始まりました、映画の話したすぎるラジオ第236回になります。この番組は、大阪で映画トークバーイベント、映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。マリオンです。大石です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。お願いします。はい、じゃあ、近況の話、入っていこうかと思います。マリオンさん、いかがされていました?
そうですね、いろいろ見てはいるんですけど、今週ちょっと1本だけフランケンシュタイン見ました。
あの、ギエル・モデルトロの最新作で、ネットフリックスで配信予定の映画ですけど、映画館でやってるっていうことで見に行ったんですけど、
やっぱりお手のものと言いますか、この手のジャンルはというか、ゴシックで恐ろしいそういう世界観みたいなのは、やっぱりもうお手のものというか。
そもそもフランケンシュタイン大好きみたいな感じの監督だと思うので、どう描くのかなって期待してたんですけど、
でまぁ、ちょっと僕あんま元をよく詳しく、案外知らないというか、小説の方を読んだこともないし、
あの映画とか、ユニバーサルの有名なやつとか、そういうのあんまちゃんと見たことないので、なんかすんごいぼんやりとしてるんですけど、
これも決定版って感じじゃないですか、みたいな。ぐらいにはこう、しっかり描き込まれてるというか。
多分、これちょっと下作読んでないので、こうだって言っていいのかわかんないんですけど、今作今回、怪物の視点になってからが結構本番って感じが結構しましたね。
途中、二部構成みたいな感じになっていて、第1部がフランケンシュタイン博士の話が、これまでどういうことがあったのかみたいなのを話していくみたいな。
それを僕らが聞くというような感じになってて、その後に怪物が出てきて、彼が作り出した怪物ですね。
彼が喋り出すんですね。そこからの物語っていうか、多分、ってか怪物って喋らないよね、みたいなイメージがあったので、
あ、喋るんや!っていうのがあって、その喋るに至った過程とかも含めて描いていくというか。
そうすることで、より人間の二面性というか、フランケンシュタイン博士そのものの鏡合わせみたいな存在にもなってくるので、
より人間の複雑さみたいな深みが増してくるというか、そういう物語になってて。
2時間半ぐらいある、結構長対策なんですけど、すんごいあっという間にというか、ぐいぐい引き込まれてしまうような物語になってて。
フランケンシュタインよくわからないんだけどなぁ、みたいな人はもうここから入ったらいいんじゃない?って思うような映画になってました。
僕もあんま詳しくないんですけど、いわゆるそのクラシックのイニバーサル映画のフランケンシュタインの怪物とは結構原作違うらしいんですよね、もともと。
もしかしたら、まぁ今回その原作により忠実だったりすんのかなっていう。ごめんなさい、これふわっとしてるからあんまりあれなんですけど。
でもまぁあの前回も話しましたけど、フランケンシュタイン物ってやっぱり映画でもよく触れられる題材でもあるから、やっぱりこう原点っちゃ原点だと思うんですよね。
その意味では見てみるのは面白いなっていうのはありますね。
そうですね、これを機にちょっと古典に触れてみるんじゃないですけど、まあなんか小説とかも読もうと思えば、たぶんもしかしたら青空文庫とかにもあるレベルの本かなと思いますし、
あとそれこそね、原作者の伝記映画もありましてね、メアリーのすべてとかだったかな、名前とかもあるので、なんかここからこうちょっとフランケンシュタインとか掘っていくっていうのはありかなというような感じになりましたね。
ちょっと僕も勉強じゃないですけど、いろいろこうちゃんと物語、原作原点とかを知ってみたいなというような気持ちにすごいなりましたね、今回見て。
今週はこんな感じです。
はい、大井さんいかがされてました?
僕もちょっとNetflixで今配信されてるやつ、フランケンシュタインはこれから配信ですけど、今ちょうど配信されてるもので見てきたので、それの話しようかなと思うんですけど、ハウスオブダイナマイトを見てきました。
はい。
で、キャサリン・ビグロー監督であってますかね?
キャサリン・ビグローかな?
あ、ビグローか。ビグロー監督。すいません。キャサリン・ビグロー監督でハートロッカーとか撮られてる方だと思うんですけど、らしいジャーナリズム映画って感じがすごいしたなと思いました。
お話しとしては、もしアメリカに太平洋の亡国からICBMが打ち込まれてきたとしたらっていうのを、いくつもというかいろんな視点から描いてみせる。
特に主に政府とか、あとは軍とかの視点で描いてみせるってところだと思うんですけど、発射されて、それが検知されてからだいたい17分ぐらいしかないらしいんですよね、およそ。
ほうほう。
で、イメージなんですけど、だいたいその迎撃ミサイルみたいのがあって、撃ち落とすんでしょ?って思ってたんですよ。
うん。
そしたら、だいたいその命中率っていうのが60%ぐらいなんですって、およそ。
うんうん。
で、この映画の中だと2発放たれるんですけど、見事に外れるんですよ。
うん。
で、外れた後はもうなす術がないっていう。
落ちてくるのを待つしかないっていう。
あ、そんななの?っていうのが結構まず衝撃的なんですけど。
なんていうか、実際たぶんかなり取材されて、事実に基づいて作られてるんだろうなと思うんですけど。
実際にどういうことが起こるというか、どういう形で対処がなされていくのかっていうプロトコルを辿っていくんですけど、
これを個人の責任でやるのはちょっと無茶じゃない?っていう感じが見てるとしてくるんですよね。
