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始まりました映画の話したすぎるラジオ第177回になります。この番組は大阪で映画トークバーイベント映画の話したすぎるBARを開催しているメンバーらによる映画トーク番組です。
私、山口です。
マリオンです。
大石です。
よろしくお願いします。
前回、我々の近況フリートークを無しにしたんですけど、やっぱり喋りたいという話になりまして、やります。
そうですね、前回はお便りも多かったんでしょうがないっていうのもありましたけどね。
そうですね、結果的にあれで良かったと思います。今回から復活ということで、ではマリオンさんいかがされていましたか?
そうですね、2週間あるんでいっぱい映画見てるんですけど、面白かった。
的を絞り切れない。
そうですね、それはあるんですけど、まずやっぱあれは触れておきたいですよね。デッドプール&ウルファリンは。一応触れておきたいなとは思うんですけど。
ちなみに見られてます?
見てます見てます。
見てます。ここネタバレってOKなんですか?このパートって。
いやーどうだろう。
ネタバレなしで喋りましょうかね。どんなもんなのかなと思ってたら、すごいこと決めてきたなという内容でしたよね。
ただ、これ前知識ない人どこまでこの感動を分かち合えるのかっていう問題がすごいはらんでるような気がしましたっていう感じですよね。
そうですね。僕、MCU以外のマーベルコミック原作の映画ってあんま詳しくないんですよ。
明らかにそれに詳しい方がいい映画にはなってたなっていうのはあって、ただ知識として知ってる部分で、これはみたいなのはあったりはしました。そこは。
かなりすごいメタだな、話の作り方だなとは思ったんですよね、そもそもの。
今回TVAという組織出てきますけど、あれモロニーディズニーですよね、みたいな。
最低者みたいな。正しい時間軸だけを支持する。後の次回戦の軸は選定をするという組織ですけど、それをやってることがモロニアのディズニーというか、映画制作会社というかのモチーフだよね、みたいなところですよね。
っていうのをめちゃくちゃ意識もするし、実際多分ディズニーに20世紀フォックスが買い取られて、いざXメンとかデッドプール出すぞみたいなのをやっていくぞみたいな段階の時に、
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いやでもなんかいろいろ多分ヤエナヤエナ言われたんだろうなっていうのを踏まえたことを話に盛り込んでるよね、これどう考えても、みたいな感じはすごいしました。
それこそ虚無にね、20世紀フォックスのいつものあれ落ちてましたしね。
落ちてましたね。あらまあって感じでしたけど、その虚無世界にね、いたのは何かっていう話なんですけど、僕は全部は見てないですけど、そこそこああいうのを見て育ってきたので、やっぱりうおーってなりますし、ある役者ネタでそのキャラクターとそのキャラクターが繋がるっていうのがいいですよね。
あのキャラかと思ったらあのキャラでしたみたいなのとか、ああそうだったそうだったって思いましたし、それが面白かったっちゃ面白かったんですけど、これデッドプールの話なのかなとはちょっとすごい思っちゃったっていうのはすごくあります。
一応あるんですよ。中年の危機を迎えてますよね、今回のデッドプール。っていう話はあるんですけど、どうしても主軸どっちかっていうと、X面とかね、今回ウルバリーが出てくるのでX面ネタとか出てきますけど、どうしてもそっち寄りになっちゃいますよね。
そういう映画たちに対しての何かみたいなものにすごい引っ張られちゃうみたいなのが、なんかやる意義はあるけど、これデッドプールの話かなーみたいな感じなのはすごい思っちゃうっていうのはめちゃくちゃ感じましたね。
いやーあの、ネタすぎてちょっと僕、なんかこれ、これってストーリーかみたいな、になったとこは正直あって、ちょっと似たようなことをしているっていうふうに話題になった映画で、仮面ライダージオウの映画がちょっと似たようなことをしているって話題になったんですけど、
インターネットミームで、お前たちの平成って見にくくないかってご存知ですかね。
いや、わかんない。
ご存知じゃないですか。
ちょっとそのミーム、ちょっと知らなかったです。すみません。
平成ライダーっていうのが、仮面ライダー空間以降量産されてですね、要は平成ライダーって概念がとっちらかったわけですよ。
