00:12
はい、始まりました。映画の話したすぎるラジオ第118回になります。この番組は大阪の南森町にある日帰り店長によるイベント型パフェバー週間周りにて、映画トークバーイベント
映画の話したすぎるBARを月1ペースで開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。はい、今回前田さんお仕事につき、不参加となっております。
はい、でですね、この回が配信される頃には、映画の話したすぎるBAR東京開催後になる予定なんですけれども、どうなっているんでしょうね?
未来の僕たちはどうなっているんでしょうかって感じですけど。お客さんの意味がどうだったかとか。気になりますけどね、ありますね。
まあまあ、映画の話したすぎるBAR東京開催時のお話は多分次の回でいくらかお話できるのかなとは思っております。
はい、じゃあ2人でまず近況の話していこうかと思うんですけども、マリオンさん最近いかがされてました?
そうですね、今週はお題以外の映画だと、食人族見に行きました。
前回のオープニングトークでも見に行きますって言ってたやつなんですけど、それを見に行きまして、
いや僕は今まで色々ホラー映画とか見てきてましたけど、やっぱホラー映画っていうのを作り物として今まで見てきてたんだなっていうのを改めてちょっと感じましたね。
なんか食人族を見て。この間のオープニングトークでも出てましたけど、本当に動物殺してるとか、
あと劇中に出てくるドキュメンタリークルーが撮った前の作品みたいなやつで出てくる銃殺系の映像は本物とかっていうのを見て、
ああなんかガチのものが映るとちょっと洒落にならないなみたいなっていう感じがやっぱり思いましたよね。
本物な分もちろんインパクト強いし、それこそ本当に命の重みみたいなのを本当に考えてしまうような素晴らしいことではあるんですけど、やっぱり辛いなっていうのは見てて思いましたかね。
やっぱちょっと雰囲気違いますよね、なんか。
うん、違いますね、本当に。
僕が小さい頃ですけど、一部の界隈でまことしやかに語られてたレンタルビデオでジャンクっていう、映画って言ったらいいのかな、なんかがあったんですけど、
動物の死体とか人間の死体とかが本物が映ってるみたいなのが言われてたやつで、
03:00
一種の怖い求みたさで話題になってるやつがあったんですけど、ちょっとそれに近いとこがあるというか、やっぱ元々職人族話題になったのも本物としてちょっと話題になってたじゃないですか、元々は。
なんかそういう宣伝だったっていう感じですよね。
もう我々ホラー映画ってそんなものを作ったらダメっていうのも思ってるし、わかってるし、そんな取り方基本的にはされないってわかってて、
そのフィクション性っていうのを楽しんでますけど、でもその怖いものを見たさの本質ってやっぱりそれが本物って思ってないとちょっと響かんとこもあるなぁとは思ってて、
正直この感情って非常にお行儀の良くない感情だと思うんですけど、そういうガチさを求めてるとこってあるなとは思ってて、
その時代の映画というか、特に職人族はその匂いがプンプンしてるんですよね。
また映画館で見ると違うんだろうなぁとは思いましたけど。
まあでもほんと一度見てよかったなって感じですかね。本当に。
有名な作品ではあるじゃないですか。やっぱり聞いたことあるって感じで。
結構ビジュアルも有名なやつあるじゃないですか。人間串刺し棒みたいな、なってるやつとか。
あれとかを映画館で見てちょっと良かったですけどね。よくできてんなぁこれみたいな。
よくできてるなぁって、作り物としてよくできてるなぁって感情に近いような気はするんですけど。
やっぱりこれは作り物だからこそここで描かれてることっていうのが、
やっぱこれ良くないよねとか、考えさせられるよね、人間の野蛮性についてとかっていうのとかを
考えてみることができるみたいなところはやっぱあるなぁっていう、そういうとこに助けられてるというか。
そういうのを見て僕たちはいろいろ映画から学んだりとか楽しんだりということをしてるんだなっていうのは、
改めて考え直すとか思い直すようなきっかけだったかなって感じでしたね。
なるほど。他何かご覧になりました?
