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2024-06-11 33:14

第171回(1) オープニング~バティモン5 望まれざる者/マッドマックス フュリオサ/関心領域 etc…~

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』と原作漫画の話をしました。

オープニングではメンバーの近況の話をしています。

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・山口 https://twitter.com/awajicinema ・まえだ ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke

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日時:2024年6月29日(土)

場所:『週間マガリ』大阪府大阪市北区天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com

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00:12
始まりました映画の話したすぎるラジオ第171回になります。この番組は大阪の南森町にあるイベント型カフェバー週間周りにて、映画トークバイイベント映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。
前田です。
マリオンです。
大石です。
よろしくお願いします。
ということで、メンバー全員揃っての収録になります。前田さん、お久しぶりです。
お久しぶりです。
いろいろとお疲れ様でした。
疲れ張ってました。
一応、近況をそれぞれ伺っていこうと思うんですけど、前田さんの近況を伺ってもいいですか?
2週間くらい全然映画見れてないんですけど。
そうだと思います。
むなさわぎとミッシングは見たんですけど。
一応、テーマには。
そうです。参加できず。
軽く伺っておいてもいいですか?
むなさわぎは、なんだろう、結構好きでした。
いろいろ言いたいことはあるっちゃあるんですけど、しかもアメリカでのリメイクも決まってるということで、リメイクするような映画かって思ったんですよ。
でも、ファニーゲームとかもアメリカでリメイクしましたし、やっぱあるんじゃないですか、そういうむなさわ映画リメイクっていう。
結構早いですよね、リメイク。
確かに早いですね。
ミッシングは、私ミッシングめっちゃ楽しみにしてたんですよ。
監督すごい好きなんで。
映画として、映画の作品としての出来はすごかったんですけど、
なんて言ったらいいんですかね、このテーマをこの監督が撮るっていうのはちょっと、あんまり私は楽しめなかったですね。
私はやっぱり楽しめるものをこの監督が撮ってほしいなっていうのはすごいあって。
特定の事件をベースにしてるわけではないと思うんですけど、やっぱり現実にあることを描いてるので、
それに対して、例えば演技がどうだとか、作品としてのコメントを出すこと自体も、
なんていうのかな、この映画を楽しむっていうことができないなっていうのがすごいあって。
なんかすごくギリギリの人間を撮るのが上手い監督だからこそ、
こっちが楽しめるレベルの話にしてほしいなっていうのがちょっとあります。正直。
03:01
なんかこの組み合わせにしてほしくないなっていう。
これはこの作品に限らず、実際にあるような事件をエンタメ化するのがどうなのかっていうのをちょっと最近すごい思うことがあって、映画に対して。
なんか別に問題定義っていう感じの作品でもなかったと思いますし、
なんかそういう、普段人が死ぬ映画ばっかり見といてあれなんですけど、
年々そういうのを楽しみたいからこそ、ちょっと現実とは分けといてほしいなみたいな気持ちがちょっと自分の中にあったなって感じです、今回は。
なるほどね。一応フィクションとして見てるわけではありますけど、
でもかなり現実のいろんな事件、事故を想像できる内容だったと思うんですよね。
あれだなとかこれだなとか、割と耐えやすく連想できるぐらいには近かったと思うので、
そこで例えばその作品をエンターテイメントとして我々が楽しんだってなった時に、