はいはいはい、わかりますわかります。
で、それに対してこの映画の敵が、お前たちの平成って見にくくないかって言うんですよ。
見にくくない。
まず平成っていう概念とはみたいになってるんですけど、それに対してこの仮面ライダージオウっていう、この時は20周年だったかな、仮面ライダージオウ、平成ライダー20周年の時の仮面ライダーが、いかにそれに対峙するかというか、いかに言い返すかっていうところなんですけど、
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だからこのデッドプールウルバリンは、お前たちの20世紀フォックスって見にくくないかって言ってきたのに対してどう言い返すかみたいな。
確かに。
確かにあの時期の映画たちって、とっちらかってるっていうか、一本一本面白かったりとか、いろいろな出来のやつありましたけどね、みたいなのあるんですけど、とっちらかってるっていうことですかね、いろいろなシリーズが乱立してみたいな時期ですもんね、確かにね。
そもそもシリーズ映画を交通整理するっていう概念って、僕が知る限りMCUからようやく生まれた概念っていうか、シリーズって基本的にとっちらかるものだと思うんですよね。
基本なんというか行き当たりばったりじゃないですか、こういうの作っていくのって。で、俳優が交番したらそのキャラクター死にましたみたいなことがわかり通ったりとかするわけですよ。
そういうのでなんとかやってきたものを、それをこういう感じで使うのかっていうのは、僕は別にいいかなというか。
でも明らかに、最近こういうマルチバースとかで、そういう設定で過去の映画たちというか、キャラクターというかそういったのを使った作品、そういうのが話にちょっと浸食してくるみたいな映画って結構あったと思うんですけど、DCだったらザ・フラッシュとかそうだと思うんですけど。
MCUでもドクターストレンジの時とか、すごいそんな感じでしたけど、あんなのと比べたらすごく愛のある優しい映画だったなっていう点に関してはすごくこの映画好きだなとはすごい思います。
使えばいいってもんじゃねえぞみたいな。乱暴にゴミっぽいってしてる感じで消費しやがってって感じがすごいDCだったらしたので、そういう意味ではとても真のあるハートのこもった映画にはなってたかなとはすごい思います。
確かにね。
ネタバレなしで喋るのはこの辺がギリギリですかね。
もう若干はみ出しているような気がするんですけど、まあでも一見の価値ありですよねっていう感じはしました。
そうですね、あと多分お二方見てないと思うんですけど、ちょっと待ってください。タイトルが異常に長いんでちょっと待ってくださいね。
何か分かった。
何か分かったと思うんですけど、ちょっと待ってくださいね。
タイトルが長くてもう覚えてないんです。
もう長すぎて毎回略しちゃうんですけど、
Humanist Vampire Seeking Consenting Suicidal Person。
長いタイトルですね。
現代そのままにしろっていうね、たまにあるじゃないですか、映画ファン。
こういう時はマジで現代やめろって思いますよねっていう。
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Humanist Vampireでいいじゃんっていうぐらいなんですけど。
この映画すごい良かったですね。
いい当たり。
ヴァンパイアの少女と人間の男の子の青春恋愛ものなんですよ。
ファンタジーとかそういうのでよくありそうな感じの設定ではあるんですけど、
主人公が血を吸うために人を殺すのが嫌だっていうヴァンパイアの少女なんですよね。
幼少期にちょっと軽くトラウマみたいな出来事があって、それ以来誰かを傷つけたり人間を傷つけたりするっていうのにめちゃくちゃ嫌って言っちゃうような女の子で、
けどもういよいよもうあんたもいい歳なんだからこれから面倒見ないよって親は言うわけですよ。
そんな中出会ったのが人間の青年なんですけど、彼はもうちょっといじめとかを受けてて、人生絶望してて死にたいと。
生きる希望なくしちゃってる青年がいて、その2人が出会うことでどうなっていくかっていう話になってて、
結構いろんなメタファーにも見えるかなっていう話になるんですよね。
血を吸いたいという欲求が性欲のメタファーにも見えたりするし、
途中なんかこうあなたの血を吸っていいですかみたいなある意味性的同意を得るみたいな感じのシーンとかも若干あったりとかして、
