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2021-05-09 33:56

第3回 「聞こえない」が聴こえる。『サウンド・オブ・メタル』

第93回アカデミー賞ノミネート作品、Amazonプライムで配信中の「サウンド・オブ・メタル」について話しました。

映画の話したすぎるBAR店長メンバー
  • 山口
  • 原口
  • まえだ
  • マリオン
00:12
はい、始まりました。ポッドキャスト、映画の話したすぎるBAR、ポッドキャスト視点、第3回になります。
映画の話したすぎるBAR、店長の山口です。
はい、関西の映画シーンを伝えるサイト、スネボーズを応援しています、映画ライターの原口です。
音楽もの映画は大好きです。
ホラー映画好きの前田です。よろしくお願いします。
マリオンです。よろしくお願いします。
はい、今回はですね、リニューアル第1回の時に話してました、サウンド・オブ・メタルの話をしたいなと思います。
映画の概要、映画ドットコムから引っ張ってきますね。
解説、ベノムローグワンスターウォーズストーリーのリズ・アーメットが主演を務め、聴覚を失ったドラマーの青年の葛藤を描いたドラマ。
ドラマーのルーベンは恋人ルーとロックバンドを組み、トレーラーハウスでアメリカ各地を巡りながらライブに明け暮れる日々を送っていた。
しかしある日、ルーベンの耳がほとんど聞こえなくなってしまう。
医師から回復の見込みはないと告げられた彼は、自暴自棄に陥るが、ルーに勧められ、老舎の支援コミュニティへの参加を決意する。
表演に、レディ・プレイヤー1のオリビア・クック、テレビシリーズ、ウォーキング・デッドのローレン・リドルフ、007、ナムサメの報酬のマチュ・アマ・ルーリック、監督、脚本はプレイス・ビヨンド・ザ・パインズ、宿命の脚本家、ダイユー・スマーダー、
アマゾンプライムビデオで2020年12月4日から配信、第93回アカデミー賞で、作品主演男優女演男優など6部門にノミネート、編集賞と音響賞の2部門を受賞した。
はい、今回ちょっとアカデミー賞地点のお話も交えながら、映画単体の話もしていけたらなと思うんですけども、アカデミー賞地点の話、マリオさんで。
どうぞ。
言ってもらっていいです?
そうですね、今年のアカデミー賞のノミネート作品って、現時点で見れる作品が結構多いんですよね。
で、今回やっともう配信、サウンドオブメタルとか含めて配信では3本見ることができるので、ネットフリックスのマンクとシカゴセブン裁判と。
なのでまあ今回はアマゾンプライムみんな入ってるってことで、サウンドオブメタルを見てもらおうかなっていう感じですかね。
僕はもうちょっとあらかじめ見ててめちゃくちゃすごい好きだったので、皆さんの感想をすごい聞いてみたいなと思って。
そうですね、ちょっと僕が見た限りですけど、ちょっと中盤ぐらい少し退屈したシーンはあったんですけど、ローシャの支援施設に行ってからはちょっと面白かったかなっていう感じで。
03:04
ラストはすげーって、ラストはほんとすげーって思いましたね。
そうですね。
どうですかお二人は。
ミュージシャン、いわゆる弦楽器扱ってる人らも大変だと思うんですけど、ドラマって左右の足が全て違うリズムとかを刻むので、一番腰含めて体の負担がでかいポジションだと思うんですけども。
その中であえて耳の方を選ぶっていうのがまた面白くて。
特に今回は音なので、せめてPCのスピーカーがしょぼいのでイヤホンで聞いてみてて。
すると音の変化が非常に面白く、上段感覚がおかしくなってないのはわかってるけども、ちょっとした錯覚を覚えるような音響関係が起こっててよかったなと思うんですけども。
本当音がすごいんですよね。これ本当映画館で見たかったなってぐらいの音の使い方が見事で、本当家で見るんだったらヘッドフォンとかイヤフォンとかで見るのは絶対必須かなってぐらい音の演出はすごいですよね。
これちょうど今日の朝見て見たてホヤホヤなんですけど、普段結構避けて通るようなジャンルなんですよね。こういう事前に重い気持ちになるのがわかってるような。
主演のリザーメットの演技というか表情がすごく良くて、特にこれネタバレありですか?
