に
51:01
SF作品として楽しめるし
でも
ピクサーすからね
なんか仕込んでくるやろなって気がしてるんですけど
あーなるほどね
あとやっぱトイストーリー4まで
見てきた上でバズライトイヤーを見ると
どう思うのかとかやっぱいろいろあると思うんですけど
そっちかー
ありますよやっぱ
俺語れねーな
そうなのと俺語れねーな全然
なるほどその見方ね
トイストーリー4を経てのバズライトイヤー
なるほど
そうか
ただのスピンオフじゃないですよ皆さん
そこは
オリジンだぞ
オリジンというか関係性はあるじゃないですか
そもそもは
バズライトイヤーとはどういう人物か
どういう話かってことだからね
そっからあの人形がいるよって話だよ
俺トイストーリー全然見てねーからな
モチーフとしてはオリジンでも
シリーズとしては
どちらかというと
到達先ですからねバズライトイヤーは
わー
俺語れねー
いやいやもう原口さんが別に語れなくても
他の人が語るかもしれないし
原口さんが思ったことしてんのか
多分あると思うんです
これは別にそんな気にする必要はないと思いますけど
まあねもう普通にはい
SFとして言いますよ
はい
ぜひぜひ
本当に楽しそうなホラーもあるし
そうなんかいいなぁ
と思いますわでも
スティーブンキングっぽそうでいいなと思ってましたけど
予告ゲームみたいな感じ
いや本当に今回は迷うシューですよ
これは目玉が多すぎる
わー一本絞るのか
最近多いんすよ新作が
わーこれ一本絞るんだ
って感じですね本当
なんか今年の
山場なんじゃないですか
どれを選ぶかっていうのは
試されてるんじゃないですか我々
試されていますか
まだまだ色々あるよ今後も
最悪再来週に1日のやつ
一個回すとかでもありですか
全然いいですしね
ソウがねどうしても
ソウがね
ソウが気になるんですか再来週ですけど
ソウラブ&サンダー
気になってるのですね
mcuで一番今楽しみなシリーズじゃないですか
ソウは
まあ大会は空いてていいなんで
大会は空いてていいですよ
ちなみに明後日試合見てきます
あマジっすかいいっすね
楽しんでいってください
Xとかもありますからね
ホラー文脈で
言うんだったらXもありますしね
ちょっと俺今日中にオンライン試合は
港なんで
来週やとそうですね
本当に悩ましいですね
ちなみにだからベイビーブローカー
話さなくていい感じなのかな結局
冒頭で話したけど
僕がちょっとタイミングを見つけられないまま
7月を迎えることで
7月の作品にちょっと
なるほど
逆ないといけなそうですいません
いいえいいえ
7月1日一本あげるとしたらどうですか
俺はコクヒー
54:01
僕は
私は最悪
一本あげるとしたらですけど
イコリスピザは喋るのむずそうなんだよな
ポール・トーマス・アンダーソンだしな
みたいな
全部見てないしな
ポール・トーマス・アンダーソン
ちょっと語るの
ガチのファンに怒られるかもしれないみたいな
そうなんですよね
PTA弱者なので
最近のやつしか見てなくて
あんまり喋れないかもしれないとは思って
でも好きですよ
僕もコクヒーかな
じゃあ僕コクヒーに乗ります
じゃあコクヒー行きましょうか
行きましょう
まさに最悪なものが
見えるんじゃないですかこれこそ
しかも台湾映画なんでね
そうですね
去年も台湾ホラーはやりましたからね
変更で
そうですねやりましたしね
どんだけ血みどろなやろうもんやろうもん
今回は
楽しみですね
ニューオーダーは僕見てないですけど
その方向性の需要こっちで足りるんじゃないかな
ってちょっと思ってて
ニューオーダーで
得られる栄養は
コクヒーで得られるのではないかという気がしてる
確かに
見てないけどだからね
人間がどのようにして狂っていくのかっていう
コツだよな
じゃあコクヒーで行きましょう
よーし
決めたらちょっとテンション上がってきました
じゃあコクヒーで行きます
来週は
ではお知らせになります
7月も映画の話しさせる場を
開設する予定です
今回初の日曜開催となっております
遅くまでというのが
少しはばかられる
曜日ではあるんですけれども
これまで土曜日で来れなかった方であるとか
日曜日でも
映画の帰りに
ついでで来るみたいな
これまでとは違う流れで
来ていただけたら
嬉しいかなと思います
またこの番組に
お会いできれば
よろしくお願いします
またこの番組では
リスナーの皆様からお便りを募集しています
番組の感想次回テーマ作品の感想など
ご自由にお送りいただけると
幸いです
受付先は番組説明文をご確認ください
また次回場開催情報
ポッドキャスト次回テーマ作品の
告知も行っておりますので
Twitterのフォローもよろしくお願いします
あとこの番組の
グッズの販売も
始めちゃったりしておりますので
もしよろしければ
ご購入いただけると嬉しいかなと思います
あとマリオンさんから
お知らせがあります
僕の友人が企画をしています
バーブ&スター ヴィスタデルマールエイク
という劇場未公開の
コメディ映画の上映についての
お知らせとなります
貴重な機会ですのでぜひ皆さんに
見に行ってもらえたらなと思います
日時がですね
57:00
8月5日の金曜日の夜に
塚口さんさん劇場
8月12日の金曜日の夜に
横浜シネマリン
となっております
横浜シネマリンでの上映の時には
映画ライターの村山明さんの
トークイベントも開催される予定ですので
ぜひとも貴重な機会ですので
ぜひ皆さん足を運んでいただけたらな
と思います
結構いろんな方のツイットとかでもね
お話に上がることが増えてきたな
と思い作品ですので
ぜひ見に来ていただけたら
嬉しいかなと思います
それでは映画の話したすぎる
ラジオリニューアル第70回
メタムルホーゼの
映画の回を終わりたいと思います
それではまたお会いしましょう
さよなら