そういう性的な、性欲とかそういったところの文字とかも込められてるのかなっていうのがすごい丁寧に描かれたりとかもするし、
しかもいろいろ読み解けるとは思うんですけどね。
そういう新たなヴァンパイアものの傑作っていう感じでしたかね。
それこそボーンズ&オールとか、あとは200歳のエリとかもちょっと思い出し。
そうですね。めちゃくちゃ僕のエリはめちゃくちゃ思い出しました。
僕のエリだ。
僕のエリっぽいなというか。
それに連なる良いヴァンパイア映画みたいな。
別にトワイライトみたいにドラえもんとか笑えてるわけじゃないんですけど、
ちょっとそんな軽い感じではなく結構真面目に作られた青春映画。
でもあるし、恋愛?恋愛なのかな?わかんないな。
でもどっちかというと青春が強いかなと思います。
青春の要素が強い映画だと思いましたね。
なかなか良い映画で、主演の女優さんが可愛かったっていうのもあれがいいですかね。
結構魅力的でしたね。
なかなかちょっと良いヴァンパイア映画だけど、あんまり見てる人いなさそうだなっていう感じがしてちょっともったいないなと思ったので、
ちょっとここで上げておきたいなっていう作品でしたね。
いやちょっと良さそうだなと思ってたんですけど、放題は頑張ってつけた方がいいと思うんですよね。
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タイトルを見て何を期待していいのかがわからないっていうのは。
わかんないんですよ。僕もこのタイトル見ただけでどんな映画かさっぱりわかんなくって、
人に勧められてこれ良かったよって聞いて、初めてそんな映画なんだって知っていたんですよ。
本当に言って良かったなって思いましたし。
これ結構良い映画です。
万人に勧められる映画だなって思いましたし。
別にそんな難しい映画というわけでもないので、
むしろこういうのもっと若い人たちが見て、
見当してくれるような映画みたいな感じなんじゃないかなってすごい思いますし、
これが映画好きだけで良かった良かったって言ってるのすごいちょっともったいないなって思うぐらいには、
もっとみんな裾の方が広がったらいいなって思う映画でした。
いや、なんかもったいないですね本当に。
そうなんですよね。もったいないのでちょっと押したいなって思います。
ちょっと長いので僕は毎回ヒューマニストばんぱん屋って言っちゃいますけど。
これはもし映画館でもあんまりちょっとやらなかったのかな、
ちょっと関西でもやってないのかなみたいな感じだと思うので、
配信とかになっちゃうかもしれないですけど是非ちょっと見ていただきたい一本でしたね。
僕からは2本にしときましょうかね。
はい、では大井さんどうでしょう。
そうですね、今週見た映画いくつか見てて、
デッドプールも見てますし、あとバケネコアンズちゃんあれもすごい良かったです。
なんかもう本当にずっと平熱の日常って感じがめちゃくちゃ好きで、
本当になんていうかアンズちゃんおっさんなのが超いいですね、とにかく。
本当にダメなおっさんなんですよ、アンズちゃん。
でなんかなんだろうな、ある意味この男性性って昭和にあったものなんじゃないかなって思うぐらい、
そういうダメおっさんのキャラクターなんですよね。
ただそれをアンズちゃんっていうキャラクターにすることで見ていられるようにも見えるし、
なんていうかちょっと愛すべきキャラクターにも思えるっていう。
なんかこのアニメーションっていう手法で、
そういう個性によって救われるっていう自傷というか現象みたいなものを出せたことは、
すごいなんか表現としてすごい良かったんだろうなっていうのをアンズちゃん見てて思いました。
ずっと低体温ですよね。
なんかオットタクシーとかでもちょっと思ったんですけど、
アニメとローテーションというか平熱って意外と合うんだなというか。
アニメだからこうより派手にもできるじゃないですか、いくらでも。
でもその一方で低体温にしてもまた見てられるっていうのもまたアニメの良さなんだなっていうのはちょっと思って見てるときに。
確かに。
実際絵の動きとかも面白いですし、それこそ地獄描写とかもかなり見ごたえがあるところも多々ありましたし、
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なんかアニメーションってこういうふうにも、要はただただ日常が切り取られているのにそれが面白く見えてくるっていう。
