はい、ではここから内容に触れる話に入っていきますので、ネタバレ気にされる方がいらっしゃったら是非見てから聞いていただけたらと思います。
ではサイリーの感想、マリオンさんいかがですか?
そうですね、元のアニメ版がめちゃくちゃ大好きで、何回も見てるし、特にサントラはもうめちゃくちゃ聞いてますみたいなレベルで好きで、
東京の渋谷で開催されたヒックド・ドラゴンのシネマコンサート、映画描きながら生でオーケストラの演奏で映画を見るみたいなやつ。
あれにも行くぐらい好きなんですけど、今回の実写化に関してはほぼ缶コピじゃんと思うぐらいそのまんまの実写化でしたね。
普段僕、脚色とか元の原作みたいなのがあった時からどう脚色するのかみたいなところに結構注目をすることはよくあるので、
何なら別に原作からアレンジとか加えてもらっても全然いいし、大胆にアップデートなり、ここもうちょっと足りなかったとか補強しましたみたいなとか、
あとちょっとガラリと変えてみるみたいなこと全然やってもいいかなとは思ってるんですけど、逆にここまで変えなかったっていうことの勇気をあえて僕は称えたいなっていうか、
本当そのまま話の流れとかもほぼそのまま、もちろん全然違うところもあるんですけど、描写だったり展開なくしていたりとか、あと足したりとかいろいろあるんですけど、
ほぼそのままだからこそやっぱりこのヒックとドラゴンっていう物語に再び出会えてるような感覚があって、また新しく感動してる感じが僕の中ではすごいありましたね。
今回実写版の話というかヒックとドラゴンそのものの話をすることになるんじゃないかなっていう気はちょっとしてるんですけど、
それぐらい僕の中でヒックとドラゴンって作品が本当好きなので、そういったところの話もできたら嬉しいなというふうに思ってます。
はい、小石さんいかがでしょうか。
アニメ版ずっと見なきゃなとそれこそマリオンさんからの話を聞く限り思ってた、もうレコメンドを受け続けてたんですけど全然見れてなくて。
ようやく今回実写版を見て、あの女しっかりハマりましてですね。続き気になるってなって。
2,3とこの2日間で見切ったわけですけど、すっかり大好きなシリーズになっちゃいましたね。
それこそ実写版の方、僕1のアニメは結局見れてないんですけど、2,3に関してアニメを見てそこの描写と比較すると、
なんかこのヒックとドラゴンって作品ってめちゃくちゃアニメーションがリアルなんだなってことに結構驚いて、
撮影監督のロジャー・ディーキンスが入ってるっていうのはかなり強いような気はするんですけど、
そのライティングのリアルさというか、暗いシーンの見せ方が結構やっぱり面白いというか、
でそこからのやっぱ秘匠シーンがやっぱいいっていうところは、その2,3どれも変わらないなと思って見てたんですけど、
で今作もものすごくとにかく飛んでるシーンの気持ちよさ、
多分これちょっと実写だからこそってところも、実写というかまぁ実写風アニメーションって言えばいいのかな。
だからこそ出てるところなのかなっていう気もするんですけど、
なんか見てて面白いなと思ったのは、むしろ実写になるとアニメによるというか、
ちょっとだけそのファンタジーというかなんだろうな、世界観がこの実時の世界とは違う世界っていう感じがしてくるところがむしろ面白いなと思って、
なんかそこが今回の実写とアニメーションのある種の感覚の違いというか、
どういうアプローチになったのかっていうところの違いなのかなっていうのは見ててちょっと考えました。
で、あとまぁ実写版の方の話に戻るんですけど、アニメ見ててそんなにドラゴンの大きさってやっぱ意識しないじゃないですか。
で実写で、実物の役者さんが演じることによって、こんなにでかいんだっていうところをやっぱり強く感じて、
なんかそのでかさと恐ろしさと、でもちょっとだけこう愛らしさみたいなものがあってっていうところは、
それこそね、ちょっとジェラシックパークみも感じたりして、なんかそういう意味でもすごい、
そのドラゴンの実在感というか動物感みたいなものは実写版の方が僕は結構好きだなというふうに思ったりしました。
で、実写版で僕一番好きなのが、これこのシーンで合ってるかわかんないですけど、
あのエンドロールのところで実際のアイルランドをトゥースとヒッグがシルエットの中で飛んでるっていうシーンが出てくるじゃないですか。
あそこ見れただけで正直結構満足というか、ヒッグ目線のというか、あるいはトゥース目線の、
しかもそれが現実世界のおそらくアイスランドを羽ばたいているっていうところに、
ああ、実写版見れてよかったっていう感じがすごいするというか、やっぱりアニメ版全部見通しても、
そこまでのリアリズムのシーンってやっぱり実写だからこそ出てくるものだと思うし、
本当にアニメーションとして描いてるのは影だけなんですけど、それがなんとうつくしいことかという、
僕結構あそこのシーン見れただけで、この映画見てよかったなって思うぐらい満足してますっていう、そんな感じです。
僕はですね、アニメ見たことあって、空を飛ぶシーンが全部の映画の中で一番いい映画だとずっと思ってて、
もう超名作だと思ってました。で、改めて今回実写見て、いいなって、やっぱりいいなって思いつつ、
で、もう一回アニメ見直して、やっぱりアニメがすごいなって思いました。まず、まずアニメがすごいって思って、
で、ちょっと逆に僕実写だと物足りなく感じたとこがあったんですよね。
なんか、話が持ってる熱量を入れるのにアニメーションの方がちょうどいいバランスになるっていう感覚だったんですよね。
なんかこの話が描こうとしていることはアニメーションの方がうまく描けるんじゃないかなっていう風な感覚で見終えたんですよね。
これはちょっと好みの問題はあると思うんですけど、それでもやっぱり名作だなっていうのは改めて思いましたね。
はい、ってな感じでお便り紹介させていただきます。では、マリオさんお願いします。
はい、ストイックかっこひっくちちさんからです。
初戦は子供騙し、ドラゴンと人が分かり合えるわけがあるまい、とヒゲをもしゃもしゃしながら侮っていましたが、見事にしてやられました。
息子やトゥースと空を駆ける感覚はたまらなく爽快で、劇場版ドラえもんのようなクライマックスも最高でした。
人もドラゴンも惨奪者ではなく、ただ生きることに必死なだけでしたね。
少し意地悪を言えば、ドラゴンを撫でようとして腕をもがれてなおそれでも信じるぐらいの駆け引きがあっても良かったようにも思いますが、それは心に縛っておきます。
改めて振り返ると、割と普段からボコボコにされながらも無策で勝利戦に挑む姿には我ながら涙を禁じ得ません。
この後の試練とか言うとる場合かと突っ込みたくなりましたが、今は俗調として新しい価値観の適用をするべく毎日奮闘しています。
ただ、ドラゴンをナチュラルにペット呼ばわりしているので、いつか反逆されないか少しだけ心配です。皆様の感想一族みんなで楽しみにしております。
はい、ありがとうございます。
ありがとうございます。
まさかご本人からお便りいただくと思ってなくて。
こういうタイプのお便り初めてですよね。
そうですね。
なりきり型って言うんですか?
