始まりました。映画の話したすぎるラジオ第238回になります。この番組は、大阪で映画トークバーイベントを映画の話したすぎるBARを開催している店長メンバーらによる映画トーク番組です。
私、映画の話したすぎるBAR店長の山口です。 マリオンです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。はい、おじさん、今回お仕事の都合で収録をお休みとなってまして、2人で話していけたらと思います。ではマリオンさん、近況いかがされてました?
そうですね、今週もいろいろ映画は見てるんですけど、ちょっと前に見た映画で話し忘れてたやつがあったんで話そうかなと思ってるやつがあって、
ミーガン2.0を見まして、これ山口さん見ました?
いやーもうずっと見たくて、絶対面白いじゃないですかこれ。
なんかの回でちょっとね、ミーガン2.0の話したというか、楽しみですよねみたいな話、なんかした記憶あるんですけど。
いや、僕がミーガンを見てその話をしてじゃなかったかなと、確か。
そっかそっか、山口さんがミーガンを見てその話だったんでしたっけ、そっかそっか。
で、確かに楽しみですよねって話してたと思うんですけど、でもまさかのね、劇場公開中止っていうすごい悲しいお知らせが舞い込んできて、
と思ったらAmazonプライムでもう見れますよーみたいな、っていうような感じにはなって、まあ見れるからいいかってことで、まあ見たんですけど、
もうあの、前作は一応まあホラーでしたけど、完全にホラーではなくなっておりまして、
まあ案の定というか、あのノリはワイスピに近いです。
そう、あのミーガンはホントちょっとワイスピみたいにノリになって帰ってきたぞーみたいな、あの面白おかしい奴がみたいな、って感じになってて、
もう完全に別ジャンルですけど、でも楽しんで良くないですか、みたいな、っていう感じでした。
で、ストーリーとしては、なんか多分ミーガンのデータというか、作り方というか、製造方法みたいなやつが流出しちゃってて、
で、それをまあ使って軍事兵器というか、人間がこう、生身の人間がいけないような工作員として、テロ組織に対してこう立ち向かうみたいな、
まあ兵器を作って、成功したぞーってなってるんですけど、まあそいつが暴走を始め、で、そのなんか、自分の製造に関わったであろう人物たちをどんどん殺していくというか、
いうことになってて、で、それでまあかつてのミーガンの開発者である主人公も狙われていて、みたいな、なのでまあそれ故に娘さんも、娘さんというか、
娘さんか一応娘さんにして言っちゃいますけど、もう危ないってことで、で、まあそれを察知したミーガンがまた戻ってきて、っていうようなことになって、まあその、
暴走している、その、軍事兵器ロボットみたいなのに立ち向かっていくよ、みたいな、っていう話なんですけど、
まあなので途中ちょっとある種、潜入者っぽくもなったりとかもするし、あとまあ、ミーガン、新しい体を作ろう、みたいなところはノリノリでまたみんなで作り出すし、みたいな感じで、
まあ、やっぱノリが軽いっていうのがやっぱあるんですけど、けどまあ、もうむちゃくちゃ楽しいというか、このなんか抜けの良さみたいなのがめちゃくちゃいいなというふうに思いましたね、やっぱり。
あとはやっぱり、前作もすごいキャッチーだったと思うんですけど、なんかそこを、めっちゃなんか、今回もめっちゃキャッチーな引き作ろう、みたいなことにめちゃくちゃこだわってるなというか、
なんかセリフの特徴的な決め台詞だったりみたいなとか、あと展開のこうバカバカしさとか、あとなぜか背があるネタぶっこんでみるとか、
まあそういったので、こういろんなキャッチーな引きをめちゃくちゃ作ろうとしてるっていうのが伺える作品だなと見ながら思ってたんですけど、で、なんかそれ故にもしかしてあざといて思われちゃってんのかな、みたいな。
なんかそれがちょっと、ジャンルの変、完全にこう切り替わってる感じっていうのはもう受け入れられなかったのかもしれないんですけど、なんかそのあざとさみたいなのがなんか引かれちゃって、工業収入あんまり震わなかったのかな、みたいなことがちょっと思ったりしたっていう感じでしたね。
ミーガン、ワンの時点でまあまあ面白い映画だと思ってて、ただやることは基本残ってなかったと思うんですよ。