そういうなんか表現手法の特徴があるんだなというのを改めて今回見てて思いましたね。
で、あともう一つこれちょっと話したいなと思った映画があって、
時々私は考える。
これお二人ってご覧になられてないですよね。
見てないですね。
僕は見ました。
見ました。
もう見て、これ多分ベスト言えるなっていう最高でしたね。
超いい、もうめちゃくちゃ好きですこの映画。
なんていうか、主人公がデイジーリドリー、スターウォーズのシークエルで主人公を演じてる女優さんがフランという女の子を演じてるんですけど、
オレゴンの田舎の街で会社の事務員みたいなことをしてるわけですよ。
で、もう本当に淡々とそこで仕事をしてるって人なんですよね。
特に会社の人との交流もなく、もうただただ仕事をして帰るみたいな日常を送っていると。
で、そんな彼女の唯一の楽しみが自分の死に様を空想することなんですよね。
で、見てるとなんとなく思うのは、起死念慮とかでは多分ない気がする。
どちらかというとただただそれを思い浮かべて安堵してるというか、その自分を空想することで自分の安定を得てるというか。
なんか自分はその感じちょっとわかるっちゃわかる気もして。
自己肯定感とか自己承認欲求よりも自己消失欲求の方が強いみたいな人間なので、
なんかその感じすごいわかるなって思いながら見てたんですよ。
で、そんな彼女の日常の中にある時その会社にとある男性が入社してきて、もうそっからの多分ほんと1週間とか2週間とかそう短い期間のお話なんですけど。
これもさっきとちょっと安全度被るんですけど、もうとにかく平熱なんですよ。
もうずっと淡々となんです。
淡々とした平熱の日常の中にちっちゃい変化とか、ちっちゃい感動とか、ちっちゃい悲しみとかそういうのがたくさんあって、で人が変わってくっていう。
あーこれだよな人間が生きてるってっていう。
なんかマジで伝わるか伝わらないかのギリギリくらいだと思うんですよこの映画。マジで。
とにかく静かにその雰囲気が踊ってるんですけど、その平熱だけど変わっていく姿なんか聞かせてやると泣けてきちゃうぐらいよくて。
僕らの日常ってやっぱり変化はしてるじゃないですか毎日それぞれの人の中で。
でもその変化って正直そんなに1日1日を経てく分ではつかめないというか実感はないじゃないですか。
だけど確実に変化はしていて、その確実な変化みたいな手触りがこの映画の中に確かにあって、そういう意味でめちゃくちゃ大好きな映画になりました。
なんかいい雰囲気出てますよねこの映画。見てない立場からあれですけど。
すごいなんかこう、人と関わり合いたいけど関わり合いたくないみたいなのを攻めき合い、めちゃくちゃ分かると思いながら見てましたけどね僕。
18:09
あーそうですね確かに確かに。
そうなんですよね。なんかやっぱ人と関わるのってめちゃくちゃ怖いし不安なんだけど。
職場でも全く喋らない人なんですけど、退職パーティーとかって全然喋らないでそっとそのパーティーの場から出て行っちゃうような人ではあるんですけど、
全く人の係立っているというわけでも別にないわけですよね。
その感じねすごくなんかもうもどかしい感じ分かるって言っちゃって。
もうなんというかすごいおっしゃる通りすごい静かな映画ですけど、もう僕にとってめちゃくちゃドラマティックで感情のうねりがやばかったですね見てる時。
そうなんですよね。
でなんか本当中人口以外の登場人物もめちゃくちゃみんな良くて、出てくる登場人物だったらね、僕大好きなのが先に退職で会社をこうあの後にしたおばあちゃん。
あの人がとにかく僕好きなんですけど。
特にあのもう後半のカフェのシーンで彼女が話すことがもうなんか今の自分に刺さりすぎちゃって。
僕あれですね入社してくる男性社員。
主人公と深く関わっていくキャラクターですけど。
映画が好きって言ってて。
そうなんですよね。
僕らかみたいな。
僕らかみたいな感じがすごいしてしまって。
でちょっとやっぱこう人と関わっていく中で主人公と関わっていく中でこううまくこう僕は打ち明けてるけど君のことがよくわからないみたいなこと言っちゃうみたいな時にでちょっと関係が崩れちゃうみたいな時の感じって。
ああそうですよね映画見ててもこんなんわかりませんわみたいな感じにもすごい思ったりとかねしました。
確かに。
なんかいろんなところで自分のなんかをなんか連想しちゃってこうグサグサ刺しにきてる感じもすごくなんかいいなって思いました。
いやちょっとタイミングが悪くて見れてないんですよね気になってはいたんですけど。
