『ナミビアの砂漠』の話をしました。
現代の若者、特に女性にモラトリアムが残されていない現実と、それを男の立場から語るのが難しすぎることなどについて話しています。
■メンバー
・山口 https://twitter.com/awajicinema ・マリオン https://twitter.com/marion_eigazuke ・オーイシ https://twitter.com/pteryx_joe
■『平日!映画の話したすぎるBAR』in週間マガリ
「映画の話したすぎるBAR」番外として、山口個人が店長にて平日開催いたします。
日時:2024年9月30日(月) ~
詳細:https://virtualeigabar.com/eiga-bar
場所:『週間マガリ』大阪市北区 天神橋1丁目11-13 2階 https://magari.amebaownd.com
■月1バー「映画の話したすぎるBARシンサイバシ」
山口が店長の映画の話をするバーがリニューアルしました。
毎月第3木曜日 ~
場所:「心斎橋」駅徒歩6分「BAR アメ村SHELTER」
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00:00
今日のテーマトークは、『ナミビアの砂漠』です。
はい、ではマリオさん、解説をお願いします。
はい、映画ドットコムより解説を読ませていただきます。
初監督作、アミコで、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に、史上最年少で招待されるなど、高く評価された山中陽子が監督脚本を手掛け、
庵野子との可愛い夢を主演に迎えて取り上げた青春ドラマ。
現代日本の若者たちの恋愛や人生を鋭い視点で描き、
2024年第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で、国際映画非評価連名賞を受賞した。
21歳のカナにとって、将来について考えるのはあまりにも退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからない。
何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしにしすぎなかった。
同棲している恋人ホンダは、家賃を払ったり料理を作ったりして彼女を喜ばせようとするが、
カナは自信家のクリエイター林との関係を深めていくうちに、ホンダの存在を重荷に感じるようになる。
猿学長で会いましょう。サマーフィルムに乗っての金子大一が林、
世界の大きくプロミストランドのカン一郎がホンダを演じ、
新谷ゆずみ、中島えむ、唐田恵梨香、渋谷彩香が共演。
ではここから内容に触れる話に入っていきますので、ネタバレ気にされる方はぜひ見てから聞いていただけたらと思います。
ではあさりの感想、マリオさんいかがでしたか?
そうですね。9割地獄、1割安心感みたいな感じですかね。
僕の中の感情の比率と言いますか。
見てて本当になんというか、つらかったですね。
うっすら気づいてたけど気づかないふりしてたものを見ろやコラって言ってくるよね、この映画ってすごい思いました。
社会のムード的にこれみんなやって当たり前だよねみたいな感じの生活だったりとか、
イベントみたいなのとか、仕事とかでもいいですけど何でも、
そういったものに対してなんかめんどくせみたいな感じあるよねっていうことに
ちゃんと気づかせてくれるというか、気づいても逃れられないんだよねそれっていうことにも突きつけてくるじゃないですかみたいな。
本当につらい、つらい、やめてほしいっていうふうに思いまして、
結構見てるときはちょっと動機が激しくなりますというか、ちょっと胸がキュッとなるような気持ちになりました。
で、ちょっとだけ安心感を覚えたっていうのは、
あ、みんなそんな生活ちゃんとしてないよなっていう瞬間がちょくちょく見られるところが僕はちょっと安心感を得たところですかね。
僕のね、生活ね、だるいなーって思ってる部分がかなりありましてみたいな、
そういった部分にね、結構ね、ほっとなんか、私もそうやでみたいなことちょっとだけ言ってくれてるような気持ちをちょっと感じたりもこの作からはしたので、
03:10
間違いなく大傑作だと思うんですけど、本当につらかったです。
はい、大井さんいかがでしたでしょうか。
まあ、試写から僕2回この映画見てるんですけど、
なんていうかね、20代前半の頃のあの地獄を思い出すんですよね。
いまだに仙台の街の中にはまだドロドロしてますけど、私のその気持ちの地獄が。
なんていうかただ、その地獄って何だったのかっていうのを今になって振り返ってみたときに、この映画にまさに描かれてる虚無だなって思ったんですよ。
僕全然それこそカナみたいにパートナーいろいろこう振り回したりもしたことないですし、そもそもジェンダーも全然違いますし、
たぶん抱えてるものって全く理解できたというふうには言えない気はするんですけど、ただ、カナの奥底にある、彼女を突き誘わせてるその虚無だけは、なんか痛いこと分かっちゃうんですよね。