見てる前提で行きましょう。ネタバレします。
耳の手術して音が聞こえるようになった時のあの絶望感。聞こえなくなる時よりもさらに絶望してしまうあの感じがすごく伝わってきて。
自分自身も全然その知識がなかったので、こういうふうな聞こえ方するんだとか、日常の雑音ってこんなに愛しいものだったんだなぁみたいなことを思いました。
映画見終わってから本当に窓の外のトラックの音とかが胸に来るような映画でしたね。
まず思ったのがイヤフォンで見るのに結構特化している映画なのかなってちょっと思ったりして、
Amazonが制作ですよね。結構その配信でどう見えるかみたいな作品っていうのは狙ってあったのか、それとも普通に劇場公開を始めから目指す作品よりも、
配信を想定している比重が大きい作品の方がこの作品って作られやすかったのかなとはちょっと思ったんですね。
確かに音がいい映画で、劇場で聞くといろいろ違うのかなと思ったんですけど、環境音とかいうよりも耳が聞こえなくなった状態の耳鳴りであるとか、音がくぐもって聞こえる状態のちゃんと耳が響いてきてないというか、
06:11
外側の音じゃなくて自分の中で鳴ってしまっている別の音みたいな感じはイヤフォンの方がわかるなと思ったんですよ。
結局その耳鳴りの音とかが外のスピーカーが聞こえてきてもそれはそういう音が聞こえてきているって感じだと思うんですけど、
イヤフォンやと割と直接的に鼓膜よりその内側に聞こえる音に近く感じるなと思ったんで、
その耳が聞こえないことの感覚みたいなのが結構シンクロしたので、そこの感じっていうのは結構イヤフォンで聞きながら見たからこそかなっていうのはちょっと思ったりはしたんですよね。
この制作体制だからこそできたというよりは、だから作られやすかった作品なんじゃないかなってちょっと思ったりとかはしましたね。
主人公の同じようにこっちも耳が聞こえなくなったというふうに感じるみたいな、本当に感情移入というかするような映画だったので、
特にやっぱろう者のコミュニティに入った時とかって最初はやっぱ彼視点だと全然音聞こえないんだけど、
ふと客観視点に変わるとめちゃくちゃ騒がしかったりとか、机バンバン叩きながらとかリアクションしながらの音がめちゃくちゃ聞こえるとか、
あと手話も最初はやっぱ手話わからない状態だけどだんだん手話わかってくることに字幕もちゃんとついてくるとか、
そういうあたりのめちゃくちゃ行き届いててすごくうまいなって思ったんですよね。
初めてのロアーショコミュニティで初めて撮る夕食の時の孤独感やばかったなと思って。
そうですね、そこ。
何も何もわからないっていう。
同じ状況の人たちが集まってるのに孤独を感じてしまうっていうのは、すごい阻害感が低かったですね。
また自分が失って何かにここに来たっていう感じで来てるから、より絶望が深いというか。
そうですね。進んできてないもんね。
あそこは結構えぐかったですね。
やっぱり考え方の問題というか、老舗のコミュニティは言ってたのは、あれは別に障害と思ってない。
そういうものだっていう風に受け入れてるっていうコミュニティなので、
やっぱり主人公はそれを何とか取り戻そうとしなきゃいけないっていう風にやっぱ思っちゃう、思ってるので、
それはやっぱりある種の強依存みたいなところが彼のところめちゃくちゃ大きいのかなと思うんですけど、
薬物中毒であるっていうのも言ってたし、
あともろに彼女との関係性ももろに強依存だなっていう感じだったので。
ニミを手術した後のやり取り、めちゃめちゃ悲しくって、
09:00
ロワーサコミュニティの管理者の人と話する時の、
あの人別に悪い人じゃないし、どっちかというと善人だと思うんですけど、
ロワーサであることを否定してそこから出ていく人に対しては、