なかなか公開規模がちっちゃい映画なので見づらいかと思うんですけどもでもこれはもしできたら劇場の静かな環境で見ていただきたいなっていう作品ですね。
すごくすごくいいんですよね。
主人公はほとんど喋らないんですけどなんか街並みがめちゃくちゃいうべに語ってくる感じとかもすごく良かったりとか。
そうなんそうなん。
なんかねいやなんかじっくり喋りた、もっと喋りたくなる映画ですけどね本当に。
なんか映画館に行くシーンっていうのがあるんですけどそのシーンで普通だったら映画を見てる姿っていうのを結構出す映画が多いと思うんですよね。
21:02
映画内で映画を見るシーンってやっぱりすごくドラマチックなのでそこで街並みを映すんですよ。
あの映画。
そこも大好きなんですよ。
本当にいい映画でした。
今週はそんな感じです。
じゃあ僕サクッといきたいんですけど、喋りたい作品多いっちゃ多いんですよね。アンパンマンとかも話したいし。
ツイスターズとかね、ちょっと話したさあるんですけどちょっとだけ一つだけ触れます。あの子は誰を見てですね。
前作みんなの歌、この番組で特に僕がボロかす、僕だけはボロかす言ってたんですけど。
あんまみんな褒めてなかった気がしたんですけど。
今回結構良くって、やっぱり前作ね、芸能界要素がどちらかりの原因になってたなとは思ったんですけど。
今回は学校、家、生徒と教師っていう非常に世界観がコンパクトで、ちゃんと定まってるんですよね。世界観が。
おかげでブレずにその雰囲気にフォーカスして楽しめたので、結構良かったなっていうのはありましたね。
相変わらずホラー映画は客層が普段と違って、それ込みでちょっと良かったですね。
もう普段会わない客層やなっていう人が映画館に来てるんだなっていうのも実感できました。
そんな感じでサクッと来まして、今回のお便りテーマは夏映画でお便りを募集させていただきまして。
いただいたお便り順番に紹介させていただきますね。
僕からいきます。
向かい店観覧車さんからです。
店長メンバーの皆さんこんにちは。今回の募集テーマ夏映画ですが、私は2009年公開、細野真室監督のサマーオーズです。
この映画を私の奥さんと見たのが結婚する半年ほど前で、この映画を鑑賞直後のお盆休みに義理の父の故郷である山形県の田舎町で親戚一同が集まる場に紹介がてら連れて行ってもらいました。
主人公ケンジの技術体験みたいな体験にもなり、いろいろ思い入れのある作品になりました。
AIの暴走を止めるのが人と人との絆という展開が熱かったです。
そんなわけでエントリーよろしくお願いします。ありがとうございます。
激アツエピソードじゃないですか。
すごいですね。本当に劇中と同じような流れですよね。
ちなみに僕も妻と付き合いだしてから初めて行った映画デートがサマーオーズなんですよ。
24:00
付き合う前に告白するときに行った映画がシン・エヴァの母なんですよね。
シン・エヴァの母の帰りに告白して、その後初めて行った映画がサマーオーズっていうね。
2009年がたっぷり詰まってるんですけど。
2009年の色って感じしますね。すごくいいですね。
いいですね。しかもそれでサマーオーズっていうのが濃いですね。思い出が。
しかもその後ご結婚されたということで。
素敵エピソードですね。
いい話聞いたなっていう。
じゃあ次行きましょうか。
タウルさんからです。
こんにちは、タウルです。
夏映画ということですが、8月1日現在、日中は40度近くあり、年日盲昇への警戒のニュースが流れています。
こんな気候しか知らない若い人にとって、夏といったら、熱中症や豪雨に気をつける危険な季節で、夏をよく描くような映画は少なくなるのでは?と心配になります。
夏の季節が素晴らしくて、そこでいい思い出を作り、成長するような夏映画が貴重なものになっていくかもしれません。
ということで、そんなタイプの夏映画の定番中の定番、ホウシャオシェン監督のトントンの夏休みを選んでみました。
1984年の台湾映画で、ホウシャオシェンの中でも可愛い感じがあって大好きな作品です。
小学校を卒業したトントンが、母が入院し、父も看病に忙しいので、幼い妹と二人で夏休みを田舎の祖父の家で過ごすことになるという話です。
その田舎の夏の情景がとても良くて、トントンは地元の子供達とタバタを駆け回り、虫捕りをしたり、カメで遊んだり、川で泳んだりと楽しい日々を過ごします。
日本のもう少し前の時代の雰囲気があり、ノスタルジックな味わいが強く、子供の頃の夏の原風景といったものが見られるような映画です。