作中でインターネットから茶化してる人間とどこまで違うんだろうっていうのをちょっと考えちゃう部分はあるなって、僕もちょっと思ったりはしてはいるんですけどね。
だいぶそこをシビアにご覧になった感じなんですね。
変な話、向こうの感情ってなんて言ったらいいか分かんないですけど、感動とかではないと思うんですけど、やっぱりすごい心にくるものがあると思うんですけど、見た方は。
でもなんか映画館でいたら忘れるわけじゃないですか。
それをもう何十年も忘れられずに、あの映画では2年後ってなってましたけど、それが20年後みたいなこともあるわけで、
それを映画館でいたら忘れるレベルの人々が重たいとかなくそとか言っちゃうのどうなんかなってちょっとなんかあって、
そんなこと言い出したらって感じなんですけど、特にこのテーマっていうのは自分とっては一切楽しめる余地がないテーマだったんで、
楽しむって言葉がちょっと語弊がありますけど、客観的に見てどうこうっていう、それぐらいこの出来が良かったってももちろんあるんですけど、
映画を見るって何か、映画を見るって一体どういう行為なのかなみたいなぐらい考えちゃいました結構。
なんかある意味喰らってますよね、この映画になんかというか。
そうなんですけど、なんかその前作神は見返りを求める、あれぐらいのフィクション感はやっぱちょっと入れてほしいかなっていう。
今回結構ストーリーとしての起承転結ってもあんまりなかったと思うんですけど、ただただ映画撮ってるっていう感じがさらにこうなんだろう。
06:12
僕たちも話した時にその吉田恵介らしいこってり感は今回あんまないよねみたいな話したと思うんですけど、
なんかそれがある意味ちょっとフィクション感を強めてる部分はやっぱあるじゃないですか。
空白もあれもなんかちょっと現実ありそうな事件ではあるけど、なんかどっかちょっと演出とかなんかキャラ付けがこってりしてる感じがあるから、
ちょっとはまだなんか一歩引いて楽しめるのかなみたいな、楽しめるってのはおかしいですけど、すんなり見れるっていうのがあるのかなって気がするんですけど、
今回ミッシングは確かに抑え目な分余計にちょっとシビアに見えるっていうか、そんな感じは確かに今回しますよね。
そうなんです、なんか正直現実の事を何も知らないのに何がリアルに感じてるのかも自分でわからないっていうか、
なんかなんていうのかな、まあでもねすごい弟役の方とかもめっちゃよかったなってのはめっちゃあるんですよ。
めっちゃいいなって思えば思うほど、なんかこうちょっと受け入れられないとこがあって、
なんか一番私が嫌だったのが最後に壁に写った虹をつかむ、つかむというか撫でるシーン、やっぱあれがねちょっと嫌だったすごい。
わかりますよ。
良すぎて、なんかちょっとなんていうのかな、この泣かせにくる演出というか、
それが上手すぎて、でもこのテーマでこんなこと上手くやっちゃっていいのっていう、
それがいつになくそんなマジアニー映画を見てしまったんですけど、そうそんな感じでしたね。
だから結構話したくはあったんですけど、ミッシング。
そうですね、いや正直胸騒ぎもミッシングもだいぶ前田さん言いて欲しかったなって今聞いてめっちゃ思いました。
胸騒ぎは、胸騒ぎは全然もっとライトに。
いろいろありますよ、もうちょっと抵抗しろやとか思うなとかあると思うんですよみんな。
あるんですけど、やっぱねヨーロッパの、ヨーロッパもひどいけどヨーロッパの映画ってなんか意地が悪いな、何あの殺し方みたいな。
あの殺し方をね。
そうめっちゃ良かった、胸騒ぎは私はこう。
いやー難しいですよね、でもこういうの。
なんかこうそういうの楽しんでる側の人間だからこそ、自分でせんびきしないとなっていうのもすごいあって。
いやーほんとモラリストだなって思いますよ。
いやでも難しい、そのモラルの基準って人によってこう自分でせんびきしてるだけなんで。
現実の事件にキャッキャしてたりする自分もいるんでね。
そこはこうそんな綺麗な人間じゃないんですけど、ちょっと今回のテーマはちょっと苦手というか、苦手だったなっていう。
09:02
で、あとは今日のテーマの作品に至って感じです。
はい、ではマリオさんいかがでしょう。
そうですね、今週はありふれた教室とバティモンファイブ望まれざる者と、あとフューリオサーと、あとボブ・マーリーの伝経画を見ました。
そうですね、ありふれた教室とバティモンファイブを同じ日に話をしてみたんですけど、