冷たいというよりはそこに気持ちを向けることってできないんですよね。
だからもう自分たちの側ではないし、そっちでうまくやってくれと。
幸せになってほしいと祈ってはいるけど、もう面倒は見れないよと。
君の面倒を見てしまったら自分たちのものが何か壊れてしまうから、
もう我々は他人ですという感じの切り離し方。
あれは残酷とかっていうよりは何かしらのけじめだと思うんですけど、
あそこはすごいめちゃめちゃ悲しくて、
一時期ロワーサコミュニティにめちゃめちゃ馴染んでたのもあって、
自分で切り離してしまったものではあるんですけど、
辛いなぁと思いながら見てました、あそこは。
また演じてるポール・レイシーがまたすごい表情が何とも言えない表情をするんですよね。
今回上演男優賞にノミネートされてましたけど。
すごいですね、あの感じ。
彼は実際手話ができるというか、両親が耳が聞こえない、
彼だけが耳が聞こえるみたいな、というような境遇で育ってるらしいので、
すごく手話を使ってるのが当たり前というか、
そういうのがすごくよくできてて、すごいなと思いました。
滑り台のCMめっちゃよくなかったです。
いいですね。
なんかの授業みたいな、抜け出した子供を追って、
滑り台に2人で、上と下とで滑り台の滑る部分を叩いて、
その振動を確かめるっていう。
耳で感じれなくなったけれども、
音が確かにあって、自分はまだ感じれるみたいなことをもう一回確認すると。
それを老舗の子供とも共有して通じ合えるみたいなものを確認するみたいな、
あのシーンめちゃくちゃいいなと思って。
なくしたものも取り戻したし、新しいところにも行けたっていう、
同時に2つあったなって思ったんですよね。
そこがすごいいいなと思って。
そこから結構、あのコミュニティ内で何回良くなるまでのシーンって、
割と飛ばしてるというか、あんまり過程ないんですよね。
手話が上手くなっていくとかってシーンなかったんですけど、
逆にそれが良かったなと思って。
結構テンポ良く過程を見せる映画とかもあると思うんですけど、
逆にその間が全くないことで、
そこにあった努力とか苦労みたいなのを想像させるみたいな感じがあったなって思うんですよ。
それはトントン拍子でテンポ良く何かを覚えていくシーンがあるよりも、
いっそ何もない方が、その時間ってすごい重いものなんじゃないかなっていう風には見えたんですよね。
そこも含めて直後からのシーンすごく良くて、
あのコミュニティに入った直後が本当にやさぐれ続けてるシーンがしばらく続いてたから、
ちょっとここ、僕、だれて休んじゃったんですよね。
そこから先は割とグイグイ見れたって感じはありました。
12:03
やっぱ張力を取り戻すってから、彼女に会いに行くシーンの、
さっきもね、ちらっと言ってましたけど、ものすごい悲しいというか、
今日依存から離れてしまったんだ、もう依存できるところじゃなくなったんだなっていうところ、
もう嫌でも見せつけられるシーンだったので、めちゃくちゃ辛かったです、本当に。
またノイズ混じりっていうのがすごく嫌で、嫌で嫌でしょうがないっていう。
結構私、精神がガキなんで、何でそうなるってめっちゃ、何やろ、全然分からなくて、
どうしてそこで彼女と別れなきゃいけないのかっていうのが、1ミリも理解できなくて、
もう嫌だ嫌だっていう気持ちしか、何やろ、本当に、何て言ったらいいのかな。
多分それによって変わってきたものっていうのがあるのは分かるんですけど、
悲しすぎるというか、誰のせいでもない外的な変化によって、
別れなくてはいけないことっていう設定が悲しすぎるよなと思って。
あそこも僕ちょっと心の動き捉えきれなかったんですけど、
彼女が手をボリボリって書いたのって、あれなんか関係あるんですか?