そうですね、あとちょっと先週のやつで一個言い忘れてた映画があって、
藤道彦監督のビリッジもそういえば見てたなっていうのをすっかり忘れてて、
あれも見て行ったんですけど、あれも面白かったですね。
系譜としてはパラサイトとかああいう感じなのかなっていう、拡散問題を描いた映画って感じはすごくしましたかね。
で、村が舞台ですけど、それってもう日本そのものだよねっていう感じもすごくしましたし、
もう本当になんかひどいことしか起こらないんですけど、辛いなっていう。
しかもなんか中盤とか結構、希望もちょっと見えてきたりするんですよ。
まだやっていけるかもしれないというか、ようやくなんか再生の道を歩み出したみたいなシーンを結構尺を取ってやる分余計に最後辛いんだけどみたいな。
いうふうになってて、ちょっとまあこれは重かったですねやっぱり。
見ごたえたっぷりな力作でしたねこれも。
06:02
結構ねジャンル的に気になっているところであって、村ホラーってたまに我々言葉に出してますけど、
その中でも、現代日本の地方の中でのみたいなのって、よりちょっと意味合いが違うというか、
なんかそこにね何かを求めているとこあるなぁと思って。
そうですね、ちょうどね先週話したら、ほんと田舎の話の時にこの話してたのかなって思うんですけど、
思い出ポロポロの回だった。
確かになってたと思うんですけど、すっかりその時には忘れてたっていう感じでしたけど。
舞台設定がすごくいいなと思ったんですよね、今回ビレッジに関しては。
すごくいわゆる日本的な村があって、ちょっともう人口とかも減ってそうな感じで、
一応伝統的に続いているお祭りみたいなのとかが、農なんですけどがあったりとかっていう、
そういう伝統も行き着いているような村なんだけど、
そこの神社の真上にはゴミの焼却場の工場がドンって建ってるみたいな、
その明らかに異質な風景が、明らかにこの風景異質なんだけどみんなもうそれに納得してるみたいな感じっていうのが、
いろんなものの象徴っぽいよねみたいな感じでやっぱ思ったりとかしちゃいましたかね。
そこにもうゴミの焼却場と埋め立て地もあるみたいな感じなので、
いろんなものの付けとかをこういうところに押し付けてみんな忘れたふりしてたりとか、
でそこにいる人たちはもうそれを飲み込んで生きていくしかないみたいな、そういうもんだからみたいな、
そういう定観に満ちたような空気感みたいな中で、
じゃあ変わろうとしても結局その中で足の引っ張り合いしてるみたいな、
そういう状況がもうすでにもう無理じゃないこれっていう感じになるみたいな、
まあそういう映画ですよね本当に。
ちょっと思い出してたのって、
イリエユ監督のビジランテをちょっと連想してて。
確かに、あれも地方都市のそういうルールみたいなのがきっついなみたいな映画でしたよね。
ビジランテはまた村でもないんですよね。
普通に地方都市というか、まあ都市って言うとあれだけど、
本当に地方の街っていうぐらいの田舎感だから、
なんかそこまで飲酒とかっていう感じじゃないんですけど、
やっぱ土着の人間関係みたいなのが生み出してる空気みたいなのが、
すごくおぞましいものに描いてて、
僕ビジランテすごい好きだったんで、
その延長でビレッジちょっと気になってるんですよね。
確かに、その延長線で見るのであれば、
多分ビレッジも面白いような気がしますね、そういう意味では。
気になります。
ちょっと見てみようかな。
今週はそんな感じでしたかね。
僕はですね、こちらも同じく道道彦監督なんですけど、
09:00
最後まで行くを見たんですね。
で、もともと韓国映画がオリジナルなんですよね、確か。
そうですね。
で、僕そっちは見てなくって、
この話自体を初めて見たんですけど、
むっちゃ面白かったです、本当に。
で、むちゃくちゃ面白かったんですけど。
そうなんですね。
で、これもある意味地方ものなんですよね。
で、主役の岡田くんもすごく良かったんですけど、
もう一人ね、あの綾野剛がね、素晴らしいんですよ。
秘職で。
爬虫類です。
なるほど。
爬虫類綾野剛なんですけど。
もうね、ほんのすごい冷徹、冷徹とも違うんだよな。
なんというか、あんまり体温を感じさせない冷酷さを持っている感じのキャラクターで。
元の方ってご覧になってます?