また、人生を踏み外した親戚、障害を持つ村人との出会いや、小動物の死、母親の病状の知らせなどがあり、大人の世界の裏事情を知ったり、生と死を意識したりして、トントンが少しだけ成長していく姿が描かれています。
この作品、その後に作られた夏休み映画の傑作、隣のトトロやマイライフアザードックに似た設定や味わいがあり、古典の枠に入りかけていると言ってもいいのかもしれません。
なお、同じ台湾ニューウェーブの名称、エドワードヤンがちょい役ですが、兄弟の千代役で出演しています。
彼の作品で、ヤンヤン夏の思い出という、これもまた素晴らしい夏映画があります。台湾の夏映画には良いものが多いですね。
では、他の方の投稿や店長メンバーの皆様のお話、楽しみにしています。
ありがとうございます。
見てます?トントンの夏休み。
いや、見てないんですけど。
いやー、見てないですね。
さっきちょっとこのお便り見て、予告編見てきたんですよ。
見れてなかったんで。
なんかすごい雰囲気として僕、ふと連想したのが、僕の夏休みってゲームあるじゃないですか。
27:04
僕夏。
すごいあれに近い。むしろあれがトントンの夏休みを制作時に見てるんじゃないかなってぐらい。
そういう雰囲気がありそうな作品だなとは思いました。
概念ですね。
うん。
本当に。
確かにな。僕夏の雰囲気も味わえないような気がしますもんね。
そうなんすよね。
夏を舞台の映画見てて、帽子被らずに外歩いてるだけ心配になるんですよ。
そうですよね。死んじゃいますよみたいなっていうか。
そんだけやっぱ気温とか気候ってめちゃくちゃ変わってんだなって思いますけど。
いや本当ちょっと現代舞台の映画で夏舞台にした時にもう扇風機だけとかちょっともう感覚的に飲み込みにくくなってるんですよね。
確かにそうですね。
本当に失われつつあるなっていう感覚はあります。
それこそ去年見たその夏映画の一つって葛水って映画があったんですけど、子供たち2人だけが親にネグレクトされてしまって、それで水道を止めに来る局員が主人公の映画なんですけど、その子の夏描写とかもとにかく心配になる夏描写なんですよ。
だからやっぱなんかそれは現代的な夏の描写なのかなっていうのはちょっと連想しますし。
汗をかくのが汗をかいてる姿っていうのはとにかく不安になるっていう。
死んじゃうぞっていう。
そうそうそうそう。
だからなんかこのトントンの夏休みとかも本当に原風景じゃなくなっていく可能性ありますよね。
そうですね。
もう知らない過去の話みたいになっていく可能性あるんじゃないかなと思って。
その原風景知ってる僕ら世代でもその感覚って薄れていってるってことじゃないですか。
映画見て違和感感じちゃうって。
そうですね。
偉いことになったなっていう感覚ですね。
この断絶も完全になんかあれですよね。
携帯電話がある時代とない時代ぐらいの断絶です。
正直。
そのぐらいちょっと変わっちゃいましたねっていう。
そこまで夏概念詰まってるんだったら見てみたい映画ですね本当に。
確かにそうですね。
見たことはなかったんですけど、やっぱり台湾映画イコール夏っていうイメージめちゃくちゃ僕ありますね。
例えばですけど、コクヒもすごい夏っぽい感じするじゃないですか。
単純に湿気が来てそうっていう感じのイメージのせいだと思うんですけど。
台湾映画イコール結構夏っていうイメージが僕結構何でもあり感じはしますねなんとなく。
30:04
基本的に暖かいでしょうしね。
大先生として。
それのせいなのかなっていう思いますよね。
じゃあ次行きましょうか。
エムハラさんからいただきました。
船長メンバーの皆様こんばんは。
夏映画ですが、夏が題材の作品ではありませんが、私にとってはスターウォーズプリクエル3部作が最も夏を感じる映画になります。
この3作、日本での公開はいずれも7月で、スターウォーズが公開が近づくと、お、そろそろ夏だなと感じたものです。
エピソード1は中学生、2は高校生、3では大学生というタイミングで鑑賞していますが、一緒に見に行った相手はそれぞれ違っていたのも印象的です。
当時から賛否両論はあったプリクエルシリーズですが、自分にとっては学生時代の夏を思い起こさせる最も印象的な夏映画です。
皆様の夏映画も楽しみにしております。
ありがとうございます。
いいですね、この自分の夏に紐づいてるっていうのが、すごく体験を主眼に置いたチョイスでいいですね。
夏見に行った映画何かあります?