これも実写化したからでしょうね。
なりきってるんですけど、本人の気持ちがダダ漏れっていうか、書いてる側の気持ちがダダ漏れてる感が大変いいなっていうか。
たぶん10世紀ぐらいのアイスランド周辺の島にお住まいのはずなんですけど、劇場版ドラえもんご存知みたいで。
僕も劇場版ドラえもんすごく重なるなと今回改めて思ったんですよね。
ヒックがノビタンの役割でああいう劇場版ドラえもんの話ってたぶんあると思うんですよ。
だからああいう人々が持ってない視点を伸びただけが持ってて、それが解決の糸口になるって結構劇場版ドラえもんでよくあるタイプの話だと思うので。
あとクライマックスでみんなでドラゴンに乗っていくところってそれぞれの個性にあったドラゴン乗ってるじゃないですか。
あれもうなんとなくスネ夫がこういうドラゴンに乗って、ジャイアンがこういうドラゴンに乗ってって想像つくんですよね。
確かに。
その意味では本当に劇場版ドラえもんっぽさはあるなとは思いましたね。
腕を曲がれてなおそれでも信じるぐらいのっていうのがあってもよかったっていうのは、
ちょっと僕実写になったことでそれを感じたところがあったんですよ。
アニメだとそんなに感じなかったところが実写だとそういうふうに見えるなって思って。
やっぱり実写の人間と対立しているモンスターっていうものと分かり合うスピード早いなってちょっと思ったんですよ。
アニメだと全然違和感感じないんですけど。
だって今まで牢屋に入れて閉じ込めてたドラゴンとすぐ分かり合うじゃないですか。
あんだけ欲発してたドラゴンが心許すってあんまなさそうだなってちょっと思っちゃったんですよねそこは。
そこはちょっとなんというかリアリティの線引きというか、
端緒って良い情報量の差みたいなのが実写とアニメで違うなっていうのは覚えたんですけど。
ただまあ元がアニメっていうのもあるんですけど、やっぱりこうだからいいんですよねヒックとドラゴンって。
こうだからいいっていう。
この実際のそういう他の種の動物との分かり合うみたいな話の映画として落とし込む時の難しさって、
野生の島のロズの話した時もちょっと話したんですけど、
あくまで完全な偶和にはなり得ないっていうことだと思うんですよね。
あれも結構野生の島のロズって動物たちが割とシビアな生存競争をしている世界なんですけど、
なんかそれがまあなんかふわっと終わっちゃう側面もあって、
なんかそんないくつかの基準が複数入ったままこの話を終えてるなみたいなのもあったんですけど、
だからその動物が分かり合うっていうことと同時にその生存競争している動物同士のサバイバルみたいなのが同時に描いてるから、
結構独特の収まり具合の話なんですけど、
それにちょっと近いものを感じたというか、
その他種族との相互理解みたいなのを描こうとした時に、
例えばこれを現実の人間同士の話にした時に成り立たないんですよね。
やっぱりそれって。
それはまあヒックとドラゴンっていう話の中で偶和として描ける範疇と、
どうしてもそこからはみ出てしまう部分をある程度話として収めるような形に作ることで成立しているみたいな部分ってやっぱりあるじゃないですか。
じゃあこれを現実になぞらえたらこうはならんなみたいなのになる部分ってどうしてもあって、
それはあくまでやっぱりヒックとドラゴンがドラゴンと仲良くなる面白いお話だからだと思うんですよね、大前提が。
で、そこから先を読み解こうとすると絶対にどっかのズルは生じるよなっていうのはあって、
やっぱりあくまでこの話が描ける範囲のことを描こうとしてる話やなっていうのは思ってはいて。
あと、ペット呼び問題ね。
ヒックとドラゴンの話になる時にたまに現れるペット呼び問題と、
あと、原題がHow to Train Your Dragonでしたっけ。
そうですね、How to Train Your Dragonですね。
ドラゴンを仕付ける方法みたいな感じのタイトルって、
明確に回遺に置いてるというか、家畜として置いてる。
そこが対等じゃないんだなっていう見え方に少し違和感を感じる人もたまに意見として聞こえてくるんですけど、
結構我々こういうパッと見対等に見えて私益してる人間じゃない種との関わり合いの話って結構馴染みあるよなと思って、
ポケモンだと思うんですよ、これ。
なるほど、そうですね。
ポケモンってポケモントレーナーじゃないですか。
トレーナー、そうね、確かにトレーナーですからね。
仕付けてるんですよ。
ただそのポケモンの世界にペットっていう言葉は使われないんですけど、
それはペットっていう言葉の代わりにポケモンっていう言葉が既に存在してくれているから、
その言葉を使わなくてよく住んでるだけで、
あれペットだと思うんですよ。
何だったら戦わしてるから結構もっとすごいと思うんですけど。
ちょっと倫理観がどうなってんだろうっていつも思いますよね、あれね。
統計とかね、みたいなものと一緒ですよね、ある意味ね。
でも別にポケモンに対して今更そこに対してどうこうって言わないと思うんですよね。
だからヒクとドラゴンに関しても、
なんか僕はありやなっていうふうに、
僕はそこには引っかからないんですよね、ヒクとドラゴンを見てて。
そうですね、僕もそこは引っかかってないというか、
まあよくあるっちゃよくあるしな、
ポケモンに限らず現実そういうもんかなみたいな。
じゃあ実際犬と私たちがすごい対等なんですかみたいな話でもあるのと、
あとこれあれですよね、有害生物の表す英単語と掛かってるっていうのがありますよね、最初の冒頭の英単語と確か。