リストカットの跡が残ってましたよね。
すごく二人ともやさぐれて、お互い必要としてないと多分生きていけなかったんだけど、
いざ老舗のコミュニティ、片方はいって、片方は実家に戻ってってしてみて、
また戻ってみたら、もう実家の方で完全に馴染んでるじゃんみたいなところですよね。
で、自分の耳も元に戻らないっていう。
もう完全にあの頃のようには戻れないんだっていうところがやっぱ大きいんじゃないかなっていう。
完全に依存できませんよ、そこはっていうのがもうはっきり分かってしまったっていう絶望というか。
なんかもう興味なくされてる展開あるんじゃないかなってちょっと思ってたんですよね、相手のルーに。
で、そうじゃなかったのが逆に絶望濃いなあとはちょっと思って、
いっそ捨てられてて憎めたら割り切れたんじゃないかなっていうのも思ったんですけど、
あったかいまあ愛着というか思いはあったけど、違うよねって、もう戻んないよねっていう感じ。
なんかあの父親とのフランス語の歌を歌うシーンとかのあの、
なんかなんなんでしょう、あのちぐはぐとした感じ。
別にそんな歌うまいとも思わなかったんですけど、
さらにそれがノイズ混じりで、自分の全部壊れてるなって感じだったし、
自分が知ってたもん全部壊れてるなってなってて。
彼女のこんなとこ知らなかったよってもなってるし、
それが一発でもノイズ混じりの音としてわかるっていうのがすごくうまいし、すごく嫌ですよね。
15:03
めちゃくちゃ切ないしつらかったです、本当にあそこ。
マニオンさんの好きなすれ違いですね。
そうですね、すれ違いっちゃすれ違いですけど、そうですね。
けどまあそれを経て、じゃあ彼はどういう選択をするのかっていうので、
もちろんあのノイズのまま一緒に生きていくことも多分できるとは思うんですけど、
でも彼が選んだのは何も聞こえないところに行くっていう、
どうやってその自分の心の安寧というか、なんかよりどころみたいなのを見つけるかみたいな、
自分の大切なものがなくなった中でどうやって見つけていけばいいんだろうみたいな映画だったなっていう風に思ってて、
それはたまたまでしょうけど、
今年のアカデミー賞のノミネーションで言ったら、ノマドランドもそれにちょっと近いような気がするし、
そういうちょっとメンタルヘルス的な意味だと、
まあちょっと自分探しというか魂の話みたいなのって今結構タイムリーなのかなっていうのはすごく思いました。
ノマドランドの方がまだ救いがあったような気がしますね。
ノマドランドまだそのめちゃめちゃ貧しいし苦労はしてるけど、
常に自分を支える経済状況とかよりはるかに大きいものが自分の目の前には常にあるって信じれる状態の中で生きてるから、
なんか最後の背骨みたいな部分は折れないと思うんですよね、やっぱあれは。
そこはすごい確かな何かを持って生きてるなと思うんですよ。
季節労働、アメリカ全国回りながら季節労働してるっていうか。
これ本当全部なくしてるので、
そうですね。
自分が支えになるかももはや保証されてない状態ですよね、ラスト。
はい。
あのラストね、本当好きで、ノイズマーチンよりは一層全部外して無音になると。
そうしたらちょっと楽になってるっていう。
でもそこから先の保証なんもない状態なんですよね。
多分あの老舗コミュニティにももう戻れないし、
飲茶にはもう戻れないし、おそらくその実家とかも確かなものはないだろうから、
今からやることも何も決まってない状態ですよね。
でも、ただ今救われたような気がするっていう、何かだけはあるっていう状態のラストっていう。
めちゃくちゃ好きで、めちゃくちゃ好きで、めっちゃ話ずれるんですけど、
巨人の星のラストがあれなんですよ。
そうなんですか。
巨人の星のラストって、星フューマが気球での神経が壊れて、
もう野球を続けるどころか何も握れなくなるんですよ、片腕が。
で、自分がずっと巨人の星になるっていうことを目指してきてたけど、
もう野球はできないと。
で、さらに自分の経歴って、星フューマって高校中退なんで中卒なんですよね。
野球以外に何もなかった人間が野球をなくして、
18:04
さらにそこから先の生活も保証されてない状態だけど、
もう巨人の星を俺は目指せないけど、別の星を探そうって言って終わるんですよ。
まんま一緒と言うと似てますね、すごく。
リズムがね、全く一緒。
何もない、これまで積み重ねてきたものさえも何もなくなっている状態。