で、この手のちょっと話題になったホラー映画の続編を同じノリで作り続けると、縮小再生産をし続けて、まあ2以降そんなにみたいなのは、まあ往々にしてよくあることだと思うんですけど、
だからもう2の時点で一気に路線切り替えてきたのは、僕、英談だなと思ったんですけど。
いや、本当に僕も正しい選択だったと僕も思ってますね、本当に。
いや、だってどう考えても面白そうだし。
そうなんですよ。面白いんですよっていう。
これをすることで、3でまた何やってもいいってなると思うんですよね。
そうですね。もう本当にワイスピンみたいなノリでできると思うんですよ。
世界規模の危機にこの家族とが立ち向かうみたいなってことが全然できるんですよね。
もう全然やってほしいなというか、もうどんどんなんか面白い、変な展開、全然作れるなって思ってて。
なのでちょっと興行収入振るわなかったのが非常にもったいないというか。
いや、なんでやろう。
なんでなんですかね。
映画館でやってたら見に行けませんこれ。
いや、こんなもう笑いが楽しいことないでしょみたいな。
なんでみんな好きじゃないのみたいなとか、見に行かなかったのみたいな。
なんかもったいないというか、ノリ悪いなみんなみたいな感じですよね。
あー、なるほどなぁ。
ちょうどいいと思うんですけどね、なんか流れもまだできてないし、ミーガンに関しては。
そうそうなんですよね。
そっか、いやでもちょっとタイミングを見てみようと思ってるんですけど、
なんか急がんくてもいいタイプの映画やなって気持ちもあって、あんま急いでないです。
まあそうですね、今年もね、もう終わりますけど、
年間のベスト10決めるために見なきゃみたいな映画ではないです。
これ言うと良くないかもしれないですけど、いやでも、
いや本当はもうなんか、まあ映画館でも見たかったですし、
友達と集まって、ピザとかポップコーンでも食べながらゲラゲラ笑いながら見たいみたいな映画ですよね、本当に。
はい。
はい、今週はこんな感じです。
はい、僕はですね、まずプレデターバッドランドを見まして、
これって世評的にはどんな感じなんですかね、あんまり世の中の空気わかってないんですけど。
まあどうなんでしょうね、でもなんか結構やっぱプレデターってファンが多いじゃないですか。
はいはい。
そういう人からすると、え?みたいな。
ああ、そういう感じなのか。
でもやっぱあるっぽいですけどね、でも面白かったって言ってる人ももちろんいますし。
はいはいはい。
結構これまでにない新企画だと思うので、まあちょっとどちらも割れてるかなって感じが、印象はありますかね。
あの、この番組でも3年ほど前にプレデターザプレイの話をちょっとしてたんですよね。
はい。
で、あの時は僕とあの頃参加してた前田さんっていうメンバーが、特にその前田さんがボロかすに言ってたんですよね。
あの、今回聞き返したんですけど、だいぶむちゃくちゃ言ってて、あの、というより惜しいって言ってたんですよね。
ああ。
もっと上手くやれたのに、そこを上手くやりきれてないっていうのがあって、まあまああの、今回、この番組的には一応ゆかりのあるプレデターシリーズということで見に行ったんですけど、
まああの、前半はまあまあみたいな感じだったんですけど、後半結構面白くなってきたなと思って。
で、まずそもそもあの、プレデター側が主人公って僕が認識している限りは初めての軸ではあったんで、まあそこ自体が面白いというか、まあ彼らのその、
ある種、男になるイニシエーションの狩りをプレデター側の視点から描いてるっていうまあ話で、まあそこにエル・ハニングのアンドロイドがいるっていうまあ話なんですけど、
まあプレデターがこれまでやってきたことというか、人間として狩られる側で退治するみたいな面白さでは全くなくなってって、本当にこう、
不完全な主人公の成長物語になってた感じだったんですよね。で、主人公のデクっていうのがそのプレデターの部族の中でもまあ出来損ない扱いされてて、
もう何だったらこのまま殺しちゃおうぜみたいな感じに父親に殺されそうになるのを、まあ兄貴に助けられて、もうそれを見返してやるためにもう一番やべえ獲物を狩りに行くみたいな感じなんですけど、この主人公のデクってやつがね、