本当に現代ヨーロッパ社会のどん詰まり感みたいなのを味わう二作で大変重い休日を過ごすことになったなって感じでしたね。
違うテーマを扱ってるっちゃ使ってるんだけど、でも社会のあらゆる人がそこにいて、そこをどう一つ折り合いつけていくかみたいな話として、
こんだけめちゃくちゃヤイのヤイの言いながらぶつかり合って何とかそれで成り立たせようとしてるみたいな現実みたいなのは、
どちらにも共通するものがあるなーって思ってすごく考えてしまうところはありましたね。
ありふれた教室の話は結構大石さんとかもしてたので、あんまり僕から付け加えることそんなないんじゃないんですけど。
なんかちょっと思ったのは、落下の解剖学も思い出すって話あったと思うんですけど、
まだ落下の解剖学、本当に真実がちょっと見えにくいっていうのがよくわかる感じだったんですけど、
ありふれた教室はちょっとなんか、真実こうじゃねーみたいなのちょっと若干そっちに寄っちゃう感じ?って言ったらいいのかな。
シャツの件とか、じゃあもうそれじゃんみたいになっちゃうなーみたいな。
っていうのがちょっとあって、まあ違う、これ別に真実がどうこうって関係ある映画ではないんですけど、
なんかそこがちょっとあると、でもそれ落下の解剖学はうまくやってたもんなーみたいな感じがちょっとしたりはしたかなっていうのは感じたりはしました。
結局真実わかんないっていう話はあるんですけど、
でもなんかその真実のどっちかな?そうなのかな?みたいなのが巧妙にはぐらかす感じのうまさで言うのであれば、
落下の解剖学の方が好きかな?みたいな感じですかね?っていうのはありましたかね。
いやでもあんな楽器崩壊マジやばいなーって感じでしたけど、本当に。
すんごい大変というか、僕中学校の頃の、僕のいた時の中学校学年がめちゃくちゃ荒れてて、
先生結構休まれるみたいなこと結構間近で見てたことがあったんですよね。
なんかそれとかを見てたので、なんか先生って職業マジ大変じゃんっていうことをちょっとなんか改めて思うような映画でもありましたね。
中学校荒れてたエピソード、時々出ますね。
タイプクラブの時に出てましたよね。
12:01
そうですね。何回か言った記憶あるんですけど、本当に荒れてたんですよ。
僕は荒れてないですよ。僕は荒れてないですけど、僕はヤンキーではないですけど、
ヤンキーしか周りにいないみたいな状況で、毎日窓ガラスを割れてるみたいな感じだったので、
本当にやっぱ結構精神的に病んでしまって給食されるみたいな先生が何人もいて、
本当にそのまま帰ってこないみたいな感じなのもあったので、
そういうのとかを見ると、いやいやちょっと辛いわ。
本当にこんな理不尽なことに巻き込まれるみたいなのされたらそれは病むし、
子供は子供で本当にそんなこと何も考えてないっていうか、あれ本当に良くないなっていう感じはちょっと思いましたね。
なるほどですね。
本筋と関係ない話でちょっとドミューしましたけど、そんなことを思ったりとかしました。
バティモンファイブは、この監督の前作、レイミゼラブルって作品がめちゃくちゃすごく好きだったので、
本当にまたそのレイミゼラブルに引き続きフランスの団地が舞台の、
そういう移民たちの話、貧困層の話、そこの切実さ、シビアさ、現実みたいなところを見事に描いてて、
しかも結構彼らを立ち向きを要求するような政府側、行政側の視点とかも出たりとかして、
結構その辺の行政側のキャラクターも複雑なところがあって、
めちゃくちゃひと筋縄でうまくいかないなみたいな感じなのがすごく出てくるっていう映画でしたね、本当に。
市長は市長で、すごくクリーンな政治家って言われてたんですけど、どんどんそういう排外的な政策をバンバンやっちゃうし、
彼の元に都道さん、副市長はその団地の出身だったりして、
団地の出身なのにその団地に不利益なところについていってしまうみたいなところとかもすごく複雑な、
いやもうどうしたらいいの俺みたいな感じの立ち位置になってしまったりとか、
一方団地は団地側で、いやこんな状況ダメだよって言って、ちゃんと政治に関わろうとする主人公がいたりとか、
いやそんなの無駄だろって言っても、ただひたすらに怒りをぶちまけるやつとかもいたりとかして、
やっぱりどの陣営というかにとってもすごく複雑な人間模様みたいなのがあって、そこがやっぱりうずめき合ってるっていうのをありのまま描いたような映画で、
なかなか見応えある映画でしたね。