だけど、前を向いている俺だけが残っているっていう状態なんですよね。
そこにある、もはや希望と言うにもあまりに不確かなものなんですけど、
それだけは確かにそこにはあるっていうその感じ。
あのね、めっちゃ好きなんですよ。めっちゃ好き。
好きで、あの、うわーっていう。
なんかお勧めしてよかったな、ここで。
ちょっと話してみるんですけど、あの主人公のやつ、名前ちょっとパッと出ないんですけど、
めっちゃ真面目っすよね。
初めに、あんなロックというかメタルなのかな、やってて、
ちゃんと体鍛えてるのとか真面目やなと思って。
あーそうですね。
スムーズに体鍛えて、ちゃんと人前に見せるような体作ってて、
健康噴き使ってるし、まあヘロインやってた反動かもしれないですけど、
すげー真面目やなと思って。
で、さらにその後、こいつ真面目やなって思ったのが、
夜景になってドーナツ潰しシーンあるでしょ。
はい。
そこで一回潰れたシーン、もう一回集めて、もう一回潰せるように、
集め直すシーン、僕あそこめっちゃ好きで。
潰れろ、潰れろって。
あーもう潰れない、もう一回集めて潰れろってやり直すシーンが、
なんか少年が出てて、めっちゃ好きだったんですよ。
あそこね、なんか少年が出ててすごい好きで。
ラストでこう、なんて言うんですかね、耳から補聴器っていうか、
なんて言うんですか、外すとき、外して、
なんかあの時に何も無音になるんですけど、
その光景を見てるだけで音って浮かぶじゃないですか、頭に。
うん。
なんかその時に、その主人公がつけてた、耳につけた機械で聞こえる
ノイズ混じりの世界よりも、
無音の世界の方が自分が知ってる世界だなって、
自分も思わされるというか。
うん。
なんかだからその、それを選ぶっていう、
なんか主人公の選択がスッと入ってくるような、
終わり方っていうか見せ方で、
あれは本当に、本当に劇場で見たかったなと思いましたね。
うん。
そうですね。
いやこれ本当、今からでも映画館でやりますって言ってほしいぐらいですよね。
やるんだと僕は行きたいなってぐらいです。
聞こえたかった状態より、音をノイズ混じりで取り戻した状態の方の絶望の深さ、
結構本当きつくって、
ちょっとある程度そうなるような気配はずっとあるんですよね。
そんなちゃんと治らんやろっていう、
そのインプラント埋め込んでって、
元の聴覚ちゃんと戻らんやろっていうのは予感はあるんですけど、
21:03
でもまあそこにすがるよねっていうのも分かるんですよね、本人からしたら。
で、あの情報、そこにすがった結果、むしろ自分が失ってたことに気づくっていう、本当の意味で。
ほんとね、多分今年のアカデミー賞のノミュレート作品で、
多分まだ見てないのも3本ぐらいありますけど、
一番辛いのは多分、サウンドオブメタルじゃないかなっていうぐらい結構ハードだったし、
その中でもやっぱ音響賞と編集賞を取ってるっていうのは納得やなっていうのは、
見終わった後はすごく思いました。
音の音質にかけてはね、ほんとヤバかったですよ。
完全にその内面とシンクロしてるから、音がなくなることでとか、
音とかノイズ混じりになることでとかっていうのが、
物語性と完全に合致してるから、よりきつく刺さるというか。
あと朝に文字をかけて渡される課題、あれめっちゃしんどいなって思いながら見てました。
ドローするな、ライトしろって言われてたんですけど、
自分の考えることとか文字で起こすのってめちゃめちゃしんどいと思うんですよ。
で、落書きとかってめっちゃ楽なんですよね。
考えなく、組み立てなくていいから、思うまま適当に指走らせたらいいから楽なんですけど、
言語化するってめっちゃしんどいなと思って、
あれを毎日渡されるのってすごい大変だと思うんですよ。
でも多分今まで音の中の世界で生きてきたから、
言語っていうものも音を介していろいろ自分の中に満たせてたと思うんですけど、
その手段がなくなって、
頭の中で文字として言語を頭の中に満たさないとよくないっていうのがわかるんですよね、その理屈が。
でもそれやるのめっちゃしんどいなと思って。
今まで経験したことないことだと思うんですよ。
今まで音でやってればよかった言語処理っていうのを文字として脳内でやっていかないといけないって。
あそこで最初書き殴ったのが左手で書き殴ってたから、
いわゆる左利きの頭の回転の違いとかの方が特にある種の表現してたかなと思うんだけど。
左利きや。