うん、なんか分かったと言ってあげたい、まあ多分言われてるのはカナ嫌がると思いますけど。
なんかその虚無で、本当道を歩いても何にも満たされない、ただただ空っぽな状態。
それがこの映画にはなんかすごいきちんと、もう真正面から刻まれてる、なんのごまかしもなくっていう気がして、ものすごい見てる間しんどいし、
自分のそれも思い出して、マジで吐き気すら催すぐらいなんですけど、ただ、僕はこの映画見れてよかったって言いたいし、この映画が好きなんですよ。
なんか、あの時の虚無あったよねっていうのを、なんかしっかり思い出させてくれるというか、自分の人生にその虚無はあって、よかったんだなって思ってるというか、なんかそういう感覚があって、不思議とこの映画、僕好きなんです。
なので、地獄映画だと思いますけど、僕は好きですっていう、はい、そんな感想です。
はい、僕はですね、まず40歳の男性である僕がこの映画を語ること自体が結構リスキーだなと思ってて、
分かったふりするの、むちゃくちゃ危なくないですか、これ。それに対して発信するって損しかしなくないって思ったんですけど、
正直僕、本作を見て思ったのは、僕はこの女性が持ってる怒りっていうものを一切理解せずに生きてきたんだなっていうのを分かりました。その理解っていうのは当事者的な直感としてっていう意味で、
頭では分かるんですよ。そういう理屈で、そういう構造でみたいなのは、頭では考えたら分かるんですけど、感覚として理解してこなかったなって思って、理解してなかったなと思って、だからすごく無機動に見えるんです、彼女は。
06:02
ただ怒ってるのは分かる。怒りを持った人間がどういうふうなことをしたかとかっていうのは分かる。そこの意味のない虚無による怒りっていうのは、僕はそれはめちゃくちゃ分かるんで。ただそこの中での社会に対する怒りとかっていうものの中で、
女性っていうところにひも付いている怒りは、僕は全く分からなかったんだなっていうことに今気づいたっていう感じなんですよ。だから本作を見て、だから怒ってるんだなーみたいなのを推察することができるんですけど、それをやったところでなんですよね。
でもそれをするしかないんですけど、本作、分かった気になってる男と思考停止してる男しか出てこないから、どの立ち位置を取ったらいいんだろうっていうのは危険。
そうなんだよなー。同じベールに乗る可能性が全然あるから。それはそう。正直、地形とかあるよなーって思いながら見ちゃいましたよ、正直。ありますよね、ありますよね。
いや、そうですよね。ある。全然あります。ああいうの、なんかもう本当にそういう意味でも嫌でした。僕は林の立場に自分が置かれたことを想像しながらシミュレートして、この後どういう行動を取るんだろうっていうのを想像してたんですけど、それを考えた後で、林が同じ行動を取ったからやべえと思って、トレースしてしまったってなって。
そういう嫌さもあるんですよ。だからその、本作、若さによる怒りっていうのと、女性であることに紐づいている怒りっていうことが、こっちは分かるけど、こっちは僕は分かったふりをしてはいけないっていうところの語りにくさが本当にあって、難しいなと今回は思ってます。
ではお便り紹介していきたいと思います。では大井さんお願いできますか。
はい。じゃあ、なこさんからいただきました。今回のお題作品については賛否で言うと非になってしまうので、あまり書きたくないとおっしゃってます。
ざっくり言うと私が嫌いだった映画、私は最悪と似てて最悪だったという感じです。監督インタビューで愛の不毛を描いたという胸の話がありましたが、そもそも愛の話じゃなくないなど、前編かなり否定的に見ることしかできませんでした。なので皆様が面白いと感じた点が聞けるのを楽しみにしております。
ありがとうございます。ありがとうございます。
私は最悪に似てるんですね。
僕は割とオマージュというか、私は最悪に影響を受けたシーンはあるなって思ってはいて、
例えばカンイチロウのところから偽って林のところに行く、あのそこでバーって音楽が流れ始めて猛ダッシュってカナがかけてくって、あのシーンはすごい私は最悪だなって思って見てて。
09:09
話の展開もね、付き合ってる男から別の男に乗り換えるというところは、話の流れだけ見れば私は最悪ですけどねっていうのはやっぱりありますけど、確かに全然結構違うんだなっていう印象が違うって感じでしたね。
私は最悪はやっぱり30代の映画だと思うんで、やっぱり自立してるんですよ社会の中で。一方でカナは20代じゃないですか。そこの違いは結構大きくあるのかなっていうのは見てて、比較してて思うことではあるんですけど。
あとやっぱり自分の中の可能性を信じてるか信じてないかっていうのはかなり大きい違いだと思うんですよ。同じように暴走するとしても自分の中に可能性がないから暴走するのか、自分の中の可能性を探し求めて暴走するかっていうのは全然意味が違うので、結構僕は質感違う作品だとは思ったんですけど。
という感じでしたね。あとまあそもそも愛の話じゃないっていうのは僕も思いました。愛の話ではないと思う。
愛の不毛描いたって言ってたんですか?監督さんって。
本当に?