っていう一応脚本の名をみたいなのもあるので、
それを知ってるとまあそうだねっていうふうにはなるかなっていう感じですかね。
そうですね、対等とはっていうことかなと思うんですよね。
結構それこそ2、3、特に3かなとかって、
割とそこが最終的にテーマになってるなって思いながら見てたんですよね。
結局その関係性っていいんだっけっていうのが結構3のテーマになってたんじゃないかなって思って見てたんですけど、
作品的にそこにある種の回答は出している、
しかもそれはペットというよりもある種の対等なところまで持ってくっていう形でラストを迎えてる作品ではあるので、
そこまで考えるんだったら1としてはあくまでまずは有効関係を築くっていうところで、
締めくくられてるところはいいのかなっていう気はするんですよね。
ヒックとドラゴンシリーズにおいて人権ないのはたぶんヒツジくらいなんで。
そうですね。ヒツジはないですね。
あいつだけはマジで人権がない。人権というか。
傭権ですか?わかりませんけど。ないですね。確かにないですね。
あいつだけはひとり扱いを常に受け続けてるんで。
あいつらだけは蹂躙され続けてますね。
それは良いのかな?本当の家畜としては思うんですけど。
それは一旦置いとくとして。
だから求めることとしては、ぜひ2と3も実写化お願いしますということですよね。
もうこれで早く完成させてくれっていうことですよね。
そこ含めての作品というか一つのお話にはなってるのかなっていうのは思うので、
一で引っかかるところはぜひぜひその後も見ていただいてっていうふうに。
僕はちょっと思っちゃったんですけど。
だからトゥースがヒックに尾翼をつけられることで再度飛べるようになるって、
もうあそこで家畜になったっていうことを意味してるなって思うんですよね。
だから本来野生動物だったらああなったら死ぬしかないわけじゃないですか。
それを人間の手を入れることでその動物が生きていけるようになるって、
そうやって家畜だなと思うんですよ。
例えば馬に定鉄をつけるとかって、
定鉄をつけないと馬ってあんなに走れないわけじゃないですか。
馬は足の骨折れちゃったらもう死んじゃうわけですよね。
もう死ぬしかなくなっちゃうわけで、
それを活かすようにするっていう、もっと飛べるようにするって、
やっぱりそれは家畜だなって思うんですよね。
そこはあんまり僕も違和感ないなとは思ったっていう感じですね。
ペットというか家畜なんだよな、僕の中では。
ヒックとトゥースに関しては相棒っていう感じですけどね。
家畜と相棒になれないのかどうかっていうことなんで。
例えばね、セキトメとルフは相棒じゃないですかみたいな話ですよね。
まあそうですね。
では次のお便りいきましょうか。
よしわさんからいただきました。
店長メンバーの皆様こんにちは。
いつもポッドキャストを聞いておりますが、
ヒックとドラゴンが大大大好きで、今回初めてメールさせていただきました。
結論から先に言いますと、今年の自分ベスト5に入るであろう作品です。
数々の馴染みあるシーンが次々と展開されますが、不思議とどれも新鮮に感じられました。
特に実写化されることで、トゥースレスのテストドライブの場面と
あの曲の組み合わせはさらに最高になって、見ている時は圧倒され何回も息を呑みました。
また最後に流れる曲がとても良かったです。
バーク島のバイキングたちがその曲を歌っているのが頭に浮かんで、
エンドクレジットを眺めながら余韻に浸りました。
間奏が長くなり大変申し訳ございません。
皆様の感想を聞くのも楽しみにしております。とのことです。
ありがとうございます。
テスト飛行のシーンは映画史に残る超名シーンですよ。本当に。
今回の実写版もまんまと鳥肌が立ちましてね。
映像も素晴らしいし音楽もすごい良いのよっていう。
音楽良いんですよね。音楽ね。
僕の映画音楽にハマるきっかけなんですよね。ヒックとドラゴンって。
そうなんですね。
そうなんですよ。それぐらい好きで。
なんだこれっていう。こんなに壮大で。
しかも普通のオーケストラの曲というか、
プラスそこにケルトン音楽の要素もふんだんに散りばめて、
こんなに素晴らしい音楽があるんだって思った覚えがあるので。
本当にヒックとドラゴンという存在がなかったら今の僕ないなって思います。
本当にそういう意味では。
すごいですよね。
オーケストラと映画上映重ねる映画なんて他そんなないじゃないですか。
スターウォーズとかそのあたりですか。
すごいとこと肩並べてますよね本当に。
確かにそう。
あんまりこういうシネマコンサートみたいな単体で呼べる作品そんなないんですけど、
ヒックとドラゴンはできるっていうか。
すごいなやっぱ。
スターウォーズもジェラシックパークもたまにやってますけど、
だいたいジョン・ウィリアムズですからね。
僕もああいうシネマコンサート系のやつ、
ジョン・ウィリアムズは飽きるほど聞いたやつでいいやんって思って、
ああいうのは行かなくて、
他の作曲家の貴重なやつだけ行こうとしてるのはよくありますね。
007とかやってた時期やったんですけど、
カジノロワイヤルとか、
スパイダーバースもやってましたけど、
横浜とかでやってましたね。
映画音楽としての感情の持ってかれ方というか、
そこにシーンと、
あとは主人公たちの感情の波みたいなものが、
本当に全部こっちに迫ってくる感じというか、
本当にシンフォニーとしてよくできてるっていう感じがする。
本当にそこすごい楽しかったですね。
確かこれって公開当時アニメーションで3Dなんでしたっけ?