本当にね、頼んないんですよね。で、なんかね、目元がね、可愛げがあるんですよ、目元に。
はい、はい。
なんかあの、こいつちょっと頼んないなっていうのが目元から伝わってくるんですけど、まあなんかその愛らしさみたいなのがあって、で、プレデターにそれを求めてないじゃないですか、そもそもは。
愛らしさなんて求めてなかったはずなんですけど、本作はそれをやれてはいるかなっていうところの面白さはあるかなとは思ったんですけど、まあね、あの殺人マシーンというプレデターが後半でちょっとまあ絆に目覚めていくんですけど、
それを求めてねーわみたいな人もいてもおかしくないなとは思ったんですけど、ただまあ後半からやってることがだんだん無茶苦茶になってくるんで、まあそれが結構面白かったんですけど、あとね、もう後半が特にね、もうとにかくオタクノリになってくるというか、もうネタ拾いまくってくるんですよね。
で、まあそのエル・ハニングが演じてるアンドロイドがどういう種筋かっていうのももうオタクすぎるわと思って。 マリオさん見てましたよね。
はい、僕も見てましたよ。 そうですね、横切りの段階で出てたんで、ちゃんと実はあの会社のアイコンがっていうのが出てたので、ああなるほどなと思ってはいたんですけど、またお前らかって感じですよね。
ツーカンもそこって繋がってること全ての前提なんやみたいなのは。 そうですね、まあ一回繋げちゃったシリーズありますんでね、っていうのはあるでしょうし。
で、オタクすぎて楽しいわってなってて、実際ラストバトルとかあれのツーやんってなって、あれのツーやわっていうね。
ここで隠す必要もあるかわかんないんで言っていいと思うんですけど。 あのエリアンですわ。 エリアンですね、はい。でアンドロイドはもちろんあのウェイランドユタニシャのあれですっていう。
まあとにかくちょっとオマージュ的な要素がとにかく入ってくるんで、もう見ながらオタクすぎるわと思いながら、ちょっと半分笑いながら見てたんですけど。
あと、まあなんでしょうね、あの結構その主人公のデクが、自分が所属している部族、特に父親から見据えられたっていうことは結構重要なドラマではあるんですけど、
そこの割り切り方というか、その部分と、あとアンドロイドの側のティアの物語っていうのもまたその家族っていう絆の話なんですけど、
それもまた過去をいかに切り替えるかみたいな話になるんですけど、なんかあんまり引っ張らないんですよね。結構アイデンティティ崩壊してもおかしくないぐらいの転換があるはずなのに、割とシュッと切り替えるから、
なんかそこの重みはないんですけど、なんか軽くて小気味良くて、まあこれはこれでいいやなーみたいな感じで楽しんでたっていうのがありましたね。
なんかもっと重くできるけど重くしないんですよね。
そうですね。だいぶ、これもミーガン2と一緒でノリが軽いと思いますけど一緒で。
とにかくノリが軽い映画で、まあ良かったなっていう感じなんですけど、僕字幕で見たかったんですけどタイミングが悪くて、吹き替えで見たんですけどね。
実際にこの吹き替えなんで、日本語で喋るシーンってあんまなくて。
そうですね。
まずその冒頭が、デクが自分の兄と対決するシーンから始まって、その後親父に殺されそうになるっていう流れになるんですけど、その間ずっと字幕なんですよね。
プレデター語みたいな、ヤウージャでしたっけ部族名が。
そうですね。ヤウージャって言ってましたね。
ヤウージャ語で喋ってるんで、プレデターに日本語は喋らせないぞっていう、そこをちゃんとしてるせいでほとんど字幕のシーンで、日本語吹き替え版なのに日本語喋ってるのはエルファニングだけなんですよね。
すごいですよね。こんなにも吹き替えキャストを最小限にできることあるんだみたいな。
なんか不思議な体験やなと思って。で、この叫び声とかのシーンになるとエルファニングの元の声が流れたりするんですけど、僕エルファニングの声聞きたかったから、ちょっともうこれやったらほんまに字幕でよかったわってなってましたね。
っていう、なんか変わった映画やったなぁと思いつつ。あと、主人公がプレデター側になることで、これ悪口とかではないんですけど、見た目ほぼスターウォーズみたいになってたなと思って。