あとフィリューサーは、そうですね、なんか怒りのデスロードの時とは全然ガラリと印象変わる映画でちょっと戸惑ってるっていう感じですかね。
なんかいきなりね、衝立てで始まったりとかするのとかも、あれ?みたいなってなるんですけど、
まあでもこれ要は本当あの、高伝伝承の話だったっていうことを踏まえると、まあそういうかどうかみたいな感じはちょっとするみたいな感じなんですかねっていう、
15:06
物語を語るということみたいな話。
僕も完全にNOのOSが怒りのデスロードで見てしまったので、
セリフも多いし、シナリオも結構段取りがしっかりしてる分、説明的に感じてしまって、もっと説明なしでドライブさせてくれてもよかったなって思っちゃったんですよね。
フィリオサっていう人間の神話をしっかり描いてるんですけど、もっと説明なくてもいいなっていう思って、
マットマックスシリーズってこう、まあ基本、荒廃した世界に伝えられた神話っていう切り口基本あると思うんですよね、マックス2以降って。
だからフィリオサってこうしっかりヒストリーマンっていう全身で情報を書きまくってる人が、女性たちにフィリオサってこういう人間がいてねっていうのをしっかり伝えたって感じやなと思うんですけど、
怒りのデスロードって多分聞き手大ボーイズとかなんだろうなと思って。
あんまり細かいこと言っても伝わらないから、もう車でバーンって走ってねとか、ドカーンってやってねみたいなぐらいの情報量の神話だったんだろうなみたいな感じで見て、
でも僕はそのバーンドカーンをもっと味わいたかったなっていう感じで受け取っちゃいましたね。
いや確かに本当に、経路が全然違う映画だったので、ちょっと僕もあれ?ってなったんですけど、でも神話の語ることという話っていう意味では、
ジョージ・ミラーってそういう人だよなっていうのは、これの前作にあたるアラビアンナイトとかを見て思ったりもしたので、
物語論という一個基準を持ってきたらちょっと飲み込みやすく個人的にはなったかなみたいなところはありますかね。
もちろん怒りのデスロードばりにアクションで全てを語り切るような中盤のシーンとか全然ありますけど、
物語論とはみたいな、物語とはみたいなのがちょっと前面に行き届いた映画だったのかなみたいな感じはすごいしましたね。
特にフューリオーサが復讐してやると言わんばかりに立ち向かってくるディメンタスっていうやついますけど、
あいつの復讐の結末というか、あいつをどう決着させるかみたいなのはすごい物語的に決着をつけたんじゃないかなとは思ったんですよね。
具体的にあいつをどう殺すかとかじゃなくてって個人的には思っちゃったりしましたかね。
物語的にあいつのことを無価値にするみたいな感じがすごく感じられるっていうのがあったので、
そういう意味でも本当に物語とは何かみたいな話になってるのかなみたいなふうにはちょっと思いましたね。
フューリオーサはちょっと語りにくいっすよね。
18:05
ちょっと思ってたのと違うっていう感じがするので、もう一回見たいなと思いますけど冷静になって。
シンプルにはここええなみたいなとか言いたいっていうかね。
今週はそんな感じです。
では大石さんお願いします。
僕は課題作以外3本見てて、
感心領域とマット・マックス・フューリオーサ、あとからかい上手の高木さんの3本を見ています。
感心領域に関しては前回マリオンさんもオープニングで少し語られてましたし、
東京のバーに来られた時に結構お店に来られた方みんな語ってたかなと思うんですけど、
マリオンさんおっしゃってるようにその音の映画だなっていう印象を受けました。
とにかく絵で見せずに音で見せるというか、音で何が起こったかっていうのを分かるように、
分かるようにというか匂わせるような演出が結構随所に見られて、
結構企画としてすごい変わった企画だなっていう印象ですかね。
ただ若干僕そんなにメインのホームドラマの方に乗れなくて、
裏で起こっていることが恐ろしいことは全然わかるんだけど、
そこで起こっているホームドラマにあんまり乗り切れなかったせいで、
なんか穴埋め問題とかされてるみたいな気持ちになっちゃって。
まあそりゃここで銃声鳴ったらそれそうだよな。そこでそういうことだもんなみたいな。
あとここでゴーッと鳴ってるのは、あそっかこれは炎が燃えてる音なのかみたいな。
なんかその答え合わせしてるような感覚にちょっとなってしまって、
なんかこれは本当に戦争というか、