3Dもあったはずですね、3D上映。
確かそうでしたよね。
ありました、はい。
それこそヒックとドラゴンって、
アニメやってた時、映画館で見に行けてなくて、
だからある意味映画館で、
シネマコンサートはちょっと別格としてですけど、
映画館でヒックとドラゴンを見るっていうのがようやく叶ったっていう感じなのもあるっちゃあるんですよね。
3作目の時は映画館ちゃんと見に行けたんですけど、
本当に圧倒もう、
1作目のすごい神がかった1作目を映画館で見れたみたいなのは、
今回の実写化のおかげだなっていうのがやっぱりありましたね。
飛ぶということの意味の重なり方が完璧なんですよね。
本当に。
マニュアルを手放しちゃうっていうのがすごい良くて、
いわゆるリープオブフェイスってやつだと思うんですよ。
進行の秘証っていう。
だから根拠がない。
だからこうやったら飛べるっていう根拠がないところに飛び込むっていう。
まさに未知に飛び込むっていうのをあそこでやるんですよね。
僕ああいうシーン大好きで本当に。
やるしかないんだって言ってね。
お互いに信頼するしかない状況が生まれていくというかね。
ドラマとテーマと展開と全てが完璧にはまってるじゃないですか。
いやもう完璧すぎるなっていう。
本当にね。
本当にあのシネマコンサートで見た時もそのシーン、みんな泣いてましたね。僕も泣いてました。
泣きますよね。
やっぱあの曲と映像を生で聴いてるみたいなのにね、こんなにも人は感動するんだみたいな。
って思った覚えがあったので。
今回実写版でもすごい感動しちゃいましたし、
今回普通の映画館で見に行っちゃったので、これアイマックスで浴びなきゃダメだなと思いましたね。
何なんですかね、この映画における飛翔シーンの感動って結構他の映画でも確かに度々語られるなと思うんですけど。
僕記憶にあるのは幼少期一番最初に泣いた映画ETなんですけど。
ETの飛翔シーンも結構これに重なるぐらいグッときちゃうんですけど。
何なんですかね、この飛ぶっていうことになんでこんなに人を感動させられるんだろうっていう。
本当はトゥースレスですからね。
はい、じゃあ我々から話し出していきましょうか。
さあ、どこからいきましょうかね。
なんかあれなんだよな、実写版の話にならなくなってくるんだよな。
アニメの話しようぜになっちゃうのダメだよなと思って。
あれ?僕が今実写版の話をしていたっけみたいになっちゃうんですけど。
っていうぐらい一緒っていう感覚なんですよね。
全く同じ、珍しいですよね、ここまで同じ実写版ってね。
そうなんですよね、ここまで今やらないかなーって感じぐらい。
ほぼ一緒ですよ本当に。
ほぼ一緒ですよね。
確かになんか、違いがある的なことで言うと、最終巨大なドラゴンと戦う時のロジック?
となるところがあるんですけど、炎を吐く前に準備段階というか煙みたいなのが口の前から出して、
それを火打ち石的なじゃないですけど、くちって多分吐くみたいなのもあると思うんですけど、
で、意外と案外口の中、火が弱いっていうドラゴンっていうのがあるんですけど、
アニメ版ではそこに繋がる伏線みたいなシーンちゃんと入れてましたよね。
ありますあります。
それこそテストドライブの後にそのシーンが入るんですけど、
それがなかったなーとかはあるかなっていうのと、
あとスノットの父親とスノットの関係性の話とかもなかったですよね、アニメでは。
ないですね。
とかなんかちょっとずつ補強してたりとか、
あ、意外とそこ無くすんだみたいなのとかの違いとかはあったりします?
あとあの、エスティがすっごい負けん気強いのが、
自分が偉くなって這い上がるんだみたいなやり取りがあるんですけど、
それアニメの方そんなにないんですよね。
あー確かにそうですね。
単に一番将来有望株みたいな扱いなんですよね、アニメの方は。
で、ヒックに対して、
あんたは族長の息子で甘やかされてるからそんなんなんだみたいな、
私はそうじゃないっていう、這い上がってるんだみたいな感じのシーンが、
あれこんなアニメの方、画の強い感じだったっけって思ったら、
あんまそこないんですよね。
確かにそれはなかったイメージがありますね。
ちょっとこれ、今回の実写版見て感じたのは、
アスティってやっぱあれなんですかね、今回なんか、
なんかもう両親とかもいなかったりするのかな、彼女はとか思って。
いるのかな?
でも実写版の方で、最終試験あたりで、
ヒックに対してめっちゃ怒ってる時に口汚く罵っているところで、
なんか母親らしき人が上品だなみたいなこと言ってませんでした?
あーそうなのかな?
あれ多分母親ってことなのかなって思ってたんですけど、違うのかな?