夏見に行ったか。
あれは夏なのか?わからないなみたいな。
僕、小さい時、夏に見てた映画を思い出せなくて、春はドラえもんで冬はゴジラだったんですよ。これは絶対にこのパターンだったんですけど。
夏だけ何だったかな?クレヨンしんちゃんって夏?いや、今ってゴーデンウィークですよね、クレヨンしんちゃん。
いや、今逆に夏ですよ。今年夏ですよね。
あれ、元って夏だったっけ?でもクレヨンしんちゃんの映画僕そんなに見に行ってなかったもんな。
僕思い出しました、夏見に行った映画、ポケモン。
あ、そうだ、ポケモンは絶対夏だった。
映画ポケモンは絶対夏休みでしたね。
僕の子供時代が終わってからポケモン。
そうですね、ポケモン世代ではないですよね。
確かにそうだわ、ポケモンって。ポケモン自体がちょっと夏休み感あるじゃないですか。
ありますあります。ピカチュウ夏休みって映画ありますからね。
確かに。
ドンピじゃねえやつありますからね。
そのイメージソースにやっぱスタンドバイミーとかがあるから。
そういうとこもあるし、ポケモン自体が虫捕りっていう要素もあるから、やっぱ夏休み感ありますよね。
子供が大冒険するっていう話でもあるし。
僕夏って印象残ってるのは、やっぱり夏休みって親戚が帰ってくるじゃないですか。
すごいなんかいとこと一緒に映画見に行ったっていうのを結構覚えてるんですよね。
特に覚えてるのは、セントチヒロの神隠しとか、ジブリも今日夏だと思うんですけど、セントチヒロとか、あとジュラシックパーク3とかは夏見に行ったなーみたいな感じとかはめちゃくちゃ覚えがありますね。
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でも夏休み行くじゃないですか。
特にこのタイミングだと子供同士で子供だけで行く可能性が結構高いと思うんですよね。
正月とか春休みとかだと親に連れられての率が高いと思うんですけど、
夏休みの長いスパンで子供だけで放置されてるタイミングに映画を見に行くみたいなのがあったような記憶はあるんですよね。
いいですね、この切り口。いいですね。
はい、じゃあ僕らから出していきましょうか。
マリオンさん、夏映画なんかあります?
夏映画か、そうか、そうですよね。夏映画何なんだろうなーって思ったんですけど、難しいと思って。
ちょっと思い出したというか、最近ちょっと試写で見た映画なんですけど、
夏の終わりに願うことっていう映画を見て、
これメキシコ映画で、夏が舞台で、タウルスさんやんやんみたいな感じの設定っぽさもちょっとあるというか、
主人公女の子なんですけど、お父さんがガンで嫁いわずかかな?みたいな感じ。
で、お父さんの誕生日パーティーを開くっていう話なんですけど、
その女の子視点の話になっていて、なので結構女の子視点といっても、女の子の目線って言ったらいいかな?
大人とかの様子も描かれるんですけど、でもやっぱり子供の目線に立ってそのことを見ると全然やっぱり何を言ってるかわからないわけですね。
やっぱりまだちょっと死というものをわかってはいるんだけど、うまく表現はまだできてないような感じだったりとか、
まだやっぱり想像の域を出ない領域なのかなっていうのがすごく映画から伝わってきて、
劇中ちょっと印象的だったんですけど、大人たちが因語で喋ったりするんですよね。
父親の薬とかお金が足りないだろうみたいな話の時に。
結構因語みたいなのを使ってたりとかして、なんかそれはわからんわなみたいな感じになるんですけど、
大人は大人でやっぱりどう折り合いをつけていいのかまだわかんないというか、
お金の問題とかあったりとかして、それは助けたいけどみたいな感じの浮き彫りもなっていって、
みたいなのが描かれつつパーティーのシーンに突入していくっていう話なんですけど、
なんかすごいドラマチックな劇的な展開があるというわけじゃないんですけど、
すごくなんか丁寧な人間観察力というか描写力みたいな感じのが生きてくるような映画で、
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これ結構良かった夏映画なのかなっていうのを今ふと思いましたね。
新作ってことですか?
これはちょっとそうですね、新作になるんですけど。
なるほどね。
とっさに出てこなかったのでちょっとこの名前を出しちゃいましたね。
でも、この夏と子供って言ったんですかね。
うん。
やっぱりこう紐づいてる感はありますよね。
そうですね。
ちょっと覚えといてもいいかなっていう感じですね。
大井さんって何かありますか?
僕の中での夏映画はダントツで歩いても歩いてもですね。
2008年公開のコレーダ・ヒロカズ監督作品なんですが、お二人ってご覧になられてます?