あそこでどう書いてるのか見とれちゃいけないけど。
結構書き殴ってたからちゃんとは見切れてなかったですね。
アープラ製作ってすごいですね。
本当にすごい時代になったなとか思いながら。
そうですね。
ポリティがすごい。
前にアマゾンとかネットフリックスがアカデミー賞レースに入ってきたなみたいな、
ちょっと騒いでた感じだったのに、もはや普通にいる状態になったなと思って。
今年は特に配信ものは多くなって。
24:01
その状況も、世の中の状況も加味してですけど、
これきっかけにどんどん当たり前のものになっていくだろうなっていうのは、
さらに加速する感もありますね、本当に。
そうですね。
まだノミネーションではいっぱい入ってるんですけど、
まだ作品賞は取ってないっていうのがあるんですよね、配信系って。
だからたぶんそろそろそういうのが出てくるんじゃないかなっていうのは思いますね。
僕も毎年アカデミー賞の受賞予想とかそういうのをするのが楽しみな人なので、
そういう意味でも配信系のは受賞式前にも見れることが多いので、
ちょっと積極的に追いかけたいなとは思ってるんですけど。
冷静に考えると、投票する人らもちゃんと配信の作品を見てるんだろうなと思いつつ、
適当じゃないことを願いつつ。
そうですね。
アニメは適当に入れてるみたいな話ありましたけどね。
そうですね。アニメに関してはディズニーしか見てないんじゃないって感じは否めないんですけど、正直。
たぶん今回のこれなかった、見てなかった作品なんで良かったですね、本当に。
あ、良かったです。それは。
なんかあるかな。ルーの実家行った時の雰囲気めっちゃ嫌っすよね、あれ。
お父さんとのやり取りとかほんま嫌な。
なんだろう、あれマウントっすよね、お父さんの。
お父さんのマウントですよね、あれ。
そうですね。
娘のことちゃんと最終的に面倒見れるのは俺ですけどみたいなマウントをいきなり食らうの、めちゃめちゃありえないなと思って。
また演じてるのがマチュア・マルリックっていうのは結構たまによく見る人やったんで、
この人がお父さんやったんやっていうちょっと驚きとかも含めてめちゃくちゃ気取ったフランス人感というか。
別にあれフランスなわけじゃなくて、アメリカ内のまあそういうハイソなコミュニティってことっすよね。
まあまあそうです。
いやでもアメリカのフランス語、平然と会話してる一家だいぶシャラ臭いっちゃう。だいぶシャラ臭くない?
まあフランスやかある種のカナダを響くからっていう感触もあるけども。
あの耳聞こえなくなったの言い出さないのとかリアル。自分でも絶対言わんやろうなって思いますね。
言い出せないですよね。もしくも耳が命みたいな職業じゃないですか。ドラマーっていうかもうミュージシャンって。
それが耳聞こえませんってまあだいぶ痛いですよ。
そうだからライブのところで最初はイヤモニをしててんけど聞こえなくなって、2、3回目ぐらいからイヤモニをしてなくて。
確かに。
カメラ片方だけやったからわかりにくかったんやけども、おそらくしてないんだろうなって。もうやっつけても意味ないからっていうところの音楽のライブできない様子を見るとまた興味深くて。
27:04
いわゆるステージの上って色の音が広がってるからもうこのギターの音を拾うためにイヤモニをしてるわけなんだけども。
もうそれすら聞かなくていいやっていう状態になってる。で最終的に事故事件を投げ出すっていうのは。
切ねーって思うんやから。
初めライブ中に大失態すると思ってたんですよね。
でもそれが怖くてもなくて、幸い一旦終わってから出ていったみたいな感じやったから、やばい感じじゃなくてよかったなと思ったんですけど。
その歌終わってるのに鳴らし続けるとかなったらどうしようかなと思って。
見てるこっちが逃げたくなるようなことが起きるんじゃないかなと思ってたんですけど。
幸いそこもきつさはなかったですね。
ドラムソロプレイでいくらでもごまかせるからっていうなら。
確かに確かに。
あのセッションのあいつみたいなことですね。
あれ終わってんじゃねーのって感じだけど、なんかドラムソロですみたいな感じでやり切るみたいな。
だからどうやってもごまかせるはあって、ギターの音と合ってないって事態なら。
彼女の音楽の路線の変え方はあれはなんなんすかね。
そうですね。
変えることがハードコア的なところがもうミニマムな音楽になって。
あれ結構コンビ組んでた身としては辛いというか、本文がこっちではなかったのかみたいな結構辛いやろうなと思って。