いやまあ、なんとなくヒックに対して、
お前所詮ボンボンやんかみたいなって言って、
だから私はのし上がらなきゃいけないみたいな感覚って、
そのぐらい追い込まれてないと、
そういう感じにならないのかなって思って、
もしかしたら彼女そういうの両親とかもいなかったりするのかな、
みたいなことを思っただけだったんですけど、
ちょっとその、もしかしたらいたかもしれないですね。
その描写をちょっと僕、逃してたかもしれないです。
ちょっとまあ、バークットのいろんな背景も結構変わってる感じがあって、
アニメの方だと、7代前からここに住んでいるみたいな話が、
明確に示されてるんですよね。時代感みたいなものが。
で、ちょっと調べてみたら、
多分スカンディナビア半島の方からアイスランドに入植していってから、
7代ぐらいしたぐらい、何百年かぐらいしたあたりが、
多分ヒックとドラゴンの時代感ぐらいなんですよね、ちょうど。
だからなんとなくそのあたり、
10世紀あたりのアイスランド周辺の小島みたいなものを意識されてるっぽいっていうのが、
なんとなく明確には示されてて、
ああ、なんかあのあたりにあるのかなっていう。
トゥースに魚あげる時も、アニメの方だと、
アイスランド産のタラっていうのを名言してたんですけど、
実写の方だとタラをあげてるだけだったんですよね。
で、なんとなくそういうリアルの土地感みたいなのは、
アニメの方が語られてるんですけど、一方で実写の方は、
アフリカから来たとか、シルクロードを渡ってきたとか、
そういうちょっと民族的多様性に対する説明みたいなのが、
ちょっと足されてるんですよね、逆に。
足されてましたね。
むしろアニメの方は民族的多様性は基本的になくって、
あくまでアイスランドの方にやってきたバイキング、
だからゲルマン系のバイキングですみたいな感じだったんで、
そのあたりに対する、なんとなく説明が変えられてる感じがあったんですよね。
確かに、なんとなくアニメと比較すると、
人種の多様性は、特にキャラクターたちの多様性はかなり多様化してるというか、
いろんなところから来てるルーツの人がいますよっていう前提があるんだろうなとは思いましたけど、
あんまり確かにアニメはそこまで、そこ描かれてなかったですよね。
そうですね。
あとキャラクターでいうと双子の、いたじゃないですか、双子の。
なんか前回も参加したけどダメだったみたいな感じで、また参加してるみたいな感じじゃないですか。
アニメでそんな設定なかったですよね。
なかったし、見た目ほぼ一緒だったんですけど、見た目結構違うんですよね。
確かにそうでしたね。
そことかも、あ、元からそうだったのかもしれないけど、そこで名言してるの、そうなんだって思ったりとかしましたね。
だからちょっとずつ背景広がってる感じなのは、見受けられる実写化ではあったなと思いますね。
個人的には、説明はアニメの方が上手いなと思ったんですよね。
あんまり語る要素が少ない分、結構要点、要点だけを上手いこと話の中に織り込んで説明していくから、すっごい見やすくって。
やっぱりその実写になった時になんか情報量が増えたことで、ちょっとその説明の飲み込みやすさみたいなのがちょっと変わってるなと思ったんですよね。
ちょっと説明的なセリフを入れても、アニメの方だとそんな違和感に感じないけど、実写の方だと違和感になっちゃうみたいなことあると思うんで、そこがアニメの方がより見やすくなってたかなって感じはありました。
確かになんか実写見てて、ちょっと総集編みを感じたというか、たぶん実写のテンポに比べると、やっぱりアニメのテンポに今回カット割りも含めて合わせてるじゃないですか。
そのアニメと実写のテンポの違いみたいなものってたぶんあるんだろうなって見ながら思ってて、なんか期待してるのよりも0.7倍ぐらいテンポが早い印象があるんですよ。
もうここで切っちゃうんだぐらいのカットが。
なんかそれが、後でまとめて編集してる感がちょっとより強く実写の方が印象に残ったなと思うんですけど、同じテンポなのにアニメは全然そこが気にならないんで。
なんかそこはやっぱ確実に違うし、逆にこう同じように作ったからこそ見えてくる違いなのかなとは思いましたね。
ほぼ同じ話なのにアニメの方100分ぐらいで実写の方130分ぐらいで結構長さ違うんですよね。
そうなんですよそうなんですよ。
だからやっぱりその語るために必要な語り代みたいなのがやっぱ違うんですよね。
アニメで語るべき情報量と実写で語るべき情報量が違うからどうしてもテンポとか長さが変わってきちゃうっていうのはあるなって思いましたね。
あとあの実写になって思ったことなんですけど、その最初のバーク島の襲撃シーン、割と災害だなと思って。
いやそうなんですよ。
大災害ですねあれね。
割とあれ恐怖を覚えたんですけど最初。
翌朝けっこうけろっと街また復興してるけど、そんなに早く復興できるかなってくらいの被害でしたよね最初ね。
バイキングなんで殺し殺されには結構慣れてるんじゃないですか。
アニメの方は大騒ぎみたいな感じなんですけど、実写見てるとめっちゃ人死んでるなこれっていうのはあって。
いやそう。
確かにそうですね。
あの1回目の船の遠征のシーンとかも足されてるポイントだと思うんですけど、
アニメだとなんかちょっとあっさりカットしてますけど、実際に襲われるシーンみたいなのを今回ちゃんと描いてたりとかして、けっこうあれ死んでんなーって感じしますよね。
ああいうのとか見ると。
いやあの、普通に攻めていった時もあのめっちゃでっかいやつのファイアブレスで船燃やせるところで、やっぱ実写の方ちゃんと人燃えてるっぽいんですよね。
うんうんうんうん。
アニメの方はちょっとなんか逃げれてるっぽく見えたから、やっぱその死っていうものに対する解像度はやっぱ実写の方が高いなって思って。
うんうんうん。
あとすごい死を感じたのが、飛行訓練シーンのなんかあの墜落した時のヒックに対するダメージ描写が、これは死ぬなっていうのがすごくて。
アニメの方だとまあまあみたいな感じだけど、なんかけっこう岩みたいなのにぶつかってるから、
で、まあその僕東宝シェンマズ梅田の一番スクリーンで一番音響いいとこで見て、音ドンってくるんですけど、ヒック死ぬってみたいなのもけっこうあって。
なんか骨に響く音がゴンってくるから、死んじゃうこれはってなってました。
なんかやっぱりそのダメージっていうものに対する切迫感が、実写の方が強い。
人が死ぬ描写だぞっていう感じが強くて。
そこの切実感が今回より感じられたし、だからこそさっきあの火の試練でしたっけ、正気かって思いますよね。
失敗したら死ぬぞっていう軽いノリがちょっと軽くないんですよね。