ちょっと読んでないのであれなんですけど、あ、そうなのか。
ただ死っていうならその自己愛についての話かもしれないと思いつつっていうのはあるかもしれないですね。
多分愛の定義違いすぎるんだよ。捉え方が。
まあでもそれはもうそこはまさに女性的部分で僕らとはもう愛いれないところなのかもしれないですけどね。
まあまあじゃあ次行きましょうか。
はい、ではグッドオーチメンツ大ちゃんさんからいただきました。
長い手足を生かした可愛いユミの身体性が存分に記録されているとても面白い映画だと思いました。
と言いつつ自分はカナをほとんど理解できないことを137分突きつけられる作品でもありました。
分かる分からないというセリフが品質するところにしかをどうしても巡らせてしまいます。
終盤で描写の抽象度がどんどん増していくわけですがこれはカナの真相心理を表しているのかそれとも掴めずにいるのに引き込まれてしまう不思議な魅力を持っている作品なのと。
歩きながら日焼け止めを塗ったりスマホを触りながら掃除をしながらご飯を食べながら話すカナはとにかくながら行動が目立ちます。
そこに着目するとかなりちょっとずつ変化が起こり始めているのかなと思ったりしますがやっぱりそう単純でもなさそうだなと思ったりします。
シーンとシーンのつなぎ目の編集が少しぶつ切り気味だったり医者やカウンセラーから遮断されてしまうカナをひたすら観察させられて何か映画の特権のようなものを感じました。
ナミビアに置かれている定点カメラが象徴するように映画が終わってもカナの人生が続いていくと考えると今後カナはどんな大人になっていくのか気になってしまいます。
12:07
もう一点今作は男性描写も優れています。
特にカンイチロウが演じる本田のちょっとエラ化してしまった時に相手が何か察する前にひたすら謝る思考停止ぶりは多少自分と通じたところを感じたりして勘弁してくれと思いました。
改めてここまで要素が多く無機能でありながら面白い映画として成り立たせているのは恐ろしいことだなと感じます。
ありがとうございます。
かわゆみさんは本作においてもひときわ目立った存在でしたけど。
冒頭で彼女が街を歩いている様からキャラクター性がねじみ出ているというか、何なんだあの歩き方っていう。
日焼け止め塗りながら歩くシーンめちゃくちゃいいんですよね。
そう、めっちゃいいんですよ。
めっちゃいいですよね。
キャラクター性がパッとわかるし、現実感もすごいあっていい描写だなと思いながら。
この映画、序盤の掴みがもう最高じゃないですか。
友達の話聞くやつですか?
駅のシーンから始まってどこかなって思って、だんだん焦点がキャラクターに合っていくとか。
こういうザッと中にいる誰かの話ですよみたいな感じもすごく伝わるし。
あと喫茶店のシーンですよね。
すっげーわかるなーって思っちゃいましたけど、聞いてない聞いてないみたいな感じありませんか?
僕ありますよっていう。
あんなに目で物を言えるんだなと思ってしまって、気を付けようって思いましたもん自分のこと。
ちゃんと聞いてるよってフリバレてるよってことですよねみたいな。
バレてるなこれって。
怖くなりました。
あそこって観客としても隣の男連中が喋ってるよくわかんねー嫌な話の方に聞き耳立てちゃうから、
本当に友達が言ってること全然聞いてないんですよね。観客側も。
友達の話しより隣の奴の話しの方がおもろいなみたいなやつってちょっとある。
ちょっとそういう経験あるわっていうか。
それこそ友達が話してるのって、その友達の友達が亡くなったって話だから、
ちょっとだからその後のカナの暗示でもあるような気もしちゃったりもしてさっていう。
そう考えたら怖いですねあそこね。
あそこの隣で喋られてた内容って、
カナが後半で言う、日本は貧困と少子化で終わっていくので、これからは生存が目標ですみたいなことを言うのを言ってたのってあいつらですよね。
あ、あれやってなって。だから結構すごい大事というか、みんなそう思ってるっていうのが結構本作の大前提として大事だなっていうのがあって。
15:15
で、そのカナと付き合う2人の男たちはどっちかというとあんまそこを思ってない側というか、
あんまりそっちのフィールドの人じゃないんですよね多分。
どっちも結構職業としては結構前向きな、前向きかって言葉ちょっと違うかもしれないんですけど、
1人は不動産。バリバリの業界なわけじゃないですか。
1人はクリエイター、動画クリエイターですよねおそらく。
多分そんなに儲かってはないけど、でも上を向いてはいけるじゃないですか。前を向いて生きていくことができるっていう。
クリエイトするって、それ自体が前を向く行為ではあると思うんですけど、
でもその立場を持てなかった若者たちは一律に世を儚んでいるというあの世界観。
でもすごい現実だなって思います。みんなもうニヒリンに陥ってるっていうのはそうだなって思うし、
あとあの前回ねこのお便り募集テーマを20代映画にするかモラトリアム映画にするかっていうのをちょっと迷ってたんですけど、
このナンビアの砂漠にちなんで。でもナンビアの砂漠ってモラトリアムの話じゃないんじゃねっていうので20代にしたんですけど、
やっぱりモラトリアムじゃなかったですよね。
もう彼ら彼女らは20代前半にして一切の猶予が与えられてない話だから。
モラトリアムがないっていう時代の話ですよねこれ。