人間の虐殺の恐ろしさを語れてるのかっていう。
語りやすいんだけど、これでいいのかっていう感じがすごいして。
なんかなんで、すごい企画としてすごい面白い企画だなって思ったんですけど、
あんまりちょっと乗り切れない感じは自分の中にはあったかなっていう感じですね。
そうですね、あのその感覚僕すごい分かった。
僕も感心領域見たんですけど、
主体的に考えてみないと全然ピンとこない映画だとは思うんですけど、
観客の皆さん感じて考えてくださいって言われてるんですけど、
基本答えって決まってるじゃないですか。
だから答え決まってることの空欄を与えられても別に、
それは当然決まってる答えを書き込むだけっていう感覚になったんですよね。
僕見てて思ったのは、基本ストーリーってそんなにないじゃないですか。
ストーリーがないというか、
登場人物が行動してることとか話してることと、
映画が映画コートしてることが基本別というか、
でもなんか僕見ててね、
映画というよりもアートのインスタレーションみたいだなと思って。
分かります、すごい分かります。
この空間に入って、映像はこれが流れてます、音はこれが流れてますって、
21:00
それがどういうことか考えてくださいっていう。
これによって人間のお育てさんみたいなものを
映画コートしてますっていうインスタレーションみたいな感覚だなと思ったんですよね。
でもそれ、僕の得意不得意の問題なんですけど、
僕やっぱ激英が史上主義者なんですよね。
なるほど、なるほど。
登場人物がやってること言ってることと、
作家が映画コートしてることが一致してるものの中から何かを感じていくのが好きなので、
なんか僕はその空欄を預けられることをそこまで楽しめない人間なんだなっていうのを見て思ったんですよね。
そうなんですよね。だからその余白ではあるんですよ、確かに。
ただその余白には決まりきった答えしか入らないし、
逆にそれが初めてそれを触れる人だったらわからないんですけど、
なかなかそういう状況ってちょっと考えづらいじゃないですか。
っていう中で、これってどのぐらいそれこそメッセージ性が伝わりうるお話なのかなっていうのは、
見ながらちょっと考えちゃったというか帰りながら、
あれでよかったのかなっていう感覚がすごいしてしまったっていうのがちょっと結構本音ですね。
マットマックスに関しては、さっきマリアさんと山口さんが語られてたんで、
もう多く足すこともないかなと思うんですけど、
ただちょっとだけ一個、イカリのレザードに比べてあえて良かったかなって思ってる点は、
デメンタスがとにかくしょうもないってことは良かったのかなと思ってて、
前作の妹んじょうってちょっとカリスマ性ありすぎるじゃないですか。
若干もう観客側もオーボーイズになっちゃうというか、その過不調性に乗っかりたくなっちゃうじゃないですか。
ただ今作のデメンタスってとにかくしょうもないじゃないですか。
その小ささに逆にしょうもなさを強調されてるというか、
過不調性みたいなものに対するアンティテーゼとしてしっかり描けてもいるのかなと思って、
そのキャラクター造形はちょっと残念でもありつつ、
でも乗っからなくていいのは、それはそれで楽だなってちょっと思ったっていうのは正直なところです。
それはわかります。
本作ちゃんと妹んじょうとあとリクタスが愛しにくいくらいに悪っていうのが改めて語られてるので、
そこも良かったなと思って、やっぱり怒りのデスロードが本当に間を省きまくってることで語られなかった。
あいつらって悪ですよねっていうのをがっつり言ってるので、
こいつらに乗っかりたくないっていうのがちゃんとあるのは確かに良かったですよね。
そこのバランスはすごいフューリーロード以降の時代感みたいなのをジョージ・ミラなりに読んで改編したのかなって感じましたね。
からかい上手の高木さんなんですけど、これ今週見た中で僕一番好きかもしれないっていう。
そうなんですね。
めっちゃ良かったです。
ちょっと不安だったんですよ正直。
元の原作も知ってるし原作アニメーションも全部は見てないですけど一部ちょっと見てたりもして、
24:05
それはそれで好きならぶっ込めたなって感覚だったんですけど、
ただ今泉さんがこれやるってどうなるんだろうっていうのが全然わかんなくて、
ドラマ見ずに映画だけ行ったんですよ。
しっかり今泉映画になっててちょっとびっくりしました。
それは。
本当に?