普通にこれ人死にうるっていうか何人か死んでいたんじゃないかなこれまでっていうレベルの。
ちゃんとなんかドラゴンたちも実写化したことによって、めっちゃ怖い存在にもやっぱ見えるじゃないですか。
一番ちっちゃいやつですら怖いなって思いましたよ。あのカメレオンみたいなやつ。
あれが一番怖いかもしれないなっていうか。
ジュラシックパークにおけるコンプソグナトゥで一番怖いみたいな。
ロストワールド時のアニメですよね、みたいな感じがやっぱありましたし。
あとやっぱ最後のその超デカいドラゴンのサイズ感も、元のアニメ版よりデカくないですかあれ。
デカい、デカいですあれ。
デカいですよね。あれ?なんかアニメ版よりデカくないかみたいなというか。
これやべえなみたいな。
ちゃんとモンスターハンターのラオシャンロンみたいな感じになってるぞみたいな。
怖ええぞこれはっていう感覚がすごいありましたよね。
実写になることで、ドラゴンめっちゃ強そうになってるじゃないですか。
特にラスボスドラゴンやべえなってあったんですけど、それによって相対的にストイックの強さが引き上げられてるなと思って。
あーなるほどね。
あいつ中型ドラゴンぐらいだったら対マンできるんですよ。
確かに。
で、アニメで対マンはまあまあすごいなぐらいだけど、実写で対マンしてるのちょっとやばいんですよね。
確かにね。
ちょっとアニメ版のストイックってやっぱりものすごい画体がいいキャラクターというか、
アニメなんでいくらでもそういう体の体型でデフォルメ化してすごく誇張することができるんですけど、
実写版だとそれできないじゃないですか。
ちゃんとやっぱあのジェラルドバトラー、もちろんムキムキでね、レオニーダスをやってた人なんで、300の。
それも強そうなんですけど、やっぱアニメのサイズ感とはちょっと違うじゃないですか。
だから余計確かに、やっぱ本当に強い人なんだなって思いますよね。
あの体格で果敢にドラゴンに立ち向かえるみたいな。
っていうのはやっぱちょっと感じましたよね。
いやでもね、またね、ストイックのジェラルドバトラーむちゃくちゃかっこいいんですよ。
ほんと。
そうっすね。
むちゃくちゃかっこいいんですよ、あれ。
ちょっとね、見た目が良すぎるんですよね。
演技もいいんだよな。
不器用な父親って感じがあってね。
ちょっとコミカルなところもあるんだけど、そのすれ違っている部分がっていうのとかの演技とか、
あとやっぱ最後のあたりの、お前にみたいな。
ヒックお前にっていう感じのところの演技とかはすごく良くて、泣いちゃうんだよなっていう。
それこそね、2,3僕見たから思いますけど、どんどんどんどんストイックの被って上がっていくじゃないですか。
シリーズ上がる、シリーズを減るごとに。
確かにそれ減った上で1のストイック見たら泣いちゃうかもしれないなと思いますね。
この感じで2を実写化やられたらどうなっちゃうのかな。
そうか。
2がね、すごい好きでね、みたいな。相当好きで。
2の話ちょっと入っちゃいますけど、母親との再会シーン最高ですよね。
もう最高なのし、もうちょっと実写化とずれた話になっちゃうけど、
本当ね、ストイックとヒックの関係性の話として2がさ、もうさ、みたいな話めっちゃしたくなるぐらいにはすごい好きなんですよね。
僕2、3全然覚えてなくって。
なんか1が好きすぎてちょっと2、3薄まっちゃってるとこがあって、
これファンからしたらなんでやねんになりそうなとこなんですけど。
なんか、よりこうキャラクターをアニメ版なりの深掘りをしてるのはまさに2、3の方ですよね。
だし、あとちょっと思ったのは2も3もどちらもそうなんですけど、敵が鏡写しの存在だなぁと思っていて。
ドラゴン狩りしてるやつとか出てきますよね。
そうそうそうそう。
まさに3の敵とか完全にそうですけど、ヒックがもしそこでトゥースレスを殺していたらの立場として3の敵が現れるっていう。
あるいはその2に関してもそのストイックがもしそのドラゴンと仲間になるってことを断っていたらみたいな、
そういうなんか主人公たちの鏡写しの存在が敵になって、そこと対峙していくって話になっていくのがまた面白いなと思って見てました。
そうですね。
あのマグマの剣みたいなやついつの間にか手に入れてましたよね。
いつの間にかね。
テレビシリーズでなんか手に入れるんですよね確か。
あ、そうなのか。確かにありますもんねテレビシリーズ。そこまでちょっと思ってないんですけど。
なんとなく理屈はねドラゴンの吐く息と灼火剤でこれができるんだっていうのはなんとなく理解はしましたけど。
でもなんか本当に2は本当になんかヒックがいよいよそういう立場にならないといけないという物語として、
なんかすんごい刺さっちゃったなーっていうのでめちゃくちゃ2が印象に残ってて。
まあ3正直ちょっとめちゃくちゃ覚えてるわけじゃないんですけど、
ただなぜ今この世界にドラゴンがいないのかっていう回答に対するあの鮮やかさがめちゃくちゃ印象に残ってて。
それことを思うだけでちょっと泣いちゃうみたいな。
っていうのがありますね。
現実世界にねつなげたっていう。
そうなんかそこが一番印象に残ってますね。3とか。
そんな話あった思い出してきた。
そうだった。
そこが一番3の好きポイントです。
しかもまあ3はさっきちょっとさらっと言いましたけど、
そのドラゴンを家畜化するっていうことに対してもある種のこう作品なりの回答を出してるじゃないですか。
はいはいそうでしたね。
もちろん何も思ってこれをゼットしてるわけじゃないんだぞっていうところもすごい明示されてたりもして。
そこもまたドラえもんっぽいところもあるってあるんですけどね。
元の世界にこう返してあげるみたいな展開というか。
もっと伸びたの恐竜だなって思って見てましたけど。
そうっすよね。
やっぱ三部作なんですね。ピックとドラゴン。
だから本当にまじニトさんも実写化してくれって感じなんですけど、本当にお願いしますよみたいな。
特にあれですね2って日本でその後結局上映されましたけど公開当時はされないかったっていうことがあったんですもんね。
上映はしなかったかな。
あ、そうなんだ。
2は。
ちょっとストイックの話に戻すんですけど、バイキングにしてはかなりリベラルなお父さんだなって思って。
息子が向いてなかったら向いてる仕事に就いたらいいぐらいの発想をしてて、随分リベラルな考え方してるなみたいな。
バイキングになれない息子なんかのたれ人でしまえばいいぐらいの考え方しててもおかしくなさそうなのになって思って。
ただまぁうすらと本当は期待してるからめっちゃ喜ぶじゃないですか。
活躍したら。
なんかちょっと最近のお父さんだなと思ってその感じ。
確かに。