だからまあ例えば林とかはもしかしたらモラトリアムっぽくも見えるようなところもあったりするし、あるいは簡一郎も簡一郎演じる、
ちょっと名前が、役の名前がちょっとまずいな。
本田でしたっけ。
本田か。本田は本田で多分そのまま私は例えば別の仕事に転職したりとかもできる立場だと思うんですけど、
カナあるいはカナの友達とかその周辺はちょっとそういう選択肢ももうない状態というか、
可能性はもう絞られてる。生きるか死ぬかみたいな。
その世界観なのがでもまあリアルだよなっていう感じがして。
そうですね。やってるのが利用脱毛サロンのバイト。
あの職業のチョイスですね。
本当あれ最高だなって思ったんですけど。
18:00
数ある職業の中であれやらせるっていうね。
すごいですよね。
本当にすごい。
社会から要請されたムードとして美容に気をつけましょうねみたいな感じにまんまと載せられていく人をバカにしているっていう感じって。
本当そうだなって言って変わっちゃいますけど。
そこにどんどん僕ら追い詰められていってないかなみたいな。そういうムードみたいなのを。
美容とかに関わらずですけど。
そこがまず嫌だよねっていうことをさらっと言ってるのがすげーなって思いました。
かなはそこに乗っかれるキャラじゃないっていうのが彼女の悲劇ではありますよね。
そうですね。
けど乗っからないと生きていけないんだよねっていうジレンマが。
そのせいで彼女はどんどん割り切れなくなってもう暴走しちゃうっていうことですけど。
そこに気づいちゃったらそれはもうそうなるしかないじゃんっていうふうにちょっと思っちゃって。
僕はそこは気づいてたけど見ないふりをしてみんな生きてるじゃんってちょっと思っちゃってたんですけど。
それにほんとまざまざと見せつけられてしまい、ちょっと同じように食らってしまうっていう感じでしたね僕は。
だからなんかこの映画、最近アリアスターがコメント出してたっていうのを聞いて、
それは好きだろうなって思って。
ある種、映画で受訴してるタイプの作品だもんなこれって思って。
なんか近いこと確かにやってる二人だなっていうのは、それを見てふと思い返したというか、分かった気がなったというか。
キャンプ場のシーンとかアリアスター撮ってるみたいでしたもんね。
そうそうそう。
それちょっと思いましたね。
キャンプ場のシーン。
うわー居心地悪いーって。
家も若干ちゃうけど、なんか終始居心地悪いですよね。
彼女の周りの世界っていう感じがプンプン伝わってくるんですよね。
あのキャンプ場もね、なんなんでしょうね。
なんとも言えないこの人の身への張り合いがうっすら感じられる空気感って、なんなんでしょうねみたいな。
余裕でありますよねあれ。
余裕で世の中にあふれ返ってますよあれは。
いろんなとこで見ます本当に。
とかあと僕あそこもちょっと嫌だったんですよね。
林の友達。
都庁のメイトに会って、
もうあれ、なんていうんですかね。
幸せそうというか、ちゃんと働いてて、人生ちゃんとしてんだなっていう。
21:00
ちゃんとしてるっていうことを見せつけられ、見せつけてないんだけどもはや見せつけてると道義じゃんみたいな感じに、
もう余計に落ち込む、あれは。
しかもそれが、要はカナが飲み込めないところ飲み込んだらそうなるよみたいな風には見えるっていうのは。
そう、もう。
人のフェイスブックとか覗くと本当に嫌な気持ちになるっていう。
本当に。
そういう社会のちょっとちょっとだけ嫌なとこみたいなのが積もり積もって本当に首を絞めてくる映画だなって僕はすごく思って、本当に嫌って思っちゃいました。
いやでもまあ林は林でしんどいですよ、あれ。
そうなんですよね、そうそうそうそう。
あそこだいぶ会いたくなかったし、
まあそんなに売れてなさそうじゃないですか、動画クリエイターとしても。
たぶんまあそんなむしろ俺はクリエイターだっていうことを支えにギリやれてる感じだと思うんですけど、
官僚、都庁に勤めてるようなやつ。
あ、都庁に勤めてるわけじゃないのか。
まあにしても官僚のやつとばったり会って、また思うよとか言われたら鳥肌立ちますよね、あれ。
なんかね、いやいやいやって感じですし、そこでね、なんかね紹介される彼女ですって言われてもね、
なんだよ、さらに私のこと下に見るのかみたいな感じって言ったらいいんですか、
ちょっとしたムーブですけど、そんなことも感じられたりとかして、
ああ嫌だっていう、嫌ですって感じでした。
人ってこうやって連絡取れなくなっていくんでしょうね。
放送界の知らせ届かなくなっていったりするんでしょうね、こうやって。
もう今なんかほんとちょっとあれですよね、この映画にカコつけて僕なんかすごい毒を吐いてます。
本当に今僕毒を吐きまくっているなって感じですけど。
いや多分その方がいいですよ。
カナのことをわかったふりするより、自分の毒出しとく方が多分本作としては正しいんじゃないですかね、もしかしたら。
いやそう、なんか毒持ってるでしょって気づかせるのがこの映画の目的というか、本質なのかもしれないというか。
カナのことをわかったじゃなくて、同じ地獄あるでしょっていうのを思い出すことが大事というか。
カナはもちろん地獄だけど、やっぱ林も本田もこれ地獄だと思ってそうだなっていう。
気づいてないときに地獄だよっていうことですよね。っていうのがやっぱ描かれてるよなとはすごい思いますね、本当に。