本当に本当に。
だいぶ壊して今泉映画になってるとかじゃなくて?
そんなことはなく?
というよりも原作の中にある要素というかエッセンスを抽出して今泉映画にしてるっていう感じなんですよね。
そもそも今回の映画版って原作が中学生時代が一応本編であって、
スピンオフとして大人、結婚した後の二人っていうのが描かれてる原作漫画があるんですよね。
両方とも同じ原作者さんの作品なんですけど。
で、今作はその間にあたる話。
つまり二人がお付き合いをするっていう告白するまでの話みたいな感じで一応描かれてはいるんですよ。
で、この話というかこの映画の中で語られてる今泉力合い要素って、
告白するっていうのの暴力性とそれに対してでもやんなきゃねっていうその両方の感じ。
好きって言うのって怖いよねっていう。
これ一本でこの映画のことをまっすぐ筋を通してるというか。
面白い。
面白いっすね。
てかその筋の通し方がめちゃくちゃらしい。
でしょ。
そうなんすよ。
めちゃくちゃらしいですね。
だから映画前編ずっと告る直前の行き詰った二人の感じがすごい緊張感として現れてるし。
かつその二人以外にもう一人カップルというか、
二人が先生なんですけど先生と教育実習生って関係なんですけど、
その教室の生徒等身もちょっとそういう恋愛要素みたいなのがあるんですね。
ただこの二人の要素っていうのがその中学校から思い続けた主人公たち二人に対するアンチテーゼみたいな感じで働きになっていて、
そこがまさにその告白するって怖えよな暴力だよなっていうこともしっかり言うっていう。
でもそれでも言わないってどうなのよっていう。
関係性が壊れるかもしれないけどでも言わないと始まらないよねっていうその感じをすごい誠実に撮っていて。
かつ毎度お馴染み今泉力也ならではの長回しが特にラストスパートにあって、
ここなんてたまらなかったですとにかく。
へー。
なんていうかあんまりパッケージからは想像できないと思うんですけど、
しっかり今泉映画なんでぜひ見に行ってほしいです。
はー。
そうだったのかっていう。
ちょっとねどうなるかって懸念してたとこでありましたからね前に話したとき。
だからある意味ラブコメじゃなかったのは今泉さんだなと思いましたね。
ラブコメ原作でもしっかり恋愛映画に持っていくんだなこの人と思って。
はー。
確かに告白って暴力ですよね。
27:01
そう。
それは本当思う。
そうなんですよ。
そこの切り口とかがやっぱり面白かったですね。
はーはーはー。
いやでもそれ聞くだけでも原作と相性悪そうですよ。
はーはーはー。
そうだから原作好きの方がねどう捉えたかはねちょっとわかんないんですよ結構。
今泉力也作品として見た人はたぶん楽しめると思うんですけど、
からかい少女の高木さん好きな人が見て楽しめる映画かって言われるとどういうバランスなんだろうなって感じはちょっとするっていう。
ただ確かにその要素はないわけじゃないから。
なるほどなー。
なのでぜひこれは原作を見てて原作もお好きで原作から映画入った方の感想は聞いてみたいですね。
両方ともあり得る。好きって人も嫌いって人も両方ともあり得る映画だと思います。
なるほど。
ただ少なくとも僕は好きです今泉さんの映画として。
そんな感じです。
では僕はですね今週見た映画はフィリオサと感心領域とミニコーンウォーズを見たんですけど、
フィリオサと感心領域はおよそさっき喋った感じでいいかなと思うんですけど、
今喋りたいの映画じゃなくて、
虎に翼の話をしたくてしまいました。
マジですか?