ちょっとね、最初だからめちゃくちゃマッチョっていうかマチ相撲を振りかざすお父さんだから結構好きになれるかなとか思ってたんですけど、
だんだんそれが照れ隠しみたいな要素も出てくると、なんか可愛いなって見えてくるんですよね。
本当ね、ああいうこう、ザ・マッチョな父親との関係性の巡る話みたいな意味でも本当にヒックドラゴンっていいじゃないですか。
でなんか、スノットのエピソードがちょっと支えたのもそこを補強する感じというか、さらに強めてる感じでしたよね。
なんかそこをちょっと足してる感じはすごいあって、いろいろテーマあると思うんですけどヒックドラゴンという物語に対して。
そこの部分をもうちょっと足してくれてたのは結構いいポイントかと思うんですよね。
スノットと父親とのちょっと背景が実写版で増えてるのは、あれ明確に実写版が深掘りしているとこだなと思って、
めっちゃ武骨で人前でヘラヘラすんなみたいな感じのお父さんじゃないですか。
バイキングってきっとアーだと思うんですよ。本来的には。
男は人前で笑うもんじゃねえみたいな感じだと思うんで、本来あっちだと思うんですよね。
それを足してるっていうのは結構、そこは意図的にやってそうだなって思ったですね。
まさにその実写化だからこそ、アニメーションだったらキャラとして結構見れるけども、
実写化だからこそよりその嫌さの方が前に出そうになってしまうところをうまくこうマイルドにしてるというか。
もちろん結局、そもそもキャラが持ってる要素っていうところを、
あと3部作まで見ればもうあるってことが分かった上で見に行くわけですけど、
やっぱり1作目から見る、僕みたいな観客にとっては、やっぱそこで嫌いにならないでねっていう風な防ぎを打っておくっていうのがうまくできてるなと思いますね。
あとちょっと仲間たち見てて思うのが、フィッシュっていうドラゴン知識めっちゃあるやついるじゃないですか。
ヒックがあの位置じゃないんだって結構面白いなって、
ドラゴンオタク的な側面から活躍するキャラって、
なんかヒックがその位置でもおかしくないなって思いながら見てたんですけど、
それが別のキャラに割り当てられてるってちょっと面白いなって思って。
フィッシュってあいつはすでにある知識をめっちゃ集めてるやつで、
ヒックって新しい知識を開拓してる人っていう、
その知識担当でもちょっとちゃうんだなっていうのが少し面白いなって見てたんですけど。
オタクと研究者の違いというか、探究者の違いというか、
そこもキャラ分かれてるんだってのはありますしね。
アニメも含めてですけど、仲間たちのキャラクターの立ち方がみんな面白いなとは見てて思いましたね。
双子の方とかはそれこそちょっと多動性がありそうな感じで描かれてるところとかも、
そういう内側の多様性みたいなものもさらっと描いて見せてる感じがして、
またそこに、さっきもちょっとおっしゃってましたけど、そこにあったドラゴンとパートナーになっていくというか、
ペアになっていくってところもまたいいですよね。
主役のヒックを演じたメイソン・テムズさん、よくないですか?
ブラックフォンの子なんだって、今日ここで見て初めてというか思い出しましたけど。
僕も彼かって思いました。めっちゃぴったりやなって思いました。
ちょっとそのヒックの線の細さみたいなイメージに対して、かなり合うなと思いつつ、
結構カメラが顔に寄った時に、この揉み上げから耳の下にかけて結構毛が濃くって、
やっぱり線が細く見えてるのバイキングの血みたいなのがそこに見えるなって思って、
大しいヒゲが生えてきそうな面影みたいなのが見え隠れするんですよね。
そこ見えた瞬間、めっちゃグッと来て、腹に。
ああ、なるほど。
すげえいいなと思って、あれ。
あれもだからヘアスタイル明らかに考えて作られてるって感じなんですかね。
なんですかね、どうなんだろう。どこまで狙ってやってるか分かんないんですけど、僕はあれめっちゃ好きでした。
役者さんみんな良かったんだよな。
それこそフィッシュやってた子ってあれですよね、デッドプール2の、
見たことあるなーって。ぴったりだわーって思ったし。
あとアスティを演じたニコパーカーも、いやでもめっちゃちゃんとハマってるじゃないですか。
もういいっすよね、なんか。
彼女の登場シーンもちょっと違うじゃないですか。
そうですね。
結構アスティの登場シーンが、
結構アクティブなアクションを実写版でかましてっていうところとかは、
アニメ版と違うところですけど、
なんかそことかもね、すごく良かったなーっていうのがありましたね。
あとあの、ゲップがニック・フロストなんですよね。
ああ、そうそうそうそう。
いやー、いいですよねー。
あれはちょっとハマり悪いなって。
スティックとの関係めっちゃ好きなんですよね。
あの二人の関係。
もう片方は部族の長として君臨している。
で、片方は現場には出ていけなくなってしまって、
後進の育成に勤めているっていう。
もう完全裏方に回ってる。
だけど、やっぱこう仲良くしてくれてる。
なんか聴読されるみたいな感じで描かれている感じがいいですよね。
その雰囲気が、二人の会話から漂ってくる感じというか。
あとこれはアニメも含めてだと思うんですけど、
その、
アニメの中でも、
アニメの中でも、
スティックとの関係。
で、その、
あとこれはアニメも含めてだと思うんですけど、
その、
やっぱデザイン見事だなと思って。
ちょうど可愛さもありますし、
他のドラゴンって割と爬虫類顔してるんですよ。
ほとんど行動的に、
トカゲとかに近いような描かれ方、
あとヘビとかに近いような描かれ方してるなと思ったんですけど、
やっぱトゥースだけ哺乳類に近い。
目が正面に向いていて、
鼻の間でも少し犬っぽいというか、
猫っぽいというか。
かつ、表情筋があるので実は哺乳類の特徴なんですけど、
哺乳類って表情筋がないので、
そこら辺もすごい表情豊かじゃないですか。
そう、なんかその辺がすごい哺乳類っぽいなと思って、
竜ってあるじゃないですか、東洋の竜。
で、結構哺乳類の特徴、
いわゆる西洋の哺乳類っぽいドラゴンとは違って、
哺乳類の特徴をかなり顔とか、
あと角とかに持たせてるっていうのがあるんですよね。
ある意味すごい東洋的な、
竜的なドラゴンというよりはどちらかというと、
なるほど。
面白いですね。
家畜化とは、相互に家畜化することであるっていう。
うんうんうん。
なんか、狼が犬になる話として見たら、
結構すごいしっくりくなって気がしました。
狼と戦ってて、
いつも毎回この犬として飼い慣らしてるみたいな、
ものすごい多分、
何十万年、何十万年みたいな話だと思うんですけど、
それをポッてやってるみたいな感じだなと思って、
あと、相互依存の話していいっすか?