いや、僕、原作の元となった映画見てないんですよね。
なるほど。じゃああんまり言わんほうがいいですよね。
そうですね。
前半はね、まあ面白いけど、まあまあまあまあみたいな感じで見てたんですけど、
中盤からね、もうむちゃくちゃ面白くなるんですよ。本当に。
えー、そうなんですね。
むちゃくちゃ面白くなって、
あ、そういう話みたいなのは、そういう面白さがある映画ではあるんですけど、
あとね、終盤でね、これがまたね、僕はこれユリだと思うんですけど。
あ、ユリセンサーがビビッとくる。
なるほど。
いや、僕はあれはユリだなと思って。
おー、そうか。
まさかね、なんだろうな、
絆があるわけでもない、お互いに害することしかできないような関係性の中に、
なんかね、何かを共有している二人の煌めきがほとばしる瞬間があるんですよね、なぜか。
そんな、えー、話聞いてるとすごい関係性出てくるの?みたいな感じですけど、それ。
うーん、で、なんかユリって不思議だなと思って。
そもそも僕が言ってるのは、これってユリなのかどうかっていう問題があるんですけど、
僕の語彙がねじれてるだけかもしれないんですけど、
なんというか、お互いの感情、まあ、好意持ってることがユリになるのは理解できるじゃないですか。
で、憎しみ合ってるのも、まあ、それはもうユリになり得ますよね。
うん、そうですね、わかりますね、そう感じる、はい。
お互いに、相手のこと自体はどうでもいいと思ってるけど、
何かが似通ってることで、見てるこっちだけがユリを感じ取ってる瞬間ってあるのかなって思って。
おー、あー、そうなのか。
いや、ちょっとこれはね、難しいんですよ。
いや、その本人たちの意識はユリと思ってないけど、見てるこっちはユリっぽく見えるって感じってことですよね、その。
12:02
なんかそれあるのか。
だから、お互いの感情が相手の人格に向かってなくても、
見てるこっちの中でそういったものが成立し得られるようになってくるのかなって思うんですよ。
あー、なるほどなあ。
なんか、僕のイメージですけど、なんかそういう僕たちがいわゆるユリ的なものというかに、
うおーって言ってるのって、やっぱりそれは、もうやっぱそうキャラクター同士は絶対その思いやってるか、
まあ、それかもうめちゃくちゃ憎しみあってるかっていう状態で、
それをもたらすときに、そういうユリ的なものが成立し得られるようになってくるのかなって思うんですよね。
で、その今山口さんが言ってたような例ってあるのかなっていうのが、ちょっと今パッとは思いつかないんですけど、
でもなんかそれあるんじゃないかなっていうちょっと今の話を聞いてて。
咲かせば絶対あるなって気づいてるような感じですね。
そういう、なんかそのキャラクター同士が絶対その思いやってるか、まあそれかもうめちゃくちゃ憎しみあってるかっていう状態で、
それをまたなんかその人たちの二人しか知り得ないことみたいな感じのものを見ているっていう状況がすごく僕は、
話を聞いてて 咲かせば絶対あるなって気はちょっとしてて
ちょっと考えたくなりましたけど そういう関係性ないかなっていう
なんて言ったらいいのかな お互いに相手のことをすごく重要なものと思ってるわけではないんだけど
ただこの瞬間世界の秘密をこの2人だけが共有してるよねみたいなのを 観客だけが気づいてるみたいな
なんかそういうのがあった気がして
なんだろうなちょっと次の収録まで考えておきたいなみたいな あるかわからないけど
もし最後までいくをご覧になるんだったら 一度そこをちょっと言語化していただきたいなと思って
なるほど そのこともちょっと踏まえて映画見に行ってみたいなって思いました
もしかしたらはぁ?どこが?ってなる可能性があるんですけどね どこが?って
まあそうですね見てどこにセンサーが反応しないみたいな とかっていう可能性はねありますけど
ちょっとそういうのを確かめたいなっていう意味を込めて楽しみですね
いや本当にね今のとこ今年ベストユリ映画でした
今年ベストユリ映画 なるほどな今年ベストユリ映画か
ベストユリ…ちょっとまだ思いついてないな
で2位がウィニーです
ああそうか 待ってウィニーを超えたんですか?
ちょっと待ってください あんなにウィニーで言っていたのに
ああでもユリとしては同率一位くらいかもしれない
ああそうなのか
ウィニーはやっぱりねお互い感情がちゃんと向き合っているユリだと思うんですよ
そうですよねそういう感じでしたよね
いやちょっともうちょっと言語化を煮詰めてからじゃないと これはきっちりと伝えられないかもしれないですね
なるほど めっちゃ気になってきたな
思った以上に見に行くつもりはあったんですけど 画面見に行くモチベーションがちょっと上がったというか
15:04
やはりぜひぜひ
まあそんな感じですね じゃあ今日のテーマトーク入っていこうかなと思います