だからそう、なんか林も本田ももうなんか悪いやつ、もちろん全然わかってないし上滑りしてるんですけど、じゃあ悪いやつかっていうとなんかそうでもないバランスなんですよね。
24:03
もちろん全然攻めれるし、ここわかってないんだよこいつはって全然言えるんですけど、なんかこいつのせいでカナはおかしくなったとは言えないし。
なんかそういう悪役というかそういうポジションとしても描かれてない気がして。
そうですね、だから全くスッキリさせてくれないわけですけど。そこがやっぱ今作の魅力ですよね。
思った通りに絶対させねえぞっていう気概をめちゃくちゃ感じますよね。
一応お便りの流れだったんですけど、もう続けしちゃいましょうか。
そうですね。
もう本当にシームレスに話し続けるんですけど、もちろん若者みんなが思ってる今の社会に対するこの虚無、絶望みたいなのって共通してるんですけど、
それはそれとしてやっぱり女性のしんどさはやっぱりあるじゃないですか、本作に。
いろいろ要素はあるんですけど、まず職業っていう部分が一つあって、
本田も林も言えても頑張りがいのある仕事をしてはいるわけですよね。
本田は不動産っていう、多分めちゃくちゃしんどいですけど、頑張ったら儲かりはする業界じゃないですか。
その世界のルールにさえ馴染めれば。
そこで前を向く甲斐のある業界にはいるし、林はクリエイターだから、それ自体に情熱を捧げる価値があると言われているものごとじゃないですか、クリエイティブって。
一方でカナのやってることは、また生えてくる毛を抜き続けてるっていう。
で、別にアルバイトだから次のキャリアに繋がるわけでもないっていうところのしんどさがあるとは思うんですけど、
もちろん本人の適性とか、志望とかもあってその職業に就いてるっていうのはあるんですけど、
やっぱり男性の方が次のキャリアを見やすい仕事には就きやすいんですよね。
クラウンも絶対的にそうなんですけど、やっぱり女性は世の中の空気的には、次のキャリアを考えた仕事に就きにくいっていうのはどうしてもあるじゃないですか、そこは相対的に。
本作がそこを焦点が当たってるわけではないんですけど、
お前らいいよねって頑張ったら儲かる仕事してるし、表現ってやりがいのある仕事をしてていいっすよねって。
こっちは柱がもらいながらまた生えてくる毛抜いてるんですよね、みたいな。
あの嫌な感じというか、
うまんの社会だったら女性って妊娠したら一発でそのキャリア途切れるわけですよ。
27:06
一発で途切れるっていうのは極論ですけど、環境がある職場だったらいいですけど、そうじゃないとこだったら途切れるんですよね、どんだけ頑張ってても。
そこのアンフェアが絶対的にあって、頑張ってもしょうがないっしょみたいな空気。
もちろんカナ本人に頑張る気がないっていうのはあるんですけど、
本人の特性と社会の空気っていうものがミックスされて、
やっぱりカナ自身の今の性格というか行動として現れてきているのかなっていう空気みたいなのが感じる。
ちょっとこれは拡大解釈の部分はあると思います。
そこだけで語れるような人間じゃないんでね、カナ自身が。
ところどころに女性であることそのものの癒さっていうのは要素としては描かれていると思うんです。
学生が脱毛しに来る。脱毛したかったんですっていう。
あれって世の中の空気によってそれをやった方がいいってなってるからやりに来てるっていうのもあるし、
夜の仕事のスカウトマンに誘われて、あしらったらブスって言われるとかって、
なんでいちいちブスって言われなあかんねえみたいな。
あれブスっていう問題ってあると思うんですけど、男ブスっていう問題っていうのがあって、
ブスって容姿に向かって言ってるんじゃなくて、
俺にとってメリットのない女だお前はっていう悪口だなって僕は思ってるんですけど、
だから俺にとっていいルックスじゃない女はブスでもあるし、
いいルックスしてんのにさ、俺がせっかく声かけてやったのになりかねえてめえは俺にとって価値がねえよなブスっていう意味っていう。
だからあれルックスの話じゃないんですよね。
俺をいい気持ちにさせないものに対してブスって言ってる。
それを言っていいことになってる雰囲気に対する怒りみたいなもの。
むちゃくちゃ癒すよね本当あれ。
たしかに。よくある光景すぎてさらっと流してしまいそうなシーンですよね。
全く恐ろしいことなんだけどみたいな。
ある種そういうもののいろいろ振り積もったものがある種ド発展的に飛び出るのが林の写真を見つけるっていう。
そこになってくるわけですよね。
全てのその女性として社会から浴びてきたもの呪いみたいなものをすべて林に逆に投げていくっていう。
30:00
あの後半のフェーズ。もちろんめちゃくちゃ無機動だし。
もちろん林自身の言動に最初はちょっとお前どうなんだよって観客も思うんですけどだんだんだんだんでもこいつも仕方ないじゃんって感じになっていくっていう。
とはいえやっぱりカナは止められないんですよねそこで。
あそこってその大きな括りとしての女性に振りかかる問題とか矛盾というか理不尽さみたいなものを個人の話とでぶつけてくるみたいな。
元も子もない、元も子もないと言うとまたちょっとなんか違うかな、かもしれないですけど。
もうなんかちょっとレイヤーがずれた状態で喧嘩が始まるからもう終わんないですよねみたいな。