見てないですね、僕。
僕もそうは見てない。
本当ですか?絶対お二人見て欲しいというか、すごい良いんですよ。
15年前に亡くなった兄の命日、それが夏なんですけど、
どうも海で亡くなったらしいってことが分かってくるんですけど、
その命日に家族一同が集まって、
法治というかもう15年経ってるんで、もうそういうあれでもないんですけど、
またちょっとみんなで兄さんに会いに来たよみたいな感じになるんですけど、
家族の愛憎が複雑に詰まった最高の家族映画なんですよ、コレ。
見てたら本当自然な会話、
それこそアベヒロシとかリュウとか、
あとキキキリンとか、
コレーダ作品といえばこの人たちっていう名優がたくさん出てるんですけど、
見てたらその自然な会話にふふって笑いもこぼれるし、
胸の中がかきむしられるようにもうハラハラしてくるし、
そしてシーンとゾッとするシーンもあるし、
家族という他者っていうものがこれでもかってくらい詰まってて、
めちゃくちゃ大好きなんですよ。
ぜひ見てほしい。
夏ってさっきマリオさんの紹介した作品の中でも、
夏ってちょっと死に近いというか、
死眼とかにありましたね。
日本だとお盆もありますし、海外でも夏あたりにあったりもすると思うんですけど、
死者と近くなる感じっていうのもこの作品の中にすごいあったりもして、
その雰囲気、お盆感って言ったらいいのかなっていうのも含めて、
たぶんすごく普遍的だしこの家族にしかない個性的なものもあるし、
でもやっぱこれ見てから帰省すると帰省先の見え方が全然変わるっていう。
自分の両親とか見る目がだいぶ変わりましたね、この映画見てから。
ってくらい怖い作品でもあるんですけどめちゃくちゃ好きな作品なのでぜひぜひ。
家族がグロいってやっぱいいですよね。
映画にちょっとそれ求めてるとこあるなっていうのはありますね。
なんならこれらさんの作品の中で僕一番好きかもしれないです。
39:01
未だにちょっと見返したくなるぐらい好きですね。歩いても歩いても。
夏映画って言われると結構夏休み映画を上げがちかなって気がして、
初め夏休み映画を思い起こそうと探してたんですけど思いつかなくて、
どっちかというと僕夏と言われると暑そうな映画を思い出したんですよね。
この暑そうさが話にとって大事な映画を2つ思い出したんですけど、
まず12人のイカれる男と黒沢明の天国と地獄なんですけどね。
12人のイカれる男はその売上が有罪か無罪かっていうのを話してる話なんですけど、
夏の密室でずっとあーだこーだ言ってるんですよね。
めっちゃ暑そうなんですよね、その部屋が。
ずっとパタパタパタと泡いでる人がいたりとかで、
少年が殺人事件を起こしたと言われてる状態で、
それの売信員が氷結を出す形ですよね。
でもみんな帰りたいんですよ。
12人中11人には早く帰りたいから、
いいじゃん、有罪でって、あのやつ殺しちゃえばいいやん、死刑でいいじゃんってなってる中で1人だけそれに抗ってっていう有名な名作ですけど、
やっぱそこにこの暑そうっていうのがすごい大事なんですよね。
暑いから早く終わりたいっていうのがあるし、
論戦のひりつく感じとか、
苛立ちみたいなのが画面から出てくるっていうのがすごく大事なファクター。
あれを冬やるより夏やるほうがしっくりくる映画だなっていうのもあるし、
あと黒沢明の天国と地獄もなんですけど、
金持ちの子供が誘拐されて、
身の血の金要求されてて、
それをどうするかっていうね、
あのひりついた感じも夏だからこそ。
結構その犯人の視点、
犯人がなぜそういうことをしたかっていう動機の部分にも、
この夏っていうのが結構大事な部分になってくるんですよね。
そういう本当にどっちもこの作品全体のメンタリティに、
夏の嫌な暑さっていうのが重要な要素を持ってて、
その2つはすごく夏の暑さの映画だなっていうふうに思い起こされました。
特に天国と地獄はこれ冬に撮ってるっていうのがまた異常で、
夏に夏の映画撮っても普通だから、
冬に撮って狂わさせたっていうのを聞いて、
やっぱ黒沢明は狂ってるなって思ったんですけど、
だからもう寒い中無理やり半層で着て、
42:00
普通にコキが白い息になるから口に氷吹くんで、
コキが白くならないようにして撮ったとかね、
無茶苦茶なエピソードがあったりするんですけど、
無茶苦茶ですけどね。
それって本末転倒じゃないって思うんですけどね。
ただ撮り方自身が意味を持ってた映画の、
まだ初期の頃の映画が発展していこうとしている時期の荒々しさみたいなのを含めて、
どっちでも古い作品ですから、
いいなと思いながらちょっと上げさせてもらいました。
という感じですね。
なんかちょうど、
前回すごくお題が良かったけど、
今回ちょうどいいぐらいのボリュームやったかもしれないですね。
こんな感じでお題のコーナー終わっておくようと思います。
ありがとうございました。
本当は皆さんありがとうございます。
ではテーマトーク入っていきたいと思います。