この高度な武器で武装したやつが、地球の言語を喋るわけでもなく、どこかの星に行って、で、そこにとんでもない化け物がいてって、これスターウォーズやなって、もっと言うならマンダロリアンやなみたいな感じで見てて。
やっぱ、地球人と絡むことである種プレデターっていうものが成立してた部分が、そのプレデター側に寄せすぎるとスターウォーズに近づいていくんだなっていうのがあって、まあ、その部分での新鮮味がすごくあったわけではないのかなっていうふうには僕としては感じたんですけど、
それが悪いとかではないんですけど、もちろんプレデターでしか出せない味はあったと思うんですけど、やっぱり僕、次は人間と絡むプレデターみたいかなって思ったりはしましたかね。
まあ、でもまあ、バンバン続編やる気満々でしたけどね、今回。
あ、この起軸で。
うーん、まあまあ、終わり方もそうじゃないですか?っていうのがあったので、まあしばらく続くのかなーって気はしてますね。
あと、監督なんか誰か言ってたと思うんですけど、もう本当イメージスターウォーズっていうのは本当その通りだと思ってて、監督だったのかな?言ってたの。
チューバッカーがC-3POを背負ってるみたいなイメージって言ってたので、まあ多分スターウォーズはめちゃくちゃ意識してるだろうなっていうか、それにしてもあの惑星、みんな攻撃性高くないですか?みたいな。びっくりしましたけどね。
あの星の生態系がわかんないんですよね。その、非捕食者として生態系を支えてる弱いやつが見えてこないというか、全員武闘派みたいな生き物しかいないから。まあこういうのってあのキングコングとかでもそうでしたけど。
ああ、まあ確かにキングコングもそうですね。
生態系を支えてる、食べられる側が見えてこないっていうのはね、この手のやつにはよくある感じですよねっていうね。
そうですね。なんかもう植物ですら攻撃性高いじゃないですか。カミソリみたいな切れ味のある植物とか、文字通りこう、一種を持って襲ってくるツタじゃない?木みたいなやつとか。ちょっと怖すぎん?って感じでしたけど。
なんか全員武闘派ですよね。
そりゃバットランドですわ、みたいな感じでしたけどね。
あとちょっとお話しされるんですけど、僕、モンスター側が怪我したのを治療するシーン好きやなってちょっと今回改めて気づいて。
今回もあのデッグが傷を負った後、野草とかを塗り込んで傷を治してるシーンとかがあるんですけど、この怪我を治すのってまあ、プレデターのシリーズの中でもちょこちょこあったと思うんですよね。
あとあの僕、ターミネーターでシュアちゃんが破損した部分を治してるシーンとかもめっちゃ好きで。
はいはいはい、ありますね。
あとあの、ノーカントリーとかであのめっちゃ有名な殺し屋いるじゃないですか。
アントンシガーですか?
そうそう、あいつもめっちゃ大怪我した後治すシーンとかあるんですけど、なんかその、化け物側が怪我治すのってなんか好きだなってちょっと思って、これ伝わるかわかんないんですけど。
その、あれですか、そのめちゃくちゃ強くてやばい奴でも怪我するんや、なんか弱いとこあるんや、みたいなギャップってことですか?
あ、そうそう、それもあるし同時に淡々と自己修復してしまえる、その逸脱感も合わせ持ってるシーンだなと思って。
はい、あーなるほど、はい。
だからプレデターの名台詞であの血が出るなら殺せるってあるじゃないですか。
はい。
だからちゃんと倒し得る存在としては描かれるんだけど、同時に自分の怪我を自分で治すっていうことを平然とできる存在として描かれてるっていうのが、またその彼らが異常な側の存在であるっていうことを際立たせてもいるなと思って。
なんかその、二律相反が同時にあるなって思うんですよね、そのシーンの中に。
身近ではあるんだけど同時に遠い存在にも見えるというか、なんかすげー好きなシーンだなと思って今回思いました。
これからもプレデターには怪我をしてその度に治してほしいなと。
そうですね、ちゃんと対等に戦える、戦えてるかわかりませんけど、愛対する存在としてね、いてほしいなというか。
はいはい。
イリアンはちょっとやばいんでね、イリアンだとちょっともう勝ち目ねえなって気持ちになっちゃうんですけど、プレデターはそういうのじゃないのでね。
はいはい、そうですよね、なんか互いに消耗し合ってる感がいいんですよね。