確かにそこの怒りもプラスあるし、本人は本人でやっぱり向こうにかまっていかないと生きていけないというか。
彼女ってやっぱり一人で生きていたい人ってわけではない気がしたんですよね。
誰かとの関わりは絶対ないと生きていけないとはうっすらわかってはいるから、やっぱそのかまってほしいからああいうことする節もちょっとあるのかなってちょっと思ったんです。
それが混ざってもなんかこの時の怒りは何が何だったのかっていうのがもうちょっとごちゃごちゃになった状態であの喧嘩が始まっちゃうので、
なんかもう見ててすんごい整理できない感じで溺れそうになるっていう感じでした。
喧嘩シーン全般いいなと思ってるんですけど、ただひたすらにやけくそな暴力。
無機動な暴力。
今年のアクション映画、みたいなアクションシーンクエースの中でも結構トップクラスなんじゃないですかね。
結構すごかったですよ。
痛そうですもんね。
痛そうですよね。あれどうしてんだろうっていうかめちゃくちゃリハーサルされたよねっていう感じですよね。
飛びかかってボコボコ殴ってとか、それを林が机の上にいるカナを抱えて肩車の状態で放り投げるってなかなかダイナミックなアクションしてますよね。
フロレスみたいですよね。
かと思えば、風呂場に林を蹴り入れるシーンとかちょっともうヒヤッとするくらい怖かったりもするじゃないですか。
あれ林生きてる?みたいな。
なんかね、血まみれになってないかなみたいな顔。目とかかんぼとしてない?大丈夫?みたいな心配する蹴りでしたよね。
林のやりとりは正直結構頑張ってるなと僕は思って、答えは引けてないですよ。正解は引けてないんですけど、自分が出せるカードの中の最善を頑張って出そうとしてるなっていうのは伝わってくるんですよ。
33:18
あいつも善人じゃないんですけど、ちょっと気の毒やなって思うこともあって、いつか来るカナの世界に対する呪詛全てを一つの対象にぶつけるタイミングを彼が引いちゃったっていう。
そのきっかけとしてあまりに重い引き金を彼は引いちゃったっていうのはあるんですけど、その写真っていうきっかけがあるんですけど、でもその林のことだけじゃない、世界全てに対する怒りをぶつけられていってるから、
気の毒だな、それはあんたが何を答えようがもう解決はしないよね。だって世界に対する怒りだからなみたいな。
たぶん本田は受け止めてくれないですよね、絶対ね。本田はそれをさせたらすぐ謝るから。
それが何かっていうところにたどり着く前に謝ってるんですよね。
そこがやっぱそういうとこあるよなって思ってましたけどね、いろいろね。
本田、すごい優しいと思いますし、しっかり生活ができる人じゃないですか。そこがすごいやつだなと思いつつ。
やっぱでもこいつ結局自分自分って感じもするよな。僕がだったからみたいなとか、見てないよねみたいな、私のことみたいな感じがちょっと透けちゃうみたいなのはね、痛いですよね。
札幌でスキノの風俗行ったことを謝るシーンも本当最高だなって思うんですけど、一部にもカナとコミュニケーションが取れてないあれ、すげえなと思って。
なんかね、見てないですよね。自分の不甲斐なさに対していつだけ見てるみたいな。反省するのは結構なんですけどもみたいな。
でもそれ結構ね、フェミニズム映画見ていつも言ってる我々じゃねって思ったりもして、もうだいぶ落ち込んだんですけど。
先に謝っとくっていうね。
そうそうそうそう。
セコさが見えますよね、あの態度の中に。
いやー、あれは全然自分にもありますよ、あれは。
そうですね。ありますよ、余裕で。
だからまだ林のちょっと後線的なんだけど真っ直ぐカナを見つめる目の方が、まだそこに向き合おうとする意思を若干感じるっちゃ感じるなっていうのも思ったりはして。
36:05
そうなんですね。なんだかんだ向き合ってはくれてる。
距離とかはね、一旦ちょっと距離だけ置かせてくれるみたいな時期はありますけど、でもやっぱちゃんと部屋に戻ってはくれるわけだよね。
そうですね。林のところに行ってからの方が精神的には不安定になってるんですけど、でもなんかその後も割とダラダラ長くいそうだなと思って。
その前がよっぽどつまんなかったんだろうなって思うんですよ。あれつまんないと思いますよ、あれは。
たぶん相当退屈だったんだろうなって思います。彼女にとって。
別にこっちは怒らせてくれるようなこともしないから。
お水飲んだっていう上滑りの優しさが、まあね、求めてないけどとりあえず水だけ飲んどかせるというか、体は心配してるよって気遣いだけはするみたいな、あれねっていう。
本当に優しいんだろうなというか気遣いっていうんですか、できるのかなみたいなのか思うんですけど。
優しいだけですからね、あれ本当に。
そうなんですよね。
痛いですよ、はい。
あとやっぱちゃんと生活ができる人っていうのが結構、肩から見ると生活できない人間側からするとすっげー多い目に感じますね。
ご丁寧にハンバーグ冷凍してですか?みたいな。
よくできますね、僕はしませんよそんなことみたいな感じ。
現に食べてなかったじゃないですか。
それすらもね、生活だるいなって思った人はしないんですよね、それすらも、冷凍されてるもんですからみたいな感じが、僕はすごくよくわかるなって思っちゃったんですけど。
あのハンバーグって後で食べるじゃないですか、林のとこ行ってから。
そもそもあの家ってどういう扱いだったんですか?