昨日ぐらいから見始めて今13話まで見たんですよ。
めちゃくちゃ面白いですね。
でしょ?
めちゃくちゃ面白い本当に。
あとよくできてる。本当によくできてる。
全部話したらキリがないんであれなんですけど、
朝の連続テレビ小説って週ごとに副題みたいなのがあるじゃないですか。
今回の虎に翼の週ごとの副題が、
いわゆる女性に関することわざとか勧誘句を疑うっていうところから始まってるんですよね。
例えばことわざってそれに乗っかったらよく生きられますよっていうライフハックみたいなもんじゃないですか。
勧誘句ってもうそういうもんですよねっていう暗黙の了解みたいなものを言葉にしたものだと思うんですけど、
それらがいかに女性ってこうだよねっていうのはこれ固まってるかっていうところに、
最後にハテナをつけて疑うっていうのがそれぞれの週の副題としてあって、
それが各週のテーマなんですよね。
これで見事に5話でそれに一旦収めるっていう感じのうまさ。
すごいですよね。
ちょっと本当に見てて感心するなっていうのがあって、
あとやっぱり女性がテーマの話なので、
女性登場人物の描き方にはかなり気を使ってるなっていうのがあるんですけど、
主役級の人たちはもちろんしっかりどういうふうにこの人たちが生きてきてどういう思いを背負ってるのかっていうのをちゃんと練り込んでるっていうのもあるし、
30:07
あとモブですね、背景にいる女性もいろんなものを抱えて背負ってここにいるっていうのをふとしたモブの描写でやってるんですよ。
恐ろしいというか、朝ドラなんて結構家事とか身近くのついでで見たりするものなのに、
そんな複雑な情報を追っていただいても見れる人結構限られてるんじゃねっていうぐらい、
本当に画面の端っこの方とかにそういう余白とか行間を置いてるんですよね。
やっぱそこにね、作り手の執念みたいなものは感じます。これを見せるんだっていう。
ちょっとそこは本当にすごいなと思うんですけど、
逆にちょっと男性側シンプルだなって思っちゃうとこはあるんですけど、
男性側の複雑さをトランに翼が描く必要は一端はないかなっていうふうには思ってはいます。
いやー本当ね、僕第2週の最終話とか僕職場で泣きました。
職場で見てるんですか?
通勤退勤と職場の休憩の合間で見てるんですけども、第2週の最終話を泣きました。
あとオープニングの度にちょっと泣きかけてますよね。
さっきおっしゃったモブというか女性の人生というか女性の歴史ですよね、日本の。
っていうものを背負ったオープニングなんですよね。
力が欲しかったところのアニメーションで僕もちょっと毎回泣きそうになってます。
瞳に何かが灯っているっていうのを毎回泣きそうになってます。
ただ同時に僕この感動は疑った方がいいなと思ってて、
さっき前田さんが言ってたことにちょっと共通してる部分もあるかもしれないんですけど、
僕現代を生きてる男性なんですよ。
この昭和初期を生きた女性たちの思いとかを分かったつもりになったら絶対やかんよなと思って、
この今僕がちょっと泣きそうになってるとか感動してるとかっていうのは絶対嘘が混じってるっていう風に自分自身を疑いながら見てて、
なんかこれで気持ちよくなるの結構やばいからなっていうのは泣きそうになりながら毎回自分に言い聞かせてます。
それは一応仮にも真実をなぞったドラマとしてそのドラマの気持ちよさ、
それに乗っかってる自分っていうものに酔うっていうことを疑う方がいいなっていうのは思いながら見てはいますけど、
いやー面白いですねっていう感じですね。
もう早々に追いつこうと思ってます。
ぜひぜひ。最新話もすごいですよ。
そうなんですね。
33:00
もう朝見てますけどこちらは。
リアルタイム組に入ったんですね。
僕も追いつきますんで。
ぜひぜひ。
っていう感じです。
じゃあテーマトーク入っていこうと思います。
33:14

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