はいはいはい。
いやー、もうね、ラストですよね、ほんとに。
そうですよね。
ラスト、ほんとに。
もう、ヒッグが片足を欠損して、
そもそもトゥースは、
ヒッグによって片方の魅力を欠損することになるわけですよね。
うんうんうん。
それやって、トゥースはヒッグがいなければ飛べなくなってしまうわけですけど、
同時にヒッグもトゥースがいなければ戦えないっていう状態になっていくっていう、
共依存関係みたいになっていくんですけど、
それが最終的に、
身体的にそれが対になるっていうのが、
やばいですよね。
そこっすよね。
最大の胸圧ポイントというか、
いやもう、ほんとに最後、
ヒッグの偽則と、
トゥースの足に乗せるところが、文字通りカチャンと、
はまる瞬間っていうのに、もう泣くなっていうか、
お互いに欠けた物同士だからこそ、
一つになれるみたいな。
そして未来を切り開いていけたみたいなことを思うと、
ほんとにちょっと涙が止まらなくなっちゃいますよね。
すごいですよね。
僕はあれ、ナルトのラストみたいなと思って。
欠損で繋がってるっていうのが、
少しロマンチックにも見えるなって。
確かにな。
くしくもナルトの先生が結構今回広報に入ってるっていうのも。
それ書いてましたね。
コラボイラストみたいなの書いてましたね。
そうなんですか。
岸本先生書いてましたね。
予告とかでもコメント出してるぐらい好きだっていう。
たぶんジャンプの最後の目次の作者のコメントみたいなの、
ヒックドラゴンのこと言及してたりとか。
確かしてたはず。
好きそうかも、確かに。
そうだわ、好きだわ、きっと。
ほんとだ、めっちゃしくるくる。
ほんとだ。
好きなんだろうなぁと思いますし。
あとやっぱり子供が見るアニメ映画で体の一部が描けるみたいなのを結構さらっとやってのけるあたりが、
そこの意外性というか、そういうものを見えないようにする、
蓋にするとかではなくちゃんとやるみたいなところが、
まず観客を信じてくれてる感じとかもすごい受けて。
そういった意味でも僕も初めて見たときすごい意表をつかれたんですよね。
えーみたいな、あそこまでやるんだみたいな。
からのそこでカッチリハマるみたいなラストだったりするので、
ほんとにあのラスト見事だなぁと思います。
それこそある種の障害と呼ばれるものを障害として扱わないバランス感ですよね。
そうそう、確かに。
それをかっこよさとして扱うというか、クールなものとして最後に障害してみせてる感じ。
なかなか確かにバランスとして見たことないかもなって思うし、
ある意味それはトゥースとさっき言った通り、
お互い障害を持ってるからこそ一緒に生きていけるっていう描き方にもなってるから、
障害描写としてすごい面白いというか、こういうバランスの描き方があったんだっていうのを
今回初めて見て思いました。
めちゃくちゃいいじゃんっていう。
元々結構人の死は描いている作品ではあると思うんですよね。
劇中で明確にめっちゃ人が死んでるっていうのは言及してますし、
実写の方は画面としても死んでる人を描いてたと思うんですよね。
これ絶対巻き込まれてるなって押しつぶされてるなとか燃やされてるなみたいなのにはなってたと思うんですけど、
その中で結損ってまたちょっと重みが違うというか、
しかもメインの登場人物、主人公がそうなるっていうのが持つ、また一段階重みがあるなっていうのもありますし、
そこをしっかり描いてること自体のすごさもそうだし、
そもそもトゥースが結損してたことに対して僕ら別にそんなにぎょっとはなってないわけじゃないですか。
それに対してヒックの結損っていうものはやっぱりぎょっとなってしまうわけで、
そこを最終的に数日間合わせるって言い方なんか違うかもしれないですけど、
なんていうかこうだったんですよみたいな言い方をされてるような気もするし、
同時に特別扱いしてないというか、生きてたそういうことあるんで支え合っていきましょうねみたいなぐらいの感じっていう、
すごい重いシーンではあるんだけど、同時に重くないですとも言っているなっていう感じはあるなと思って、
それは大事なことだと思うんですよね。
そうですね。確かに実は足がなくなっていましたみたいな。
結構そこのシーンすごいおおーって印象残るんですけど、描写としては結構あっさりめですよね。
そこもすごく考えられて作られてるよなっていうのはアニメ版にしろ実写版もそこは同じですよね。
脚本監督一緒だしその辺り分かってこのバランスにはしてるんでしょうね。この実写の方も。
そうですね。やっぱりちょっとアニメ版と本当同じディーン・デュボアが関わってるからこそ、
本当に大切にしてくれてる、元のアニメ版のことを大切にした実写作品にはすごいなってるなと思いますし、
ほぼまんまやんって言われたら何も言えないんですけど、
いやでもよーやっぱりなんかまずそもそもアニメから実写っていうアダプテーションって、
それだけでまず一個でかいハードルだと思うんで、それをここまでのクオリティでやってたらまず褒めるべきでしょみたいな感じはすごいありますね。
かつあれですよね、2011年公開でしたよね確か。
2010年ぐらいかな。
2010年ぐらいか。で考えると古びてないんだなって思いました。お話として15年前になるわけですけど、
全く今にも通用し得る話として、そもそもストーリーが完成しているってことなんだなと思って、
それ自体がやっぱり完成度としてすごいなと思いますね。
いや完成度はすごいっすわやっぱり。
改めて思います。
ちょっといい時間なんでこんなところでヒックとドラゴンの話は終わっておこうかなと思います。
はいではお知らせになります。映画南下すぎれば次回開催日は10月11日土曜日になります。