わかんない。
勝手に冷蔵庫持ち出してましたよね、確かあれ。
あれ多分かみちらの冷蔵庫なんじゃねえのかなって思ってたんですけど。
確かに急に忘れた頃にあのハンバーグ出てくるから、よく持ってたなみたいなというか、流石に冷凍してるからといってちょっとなんかまずいのではみたいなというか、お腹くだしそうだなとかちょっと思ったりしたんですけど。
冷凍焼きしてそうですけどね、長い間食べてたら。
だからあれは勝手に持ってったんですよね、多分ね。
冷蔵庫どこ持ってきたのかな?
でも実際冷蔵庫を運び出してるシーンであったんで。
39:00
だからやっぱりホンダの家の冷蔵庫って、多分ホンダの家の冷蔵庫と思うんですけど。
ホンダの家…いやその、なんというか、劇中マジでサラッと乗り換えて、ホンダしばらく出てこないじゃないですか。
それで本当に冷蔵庫分取られてたら、ちょっとそれはホンダマジ可哀想だなって思っちゃうんですけど、さすがに。
多分あの感じからすると、後々分かるんですけど、分かれた云々の話もしてないわけですよ、カナはホンダに対して。
しれっと出てって、しれっと冷蔵庫までも分取ってやられるってことでしょ?
いや、ちょっとホンダ可哀想だなってちょっと思いました。
冷蔵庫も本当に持っていかれてるとしたらですけど。
ハンバーグだけ持ってきたんかなとかちょっと思ったんですけど。
あの鈴木の謝罪のところで、お、無茶していい理由見つけたってなってましたからね。
あの時の顔いいんすよねー。
あの怒りを抱えているという理由の握り合いみたいなイニチュア志望の取り合いってあるよなーって思いながら見てましたね、あそこは。
あ、この理由があるんだったらこれやっても筋通ってるみたいな。
相手にもそうだし自分にも筋が通るみたいな。
自分の中でやっていいことになったみたいな。
気兼ねなくやっていいんだ、やったーってなりましたよね。
あともう一個この自分の感情を出さんで見てるシーンで、あの喧嘩しながらバングのシーン。
びっくりしましたね、あれ。あれ?なんか出てきたぞってなりましたね。
あれめっちゃあるあるだなって、あの怒ってる時のあるある。
あーこれどう着地しようみたいな冷静さがどこかにある感じね。
本当に暴走してるんだけどちょっと冷静さ取り戻しつつあるっていう感じですよね、あれ。
面白いなっていうね。
唐突にあのシーンに行くからあれ?ってなりますよね。それまではそんなファンタジックなシーンなかったから。
あの喧嘩シーンに映るまでの編集もすごかったですけどね。バタンって閉めた瞬間のドサーみたいな。
握手始まったみたいな。なーって笑っちゃいそうになりましたけど。
あのカバ繋ぎのですよね。
そうそうカバンってドゾってやった瞬間のそこを繋ぐみたいな。
中盤からカナがスマホでずっとなんかの動画見てるなっていうのがちょこちょこちょこちょこと挟まれてて。
ようやく割と後半の方で、あ、ナンビアの砂漠ってこれのことかっていうのがわかるじゃないですか。
で、最後まで見てますよね。
で、エンドロールもなんですけど。
42:00
なーんて言ったんでしょうね。頭使わなくていい動画見るフェーズあるじゃないですか。
ありますあります。
それの究極というか、人間であっても欲しくないっていう感じ。
そうなんですよ。だからその砂漠っていうモチーフ自体がカナの虚無さみたいなものを表したりも見えるし、
一方でそこにはその動物が寄ってくるというか、集まってきたらただそれを眺めていられるというか、虚無を埋められるものでもあるっていう感じ。
本当に上手いモチーフを持ってきたし、実際実生活でそうだよなって思えたんですけど。
なんかやっぱあそこにすごいこの地獄の本質があるなって見てて思うんですよね。
ライブカメラって特にやることもなく見たいものもなく目的もないから見るじゃないですか。
だからその空っぽこそが20代、しかもまさにその何者でもないっていうところも含めて。
何者でもなきゃなりわえもないっていう状態で、ただただ自分の存在だけが生きるしかない状態のあの地獄って、
あの時の感情そのものだよなっていう気が自分はしちゃって。
それに対してやっぱりカラタエリカさん演じる最後のキャンプダホイの流れ。
あれが僕、やっぱこの映画をしっかり締めてくれてるなって思うんですよ。
なんかちょっとだからカラタエリカさん演じる役って少しその20代前半を超えてきた、もうそこは終わってる人じゃないですか。
だからこそ100年後には人なんて死んでるよってさらっと言うっていう30年後には忘れてるし。