そう、実際その、今回のドラマの結構肝って、公と子のその引っ張り合いみたいなドラマが各所でいろんな視点から描かれていくっていうところがこの映画の上手いとこだなと思うんですけど、
例えば大統領、もう出てくるんですけどね、この映画、イドリュー・セールバーがやってるんですけど、
大統領に与えられる使命はもう落ちますと。
で、シカゴに落ちるんですけど、シカゴはもう諦めてくださいと。
で、じゃあ、ダナタンには選択肢がありますと。
相手国にもう撃って、撃たれた後かなり一番ダメージがでかいから、その最も攻撃されやすい状態になるんで、それを守るために報復の選択肢がありますと。
もう言ってしまえば、ウェル、ミディアム、レア、どれで焼きますか?敵国語っていうメニューをあと数分で決めてくださいみたいなこと言われるんですよ。
しかもその火蓋を切るってことは、核戦争の火蓋を切るっていうことでもあるので、この世界のある種の終焉を意味するわけですけど、
いやー、そんなのが一人の決裁権に完全に握られてしまうんですよね。もちろんその人が握りたいと思ったわけでもなく。
この映画のタイトルハウスオブダイナマイトって、僕らはダイナマイトでできた家の中で暮らしてるっていう、まあ映画内のセリフがあるんですけど、本当にそうだなと。
だからよくその北朝鮮からミサイル撃たれましたって、日本海に落ちましたって、まあまあまあまあ、最近というか、最近はあんまりないですけど、ここ数年でよくあるじゃないですか。
で、アラートが鳴って、またなんか撃ったんだなーぐらいに思ってたんですけど、もし本当に届いたときには、世界終わるんだなってことをじわじわと感じさせる映画でめちゃくちゃ怖かったです。
はい、僕はですね、今回お題作品2作あるってことで特に何も見れてないっていうのがあるんで、
ヨタ話になるんですけど、今回の映画どっちも歌舞伎町が題材で、
いや、どっちもゴールデン街が出てくるんですよね。
で、僕はずっとゴールデン街は憧れの場所で、東京行った時はできたらゴールデン街行きたいなと思ってて、
映画の話したすぎれば東京でやった時とかも行ってたりはしてたんですけど、
あの空気というかノリ自体が好きなんで、大阪でも似たようなとこで飲んでたりはするんですよね。
で、最近あの新西橋の飴村にある三寺会館っていう建物で結構飲んでて、
まああのゴールデン街がもっと汚くなって建物になってるみたいな場所なんですけど。
ほうほうほう。
で、もともと南馬の方にミソノっていうミソノビルっていう建物があって、そこも飲み屋街のフロアみたいなのがあって、
僕は昔そこによく行ってたんですけど、そのミソノビルがもうなくなっちゃったんで、その場所もなくなったんですよね。
で、似たようなノリでその三寺会館っていう場所が新西橋の飴村にあって、
ちょっと僕としてはまあそっちで飲みたいなっていうのがあって、最近ちょっと飲んでることが多いんですけど、
まあ特にこう何も決めずに入って、一杯だけ飲んで出るっていうのを繰り返してるんですよね。
おー、ほうほう。それをまた何でですか?
あの、常にストレンジャーであり続けた方が面白いんじゃないかっていう、常連になるより。
あー。
常に異物として店に現れて、異物のまま出ていくっていう方が面白いんじゃないかなっていうので、まあいろいろ店を巡って行ってるんですけど、
っていうね、まああの平和な場所なんですけどね。結構外観からは信じられないぐらいには。
うんうんうん。
やっぱね、そういうノリが好きだなっていう、まあほんとそんだけの話なんですけどね。
いやー、でもその感じで、あの今回の特にあれでしたね、ミーツ・ザ・ワールドに通じる感じしますよね。
うんうんうん。
そうなんだよなー。うーん、ちょっとそこに思うところがあるっちゃあるんですけど。
うーん、ただまあちょっとめっちゃどうでもいい話なんですけどね、ゴーデンガイよりいいなってとこがあって、安いんすよ。
あー。
でね、ゴーデンガイってね、高ぇんですよ。
そうですね。そうですね。
チャージも高ぇし、ドリンクも高ぇんですけど、まあ僕はたまに行ったときにしか飲まないから、まあ高ぇなと思いつつ飲めるんですけど、ゴーデンガイってむしろ通う場所じゃないですか。
うんうんうん、なんかそんなイメージある。
僕東京住んでてもゴーデンガイ通えんなと思って。
あー、そう。だからね、この映画の登場人物みんな通ってますけど、すごいですよね。
うーん、いやまああの、反社の奴らは金持ってるだろうから生きるのはまあなんかわかるんですけど。
そう、それはまだわかる。
まだわかるんですけど、いや結構、一般職でゴーデンガイ通うの結構だと思うんすよね。
うんうん。
しかもあの、最終的に歌舞伎町に住んでるでしょあれ。
確かにね。
そうですよね。
いや家賃やべえと思うんだけどなーって。
300万円では足りない気しましたけどね。
うーん、まあちょっと住宅事情っていうかね、なんかその辺の市場とかね、どんだけゴムランぐらいのもんなんかわかんないですけど、なんか大変そうですよね。
まあでも、もしかしたら西新宿の方はもうハイマンションがたくさんあるって噂はあるんで、まあそういう設定なのかなーとかちょっと思ったりはしましたけどね。
いやそれに比べてね、大阪の安いこと安いこと。
両親的。さすが大阪。
いっぱい飲むだけやったら1000円前後なんですよ。店によってはチャージなかったりもするんで。
おーすごい。
いや通うんだったらね、これぐらいがいいですっていう。
ねー。
なんですよね。で、今度週刊回で酒かすバーやるんで、ちょっと最近自分の中に酒かすモードが復活しつつあるなっていう。
まあそのモードでやらせてもらおうかなっていう、本当にもう何も関係ない話でしたっていう感じで。
じゃあまあ今回お題が2本あるのでこれぐらいでじゃあオープニング切り上げましてテーマトーク1本目入っていきたいと思います。