どんどん自分が知らなかった引き出しを出してくるからめちゃめちゃ寂しいやろうなって思いながら見てましたね。
なんかその俺が知ってる世界の中で生きてて、俺と一緒に生きてくれる人じゃないんだっていうのがだんだんわかっていっちゃうっていう。
インターネットができるパソコンが上の階しかなくて、周りの目を伺いながら行ってるのはわかってないけど、
何度か行ったら最後に上のドアが閉まってて、下から上がるってところ。
あの辺りで実は上に行ってるのがバレてるのか云々が結構見ながらある種の緊張感があって。
あれがどうなんかなっていう。
バレたからってどうなるかとかあんまりよくわかんないから、そこまでそこ忘れるあんまなく見てましたね。
でもあれが結局云々、彼女との連絡手段ではあって。
で、あとその横にあった音声を文字に変えての電話する仕組みとかの。
だからあの辺のログ的なもんがあったんかなと思う。
確かにあれないと無理すもんね。
そうです。電話はできないですね。あれがないと。
最近ローアの映画監督が撮ったドキュメンタリーとかを見てて。
日本の監督なんですけど、その方とインタビューとかしたことがあって。
結構あのシステムって結構日本でも用意されてて。
30:01
結構あれは大事みたいですね、あのシステムが。
間に中間におかしてのシステムとか色々あるみたいです。
そんなとこですかね。なんかあるかな。
でもほんま良くできた映画でしたね。
その題材と演出と話が全部かみ合ってるというか。
そんなとこですかね。
じゃあサンドブメタルの話は終わりにしたいと思います。
次回どうしましょう。
街の上で僕は頑張って見に行って、街の上での話をするようにします。
今週末、手持ち座小森いると思う。
頑張って行ってみたいかなっていう。
手持ち座に電話予約をぜひ。
電話なんですか?
うん、あそこで電話予約ができます。
あ、寝てるんじゃないんですね。
昼の回、街の上では結構寒いらしいから。
そっか。
手持ち座間もやり始めたけども。
なるほど。
満席とか多いらしいですよね。
だって関西で2カ所ですもんね。関西の県阪神の2カ所。
手持ち座ともとへ行こう。
街の上でどうですか?語りがいありそうですか?
ね。
うん、あると思いますよ。
ほんまに。
やっぱあの、愛が何だとかね、前上監督の愛が何だとか本当にすごかったというか。
なんかもうその、劇場に来てた他の女の人のグループの話とか聞きたかったですもん。帰り道。
意味澄まして。
たくはなりますよね。
映画終わった瞬間に各席から、私はこうやみたいな話がドドドドドって始まってたんで。
ああ。
すげえなと思って。愛が何だ4DXだわと思いながら。
4DX。
まあ語れたことあるよね。
街の上ではその感じがあるのであればちょっとやってみたいですね。
ぜひぜひ見に行ってもらって。
じゃあちょっと一旦、僕は街の上では見れるかどうかっていうのをちょっと挑戦した上でもしそれで見れたのであればその上でもっかい調整させてもらっていいですか。
はい。
できれば前田監督の過去作も配信とかメール配信で見てもらえたら。
あ、そうなんですか。
うん。
そういうのもあった方がいい感じですか。
うん。そういうのも見ておいたら結構また色々語れる意外があるから。
ああ、なるほどなるほど。
まあ一回じゃあ一旦街の上でをやれるかどうか検討で。
はい。
はい。
はい。了解です。
じゃあそんな感じですかね。
えーと、ではお知らせになります。
これまでも月1開催してました大阪の南森町にある日帰り店長がイベント形式のカフェバーを開くお店。
週間曲がりにて平和の話ししたすぎるバーを5月も開催させていただく予定です。
日時が5月29日の土曜日。今のところ16時20時の時間を予定しています。
33:04
緊急事態宣言や感染拡大状況によって時間の変更あるいは中止になる可能性もちょっとあるかなと思ってますので
オープンの最新の情報は週間曲がりのSNSなどで確認していただけたらなと思います。
はい、お知らせ以上です。
では平和の話ししたすぎるバーをポップキャストして第3回タンドムメタルの回をこれにて終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さようなら。
33:56

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