あれすごい救いだなって思って。
本当にあのシーンは当時の自分に今の自分をカラタエリカに重ねて当時の自分をカナンに重ねて、
その対話をしているような気持ちに勝手になっちゃうぐらい、なんか喰らっちゃったんですよねあそこ。
今までもカナンのことはわかるとかいろいろ言われてきたけど嫌だったわけじゃないですか。
わかってるふりされるなんて嫌だったわけですけど。
そこでカラタエリカさんの役の人にはわかってくれてるっぽさみたいなのには救われてたっていうのは、
いろいろあるんですけどやっぱり女性同士っていうのも大きいんだろうなって気はして。
他にもいろいろあるとは思います。
究極他人だからっていうのもあるだろうし、
知り合いにわかられるの嫌だなっていうのもあるんだろうなっていうのもあるし。
45:00
あとちょっとあの配役にカラタエリカさんって結構僕意味が重いなって感じがしたんですけど。
そうなんですよ。それちょっと思いました。
確かに。
なんかやっぱ水位も甘いも噛み締めた人感ですかっていうか、
やっぱすごいいい、寝ても覚めてものの時とかも最高でしたけど、
そのままの姿というかその生かしたというかね感じで、
あのキャンプファイヤーのシーン、かながわ夢でも見てるのかなって感じでしたけど。
たぶん夢なんですけどね。
夢ですよね。
あんな話実際にしてるわけじゃないよねっていうことですよね。
ただ隣にいたお姉さんがなんか良かったみたいな。
それがなんか自分の抑えきれなくなって取り返しつかなくなって、
わちゃわちゃとした感情をなだめてくれる存在として、
共通したイマジナリーフレンドみたいな感じですよね。
びっくりして、あれ?めっちゃ遠くのキャンプ場にまた来てるの?みたいなので、
すごい混乱して。
ちょっとね、びっくりしました。
結構ね、そこ説明なしでやりますよね、この映画。
そうなんですよ。
いろいろ驚かされますよね。
タイトルもスゲットから来ましたしね。
あそこをみたいな、あそこだみたいな。
あとこれ僕試写会で聞いて、2回見て初めて気づいたんですけど、
最後カラダさんのシーンが終わった後、ブルブルブルって回されてるじゃないですか。
ラストシーンに向かうんですけど、あれで部屋反転してるんですよ。
え?
元いた林の部屋、林とカナが住んでた部屋から構図が本当に正反対に入れ替わってるんですよ。
えー。
で、もちろんその意味っていうのはいろいろ解釈ができるかなと思うんですけど、
まさにそれってカナの何かの変化を暗示してたりもするだろうし、
っていうのも含めて、そういうところと、そういう細かいところでサクッとすごいことやってきてて。
カナすごいな。
1回見ただけで全然分かってない。
これやっぱほんと、序盤でも最初の感想とかでもね、分かった気になっちゃいけないなこれっていう感じですけど。
ほんと1回見ただけでこんな分かった気にはなれないなっていう感じでしたね、ほんとね、話聞いて。
僕も2回目見て、2回目見て試写会のそのティーチに聞いて初めて分かりました。
怖い映画ですよ。
ほんとに。
もうちょっとね、しんどい。
いやでも、重曹がいっぱい出てきちゃったな。
ほんとに。
いやでもそのほうがいいです。この映画自体を喋るのちょっと怖い、リスキーなんですよ。
まあなんか結構注目度の高い映画だったかなと思いますね。
はい、ではそんな感じでナミウヤの砂漠の話は終わっておこうかなと思います。
48:03
はい、ではお知らせになります。
映画の暗殺ギルバー9月は普段の月末土曜日開催はお休みとなります。
変わって平日に山口が店長でオープンさせていただきます。
9月30日月曜日場所は大阪南森町週刊まぐり19時オープン23時クローズです。
また大阪震災橋で第3木曜日に山口が店長をする映画の暗殺ギルバー震災橋も営業中です。
場所は震災橋駅徒歩6分、バー雨村シェルター内19時オープン23時クローズです。
またこの番組ではお便りを募集しております。
番組全体や次回お便り募集テーマ、トークテーマ作品に向けてご自由にお送りくださいませ。
バーの最新情報、次回テーマはXに骨屈しております。
各ご案内は番組説明文をご確認くださいませ。
それでは映画なし殺流ラジオ第182回ナミビアの砂漠の回を終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
49:34
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